08 湾口防、水門、防潮堤-安全の確保は徹底した検証と住民合意貫いて進めること

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ページ番号1001152  更新日 平成31年2月20日

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(1)大船渡・釜石の湾口防破堤については、第一波で破壊されたとされています。徹底した検証を行い、地域住民に情報を公開し、住民の協議と合意を貫いて今後のあり方を決めること。

湾口防波堤の防災効果等については、国において「東日本大震災による被害状況と津波防災施設の役割の評価」に係る検証が行われ、「中間とりまとめ」において、「防波堤には、(1)津波高を低減、(2)港内の水位上昇を遅延させて避難時間を確保、(3)流速を弱め破壊力を低減させる効果がある。」と報告されているなど、機能したことが分かっています。
また、国、県、地元市や港湾利用者などにより策定された復旧・復興方針では、大船渡・釜石の湾口防波堤について5年以内の復旧を目標としていることから、地域住民の理解を得ながら湾口防波堤の早期復旧について国に対して強く要請していきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:港湾課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(2)防潮堤の高さや水門の整備についても、総合的な防災計画のなかで検討するとともに、地域住民の協議と合意を貫いて進めること。高台移転の地域については防潮堤の高さを柔軟に見直すこと。漁業の共生、観光との両立など総合的な検討を行うこと。

防潮堤の高さや水門の整備については、津波等の専門家から構成される岩手県津波防災技術専門委員会において、各市町村からの意見を直接聴きながら地域の復興まちづくり計画と合わせて検討するとともに、各市町村との意見交換や国との協議を重ねて、県が整備方針を示したところです。
また、平成23年秋に設定した防潮堤の高さは、整備可能な高さの最大値を示したものであり、今後、市町村が進める復興まちづくり計画との調整を図り、数十年から百数十年の頻度で起こり得る津波に対する安全度がまちづくりにおいて確保される場合には、地域の意向や実情に即して、防潮堤の高さを下げることも検討します。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:河川課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(3)被災地での生活と生業の再建、生活道路整備・まちづくりを最優先に、復興道路(残事業費9404億円)などの大型公共事業については、最優先順位をきめ、中期的な見通しを持って進めること。

生活道路整備・まちづくりについては、関係市町村の復興まちづくり計画等と調整を図り、復興交付金等を活用しながら早期整備に努めていきます。
復興道路については、国や市町村と連携を図りながら、復興のリーディングプロジェクトとして、早期完成に向け取り組んでいきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:道路建設課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(4)復興事業の発注にあたっては、被災地の事業者を優先に、県内事業者の力を総動員するように特別な手立てを講じること。

復旧・復興事業の発注にあたっては、地域経済や雇用にもたらす影響など地元発注に配慮が必要と考えています。こうした基本的な考え方に立ちつつ、工事の規模(金額)、難易度も考慮しながら、地域あるいは県内など地元で出来るものについては地元に発注していくこととしています。
なお、地域要件拡大の基準を平成24年3月に改めたところであり、今後においても適切な地域要件の設定に努めていきます。
また、今後、復旧・復興工事の本格化に伴い、急増する工事発注に対応するため、内陸業者を含めた県内全体で取り組むことが必要と考えており、どのような方法が適切か、工事の発注見通し、応札状況等も考慮しながら検討していきます。

  • 部局名:総務部
  • 回答課名:総務課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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