「いわて幸せ作戦会議(in北上)」(令和5年1月20日)

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ページ番号1057651  更新日 令和5年3月3日

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日時
令和5年1月20日(金曜日)13時30分から14時50分まで

場所
北上地区合同庁舎 2階 大会議室

出席者

・参加者(敬称略)
 
菅原 綾音(北良株式会社電力事業部)
 松岡 冴   (染織工房「さらのき工房」代表)
 赤沼 玲奈(キオクシア岩手株式会社製品技術部製品技術担当)
 岡田 芳美(OKD Works(「イージューはなまき」運営団体))

・県側
 知事、県南広域振興局長、政策企画部長

開会

小野部長
 ただいまから、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in北上」を開催いたします。皆様には御多忙のところ御出席いただきまして、本当にありがとうございます。

 本日は、「南いわてに住む私の移住・定住への想い」を懇談のテーマといたしまして、県内の市町にU・Iターンした方々にお集まりいただいております。

 私は、本日の司会進行を務めさせていただきます、県の政策企画部の小野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:懇談会の様子1

小野部長
 それでは、開会にあたりまして、達増知事から御挨拶申し上げます。

 

達増知事 

 皆さんこんにちは。お忙しいところ、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議」に参加いただきありがとうございます。そして、県議会議員の皆様も、お忙しい中おいで下さり、ありがとうございます。 

 県政懇談会は、知事が県内各分野、各地域で活躍する方々の意見を直接聞いて、県政に役立てるというもので、昔からあるのですけれども、今、「いわて幸せ作戦会議」というタイトルにしているのは、岩手県の総合計画、10年計画におきまして、基本目標として、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」ということを掲げておりまして、そういう意味での、この「幸せ作戦会議」という題にしているところです。

 今日のテーマは、「南いわてに住む私の移住・定住への想い」ということでありますけれども、UターンやIターンで今、北上市、花巻市に住んだり、そこで働いたりして活躍している皆さんに意見を伺って、岩手県といたしましても、この岩手をベースとして、そこで、暮らしや仕事や学び、それぞれ個人がやりたいと思うことができて、そして、より自分を高めていく、そういう個人のエンパワーと申しましょうか、個人が自己実現していくことに役立つ岩手というものを、どうやって作っていけばいいかという参考にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

小野部長
 ありがとうございました。

出席者紹介

小野部長

 それでは、この後の進め方についてですけれども、まず、私からお一人ずつ御出席の皆様を御紹介いたしますので、続けて1分程度になりますが、簡単な自己紹介をいただければと思います。その後、本日のテーマに沿ってお話をいただきます。お一人ずつお話が終わった後、その都度、知事からコメントをするというような形で、区切りながら進めてまいりたいと思います。そして最後に、自由懇談の時間も設けたいと思っておりますので、その際には、お気づきの点、あるいは、お話し足りなかった点も含めて、御自由にお話いただけるようにしたいと思います。

 それでは座席表に従いまして、本日御出席の皆様を御紹介いたします。始めに、北良株式会社電力事業部の菅原綾音さんです。

 

菅原 綾音

 はい。菅原綾音と申します。北上市出身です。地元の高校を卒業した後、岩手県立大学で2年、その後、編入をしまして、岩手大学に2年通いまして、大学卒業後は東京に行き、学生向けの就職サービスを運営する会社で、営業の仕事をしておりました。

 5年程前に地元にUターンしてからは、現在の北良株式会社という北上のガスやエネルギーを扱う会社に就職をしまして、電力事業の立ち上げと、前職を生かした広報や新卒採用の仕事をしております。今日はよろしくお願いいたします。

 

小野部長

 ありがとうございました。

 続きまして、染織工房「さらのき工房」代表の松岡冴さんです。

 

松岡 冴

 はい。松岡と申します。今、岩手県北上市更木の方で、地域おこし協力隊をやっていた経験を生かして、染織工房「さらのき工房」を立ち上げまして、シルクを中心に商品展開している状態です。以上です。

 

小野部長

 ありがとうございました。

 続きまして、キオクシア岩手株式会社製品技術部製品技術担当の赤沼玲奈さんです。

 

赤沼 玲奈

 キオクシア岩手株式会社製品技術部の赤沼玲奈と申します。出身は花巻市で、大学から秋田の方に6年間、大学院も含めて6年間転出しておりまして、新卒の入社を機に、岩手の方に戻っております。

 現在は、会社の主力商品であるフラッシュメモリーの良品率を上げるため、その前線に立って、分析などを行う仕事をしております。本日はよろしくお願いいたします。

 

小野部長

 ありがとうございました。

 最後に、OKD Worksの岡田芳美さんです。

 

岡田 芳美

 初めまして。岡田芳美といいます。知事は、(「いわてで生み育てる県民運動」の)キャッチフレーズの表彰式の方でもありがとうございました。

 もともと、花巻市の地域おこし協力隊をしておりまして、今はOKD Worksとしてフリーランスで活動しています。花巻市の東和町出身・在住ですが、生まれは千葉で、父親が農業をやりたくて脱サラ移住したというところで私もこちらに来て、一回東京に出て戻って来ているので移住二世なんて言ったりしています。よろしくお願いいたします。

 

小野部長

 皆さんありがとうございました。

 県の方からは、先ほど挨拶いただきました、達増知事、そして県南広域振興局の永井局長が本日出席いたします。よろしくお願いいたします。

 また本日は、県議会議員の皆様にもお越しいただいておりますので、御紹介申し上げます。

 花巻選挙区選出の川村伸浩議員です。

 

川村 伸浩議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 次に、佐々木順一議員です。

 

佐々木 順一議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 次に、名須川晋議員でございます。

 

名須川 晋議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 続きまして、木村幸弘議員でございます。

 

木村 幸弘議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 ありがとうございました。

 続きまして、北上選挙区選出の皆様を御紹介いたします。関根敏伸議員でございます。

 

関根 敏伸議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 次に、佐藤ケイ子議員です。

 

佐藤 ケイ子議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 高橋穏至議員です。

 

高橋 穏至議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 次に、髙橋はじめ議員です。

 

髙橋 はじめ議員

 よろしくお願いします。

 

小野部長

 皆様よろしくお願いいたします。

懇談

写真:懇談会の様子2

<テーマ>
 南いわてに住む私の移住・定住への想い

 

小野部長

 皆様のお手元にお菓子と飲み物を準備しておりますので、この懇談でございますけれども、お召し上がりながら、進めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それでは、永井局長から、本日のお菓子と、それから重要でございますが、懇談テーマにつきまして、御紹介いたしますので、局長よろしくお願いいたします。

 

