令和3年10月27日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1047931  更新日 令和3年11月11日

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令和3年10月27日(水曜日)

県庁10階 教育委員室

発表事項:「いわて教育の日」のつどいの開催等について

質問事項:(1)いわての高校魅力化グランドデザインについて

     (2)衆院選(主権者教育)について

     (3)学校行事等に係る新型コロナウイルス感染症への対策について

質疑応答

(教育企画室)

 ただいまから、教育長記者会見を始めます。

 本日は、教育長から発表事項があります。

 

(教育長)

 「いわて教育の日」のつどいの開催等について発表いたします。

 令和3年度「いわて教育の日」のつどいを、11月1日、月曜日、岩手県民会館中ホールにおいて開催します。

 「いわて教育」の日のつどいは、県民一人ひとりに教育の重要性を改めて認識していただき、本県における教育のあり方を考える契機とすることを目的に、毎年度開催しているものです。

 今年度は、新型コロナウイルス感染症への対策として、会場の定員を半分以下とし、開催時間を短縮して開催することとしました。また、例年行っている児童生徒の発表も行いません。

 開催内容は、第一部の開会行事と第二部の講演を予定しています。第二部の講演においては、東京大学公共政策大学院及び慶應義塾大学政策メディア研究科教授の 鈴木 寛 氏をお招きし、「Society5.0を通じ、新たな時代を牽引する人材を育成する今後の教育の方向性、将来の学校のあり方等について」ご講演いただくこととしています。GIGAスクール構想の実現やICT教育が話題となっているところであり、鈴木氏の講演を聞くことができる貴重な機会です。県民の皆様にもぜひ足を運んでいただき、岩手の教育について考える機会としていただきたいと思います。

 各報道機関の後援もいただいています。当日の取材等についてもご協力をお願いします。

 

(教育企画室)

 ここからは、幹事社の進行によりまして質問にお答えする形で進めます。本日の幹事社様、よろしくお願いします。

 

(幹事社)

 それでは、ただいまの発表について質問がありましたら、発言をお願いします。

 

 ~ 質問なし ~

 

(幹事社)

 続いて、発表事項以外について、記者クラブからの代表質問はありませんので、各社から質問がありましたら、よろしくお願いします。

 

(記者)

 2点あります。まず1点目は、いわての高校魅力化グランドデザインについてです。高校の魅力づくり推進に向けての指針として、グランドデザインが、25日、今週の月曜日に策定、公表されましたが、策定されての所感並びに今後の高校魅力化に向けての今後の展望、意気込み等ございましたら教えていただきたいと思います。

 2点目は、今週末の衆院選投開票についてです。若者の投票率低迷が全国的に課題になっているところですが、各高校でも主権者教育等が積極的に進められていることと思いますが、あらためて、今回初めて国政選挙を経験する高校3年生、18歳の若い有権者へのメッセージをお願いいたします。

 

(教育長)

 まず1点目です。いわての高校魅力化グランドデザインについてです。

 県立高校におきまして、生徒の学ぶ意欲を高め、可能性・能力を最大限に伸ばすことができるよう、特色化・魅力化への取組を一層進めようとするものです。

 今般のグランドデザインに示している「魅力化協働パートナーとともに、特色ある教育課程を通じて、多様な生徒の学習意欲を喚起しながら可能性及び能力を最大限に伸長する質の高いいわての高校教育」の理念のもと、各高校が、地域の方々や関係団体と連携・協働しながら、学校の特色化・魅力化を一層推進していくことを期待するものです。

 県教育委員会では、これまで高校の魅力化促進事業や、いわて地域担い手育成支援事業などを実施していまして、これらをさらに発展させながら取り組んでいきたいと考えています。

 グランドデザインに基づいて、各高校が特色・魅力あるスクールポリシーを策定することとなりますが、留意していただきたい点は、地元自治体などの魅力化協働パートナーとの話合いを大切にしながら進めていただきたいということです。

 これまでも、地元自治体や関係団体から、多くの支援、協力をいただいていますが、今後も緊密な連携を図っていくことが重要となります。そのために、県教育委員会としても、グランドデザインについて、市町村や中学校等への周知も図っていくことが必要だと考えていまして、様々な機会を通じて説明していきたいと考えています。

