「食の匠」　二戸市　高村民子　『へっちょこだんご』

料理の紹介

たかきび粉、もちあわ粉、いなきび粉をそれぞれ丸めて中央をへこませただんごを、煮立った小豆汁に入れた雑穀料理です。語源は、人間のへそに似ていることと、1年間農作業で「へっちょ（苦労）」したことをねぎらう意味で付けられたといわれています。

材料（6人分）

小豆汁

• 小豆　1カップ
• 水　800cc
• 砂糖　100グラム
• 塩　小さじ2分の1

だんご

• たかきび粉　1カップ
• 熱湯　50cc
• もちあわ粉　2分の1カップ
• 熱湯　35cc
• いなきび粉　2分の1カップ
• 熱湯　26cc
• 塩　少々

作り方

小豆汁

1. 小豆は一晩水に浸けたっぷりの水で軟らかく煮る。
2. 煮えた小豆はこしあんにして、砂糖、塩少々を加え小豆汁をつくる（つぶあんでもよい）。

だんご

1. たかきび粉に塩をひとつまみ入れ、熱湯を加えて混ぜ、耳たぶくらいの固さにこねる。
2. こね上がったら2センチぐらいの球状に丸め、まん中を人さし指で押し、おへそみたいにくぼみをつける。
3. もちあわ粉、いなきび粉も1と同様にこねて球状にし、くぼみをつける。
4. 煮立っている小豆汁にだんごを入れ、だんごが浮き上がってきたらできあがり。

料理のポイント

だんごにくぼみをつけることで味がしみこみ、箸でつまみやすくなる。

（平成13年認定）