永井局長

 紹介いただきました、県南振興局の永井です。

 今日、お茶とそれからお菓子を準備させていただいております。どうぞ、遠慮なく召し上がっていただければと思います。召し上がりながら聞いていただきたいんですが、まず最初に、お手元のこちらのお菓子ですね、イタリアンチーズせんべいの北上ガレットというお菓子です。手前味噌になりますが、県南広域振興局で、平成30年度に、ラグビーのワールドカップや花北地域のものづくり企業等の立地などによる来訪者の方々の増加を見込みまして、食を切り口とした、地域の魅力を発信したいということで、お土産品の開発支援を行って作り上げた商品です。原料は、隣の西和賀町の米粉ですとか、奥州市の卵、卵白などの県の食材に、パルメザンチーズを合わせて作った商品です。プレーンと書いていますけど、実はこれ4つ味があって、これ以外にも桜、アスパラ、唐辛子の3種類があります。このお菓子は、北上市などで広く飲食店などを展開しているアリーブさんが製造し、JRの駅の売店ですとか、それからアリーブの直営のお店、あるいは北上市のふるさと納税の返礼品にもなっているということですので、先程紹介したプレーン以外の3種類も含めて、ぜひ機会があれば、お手に取って楽しんでいただければと思います。

 それから、お茶の方です。香ばしい香りがしておりますけれども、これは桑の葉を煎じたほうじ茶です。今日御出席いただいている松岡冴さん、北上市の更木で、地域おこし協力隊として活動されていたわけですが、そちらの更木ふるさと興社でお作りになった製品で、興社の御厚意で、今朝焙煎したばかりの茶葉を使ったお茶になっております。茎の部分と深蒸し茶を、丁寧に香ばしく煎じたということであります。飲んでいただくと分かります通り、すっきりとした味わいがして、大変健康にも良いということでありますので、どうぞこれを口に含んでいただきながら、どうぞリラックスして、それぞれの御感想とか御意見をお話しいただければと思います。

 それから、続きまして懇談のテーマでございます。花巻・北上地域を中心とする県南地域においては、ものづくり産業ですとか、農業を始めとする一次産業が非常に集積をしているところであります。この県南地域で、若者や女性の皆さんが暮らし、働き続けることができるよう、魅力発信とともに、移住あるいは定住の取組に力を入れております。本日は、この花巻市、北上市にU・Iターンして、活躍なさっている方々にお集まりいただきまして、御自分の、この地域に住んでの感想などフランクに、良かったことですとか、あるいはこういうことがあればいいなっていうようなことをお話しいただければと思います。さらに、自分のようにUターン、Iターンをしてくる人が増えていくためには、どんなことがあったらいいのかなっていう、生活者としての、自分の率直な思いを飾らずにお話しいただければいいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。今後の参考にさせていただきたいと思います。私からは以上です。

 

小野部長

 永井局長ありがとうございました。

 それでは、懇談に入らせていただきます。ここからは、本日のテーマ「南いわてに住む私の移住・定住への想い」というテーマに沿いまして、今、永井局長からお話がございました、皆さんが住んで良かったと思うこと、課題、それから県に対する希望なども含めて、お話、様々頂戴できればというふうに思います。先ほど自己紹介いただきました順番で、まずは菅原さんからお一人5分程度でお願いいたします。お一人ずつお話をいただきましたその都度、知事の方からコメントするというような形で進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、菅原さんお願いいたします。

 

菅原 綾音

 はい。今回のテーマが「移住・定住への想い」ということでしたので、自分がUターンした時のことを振り返ってみました。大学卒業後に、当時憧れだった東京への就職は念願叶ってできたわけなんですが、あちらで過ごした時間や得られた経験、できた人間関係などは、今でも変わらず大切なものとなっています。26歳の時にUターンしてきたんですけれども、その時はそれほど大きな決心があったわけではなく、新卒から勤めた会社を辞め、今後の人生を考えるタイミングと、アパートの更新時期が重なったことがきっかけで、とりあえず一旦岩手に帰って来ようという感じでした。私もそうですが、20代後半くらいで、今後の将来について考える人が多いようです。特に女性は、出産を考えると、地元へのUターンが選択肢の一つになってきます。

 その時、決断にあたって、ポジティブ要素とネガティブ要素が明確に存在したなあというふうに記憶しています。私にとってのUターンによるプラスの要素は、両親、家族がいることでした。あとは、生まれ育った経験や思い入れがある土地であること、人混みが少ないこと、車社会であること、時間がゆったりおおらかに流れることなどでした。これらは他には変えられない、プライスレスな価値だったなと思っています。

 逆にネガティブな要素は仕事です。東京で経験したことが生かせる仕事や職場をなかなか見つけられないことです。無いわけではないというのが、今では分かるんですが、簡単に見つけられる状態にないということだと思っています。ここは求職者と企業ニーズのマッチングの課題かもしれません。あとは、どうしても給与水準が下がるというのも、ネガティブ要素だったなと感じています。少し前の時代であれば、それでも田舎は物価が安いからというふうに言われていたようなんですが、実際はそんなことはないように思います。今では、アパートの家賃も都会並みに高くなっていますし、交通費として定期代の代わりにガソリン代は出ても、個人所有の車代までは当然負担してもらえるわけではありません。それでも、車を持たずに生活するというのは難しい状況です。あとは、インターネットで買い物するのが当たり前になったので、結局のところ、物価はどこに住んでいてもさほど変わりないように感じています。

 この金銭的なネガティブ要素に対して、どれだけポジティブな部分、プライスレスの価値がそれを上回るかということを考えた時に、実際問題、Uターンを諦める人が多いのではないかと感じています。ただ、これは岩手だけの問題ではないと思います。私の場合も、将来的なことを考えて、岩手で暮らしたいという気持ちが強くなり、ネットで仕事探しをしていたんですが、なかなかいいと思う仕事がなく、苦労したことを覚えています。

 その時に、ジョブカフェいわてさんから今の北良を御紹介いただきました。最初は、ただ会社見学という感じで訪問したんですが、行ってみて、初めて知る魅力が多くありました。ガスなどのエネルギー事業で得た収益をもとに、3.11の経験を生かし、全国に対して災害対策の取組をしていました。例えば、災害時を想定して、無給油で3,000キロメートル走る車を開発したり、地域で子供向けの防災教室を開いたり、実際に被災地に支援に行ったり、自分たちの直接の利益にはならないけど、社会にとっては大切なことをやっている会社だと感じました。数名の社員さんとその時にお話もさせていただいたんですが、働きやすい環境だなとも感じました。結婚や子育てをしながら役職についている女性の先輩方や、ジェンダーや性的指向の部分でも、分け隔てなく活躍できる環境があります。医療的ケアが必要なお子さんの面倒を見ながら、在宅でIT部門の仕事をしている方もいますし、本当に、お互いの多様性を認め合いながら働ける職場だなと感じています。東京時代とは少し業務内容も変わっていますが、アイディアを出したところから実現までのスピード感や、自分でやり切れるチャンスがあることは、こっちで働く魅力だと思います。

 最後に、個人的な今後の抱負についてですが、日々時代は変わっていますが、この岩手で人生における自分が大切にしたいことを実現させながら、広報・新卒採用担当として、会社や岩手に住むことの魅力を、学生はじめ、多くの人に広く伝えていけるよう、自分自身も成長していきたいと思います。以上です。

 

小野部長

 ありがとうございました。ネガティブ要素、またポジティブ要素、分かりやすく分けてお話いただきまして本当にありがとうございました。知事の方から何かございましたら、お願いいたします。

 

