令和3年度岩手県における消費生活相談の概要

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1057604  更新日 令和5年7月10日

印刷大きな文字で印刷

「令和3年度岩手県における消費生活相談の概要」について

岩手県立県民生活センターでは、消費者被害の防止に役立てるため、毎年、消費生活相談窓口に寄せられた相談の傾向を分析し、消費生活相談の概要として公表しています。

このたび、令和3年度の相談概要を別添のとおり取りまとめましたので、お知らせします。

令和3年度の主な特徴

  • 岩手県及び市町村に寄せられた消費生活相談の総相談件数は9,075件で、前年度と比べ5.1ポイント(488件)減少しました。
  • 男女別では、「男性」からの相談件数は4,043件(44.6%)、「女性」からの相談件数は3,846件(42.4%)となっています。
  • 職業別では、多い順に「給与生活者」が3,571件(39.3%)、「無職」が2,669件(29.4%)、「家事従事者」が876件(9.7%)となっています。
  • 年代別では、「70歳以上」が2,091件(23.0%)と最も多く、以下「60歳代」が1,315件(14.5%)、「50歳代」が1,199件(13.2%)と続いています。なお、60歳代以上の相談件数は、3,406件で全体の約4割を占めています。全体の相談件数が前年度と比べて減少した中で、「20歳未満」の相談件数は増加 しています。
  • 居住市町村別では、多い順に盛岡市が2,717件(29.9%)、奥州市が718件(7.9%)、一関市が644件(7.1%)、花巻市が536件(5.9%)、北上市が513件(5.7%)となっています。
  • 販売購入形態別では、多い順に「通信販売」が2,594件(28.6%)、「店舗購入」が1,872件(20.6%)、「電話勧誘販売」が829件(9.1%)、「訪問販売」が472件(5.2%)となっています。前年度と比べ、「通信販売」、「電話勧誘販売」、「マルチ・マルチまがい」の件数は減少していますが、「店舗購入」、「訪問販売」は横ばい、「その他無店舗」「訪問購入」は増加しています。
  • あっせんや助言など相談対応の処理結果は、「助言(自主交渉)」が4,502件(49.6%)、「その他情報提供」が2,866件(31.6%)となっており、この2つの項目で、全体の8割以上を占めています。なお、相談解決割合は95.7%となっています。
  • 商品・サービス別(大分類)相談件数では、サービスに関する相談が4,135件と前年度と比べ若干減少しており、フリーローン・サラ金などの「金融・保険サービス」に関する相談、インターネット接続回線などの「運輸・通信サービス」に関する相談及びアダルト情報サイトやオンラインゲームなどの「教養・娯楽サービス」に関する相談が、約6割を占めています。商品に関する相談は3,612件と、前年度と比べ523件(12.6ポイント)減少しており、不審なメール、架空請求、フィッシング詐欺などが含まれる「商品一般」に関する相談、健康食品などの「食料品」に関する相談及び化粧品などの「保健衛生品」に関する相談が約5割を占めています。
  • 商品・サービス別(中分類)相談件数では、架空請求などの「商品一般」、「フリーローン・サラ金」が上位となっています。全体の件数が、前年度と比べ減少したなかで、「フリーローン・サラ金」(2位)は48件(8.5ポイント)、「工事・建築」(7位)は33件(19.5ポイント)増加しています。
  • 年代別における相談の多い商品・サービスでは、20歳未満では「インターネットゲーム」に関する相談が多く見られ、20歳代以上の各年代で「フリーローン・サラ金」に関する相談が多く、また、60歳代以上では、不審なメール、架空請求、フィッシング詐欺などが含まれる「商品一般」に関する相談が多くなっています。なお、20歳未満と40歳代から60歳代で「化粧品」に関する相談が増加しています。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

岩手県立県民生活センター
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-10-2
事務室電話番号:019-624-2586
消費生活相談専用電話番号:019-624-2209
交通事故相談専用電話番号:019-624-2244