05　早期に被災した県立病院の再建を柱に地域医療の確保を

（1）岩手県医療の復興計画に位置付けられ、地域医療再生臨時特例交付金として交付決定された県立高田、大槌、山田の被災県立病院再建（75億円）を早期に事業化し、再建整備に取り組むこと。

被災した沿岸部の県立病院の再建については、地元市町の復興計画や地域医療再生に向けた二次保健医療圏での議論、県の次期保健医療計画の考え方を踏まえながら、立地場所や規模、機能等について検討することとしています。
現在、地元市町が具体的な土地利用計画等について検討しているほか、圏域ごとに医療再生に向けた医療関係者等による専門的な検討を始めたところであり、県としては、地域医療供給体制の再構築に向け、平成24年度中には具体的な方向性を確立する必要があると考えており、被災した県立病院についても、地元市町とも十分に意見交換を行いつつ、圏域での議論や次期保健医療計画の検討状況を踏まえながら検討を進めていきます。

• 部局名：医療局
• 回答課名：経営管理課
• 反映区分：B　実現に努力しているもの

（2）県立大東病院の早期再建をはかること。

大東病院の整備については、先般、「両磐保健医療圏の地域医療を守る懇談会」等において、一定程度の病床が必要であるなどの意見が出されたところであり、また、住民の方との意見交換会を開催したところである。今後、地域の方の意見も踏まえ、平成24年度前半を目途に、大東病院の整備に向けた取組を進めていきます。

• 部局名：医療局
• 回答課名：経営管理課
• 反映区分：B　実現に努力しているもの

（3）被災した民間医療施設への支援を強化し、全面的な再建をはかること。

被災した民間医療機関の支援については、平成23年度から、被災地医療確保対策事業により、既存施設の修繕や医療機器の再取得などの応急的な診療再開等を支援しているところですが、さらに平成24年度は、被災医療施設復興支援事業費補助金を創設し、被災医療機関の移転新築による早期の復興を支援することとしています。

• 部局名：保健福祉部
• 回答課名：医療推進課
• 反映区分：A　提言の趣旨に沿って措置