 今後、各高校が特色・魅力ある学校作りを進めることにより、一層充実した学びを実現し、生徒の可能性や能力を伸ばすものとしていきたいと考えています。

 それから、31日、投開票の衆院選についてです。

 これまでも各高等学校におきましては、計画的あるいは継続的に主権者教育に取り組んできたところです。18歳となった生徒も含めて多くの若者が、今回の衆議院選挙を、政治や選挙に関心を持って、そして国のあり方や社会の諸問題を改めて考え、そして、社会にどのように参画していくか、当事者意識をしっかり持って考える機会としていただきたいと考えています。

 ぜひ、選挙権を持つことができたということですから、積極的に投票に足を向けていただければと思います。

 

(記者)

 今の衆院選の関係で、改めてお伺いしたいのですけれども、これまでも主権者教育をされてきたということですけれども、具体的に例えば岩手ならではの主権者教育の取組等があれば教えていただきたいです。

 あとは、誰に投票していいかわからないという声も聞かれたりするのですけれども、そういう高校生に向けてはどのようなことを伝えたいか伺ってもよろしいでしょうか。

 

(教育長)

 まず、主権者教育がどのような形で取り組まれてきたかという点についてですけれど、高校生向けの副教材というものがありまして、その副教材の内容は、選挙の意味や選挙制度の仕組み等の解説であったり、模擬選挙など実践的な取組をするためのワークシートだったり、それから投票と選挙運動等についてのQ&Aといったものを内容として、副教材が作られています。こういった副教材を使いながら、主権者教育に取り組んでいるところです。

 それから、実際には公民科の現代社会の授業であったり、あるいは政治経済の授業であったり、そういった中で扱われています。また、総合的な探究の時間であるとか、ロングホームルームとかそういったところで、この副教材も使われているということを聞いています。

 岩手ならではのということになりますが、今回は衆議院選挙になりますけれど、選挙権を有することになれば、基礎自治体である市町村の首長とか議員選挙とか、それから県、そして国政という形での選挙に参加するということになります。

 投票行動に向けては、様々な広報であるとか、あるいはテレビ等では政見放送も行われていますので、そういった方法にも積極的に触れていただいて、そして、特に国政ですといろんな課題とかを意識しなければならないと思いますし、それから、基礎自治体である市町村のレベルですと自分の住んでいる地域、そこにどういった課題があるのかとか、そういったところは、むしろ探究的な学習を通じて様々な課題と向き合っていく、そういうことが大事だと思います。

 ぜひそういった選挙を通じて、様々な課題に積極的に参画していく、それが主権者としてのあるべき姿だと思いますので、そういったところもしっかり学んでいただいて、そして、投票行動に臨んでいただければと思います。

 

(記者)

 新型コロナの状況は、県内、比較的落ち着いていますけれども、今後、文化祭だったり、学校教育の中での活動の幅というのは、どんな風にしていくべきというか、どういうことが可能になっていくと考えられていますでしょうか。

 

(教育長)

 新型コロナウイルス感染症への対応について、幸い現在は感染者が確認されない日がずっと継続してきています。

 一方で、7月から8月、9月にかけて、県内でも多くの感染者が確認され、なおかつ学校現場でも児童生徒の感染、あるいは教職員の感染も確認されました。

 そういった中で8月に、様々な対策の強化については、その都度通知を発出して、そして部活動の制限であるとか、それから県独自の緊急事態宣言が出された時に、様々な学校現場での感染拡大の懸念というものがありましたので、そこは県教育委員会としても市町村教育委員会等と連携しながら、学校現場でのクラスターの発生とかそういったことが起きないよう、様々な工夫を凝らした対策の徹底を呼びかけてきました。幸い、学校現場を起因とした大きなクラスターにはならずに済んだところです。

 それから、夏休みを終えて新学期になる時の留意事項等も、文部科学省から出される前に、岩手の場合は早く夏休みが終わるので、前もって県独自の通知を発出したり、様々な対策を講じてきました。

 今後、様々な学校行事とか活動が予定されていると思いますけれど、そこにはこれまで通りしっかりとした感染対策を講じていただいて、そして、第6波の懸念もありますけれど、感染拡大に繋がらないような取組を継続していっていただければと思います。

 私どもは、可能な限り、学校教育活動、様々な各種大会等も予定されているわけですけれど、児童生徒、子どもたちがしっかり活動できるような場を確保していけるよう、関係者とともに努力していきたいと考えています。

 

(教育企画室)

 本日は以上で記者会見を終了とさせていただきます。

このページに関するお問い合わせ

岩手県教育委員会事務局 教育企画室 企画担当
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