令和2年度岩手県における消費生活相談の概要

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ページ番号1044617  更新日 令和3年7月12日

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「令和2年度岩手県における消費生活相談の概要」について

岩手県立県民生活センターでは、消費者被害の防止に役立てるため、毎年、消費生活相談窓口に寄せられた相談の傾向を分析し、消費生活相談の概要として公表しています。

このたび、令和2年度の相談概要を別添のとおり取りまとめましたので、お知らせします。

令和2年度の主な特徴

  • 岩手県及び市町村に寄せられた消費生活相談の総相談件数は9,563件で、前年度と比べ0.6ポイント(55件)増加しました。
  • 男女別では、「男性」からの相談件数は4,292件(44.9%)、「女性」からの相談件数は4,128件(43.2%)となっています。
  • 職業別では、多い順に「給与生活者」が3,184件(33.3%)、「無職」が2,628件(27.5%)、「家事従事者」が718件(7.5%)となっており、総相談件数に占める割合は、「給与生活者」と「無職」の上位2者で、全体の約6割を占めています。
  • 年代別では、「70歳以上」が2,122件(22.2%)と最も多く、以下「60歳代」が1,487件(15.5%)、「50歳代」が1,324件(13.8%)と続いています。なお、60歳代以上の相談件数は、3,609件で全体の約4割を占めています。
  • 居住市町村別では、多い順に盛岡市が2,826件(29.6%)、奥州市が775件(8.1%)、一関市が678件(7.1%)、花巻市が524件(5.5%)、北上市が510件(5.3%)となっています。
  • 販売購入形態別では、多い順に「通信販売」が2,904件(30.4%)、「店舗購入」が1,871件(19.6%)、「電話勧誘販売」が856件(9.0%)、「訪問販売」が475件(5.0%)となっています。前年度と比べ、店舗購入や電話勧誘販売が減少している一方、通信販売は25.4ポイント(589件)増加しています。
  • あっせんや助言など相談対応の処理結果は、「助言(自主交渉)」が4,982件(52.1%)、「その他情報提供」が2,946件(30.8%)となっており、この2つの項目で、全体の8割以上を占めています。なお、相談解決割合は96.2%となっています。
  • 商品・サービス別(大分類)相談件数では、サービスに関する相談が4,158件(43.5%)、商品に関する相談が4,135件(43.2%)とおおむね同数となっています。サービスに関する相談は、アダルト情報サイトやインターネット接続回線などの「運輸・通信サービス」に関する相談や、生命保険やカードローンなどの「金融・保険サービス」に関する相談が、約6割を占めています。商品に関する相談は、健康食品などの「食料品」に関する相談や化粧品やマスクなどの「保健衛生品」に関する相談の増加により、前年度と比べ17.9ポイント(627件)増加しています。
  • 商品・サービス別(中分類)相談件数では、架空請求などの「商品一般」、「デジタルコンテンツ」、「フリーローン・サラ金」が上位となっています。「フリーローン・サラ金」(3位)や「インターネット接続回線」(5位)は、前年度と比べ減少した一方、定期購入などの相談が含まれる「他の健康食品」(6位)が54.1ポイント(140件)増加しています。
  • 年代別における相談の多い商品・サービスでは、20歳未満ではインターネットを介した商品やサービスなどに関する相談が多く見られ、20歳代から30歳代にかけては、借金や賃貸住宅の契約に関する相談が多く、また、60歳代以上では、「インターネット接続回線」や電力契約に関する「電気」が多くなっています。なお、各年代で「健康食品」や「化粧品」に関する相談が増加しています。

詳細については、添付ファイルを御覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

岩手県立県民生活センター
〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-10-2
事務室電話番号:019-624-2586
消費生活相談専用電話番号:019-624-2209
交通事故相談専用電話番号:019-624-2244