達増知事

 ジョブカフェが役に立って良かったと思います。はい。普通のハローワーク、もともと就職案内っていうのは国の事業として、そういう国の職業安定所と昔は言っていたわけですが、ハローワークがやっているのですけれども、もっと地元事情を合わせて、いろいろ相談に乗りながら就職案内をする、そういうジョブカフェというものが、県の事業でやれるようになって、それが役に立って本当に良かったなと思います。そして、地方に、そうですね、都会にあるような仕事が地方に無いことはないけれど、見つけるのが難しいっていうのはその通りだと思います。そういうところで、このジョブカフェのような、地域に根差した職業紹介の場がやはり重要なのだと改めて思います。

 それから、給料の水準が、地方はやっぱり低くて、昔ほど、この暮らしが安上がりじゃないということですね。はい。だんだんそういうところ、そういうふうになってきているのかなと思います。藻谷浩介さんという、地域振興の専門家の人がいて、歳を取れば取るほど、地方の生活が都会より有利になるっていうことを言っていてですね。そうですね、小池東京都知事さんも、最近、子育て支援に毎月5,000円出すというのを打ち出したのですけれど、その理由として、東京は、教育費が月5,000円分、あれは全国よりということかな、いずれ教育費が高くなるので、それを補う5,000円を出すということで、ですから、そういうライフステージを重ねていくとですね、地方の優位さというものが感じられるようになるのじゃないかなと思うのですが、しかし、今就職しようとか、これから就職しようとする若い皆さんに、そういうのをしっかり伝えていかないと分からないですからね、そういう工夫をしていかなきゃと思います。

 そして、北良さんという会社は、非常に良い会社ですから、働き方としても、働く人にやさしい働き方をして、そして、防災の観点からどんどん先進的な商品を開発、事業を展開していてですね、そういうフットワークの良さとか、新しいことをどんどんやっていく力、働く人へのきめ細かな対応っていうのは、地方の中小企業、定義上、中小企業になるのでしたかね、いずれ大企業じゃない企業ならではの良さだと思いますので、そこに働きがいを感じているっていうのは、大変いいことだと思います。ありがとうございます。

 

小野部長

 ありがとうございます。お勤めになっている会社の魅力、いろいろな方々が同業の皆さんが活躍できる環境といった形で、本当にそういうところは大切だなというふうに感じました。ありがとうございます。

 それでは続きまして、松岡さんの方からお願いいたします。

 

松岡 冴

 はい。松岡と申します。私、もともと生まれも育ちも東京都で、岩手県のことは、あんまりちょっと申し訳ないんですけど、知らなくて。まず、京都の方の大学に進学をした後に、養蚕についてちょっと学びたいな、関わっていきたいなということで、奄美大島の方に一回移住をしまして、養蚕でちょっと気になった職業があって移住したんですけど、そこではちょっと養蚕に関しては、さわりの部分だけやらせていただいてっていう感じで、これだけじゃちょっと物足りないなというか、これだけじゃ駄目だなっていうのと、あと、養蚕の現状とかそういうところを目の当たりにして、もう少しちょっとこう踏み込んだことがしたいなっていうので、一度ちょっと東京に戻りまして、また新たに養蚕について強く学びたいなっていうことを考えて、その中で、地域おこし協力隊っていう制度を知りまして、いろいろな地域おこし協力隊をやっている地域に見学などさせてもらいまして、その中で北上市にぜひよろしくお願いしますっていうことで、4年前に移住してきました。

 なんで北上市に来たかっていうと、地域の人々の優しさというか、1日、2日ぐらいの見学だったんですけど、優しさなど、あと、自然の豊かさや、あと、町並みの素晴らしさというか、雰囲気がすごいとても良くてですね、明るい町だなっていうことで決めさせていただいて。養蚕農家として独立するために、いろいろちょっとこう、更木ふるさと興社さんの方で勉強させていただいて、1年目に、もともと京都の方で染織を学んでいたので、養蚕と染織ってやっぱり切っても切り離せない関係で、養蚕から、養蚕は知らないけど染織は知っているよっていう方にアプローチできるようにっていうことで、染織工房を立ち上げまして、その後に、やっぱり養蚕をするには、やっぱりちょっと養蚕場が必要だなっていうことで2年目には養蚕場を作り、3年目に畑、桑畑を作ったりなど、いろいろ北上の地域おこし協力隊の活動の中でやらせていただいて、その中で、やっぱり地域の方々のお力添えがすごい有り難かったなっていうのがありまして、そこが、北上市のプラスの部分だと私は思っており、工房の設立で、右も左も分からない時には、家だと、今空き家になっているからどう?っていう話があったりとか、畑の土壌改良とかどうしたらいいのかなと悩んでいると、近所のおじいちゃんが助けてくれたりだとか、そういうことをしていただいたので、すごい有り難かったなと思っております。

 その中で、マイナスな方で言うと、その地域の方々の情報はちょこちょこ入ってくるんですけども、その外側の情報っていうのがちょっと入りづらくてですね。何ていうんでしょうね、空き家バンクとかで、空き家を探したりだとかすると、どうしてもちょっと規約が高かったりだとか、条件が高かったりだとか、お値段的なところもちょっと高かったりだとかっていうので、ちょっと手が出づらいとか、そういう、逆にそういう情報が分からないっていうことも多くて、そこら辺がちょっとどうしたらいいんだろうっていうのをすごい悩んでたところでしたけど、でも逆に、そこで地域の方々の優しさに大きく助けられたので、そこがすごい嬉しかったなと思っております。

 今は染織工房、一応去年の5月に独立しまして、地域おこし協力隊を卒業して独立しまして、「さらのき工房」を立ち上げて、そこでは、次世代の養蚕農家として、令和の養蚕農家として頑張りたいなと、今まで更木ふるさと興社さんで学んだ、従来の養蚕は残しつつ、新しく改良していきたいなっていうことで、いろいろちょっと、これからも頑張っていきたいなと思っております。今、「SaLa Silk」っていうオリジナルブランドを立ち上げまして、それを県内の方の店舗で販売していただいている状態です。これからも頑張っていきたいなと思っております。

 

小野部長

 ありがとうございました。令和の養蚕工房といった形で、着々と、というふうにお聞きいたしました。知事の方からお願いいたします。

 

達増知事

 地域おこし協力隊から、起業ですよね。自分の工房、会社というか、事業所というか、生産拠点というか、そういうものを自分でやるということに成功して、軌道に乗っていること、大変素晴らしいと思います。地域おこし協力隊から、そこを卒業し、そして、自分で仕事をやるということについては、みんながみんなこう成功しているわけではないのですけれども、おそらく、この養蚕という、やりたいことがはっきりしているが故に、周りの人たち、地域の人たちも、支援しやすかったっていうところがあるのではないかと思います。ですから、よくぞ、この養蚕というテーマで更木に来てくれまして、ありがとうございますと言いたいと思います。養蚕は、昔から岩手の、特に盛岡より南の方では盛んで、一時は本当にあちこちで養蚕が行われていたわけですので、様々、そういうノウハウとか残っているものがあると思いますし、また、新しいやり方に挑戦ということも、やるのにいい場所なのではないかと思います。

