自然保護と生活環境の整備

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ページ番号1001179  更新日 令和6年3月13日

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1 自然環境を大切にし、生活環境の保全に努めること。

(1)県立自然公園、自然環境保全地域の指定を更に拡大し、自然環境が保全されるよう施策を進めること。また、自然公園保護管理員及び指導員を増員し自然環境の保全対策を強化すること。

県立自然公園、自然環境保全地域の指定に当たっては、それぞれの指定要件に照らして指定し、適正な管理に努めてきたところです。今後とも、自然環境の変化等に注意しながら、必要に応じて指定地域の見直しを行っていきたいと考えています。
また、自然公園保護管理員及び自然保護指導員は、それぞれ自然公園及び自然環境保全地域を適正に保護管理するため、各地域の実情に合わせて配置しているところです。増員については、県財政も厳しく難しい状況であることから、市町村と連携して保全対策の強化を図っていきたいと考えています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:自然保護課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(2)河川改修・道路建設等にあたっては、環境に十分配慮し環境保全型の工法を取り入れること。

河川改修や河川の維持管理にあたっては、河川全体の自然の営みと地域の歴史・文化との調和に配慮し、河川が本来有する生物の生息・生育環境及び多様な河川景観を保全・創出する「多自然川づくり」を基本理念として、整備・維持管理を進めているところです。
また、道路建設は、動植物等の生態系や土壌、水環境、大気環境などのあらゆる環境に対し、少なからず影響を与えるものと認識しています。
県では、調査計画・設計・施工の各段階において既往文献や有識者等からの助言等を踏まえ、地域環境特性に配慮して、可能な限り環境影響の回避・低減に努めてきました。
今後の道路建設にあたっても、地域環境特性に応じた方策を講じるなど、引き続き、環境保全に努めていきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:河川課・道路建設課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(3)環境の変化によって生ずる植生の変化を把握するとともに、貴重な岩手の植物の保存に努めること。

自然環境に関する調査については、平成12年度に発刊したいわてレッドデータブックの改訂作業を行っており、その中で野生動植物等の調査を実施しています。
また、希少野生動植物の保護については、岩手県希少野生動植物の保護に関する条例に基づき、16種類の指定希少野生動植物を指定し、捕獲・採取等の禁止やこれに違反して捕獲等された個体の所持等の禁止、販売店の届出制などの規制措置を講じるとともに、希少野生動植物保護取締員や流通監視ボランティアを配置し店舗を巡回するほか、定期的に立入調査を行うなど監視を強化しています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:自然保護課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(4)適切な有害鳥獣駆除対策により野生動物の生態系管理に努めること。

人との軋轢が生じているツキノワグマ、ニホンジカ等については保護管理計画により、個体数管理、被害防除対策などへ総合的に取組んでいるところです。
ニホンジカジカの捕獲に関する取組として、狩猟期間の延長や五葉山地域における有害捕獲及び狩猟による捕獲目標の引き上げを行っています。
また、ツキノワグマについては、人里に出没し人身被害が懸念される場合については、人命への安全を最優先に有害捕獲許可を行うよう努めています。
市町村においては、鳥獣被害防止特別措置法による鳥獣害被害防止総合対策事業を活用し、ツキノワグマ、ニホンジカ等による被害防除対策等の取組を推進しています。
なお、現行の保護管理計画は平成24年度で終了することから、次期保護管理計画の策定に向け、ツキノワグマ、ニホンジカ等の生息状況調査を実施することとしており、その成果をもとに市町村、関係団体等との協議を行い、実効性のある保護管理計画を策定したいと考えています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:自然保護課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

2 快適な生活環境の整備と、県内河川の水質汚濁防止と廃棄物の適正処理について。

(1)快適な生活環境と水質保全のため「新全県域汚水適正処理構想」を促進し残された地域の生活排水対策を進めること。

県では、平成23年2月に新しい県構想「いわて汚水処理ビジョン2010」を策定し、水洗化人口割合(総人口に対する水洗化人口等の割合)や未処理家庭雑排水量等を指標とした目標を掲げています。目標達成に向けた取組を推進するため、平成24年3月に「岩手県汚水処理実施計画」を策定したところであり、同実施計画に基づき、汚水処理の普及拡大に努めていきます。

  • 部局名:県土整備部
  • 回答課名:下水環境課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(2)上水道に利用している原水の水質管理に万全を期すとともに、地下水を含む水源の汚染防止対策に努めること。

県は原水の水質管理に資するため、水道水源となっている河川におけるクリプトスポリジウム等の耐塩素性微生物や農薬についての水質調査を実施しているほか、水道水源を含む公共用水域や地下水については、水質汚濁防止法に基づきモニタリングを実施しています。
また、水道事業者等は岩手県水道水質管理計画に基づいて地下水を含めた代表的な水源の水質把握を行っています。
今後も引き続き、安全で安心な水道水を供給できるよう、水質管理に万全を期したいと考えています。
水質汚濁防止法の特定施設に対しては、毎年計画的に立入検査を実施し、排水処理施設の状況や排出水の汚染状態について監視を行い、その結果、排水基準違反のあった事業所に対しては警告や改善命令等により厳正に対処しています。
また、基準違反を繰り返すなど悪質な事業所については、立入検査回数を増やし監視を強化しているところです。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:県民くらしの安全課環境保全課
  • 反映区分:A 提言の趣旨に沿って措置

(3)廃棄物の減量対策については、拡大生産者責任の概念を政策化するよう国に求めると共に、「循環型地域社会の形成に関する条例」等に基づき、資源化・再利用・再使用を促進するよう施策を展開すること。

廃棄物の発生抑制に係る「排出者責任」や「拡大生産者責任」については、これまでも国に対して要望しているところですが、市町村におけるリサイクルの実態調査などを通じて、その徹底・強化を働きかけています。
また、「岩手県循環型社会形成推進計画」(平成23年3月策定)に基づき、ごみ減量化をはじめとする3R(廃棄物の発生抑制、再使用、再生利用)の取組を促進しているほか、「循環型地域社会の形成に関する条例」に基づく再生資源利用認定制度の実施、廃棄物の資源化に係る技術開発研究、事業者が産業廃棄物の発生抑制やリサイクル等に取り組むための調査や事業への支援などを実施しています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:資源循環推進課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

(4)事業場等に対する監視指導体制を強化し、水質汚濁防止法・悪臭防止法等に基づく違反企業に対して厳正に対処すること。

水質汚濁防止法の特定施設に対しては、毎年計画的に立入検査を実施し、排水処理施設の状況や排出水の汚染状態について監視を行い、その結果、排水基準違反のあった事業所に対しては警告や改善命令等により厳正に対処しています。
また、基準違反を繰り返すなど悪質な事業所については、立入検査回数を増やし監視を強化しているところです。
悪臭防止法については、立入権限を有する市町村において、施設の適切な管理や設備の改善を指導するなど適切に対処しており、県からも必要に応じて助言や国への照会を行うなど、市町村を支援しています。

  • 部局名:環境生活部
  • 回答課名:環境保全課
  • 反映区分:B 実現に努力しているもの

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政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
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