知事からのメッセージ　令和3年3月

令和3年3月11日

3月11日、陸前高田市において「東日本大震災津波岩手県・陸前高田市合同追悼式」を開催しました。

10年前の3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が東北地方太平洋沖で発生し、海洋の激烈な変動が津波となって東日本を襲いました。

この10年間、私たちは、国内外から数多くの御支援をいただきながら、復旧・復興に全力を挙げて取り組み、犠牲になった方々の果たせなかった想いを引き継ぎ、未来のために力を合わせて、より良い地域を創造し築いていくことに力を尽くして参りました。

「誰一人取り残さない」という理念を胸に、国連のSDGs「持続可能な開発目標」が示す方向に向かい、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」を基本目標とする「いわて県民計画（2019～2028）」に沿って、更なる段階の復興を進めて参ります。

岩手県は、3月11日を「東日本大震災津波を語り継ぐ日」とする条例を制定しました。

私たちは、東日本大震災津波によりなくなった尊い命に追悼の意を表し、教訓を伝承するとともに、これまでの復興に向けた歩みの中で得られた多くの絆を大切にし、一人ひとりの大切な人に想いを寄せ、ふるさと岩手を築いていくことを誓います。

令和3年3月28日

3月28日、いわて花巻空港において「神戸線就航記念セレモニー」を開催しました。

東日本大震災津波から10年を迎え、ともに大震災を経験した神戸と空路で直接つながり、更なる交流拡大が図られることは、岩手県にとって大変意義深いものです。

4月からは、年間を通じて県内各地で復興支援への感謝や、復興の取組を紹介する各種イベントなどが開催されますので、多くの方に神戸線を御利用いただき、岩手県においでいただくとともに、県民の皆様にも神戸にお出かけいただきたいと思います。

県としても、神戸線のPRを行い、関西圏からの更なる観光客の誘客や岩手県からの送客、誘致企業をはじめとした岩手県及び関西圏の企業のビジネス利用の促進など、関係者と一体となって取り組んでいきます。