 そうですね。そして、その身近な情報は人づてに伝えられるけど、その外の情報、空き家バンクなどいまいちということで、なるほど、そういう中規模の地域情報っていうところは、なかなか、盲点といいますか、うまく編集されていないところがあるかもしれません。県とか、それぞれの市町村とか行政単位で、いろんな情報発信をしたりとかあるのですけれども、その地域で生活したり、地域で働いたりする人の行動範囲に合わせたような情報の提供、これ、後で岡田芳美さんから、「イージューはなまき」というのが、そういう情報の収集・発信をやっているのじゃないかと思いますけれども、そういうところが、そこをさらに発展していくように、県でも工夫していきたいと思います。ありがとうございました。

 

小野部長

 それでは続きまして、赤沼さんからお願いいたします。

 

赤沼 玲奈

 私の方から、三つほどお話しさせていただきたいと思います。まず、私が岩手に戻ってきたきっかけと、住んで良かったこと、もう少しここをこう直したら移住しやすい環境が作れるか、これについてちょっとお話しさせていただきます。

 まず、私がUターンするきっかけは、新型コロナウイルス感染症がちょうど流行ったとき就職、新卒の就職活動を経験したことです。その中で、遠くの地方に住んでしまうと、なかなかそういう帰省したり、対面で家族に会うことがしづらいっていうのが、結構つらいなと思い、それで、できるだけ家族の近くで、仕事は探せたらいいなっていうふうに思って、移住、岩手で職を探すことに決めました。また、所属しておりますキオクシア岩手株式会社に魅力を感じUターンを決意しました。フラッシュメモリーの分野で世界でもトップ層の生産量を実現できているということと、あと、まだキオクシア岩手としては設立して5年以内なんですけれども、若手社員がそれぞれの仕事に責任を持ってやっている姿や、先輩の話を聞いて、岩手でも世界を相手に仕事できるっていうことから、移住を決めました。

 もう一つ、二つ目の、住んで1年、岩手に戻ってきて1年ぐらいですけれども、良かったことについてよく会社の方とお話したりとかして思ったのが、岩手は自然が豊かで、山だったり、リアス式海岸だったり、環境を生かしたアウトドアのアクティビティがかなり多くて、さらに年中楽しめるっていうところが、仕事へのリフレッシュとしてかなり楽しめるので、そこはすごい良かったなと思います。あとは、帰ってきて、家族がいるってこともあるんですけど、帰ってきた時に「お帰り」って、よく迎えてくれるような方が岩手は多いっていう話を聞いたり、あと、拠点、キオクシア岩手の同じグループ会社で四日市の方にも工場があるんですけど、そこと比較して、人数が少ない分岩手はこう何かあった時にすぐ助ける方が多いっていうのを聞いております。これは弊社じゃなくても、会社の方だったり、機関、地域の方もそういう人が多いんじゃないかなっていうところが魅力だと思います。

 最後にもう少し直す、ここ良くしたらいいのかなって思うところは、就職に関する情報が欲しい人のところに届いていないことです。Uターン、Iターンをするときに、大きい機会として、新卒で戻る機会っていうのが多いと思われますが、その時に職探しを岩手でするってなった時に、見つけることがかなり難しかったことを覚えております。なので、そういう働く場所や色々な分野の面白い仕事があるんだよっていうことを知れるような機会だったり、そういうイベントごととかが、もっとPRされて、全国からこの各地の方に知られればいいのかなと思われます。あとは、暮らしてみて、観光地とか、リフレッシュするような時に使う大きな商業施設だったり、そういう楽しむっていう場が、岩手はちょっと弱いのかなというふうに感じたので、暮らしという点も含めそういうところが良くなれば、岩手に住み続けるっていうところができるのではないかなと思います。以上で終わります。

 

小野部長

 ありがとうございました。こちらに戻られたきっかけ、それから良かったこと、また仕事をなかなか見つけづらいといった課題といいますか、改善すべき点などについてお話しいただきました。ありがとうございました。知事の方からお願いいたします。

 

達増知事

 キオクシアに来てもらって良かったなと思います。いい所に就職されたと思います。世界有数の生産をしている工場のある会社で、かつ、岩手においては新しいということで非常にやりがいがあるのじゃないかと思います。で、岩手の良さでアウトドアの活動など、すぐできるということで、岩手はこの工場の立地も、そうですね、キオクシア級の大工場などは、これは日本各地、また世界的に見ても人里離れたところに立地することが多いわけですが、岩手の場合は、この工場がもう町のすぐそば、もう町の中といったようなところに立地し、働き終わった後に、繁華街に行くとかいうことが簡単にできますし、またそうしたところが、この田んぼや畑、農業をやっているところにも近いので、そういう農業の生産している人との交流、産直に行ったりとかそういうこともでき、またそれが温泉、スキー場、ゴルフ場にも囲まれていて、郷土芸能が盛んな、そういう歴史や文化も、そういう中に、製造業の拠点が立地しているところが岩手の良さなので、そういうところをやはりアピールして、Uターン、Iターンを働きかけていきたいと思います。

 その関係で、そうですね、新卒で就職活動していて、岩手の企業の情報があまり見つけるのが難しいという、様々、岩手の企業を紹介するムック本を出したりとか、ホームページを作ったりとか、いろいろ就職相談会を開いたりっていうこともやってはいるのですけれども、まだまだ、学生さんたちのニーズに追いついていないところがあると思いますので、学生さんたち、就職を考えている若い人たちに、もっともっと、情報がいくようにしていきたいと思いますね。

 あとはそうですね、親御さん、就職する本人も大事なのですけど、その親御さんや家族の人たちにも情報を発信して、キオクシアという会社はまだテレビでコマーシャルを、でも最近、やり始めたのは、そうですね、2、3年前はテレビでもキオクシアはコマーシャルをやっていなかったから、親御さんや家族の人たちに馴染みが無いと、なかなか、えっていうところも出てきたりしますからね。そういう、広く情報が伝わっていくように工夫していきたいと思います。ありがとうございました。

 

小野部長

 それでは、4人目の岡田さんの方からお願いいたします。

 

岡田 芳美

 よろしくお願いします。今は移住の活動をしている私ですら、高校の頃は何もないし、田舎だしということで、東京に出たという経緯があります。ただ、離れたからこそ分かることがあったなとは思います。自分のUターンのきっかけは、やっぱり年齢で、30歳という区切りのところで戻ってきました。偶然にも早くに結婚せず、この偶然にもというのがポイントだと思うんですが、結構、男性の方についていくパターンが女性は多いんじゃないかと思います。Uターン直前に知り合ったパートナーは埼玉出身ですが、こちらに来てくれてとても感謝しています。

 先にUターンを決めていたので、仕事を考えている中で花巻市地域おこし協力隊の募集があって、これしかない!と応募しました。一番最初に形になったのが、「いわて盛り(いわてもり)」というお土産セットで、北上や一関の協力隊の仲間と立ち上げました。今はコロナでなかなかできませんが、埼玉の実家に行ったり、東京のもともとの知り合いに会いに行ったり、結構行き来があったと思うんですよね。お土産を持って行ったり、何か送ったりっていうことが多かったと思います。その時に、かもめの玉子もいいけど、でも地元のものを送りたいよね、自分の推しのものお薦めのものがちょこっとずつ入ったセットを、という思いから「いわて盛り」ができました。

