交通対策と交通安全の確保

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ページ番号1001180  更新日 令和6年3月13日

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1 交通基本法」の制定について

憲法の幸福追求権、居住・移動の自由、生存権に立脚する「移動の権利」として、交通権を保障するため「交通基本法」の制定を国に求めること。

交通基本法は、現在、国会において継続審議中であり、審議状況を注視しながら、必要に応じ、他県と連携した対応について、検討していきます。

  • 部局名:政策地域部
  • 回答課名:地域振興課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

2 交通輸送体系の整備と、公共交通優先の交通政策について

(1)公共交通機関を優先し、通勤ラッシュを解消するため、自転車道等の整備を進めること。

自転車道等の整備については、今後、自転車交通量等を勘案しながら関係機関と協議のうえ、検討していきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:道路環境課
  • 反映区分:C 当面は実現できないもの

(2)公共交通機関を優先し、通勤ラッシュを解消するため、バス専用レーンの延長・交通規制の強化を進めること。

県警察の交通渋滞緩和対策としては、交通管制センターの整備、交通流・交通量に応じた信号機運用や交通規制の実施、タイムリーな交通情報の提供などを行っています。盛岡市内における主な交通渋滞緩和対策としては、

  • バス優先レーン 2区間1,800メートル
  • バス専用レーン 3区間4,785メートルを設置し、さらには、中央線変移規制や公共車両優先システム(PTPS)の導入による公共輸送車両の優先通行規制を実施するなど路線バスのスムーズな運行促進に努めています。

交通渋滞緩和対策については、今後とも、道路管理者等関係機関・団体と連携を図りながら取り組んでいきます。

  • 部局名:警察本部
  • 回答課名:交通規制課
  • 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置

(3)IGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道に対する自治体負担と利用者負担を軽減するため、利用促進対策を強化するとともに、国に対して新たな支援策の強化を求めること。同時に、JR岩泉線と震災によるJR山田線・三陸鉄道の早期復旧に向けて、国への復旧財源確保の要望とJRの早期復旧工事着工の働きかけを強めること。

【IGRいわて銀河鉄道】
IGRいわて銀河鉄道については、現在、沿線市町村と運行会社で今後の経営の在り方について検討を行っているところであり、この中で、利用促進策の強化についても検討していきます。
また、並行在来線を抱える11道県により構成される並行在来線関係道県協議会において、国に対し新たな支援の要望を行っています。
【三陸鉄道】
三陸鉄道は、国から財政支援を受けられることとなったことから、昨年11月に復旧工事に着手したところであり、平成26年4月に全線での運行再開を予定していますが、復旧後も厳しい経営になるものと認識しており、沿線市町村とともに、利用促進策を強化していきます。また、第三セクター鉄道を抱える29府県で構成している第三セクター鉄道等府県協議会において、国に対し新たな支援の要望を行っています。
【JR線】
JR岩泉線については、国やJR東日本に対し早期復旧の要望を行っています。
また、JR山田線につきましても、国やJR東日本に対し、復旧財源確保と早期復旧について、宮城、福島とともに合同で要請を行ったほか、沿線市町とも合同で要望を行っています。

  • 部局名:政策地域部
  • 回答課名:地域振興課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

3 交通渋滞解消に向けて道路整備を進めること。

盛岡市内の交通渋滞解消に向けては年次計画で進められ改善されつつありますが、現時点でも緊急の課題となっており、県事業で進めている道路整備を早急に進めると共に、国道・県道・市道の有機的な改良についても関係機関に働きかけること。

盛岡市内の早期の渋滞解消・緩和を図るため、現在、長田町や仙北一丁目などの道路整備を重点的に進めています。
また、より効率的、効果的な渋滞対策となるよう各種協議会の場を通じて、国・県・市が連携して事業推進を図るとともに、時差出勤、公共交通機関の利用促進など、ソフト的施策を組み合わせながら、渋滞対策に引き続き取り組んでいきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:都市計画課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

