知事からのメッセージ 令和2年10月

ページ番号1033934  更新日 令和2年10月27日

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令和2年10月3日

10月3日、「第73回岩手芸術祭総合フェスティバル」を開催しました。

岩手芸術祭は、戦後間もない昭和22年に、文化芸術を通して県民の心に潤いと安らぎを与えるため、全国に先駆けて開催しました。東日本大震災津波や台風被害からの復興に取り組む現在の状況は、その当時に相通じるものがあり、文化芸術は被災した方々に安らぎと勇気を与え、地域の絆を深め、復興への歩みを進める大きな力になっています。

総合フェスティバルでは、新型コロナウイルス感染症の影響により世界中が困難な状況にある中、「疫病退散」をテーマに、「祈り・笑い・協力」の3部構成で様々なジャンルの舞台公演が繰り広げられました。

また、「新しい生活様式」に対応した試みとして、インターネットを活用し県内3会場や自宅等でも鑑賞できる取組を行いました。コロナ禍におけるこのような様々な創意工夫が、魅力あふれる未来の岩手の文化芸術につながるものと考えています。

フィナーレでは、「新しい生活様式」の下での文化芸術を、新たな発想で創り上げていく決意として「いわて文化芸術創造宣言」を行いました。今こそ、岩手県民みんなで、新型コロナウイルスによる様々な困難を乗り越え、新しい文化芸術を創り上げていきましょう。

いわて文化芸術創造宣言の様子
第73回岩手芸術祭総合フェスティバルにおける「いわて文化芸術創造宣言」

令和2年10月26日

10月26日、大船渡市で「三陸国際ガストロノミー会議2020」を開催しました。

「三陸国際ガストロノミー会議」は、2019年6月に宮古市を主会場に開催した東北地方で初の「食」をテーマとした国際会議であり、今回で2回目となります。

この会議は、東日本大震災津波後に国内外から寄せられた支援に感謝の意を表すとともに、「地域にある食材を、その地域の自然や風土、歴史・文化も含めて理解し、美味しくいただく」という「ガストロノミー」の視点で、県産食材とその背景にある風土・文化等を発信し、三陸の魅力を再認識する機会とするものです。

今回の会議では、27日までの2日間で、様々な講演や交流会等を開催することとしています。

この取組が今後10年の岩手を創造する土台をつくり、「いわて県民計画(2019〜2028)」の基本目標である「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる『希望郷いわて』」の実現に資するよう、引き続き、三陸地域の豊かな食材を生かした取組を進めていきます。

「三陸国際ガストロノミー会議2020」オープニングの様子
「三陸国際ガストロノミー会議2020」オープニング

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