 その後に産休を挟んで、「イージューはなまき」という活動をはじめました。私、UターンのヨメとIターンのダンナが言い出しっぺで、というのは移住自体もですが、すぐに妊娠、出産、子育てもあったのでもう本当に人生が変わるような経験で。市や県でも移住前の支援はありますが、移住後の支援というかフォローがないよなと思っていたので自分でやろうと、自分たちなりの移住者のサポートや交流の場づくりを目指しています。ちなみに、一番最初のきっかけになったのはダンナに友達を作ってあげたいという思いでした。例えば、今回はママ会にしよう、次はちょっと宮沢賢治のテーマにしてみようなど、移住者交流会を開催していく中で、移住ママさんから、子供を遊ばせる所とかオムツ替えできる所とか全然わからないという声があり、「子どもと一緒におでかけMAP」という子育てに役立つマップも作りました。それと12月30日という年末も年末に、イトーヨーカドーさんで「帰省フェア」を開催しました。この時は、Uターンの協力隊の同僚と一緒に企画したんですが、やっぱり自分もそうなのでUターンの方に戻ってきてほしいという思いがありまして。31日はお家でゆっくりするだろうけど30日だったら出られるかなと、そこにぶつけて、最近の花巻ってこんな感じだよとか、帰省のタイミングで地元のことを少しでも考えるきっかけにしてほしいなと。これはまたぜひ企画したいと思います。

 私が戻ってきて良かったと思うのは、やっぱり家族が近いこと、それと自然いっぱいの中で子育てできているというところです。UターンとIターンは全然違うと思っていて、Uターンにとっては、まさに思い入れがある、唯一無二の地元、ふるさとだなと。そしてIターンやJターンの方も、岩手がそういうところになってくれたらいいなと思います。私の場合、戻ったら負けというか、出戻り感があるよなっていう、そこがネックになってUターンを悩んでいた時期がありました。いつでも帰っておいで、よく帰って来たね、という雰囲気を、親もですが地域全体で出していければいいのかなと思います。

 最後になりますが、やりたいことはいっぱいあるんですけど、観光案内所の暮らしバージョンみたいな、移住してきたらまず行く所、そういう立場に自分がなれたらいいなと。いつでも相談に来てね、という感じで活動していけたらと思っているので、よろしくお願いします。

 

小野部長

 ありがとうございました。皆さんからお話しいただきました。U・Iターンをするに当たって、あるいは、してからの課題といったお話も様々いただきましたけど、岡田さんはまさに戻られて、それぞれの課題に一つ一つ取り組まれているといったことで、本当に、実感を踏まえ、それを形に変えていらっしゃるんだなというふうに思いました。知事の方からお願いいたします。

 

達増知事

 いわて子育て県民運動のスローガン、「みんなでつくる大きなゆりかご」を考えて下さり、ありがとうございます。あれをどんどん使っていきたいと思います。

 そして、Uターンでこの地域おこし協力隊の仕組みを活用するというのは、これはグッドアイディアなのだと思いますね。私も高校までは岩手にいて、大学から東京に出てまた戻って来てるのですけれども。Uターンした場合に、子供の頃、ふるさとにいたからと言って、この経済とか社会とかの、そういう大人たちの仕事がどういうふうに回っているかっていうのは、よく分からないところがあって、地域おこし協力隊っていうようなベース、そしてミッションがあると、そういう経済とか社会とか、そういった大人の世界っていうのに、すっと戻っていけるというところがあるのじゃないかと思います。この「イージューはなまき」とか「いわて盛り」とか、ホームページも見ているのですけれども、「いわて盛り」も岩手のあちこちのいい物が組み合わせてあって、グッドアイディアだと思いました。

 そして、移住後の支援ですね。実際、県も市町村もまず来て下さい、来て下さいということで、移住に至るまでの様々な働きかけを前面に行っているわけですが、移住後の支援については、なかなか行き届かないところがやはりあるのだと思うので、そういう仕組みを立ち上げてもらったっていうのは、非常にありがたいことでありますし、県は県で、やはりこの移住後のサポート、工夫をしていきたいと思います。

 Uターン、この出戻り感っていう話もありましたが、最近読んだ本に書いてあったのですけど、日本でふるさとを歌った歌、「うさぎ追いしかの山」とかに始まって、大体、このふるさとから離れた所で歌っていて、ふるさとの中にいてふるさとを歌うような歌があまりない、ふるさとから離れて当然みたいな、そういう歌ばかりあってですね、もっとこうふるさとの中で歌うような歌があってもいいのじゃないかっていう話だったのですけれども、ふるさとにいて当然、こう一旦出てまた戻ってくるっていうのは当たり前みたいな感覚を、もっとみんなが持つといいんじゃないかと思います。ふるさとっていうのは、複数あってもいいものでありまして、10年前に、朝ドラであまちゃんをやっていた頃に、そういう議論が結構あったのですけれども、岩手もふるさと、東京もふるさと、そして岩手、東京以外の出身の人が、また岩手に来て、岩手をふるさととして付け加えてもいいみたいなこととかですね。仕事とか生活とか基盤となって、そこで活動して、いろんな関係も生まれてくれば、ふるさとというものが、そこがふるさとになって、それは複数あってもいいということだと思いますので、Iターンの場合は、本当にそういうふるさとが複数、どんどんできていくという感じだと思いますし、Uターンの方も戻って来る前にいたところの経験など、そういったことがやっぱり、第二のふるさと的にずっと役に立つことだと思いますので、そういう形で岩手をふるさととする人を増やしていけるような工夫もしていきたいと思います。ありがとうございます。

 

小野部長

 ありがとうございました。

 ここまで4人の皆様から、様々経緯といいますか、課題、それから今後の希望も含めて様々お話をいただきました。何か大きく聞いてみますと、一つにはポイント、ポイントになりますのは情報、それから環境とか、あるいは雰囲気といったものもあるのかなと思います。情報については、やはりこの就職する時、あるいは仕事を見つける時、その情報が出してはいるんですけれども、必要とされている人にちゃんと届くように、届かないとやっぱり情報って使えませんので、そこが重要なのかなというふうにお聞きしました。それから、環境ですけれども、やっぱり先ほどお話あった、出戻り、これは雰囲気なんですかね、出戻り感ていうことに対して、優しくウェルカムだよと、みんな待っているよっていうような雰囲気、環境づくり、それから、実際戻ってきてからの移住後のフォローといったこともあるかと思います。そして、楽しい場所ですね、楽しめる場所、こういったものについても環境といったことで重要かなというふうに思っています。皆さんから、様々、御意見をいただきましてありがとうございました。

 ここで一巡をいたしましたので、皆さんからお話をいただいて、そういえばと、こういった点もあるんじゃないのか、良い点、あるいは課題、もう少し直せるところがあるんじゃないかということでも結構ですし、あるいは、今やっていらっしゃるお仕事で、これからこういうことをやってみたいということでも結構です。ここから残された時間ですけれども、30分弱ぐらいございますので、皆さんから言い足りなかった点をぜひお話しいただければというふうに思いますが、いかがですか。

