令和8年10月27日知事会見記録
開催日時
令和8年10月27日10時30分から11時10分まで
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表が2件あります。それでは、知事お願いします。
知事
岩手県では、令和7年の大船渡市、令和8年の大槌町と大規模な林野火災が2年連続しました。このような山火事を二度と起こしてはならないという考え方で、岩手県山火事防止対策推進協議会では、「県民一人一人が山火事を起こさない」という意識を高めることが重要であると考え、令和9年の山火事防止対策の強化に向けて、県民や企業、団体等の参画による「山火事防止県民運動」を展開いたします。
新たな対策として、県民一人一人の山火事防止意識の向上につながるよう、自主的に普及啓発に取り組む企業、団体等を募集し、「岩手県山火事防止協働パートナー」として登録します。募集期間は、今日(10月27日)から11月30日まで、県ホームページで募集します。登録いただいた企業、団体等は、県ホームページ等で公表し、企業、団体等の社会貢献活動を紹介する機会となるように情報を発信します。企業、団体等の皆様には、積極的に応募いただいて、「山火事防止県民運動」の推進に御協力いただきたいと思います。
そして、県政150周年を記念して、11月8日日曜日、陸前高田市のシンボルロードで、「岩手県政150周年記念パレード」を開催します。震災から15年の節目でもあることから、県内外の皆様に復興の姿を発信し、交流人口の拡大につなげる契機とするため、沿岸部の陸前高田市で開催します。このパレードを通じ、幾多の困難を乗り越えてきた岩手の歩みと、未来へ向かう力強い姿を発信していきます。
当日は、地域に受け継がれてきた郷土芸能や、県内の子供たちによるマーチングバンドやダンスなど、多彩な団体がパレードいたします。東京ディズニーリゾート®からディズニーの仲間たちにも来てもらい、地元の子供たちと一緒にパレードに参加、夢と笑顔を届けます。奇跡の一本松ホールの駐車場では、「ダッフィーバス」の展示も行います。さらに、航空自衛隊のブルーインパルスの展示飛行を予定しています。昨年(令和7年)の大船渡市林野火災で被害を受けた、綾里地区の上空も飛行ルートに含まれております。復興、そして、未来への希望を象徴するプログラムです。当日は、会場周辺で交通規制を実施しますので、御来場の際は交通規制や駐車場の情報を、事前に特設サイトなどで御確認くださるようお願いします。県政150周年という節目を県民みんなで共に祝い、岩手の魅力を広く発信する機会としたいと思います。よろしくお願いいたします。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
それでは、今の発表事項2件について、質問のある社はお願いします。
記者
まずは、山火事防止協働パートナーの募集について伺います。本県では、昨年(令和7年)、今年(令和8年)と、沿岸南部の方で大規模な林野・山林火災が発生しましたけれども、官民連携となる今回の取組を通じて、今後どのような活動の広がりを期待されているか伺います。
知事
まず、今まで以上に、山火事防止ということを岩手県民みんなで、より深く自覚して、そして、よりしっかり取り組んでいかなければならないという状況だと思っております。そういう中で、様々な主体による参画ということが大事でありますので、今回、この協働パートナー募集ということで、企業、団体等に広く参画を求めるものであります。過去、既に運輸業関係の企業、団体の協力をいただき、あちこち走る車両に、山火事防止のメッセージを車に貼って、みんなに見せて回るようにしてもらうようなことをやっていただいたことがありますが、いろいろな企業、団体の活動に則して、いろんな普及啓発の仕方があると思いますので、行政だけではできないような、広く深い普及啓発活動ということを期待しております。
記者
ありがとうございます。次に、ディズニーキャラクターが参加する、記念パレードについて伺います。県内での開催は2013年以来かなと思いますけれども、県政150周年の節目、先ほど、県民みんなで共に祝おうとメッセージもありましたけれども、この開催を通じて、特に被災地の子供たちに対して、どのようなことを感じてほしいかお願いいたします。
知事
県政150年の現代から遡って、非常に重要な部分が、東日本大震災津波とその後の今日に至る15年余という期間だと思っております。改めて震災と復興ということに注目することで、岩手の150年、歴史全体についての理解が深まると考えておりますし、150年のうちの約1割でありますので、実は結構長さとしても、震災とそれ以降の救助、復旧、復興という歩みは、150年の中の1割を占める長い期間でもありますので、そこを振り返りながら150周年という全体に対する理解も深め、そして、未来に向かっていく力にしていこうという企画でありまして、その象徴として、ディズニーリゾートから参加してもらえる、東京ディズニーリゾート®スペシャルパレードですね、地元の底力プラス様々なつながりの力、イコール復興の力としてきた、様々なつながりの力の象徴としてふさわしいと思っておりまして、そういった開かれた復興をしてきたこと、それが県の総合計画、県民計画の基本目標にも、東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながらうんぬんということで、そういう開かれた復興の姿が、県政全体でも、開かれた県政の推進ということでやっていこうということの象徴にもなりますので、大いに期待しているところです。
