令和3年5月26日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1043672  更新日 令和3年6月1日

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令和3年5月26日(水曜日)

県庁10階 教育委員室

発表事項:なし

質問事項:新型コロナウイルス感染症に関連すること

     ・教育現場における感染状況について

     ・感染の急拡大への教育委員会の対応について

     ・スクールサポートスタッフの配置について

質疑応答

(教育企画室長)

 それでは、ただいまから教育長記者会見を始めます。

 本日は、教育長からの発表事項はございませんので、幹事社の進行によりまして、質問にお答えする形で進めます。

 それでは、幹事社様お願いいたします。

 

(幹事社)

 記者クラブからの代表質問はありません。

 各社から事前通告している質問がありましたら、社名と氏名の後に発言をお願いします。

 

(記者)

 新型コロナウイルスについてお伺いします。

 県内で、先月・今月と感染が急拡大しており、学校関係者にも感染が確認されるなど、学校でも警戒感が強まっていることと思います。まず、現在の県内の児童生徒や教職員の方々の感染者数と感染経路の傾向について、どのように分析されていますでしょうか。

 また、あらためて県教委として、学校現場への呼びかけですとか、力を入れたい取組、家庭内感染防止への呼びかけなどがあれば教えていただきたいです。

 

(教育長)

 新型コロナウイルス感染症の急拡大の状況等ですが、まず県内の感染者数が1300人を超える状況になっておりまして、学校現場におきましても、児童生徒、教職員の感染が確認されています。

 感染状況ということで質問がありました。昨日までの感染確認状況を見ますと、学校関係者ですが、これまでに児童生徒が80名、それから教職員が20名の合計100名が感染確認されています。また、現在も検査中という方々もいらっしゃいます。

 これまでのPCR検査等の検査人数を見ていきますと、大体5600名弱、かなり多くの児童生徒、教職員の検査をしていまして、その中から感染が確認されたのが、先ほど説明しました100名になっているという状況です。このように、県内の学校現場でも感染が確認されて、その数も増えてきています。

 国内でも変異株の感染者の割合が増加しているということで、特にイギリス型の変異株につきましては、従来株と比べましてどの年齢であっても感染しやすい、感染力が高いとされています。県内においてもこの変異株が確認されていますし、また、10代未満の感染も増加していることから、学校におきましても、感染防止対策のより一層の強化が必要と感じています。

 文部科学省が作成しました「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」、これが、4月28日時点の最新の知見に基づいて改定されています。それを受けまして、4月30日付けで、各県立学校、各市町村教育委員会等にも通知しています。この改定された衛生管理マニュアルでは、変異株に係る知見及び対策、それから、地域の感染レベルに応じた活動場面ごとの感染症対策などが追記されたところです。この変異株への対策としては、従来株と同様に、3密の回避、マスクの着用、手洗いの徹底など、こういった基本的な感染対策が推奨されているところです。

 それから、部活動については、先週から県高総体が始まっておりますし、7月に県中総体も開催する予定となっています。主催の県高体連や県中体連においては、参加選手、引率教員、大会関係者等の安全安心を最優先とし、感染症対策を徹底し、様々な工夫を講じて開催することとしていると承知しています。また、大会参加にあたっては、4月6日付けで県立学校等に対しまして留意事項を通知しています。生徒の健康状態を把握し、大会における活動以外の、例えば移動であるとか、宿泊であるとか、あるいは会場での待機時間等も含めまして、生徒、教職員の感染防止対策を講じていただくよう徹底をお願いしています。

 また、学校や家庭においては、感染力が高まっているということで、これまで以上の意識を持って、感染症対策の徹底をお願いしたいと考えています。県教育委員会といたしましては、引き続き児童生徒、保護者の理解と協力いただきながら、保健所、市町村教育委員会、その他関係機関と連携し、感染拡大防止に努めていく考えです。

 

(記者)

 関連して、まず今のところ、国のマニュアル等に沿って、県では対応するということですけれども、今後感染者が増えることが予想される中で、例えば、児童生徒の感染者数がこれぐらいになったら、さらにちょっと対策を改めなければならないという、一定の目安などはありますか。

 

(教育長)

 そういう目安というか、ある意味で備えですね。そこについて、これまでも学校現場でPCR検査の受検について、私どもの方でも、保護者の協力であるとか、学校の協力をいただいて、検査情報も事前に把握するように努めています。検査の数、今実際に検査をしているという情報がかなり多く入ってきておりまして、それへの対応もありますし、万が一学校現場等でクラスターが発生した場合に、多くの児童生徒あるいは教職員の方の感染が確認されていることも想定はされるわけです。

 そうした場合の対応ということで、どういった備えをしていくべきか。そこについては、いろいろと検討も始めているところですが、学校現場の努力、それから、24日に県議会の臨時会がありまして、そこでスクールサポートスタッフを112名ほど増員する、そして、学校での消毒の作業であるとか、それから教職員の負担の軽減とかそういった措置も講じることとして、6月早々からは増員を図るということも措置しました。当初は大規模の学校を中心としておりましたけれど、小規模の学校それから今まで措置のなかった市町村、これらすべての学校に配置できるようにする。小規模校については、出張等により巡回するような形でですね、そういった備えの強化も図ったところでありますので、今後の感染状況も見据えながら、適切な対策がとれるよう対応していきたいと考えています。

 

(記者)

 スクールサポートスタッフの増員の件ですけども、6月早々から増員を始めるということですが、募集、応募の状況と、すべての学校が今回対象となるとのことで、すべての学校に配置が完了するのはいつぐらいになるという見通しがあるか。

 

(教育長)

 今回、補正予算措置を講じることができましたので、今後ハローワーク等を通じて募集をかけるといった状況です。ただ、具体的な配置の見通しについて、可能な限り速やかに対応していくということで、6月の上旬には、配置できるところに配置していくという考え方であります。基本的には県内6つの教育事務所で採用の業務をしておりまして、市町村教育委員会と連携をしながら配置校を決め、そして速やかに配置できるような手続をとる。ただ、具体の内容については、作業に着手したばかりだととらえています。

 

(記者)

 6月頭から順次ということですね。

 

(教育長)

 そうですね。可能な限り早期に配置をしていくということですね。

 

(記者)

 完了の目処については、今のところどうですか。

 

(教育長)

 まだ未定です。

 

(記者)

 関連してなんですけれども、感染が確認された100名っていうのは、これはいつ時点で、県立学校のくくりですかね。

 

(教育長)

 今お話したのは昨日までのものですが、正確に言いますと今日の午前8時半時点での数字です。そして、県立学校、市町村立学校、事務局を含めたトータルの数字が、児童生徒で80人、教職員20人の合計100人というものです。

 

(記者)

 私立は入っていますか。

 

(教育長)

 入っていません。

 

(教育企画室長)

 以上で教育長記者会見を終了させていただきます。

 次回は6月15日火曜日10時半から予定しております。

 

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