 皆さんちょっと言い足りない感じでもありますけど、菅原さんいかがでしょうか。

 

菅原 綾音

 そうですね。言い足りないことは特にないんですけれども。なんかこうそうですね、UターンとかIターンをした友人とかも周りにいますけれども、それぞれどういう思いがあって、帰って来る時にどういうところが課題、課題というか悩ましいなと思ってたのかとか、そしてその後、移住した結果、今どういうふうに感じているのかっていうのを、なかなかいろんな方のお話を、そのくくりでというか、Uターン、Iターンの人たちの話を聞く会っていうのは、あまり今、コロナもあってかあまりなかったので、皆さんそういうことを感じていらっしゃったんだなとか、この部分は私と一緒だなとか、さっきの出戻り感みたいなところも、なんかちょっとそういう気持ちもあったななんていうのを感じまして、こういう機会が、そうですね、どういうふうに生み出していったらいいのか分からないんですが、Uターン、Iターンのいいところっていうのを、話を、これからUターン、Iターンしようかと考えている新卒の方であったり、そういう方々と何か懇談会というか、お話しできる機会があるといいのかなというふうに感じました。はい。

 

小野部長

 ありがとうございます。確かにそうですよね、ちょっとどうしようかなと思っている人たちに、実際にUターン、Iターンされている人たちのその課題も含めて、良い点ももちろんなんですけども、お話しいただくことで、それが実際に自分のこととして、いろいろ、想像、シミュレーションができるのかもしれません。ありがとうございます。参考にさせていただきます。

 その他、いかがでしょうか。決して順番というわけではございません。それじゃ、松岡さん、もしもよろしければ、お願いします。

 

松岡 冴

 そうですね、私は本当に、Iターンの、言ってしまえばIターンなんですけども。今まで、もう京都に行ったり、奄美大島に行ったりだっていう、ちょっとこう風変わりな、風変わりって言っちゃうとあれなんですけど、ちょっと京都は京都でちょっとこう、Iターンの人っていうか、学生さんが多いんで、いろんなサポートもしてくれたりとか、いろいろちょっと勉学に励むのにちょうどいいなっていう所ではあったんですけど、奄美大島も気候もすごいとてもいい所で、一年中な夏で、青い海、白い砂浜、わーっみたいな感じのすごい素敵な所だったんですけど、やっぱりちょっと比べてしまうと、岩手の人たちが優し過ぎるというか、すごい素敵な移住民なんですけどって、ちょっとこうスタンスが、家族もいないし、寂しいなあっていう時に、今日、野菜取れたけど取りにおいでみたいな感じのこととか、何かやりたいって言ったけどあれってさ、どういう感じにやりたいの?とかっていう、すごい親身になってくれる方々が多くて。そういう点では、ちょっと何だろ、緊張がほぐれるというか、何ていうんでしょう、気負わなくて済んだっていうところがありまして。やっぱりちょっと移住、一人の移住なので、とても不安なことも多かったし、逆に、その地域おこし協力隊を活用して、いろんな不安な面も払拭してたところはあったんですけど、やっぱりちょっと人との距離感の測り方だとか、人との付き合い方っていうのを、岩手県民の、地域の方々から学んですごい有り難かったので、逆に、私みたいにIターンで悩んでいる方とか、Uターンしたいなっていうので悩んでいる方っていうんだったら、ぜひ地域おこし協力隊を活用していただけると、いろんな資金面だとか、どうしたらいいのかっていうのをマンツーマンで教えてくれたりするので、そこら辺を活用していただけるといいのではないかなと、私個人は思います。ありがとうございました。

 

小野部長

 確かに岩手の場合は、地域おこし協力隊、たくさんの方いらっしゃっていますし、先ほど北上市長さんの方にお伺いしたら、かなり定着率も高いと、岩手全体でも高いんですけれどもというお話もいただきました。

 一つ教えていただきたいんですけども、やっぱり地域の人の応援とか優しい声っていうんですけど、そこは初めから、地域に入ってすんなりとこうスタートできるもんですか、それとも、やはり何かちょっとこう、背中を押してもらうとか、そういったものがあればもっといいのか、その辺はどうだったんでしょうか、松岡さんの場合は。

 

松岡 冴

 そうですね、私1年目がまだコロナの全盛期というか、まだ入る前で、まだちょっと地域のイベントとかがあって、そういうのでちょっといろいろ交流ができたりとかしてたんですけど、やっぱりちょっと2年目辺りにちょっと流行し出して、いろんなイベントが中止になったりとかして、そこら辺でちょっと地域の方々との交流がちょっと薄れてしまってっていうところがあったので、やっぱりそういう機会がないとちょっと難しいかなと。なので、私の後に入ってきた、別の地域おこし協力隊の方だと、地域の人とちょっと交流が難しくてっていう相談を受けたりだとかっていうのもあって。やっぱりそこら辺、オンラインっていうのもあるんですけど、オンラインで地域交流っていうのを、ちょっと変な話なんですけど、オンラインだと県外とか、ちょっと県の中のちょっと離れた所っていうのがメインなんですけど、やっぱり一番大事なのって地元の方々の理解とか協力とかが必要になってくるので、そこら辺得られないとちょっと辛いかもしれないなっていうのが、個人の感想なんですけど、あります。

 

小野部長

 ありがとうございます。最近の県民意識調査といったものを毎年やっているんですけれども、それの結果を見ても、コロナを経て、なかなかやっぱり地域の繋がりっていう実感が得られないというお答えも増えてきていますので、今、松岡さんからお話しいただいたように、そのきっかけ、あるいはさらに繋がりを深めるための、そういう何かそういった地域でのイベントといいますか、行事とか、大きなものではないと思うんですけど、そういったものを後押ししていくってことは、とても重要なのかなというふうに感じました。ありがとうございました。

 永井局長、お願いします。

 

永井局長

 御質問ですが、繭っていうと、普通白いか、何とかシルバーとかそういうものなのですが、オリジナルの黄繭というんですか、「みかんちゃん」という名前のオリジナル品種を今、一生懸命お作りになっていて、6次産業化に向けて取り組んでいらっしゃるんですけど、現に今のところの取組の状況だとか、御苦労なさっていることがあれば、簡単に皆さんに御披露いただければと思います。

 

松岡 冴

 はい。私自身、ちょっとまだ独立して1年経っていない状態で、まだちょっと不出来なところもいっぱいあるんですけど、私としては、春から秋にかけて養蚕をちょっとやっていまして、その中で、「みかんちゃん」、先ほど御紹介いただいた「みかんちゃん」っていう黄色い繭を作る品種を飼育してまして、突然変異種でちょっと出たやつをちょっと今、自社繁殖させて、増やして、年間1万頭飼育できるような環境でっていうので、それを3年ぐらい前からちょっと着想、それも地域の方のアドバイスだったんですけど、これでお店の、松岡さんのとこの目玉商品になるんじゃないのっていう話を受けて、その販売するっていう目標ができてっていう感じなので、本当に私自身、さらのき工房が私だけで成り立っているわけじゃなくて、本当、周りの人の意見とか周りの人の助力とかでいろいろ成り立っていて、本当に有り難いんですけど、そこで商品の販売を目指して頑張って、今年から商品販売、岩手県内3店舗で、それも本当に、地域の人のぜひうちで置いてくれっていう話をしてくれてっていう話なんで、有り難いんですけど、置かせていただいてっていう感じで、今やらしてもらってます。