4 交通輸送の安全性を確保し、交通弱者を保護すること。

(1)-1 道路の安全性を確保するため、安全運転指導を強化すること。

自動車運転者に対しては、交通安全教育として運転免許更新時等における法定講習や地域・職場での交通安全講習などの任意講習、安全運転管理者等を通じた安全運転指導を実施しているほか、道路交通情報の積極的な提供や関係機関・団体と連携した各種広報・啓発活動及び街頭における交通指導取締り活動等を推進して安全運転指導に努めています。

  • 部局名:警察本部
  • 回答課名:交通企画課
  • 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置

(1)-2 トンネルや橋梁の危険箇所を常時点検すること。

県では、道路の安全性を確保するため、日常的に道路パトロールを行い、施設の異常等の迅速な把握と対応に努めています。
また、橋梁については、計画的に定期点検を行い、長寿命化を含めた維持管理計画の策定に取り組んでいます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:道路環境課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(2)地域住民の生活に不可欠な地方バスの運行を確保するための施策を強化すること。また、地域交通・生活交通の維持は立派な福祉サービスであり、まちづくりに不可欠な施策として位置づけこと。

地方バスは、住民の日常生活を支える交通手段として重要な役割を果たしていることから、国との協調補助及び県単独補助により、広域的かつ幹線的な路線の維持を図っています。
また、交通基本法制定の動きなど、日常生活における移動手段の確保への要請が高まりを見せている中、今後とも必要な路線の維持を図るため、適切な対応を行っていきます。

  • 部局名:政策地域部
  • 回答課名:地域振興課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(3)県をはじめ各自治体において自主的・主体的に交通政策が立案できるよう、国が持っている交通行政の権限の一部を自治体に移譲するなど、自治体の決定権の拡充を国に働きかけること。

地域における住民生活に密接に関係する交通行政については、地方自治体の意見が反映されるような仕組みを構築するよう、国へ働きかけていきます。

  • 部局名:政策地域部
  • 回答課名:地域振興課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(4)冬期間の交通安全のため、除排雪・融雪等の対策を強化すると共に、坂道・交差点等の車道に「ロードヒーティング」を施工すること。

現在、県では、降雪による幅員狭小や圧雪等による通行障害の防止のため、初期除雪や拡幅除雪、排雪作業等の強化を図り、市町村等と連携した効率的な除雪を推進しています。特に急勾配区間、交差点や横断歩道付近など路面凍結により通行に支障となる箇所については、凍結抑制剤の散布作業やロードヒーティングなどを設置し、冬期間の円滑な通行の確保に努めています。
ロードヒーティングの整備については、交通量や冬期の道路状況、維持管理コスト等を勘案しながら、検討していきます。
今後も、きめ細やかな除排雪作業などの適切な維持管理を行い、安全で安心な道路交通の確保に努めていきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:道路環境課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(5)歩行者の安全を確保するため、要望の多い横断歩道の新設や信号機の設置を促進すること。

交通信号機や横断歩道等の交通安全施設整備については、各自治体や住民等からの意見要望等も踏まえ、道路環境及び交通実態を調査し、全県的観点から総合的にその必要性、緊急性を検討し、整備に努めています。
県内の整備状況は、平成23年12月末現在

  • 信号機 1,895基
  • 横断歩道 9,971本となっています。

今後とも歩行者等の安全確保のため、効果的な交通安全施設の整備を計画的に推進していきます。

  • 部局名:警察本部
  • 回答課名:交通規制課
  • 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置

(6)市町村が配置している交通指導員の待遇改善について県においても積極的に支援すること。

交通指導員の待遇等については市町村の条例等で定められており、県では、交通指導員設置事業費補助金を通じて報酬に対する支援を行っています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:県民くらしの安全課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(8)国道281号線の改良工事事業を促進し盛岡圏域との交通時間短縮を図ること。

今回の東日本大震災津波において、国道281号は、震災時の避難道路や、内陸からの緊急物資の輸送道路として有効に機能したことから、8月に策定した岩手県東日本大震災津波復興実施計画において、「復興支援道路」に位置づけ、交通あい路の解消や防災対策、橋梁耐震化等を推進することとしています。
ご要望の路線においては、平成24年度に案内地区(久慈市)を新規事業化し、その他、大坊地区で整備を進めており、今後とも地元のご協力を頂きながら、整備推進に努めていきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:道路建設課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
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