 

小野部長

 ありがとうございます。

 赤沼さん、いかがですか。

 

赤沼 玲奈

 そうですね、松岡さんのお話を聞いて、会社の先輩方にもUターン、Iターンっていうテーマについてちょっとお聞きしたら、そのUターン、Iターンの人が、どうやって情報を手に入れたらいいのかが分からないという話が上がりました。そういう支援があるとか、それをそういう紹介して下さったりヘルプで助けて下さる方がいるんだっていうのを、帰ってからまず、お知らせしたいなっていうふうに思った次第です。

 あとは、先ほど、働くための場所を紹介する、情報が見つけられないことから情報を得る機会をっていう話をさせていただいたんですけど、企業側としても、若い人材が必要っていうことがあって実際弊社はライン、現場を動かす人だったり、それで出てきたものを監視する人、それぞれいろんな役割があって成り立っています。そのためには労働力の面でも人材は必要なので、行政だけでなく会社としても来てもらえるように何かしら工夫をしたいなっていうふうに思いました。

 あと、これはありがとうというか、これすごい助かってますっていうふうなのがあって、新卒で結構Uターン、Iターンする時にネックになるのが経済的な不安っていうのがちょっとあるかなと思って。新卒の給料って全国的に見ても十分でなく、1か月一人暮らしして、家賃を払ってっていうので自分で使えるお金が少なく、それに加えて、大学だと奨学金とか借りている人が多数で、それを返済しないといけないっていうのがあります。岩手県での奨学金の返済制度でかなり助かっている人がいるなっていうのについて、ここで感謝したいと思います。ありがとうございます。以上です。

 

小野部長

 ありがとうございました。知事の方からですね。

 

達増知事

 奨学金返済支援、これは、その企業さんにスポンサーになってやってもらっているから、それをやるぞっていう、キオクシアさんも含め、企業のおかげでもあるのですが、奨学金返済問題っていうのはやっぱり全国的にも問題になっていて、岩手でも、できるだけこの負担軽減できるようにしていきたいと思います。

 

小野部長

 ありがとうございます。それから、U・Iターンの様々な情報とか、県の方のホームページ「イーハトー部に入ろう!」といったところがございますので、「イーハトーブ」で検索していただくと様々な情報がありますし、あとそれから、一番新しい県の広報誌「いわてグラフ」の特集の中に、真ん中辺りに、やっぱりU・Iターンの皆さんへの情報について一通り書いたページがあります。ホームページからも見られますし、あるいは各お宅に配達しています。QRコードで情報の方に入れるようになっていますので、ぜひ御紹介いただければと思います。

 

赤沼 玲奈

 ありがとうございます。

 

小野部長

 すいません、PRよろしくお願いします。ありがとうございました。

 岡田さんの方からお願いします。

 

岡田 芳美

 はい。今、赤沼さんのお話で、奨学金返済、私も大変だったなってすごく思い出しました。30歳ぐらいまでかかりましたね、ちょっとずつ払って。

 それと、特にUターンの菅原さんや赤沼さんにお聞きしたいことがあって。

 一つ目は、小さい頃、小中高から地域への愛着を持ってもらうような教育とか取り組みがやっぱり大事だと思っていて、何か印象に残っているものはありますか?

 二つ目は、もし県外に出たとしても、地元との関わりを持ち続けてもらう工夫が必要だと思っていて、例えば「ふるさと納税」とかはいいと思うんですが、お二人はご実家や帰省以外に何か地元との繋がりをお持ちでしたか?

 

菅原 綾音

 そうですね。一つ目は、小中高でそういう教育とかありましたかね。

 

達増知事

 何か、岩手日報のツイッターをこう読んでいるとか。岩手県ホームページを時々開けて見ていたとか、そういうのが無いでしょうか。

 

菅原 綾音

 無かったですね。何でしょう、でも、そうですね。小中高で、何かこう、岩手に暮らすのっていいよねっていうふうに、何かこう強く感じるきっかけとかは、特に思い出せることとしては無いというのが正直なところで。私は、2年間岩手県立大学で、また後半2年間が岩手大学なんですが、その頃になってくると、やっぱり県の就職イベントであったり、授業とかで岩手で生活するっていいよ、いいよっていうことを、いろいろ聞くようにはなったんですが、やっぱりそれが、当時の私としては、先生とかから聞く話であって、実際にその実体験を、リアルなこととしてあまり聞こえてこなくって、岩手に住み続けてほしい、人口減らしたくないからそういうふうに私たちに吹き込んでるんだろうなみたいな、そういう印象で受け取ってしまって、正直本当に情報が自分の中に入っていたかというと、入ってなかったなと思います。逆に、就職活動の中で、どこかの会社の人事の方で、いわゆる、当時もUターンっていう言葉があったか分かんないんですけども、そういう経験をした方の話の方が、聞いていて本当に、実体験がやっぱり話の中にあるので、リアルに、岩手にそういういいところがあるのかというふうに感じた記憶があります。

 

小野部長

 赤沼さんはいかがですか。

 

赤沼 玲奈

 今、そうですね、小中高では、そういう岩手に定住してほしいんだっていうそういうエピソードがなかなか思い出せません。ただ、岩手県にどういうものがあるかっていうのを、小学校の社会科で岩手を題材にした地理の教科書みたいなのを利用して勉強する時間とか、あと、社会科見学で岩手の工場とかを見学するとかっていうのは、あったと思います。

 あとは、大学生の頃に、帰省した時とか、あと、祭り事で岩手に帰って来て、家族だったり、友人と楽しい思い出を作って岩手いいところあるよなとかっていうふうに感じ経験をしました。また、ツイッターだったり、インスタグラムでそういう内容を投稿している友人とかはいて、そういうところで岩手の良さを感じられるのかなと思います。

 

岡田 芳美

 ありがとうございます。

 ちなみに、松岡さんは、御実家へ帰省するだけじゃなくて、ふるさと納税とか、そういう繋がりを持とうとしていることがもしあれば、教えて下さい。

 

松岡 冴

 そうですね。先ほども達増知事が言われていたように、故郷がいっぱいある感覚っていうのが正直な感覚で、京都の時も、大家さんが下宿先の大家さんがすごいいい人でご飯食べさせてくれたりとか、アイス食べさせてくれたりだとか、引っ越しの時に、ちょっと頑張れよみたいな感じのこと言ってくれたりだとか。奄美大島の方でも、先ほどちょっといろいろ言っちゃったんですけど、良い人がいっぱいいて、ご飯食べさせてくれたりだとか、あれ、ご飯しかない、ご飯しかないんですけど、ご飯食べさせてくれて、いろいろちょっとこう、いろんなことしてくれて、いろんないい人がいてっていうので、毎年年賀状も送らせていただいたりとか、逆に、その京都のこのお菓子美味しかったなと思い出して、ちょっとこう、やっぱネットでちょっとこう、これ食べたいなと思うとやっぱすぐ届く時代なので、故郷のお菓子を食べるような感覚でとか、逆に、岩手でどっか行く時に、ちょっと手土産でちょっと京都のお菓子持って行こうかなとか、奄美大島のフルーツ美味しかったなあ、持って行ったらちょっといいかなっていう時に持って行くっていうことでは、ちょこちょこやっているんですけど。逆に、岩手県に住んじゃうと、逆にその里心がついちゃうというか、もう家だから、まあいっかみたいな感じになっちゃって、逆に、こっちから実家に送ったりとか、こっちからこれおいしいから食べなよっていうので送ったりとかもしますし、結構、やっぱ今インターネット社会なので、いろんなことそういう活用させていただいて、自分の軌跡じゃないんですけど、いろんな地元、いっぱいある地元をいろんな人に知ってほしいなということで、いろんなことを、ご飯ばっかりなんですけど、美味しい物いっぱいあって困っちゃうなっていうことで、そういうので悩んだりとかしますけど、そういうのでちょっと、地域を繋ぐじゃないんですけど、いろんなもの知ってほしいなっていう交流は、身内ですけど、やっています。

 

小野部長

 ありがとうございます。岡田さん、今、皆さんのお話を聞いて、何かプラスアルファの新しいアイディアとかいかがでしょうか。次にやってみたいこととか。

 

岡田 芳美

 やっぱり若い方のお話を聞いて、それこそ人口を減らしたくないから言ってるんだろうとか、そういった感じ方は確かになと。私もどんどん年を重ねてしまいますので、菅原さんのように新卒採用をやっていると関わることがあるのかもしれませんが、もっと若い方とも繋がりたいですし、もう少し若者に何かアプローチできる方法があればいいんだろうなと思いました。

 

小野部長

 どうもありがとうございました。今、岡田さんからもお話しいただきまして、行政とすると、どうしても人口減少対策と、これはもう大変、地域にとって、県にとって重要な課題ではございますけれども、皆さんからお話をいただく中でやっぱり一人一人の思い、それが様々、U・Iターンする、あるいは都会の方に出て行って、そこで働く、そういう一人一人のいろんな方々の決断と思いがあって、結果としての今の人口というものがあるので、やっぱりその思いに応えるような一人一人という支援を大切にすることによって、様々な課題もお話しいただきました。こういったことを一つ一つ解決して、また今日お話しいただいたような、実際にU・Iターンで岩手にお住みになっている皆さんの生の言葉、声、これはやっぱりとても、今お考えになっている方々の大きな、大いなる参考になるのかなというふうにお聞きいたしました。様々、こういった点もですね、大いに参考にさせていただきたいというふうに思っております。

 そろそろ、皆さんからお話しいただいておりますけれども、時間の方が近づいております。最後に、これだけはもう一言言いたいといったことがあれば、ぜひお願いいたします。

 それでは、菅原さんの方からどうぞ。

 

菅原 綾音

 はい。これだけは言いたいというか、せっかくなので聞いてみたいなということで、知事もUターンをされたというので、そうなんだということで知りまして、いつ頃、そのUターンされて、どういう気持ちでUターンされたのかっていう、ちょっとせっかくなのでお伺いしてもよろしいですか。

 

達増知事

 外務省で働いていたのを辞めて、それで衆議院議員選挙に出るっていうことで、岩手、盛岡に戻ってきたというところなんですね。外務省に入って東京で働いたり、あるいはシンガポールで働いたり、アメリカワシントンDCに留学させてもらったりとかしてたんですけれども、どっかこう、ふるさとを捨てた後ろめたさのようなものを引きずりながら働いていたところがあり、里心ついたというのでしょうかね、そういうものが自分の中に膨らんでいたところがあります。外務省に入った頃には、もし外務省が岩手にあれば地元で就職していたんだ、ハハハとか嘘ぶいていて、東京にあるから仕方が無いから東京で就職したみたいなことを言っていたのですけれども。そういう意味で、一方、外務省で働き、また海外でも生活したり働いたりした経験っていうのは、今、知事の仕事をするのにも、非常に役に立ってはいるのでですね。東京もふるさとだし、シンガポールやワシントンDCもふるさとなのですけれども。そういう感じで、こうUターンしてきたというところがあります。いいでしょうか。

 

小野部長

 ありがとうございました。それでは、まだお話し足りないところもあるかと思いますけれども、お時間がまいりました。皆様、本当に今日はありがとうございました。

知事所感

小野部長

 最後に、それでは知事の方からお願いいたします。

 

達増知事

 「イージューはなまき」のサイトには、この移住先輩の体験談とか、そういう情報が載っているし、また、そういう人たちが集まるイベントの紹介とかもあるわけですよね。昔は、そういうのが、そういう情報へのアクセスってほとんどなかった時代に比べると、非常に有り難いなと思います。そして、子供たち、小中高校生向けに岩手の良さとか、岩手で就職することがいいことだっていうことの、この伝え方も、伝え方が悪いと何か、それは自分たちの立場のためにやっているのだろうと見透かされてしまうようだと、かえって逆効果にはならないのかもしれないけれども、想定されていたような効果は無かったりするのだと思いますね。さっき、小野部長が言っていたのですけれども、そういう話を聞く側、これから社会に出る、就職するとかいう側の立場に立って、エンパワーするというか、将来のために、こう役に立つ情報の一つとして、岩手のことを伝えますよっていうことがやっぱり大事なのだと思いますね。

 明治維新で、江戸時代はもう生まれた場所に住んでなきゃならないし、家の代々の職業を継がなきゃならないし、それが明治維新以降、居住移転の自由とか、職業選択の自由というものが認められ、戦後、さらにそれは日本国憲法でがっちり保障され、そして交通通信も発達して、実際、自由自在に日本のどこにでも、こう行ってそこで働いたり住んだりできるし、また海外という可能性もある今日において、それでも、この地縁血縁、人間関係とか、そこに住んだことがある土地勘などで、やはりまず生まれ育った場所の優位性っていうのはあるので、そういったところを伝えていきたいですし、もう一つは、岩手で生まれ育ったわけではなくても、この養蚕をするとか、しかもそれを、新しいものを周りの人に手伝ってもらいながらやるとか、そういう場として、岩手は非常に優れているというようなことをアピールしていく、Uターン、Iターン、また岩手にずっと残っている人たち、それぞれにとって、それぞれにとっての岩手の良さっていうのがきちんと繋がっていく、伝わっていくように工夫していきたいと思います。どうもありがとうございました。

 

小野部長

 ありがとうございました。

閉会

小野部長

 皆様、本日は、貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。今日いただきました、御意見、御提案につきましては、私も、県庁の中でしっかり共有して、これからの県の取組に生かしてまいりたいというふうに思います。

 本日は、「南いわてに住む私の移住・定住への想い」と題して、県政懇談会を進めてまいりました。以上をもちまして、本日の県政懇談会を終了いたします。本当にありがとうございました。

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