幹事社
質問がないようでしたら、幹事社の代表質問は用意していませんので、各社、質問がありましたら、挙手の上、お願いします。
記者
大きく2点伺います。まず、本日(10月27日)最終日を迎える県議会9月定例会について伺います。先日の決算特別委員会の方では、千葉企画理事の旅費問題について、説明責任が果たされていないということで、一般会計決算の継続審査を決めました。最終本会議はこれからになりますけれども、まずは12年ぶりに継続審査となる見通しが強まっている現状についての、知事の受け止めをお願いいたします。
知事
令和7年度決算は、歳入歳出予算の執行結果を決算書として適正に取りまとめ、監査委員の審査に付して、その計数は正確であり、予算の執行などについては適正に処理されていて、おおむね適正なものと認められた、という意見を受けて議会に提出しておりまして、まだ、今日1日、会期はありますので、この9月議会で認定をいただきたいという思いは、今でもあります。議会の審議に対して、しっかり対応していきたいと考えております。
それから、企画理事の出張問題に関しましては、これは県として、出張中の行為が地方公務員法の職務専念義務違反に当たり、また、出張に関する幾つかの規則にも反しているということで、戒告という懲戒処分を行っておりますので、これに関して疑問等あれば、議会を通じて、あるいは、いつでも執行部の方に質問してもらえればいいというふうに思っております。
記者
ありがとうございます。あくまで認定を目指すという前提だと思いますけれども、今後、もし継続審査になった場合、閉会中であったり12月定例会での審査になると思います。特に、現在調査中の案件等も含めての審査になるかなと想定もされますけれども、今後、県として、議会への説明という部分についての姿勢について、どのように対応していきたいかお願いいたします。
知事
あくまで目指すというか、まだ1日あって、最終的な結論は出ていないので、基本的に認定いただくのをお願いする姿勢でいるということでありまして、今日(10月27日)の進め方、そして、閉会中の議会の在り方については、これは議会が議会の自治として、議会自らが決めることだと思っておりますし、そういう議会の決定の中で、執行部への質問があれば、それに対してきちんと答えていきたいと思います。
企画理事の出張に関しては、出張中の五つの行動に関して、法令や規則に違反しているので、懲戒処分をしたところでありますので、それに関する質問が、今議会でもかなり、私はじめ質問に対して答えてきているところなのですけれども、更なる質問があれば、いつでも答えていきたいと思います。
記者
ありがとうございます。話題変わりまして、自(由)民(主)党の神﨑県議のパワハラ問題に関する政治倫理審査会について伺います。(10月)26日、昨日ですね、初会合が開かれ、今後、審査が進められていくかなと思いますけれども、まずはこの問題についての知事の受け止めをお願いいたします。
知事
これもどういう体制で、どういうふうに追及していくかというのは、議会の自治の問題だと思っております。一方、被害を受けたというのでしょうか、この問題提起をされた、一関市、平泉町、そして、その両市町でつくっている事務組合ですか、権限上、県議会議員に対して、いろいろ協議をする場とか、そういうものというのは制度上、法律上ないのだと思うのです。それで、本人ではなくて岩手県議会に対して、両市(町)、事務組合から、何とかしてくれという申入れがあったと理解しておりますので、そういう意味では県議会として、その申入れを受けて、何らかの対応をしなければならないということだと思います。
記者
ありがとうございます。政(治)倫(理)審(査会)自体は、本県では初めての設置となりましたけれども、あくまで議会の自治の範ちゅうではありますが、知事としては今後どのように審査してほしいと思われますでしょうか。
知事
パワハラという言葉が使われていますけれども、パワハラというのは厳密には権力関係の、上下関係の中で、上から下に対して行われるハラスメント、そういう権力関係の中で、逆らえない、逆らいにくいという中でハラスメントが行われるというのが、パワハラの元々の意味と考えれば、県議会議員と市や町の職員との間には、そういう権力関係はないのだと思うのですけれども、事務組合の役に当該議員さんが就いていたわけでもないでしょうから、そうだとするとカスタマーハラスメントの面もあると思うのです。上下関係にあるわけではない、お客さんと、それに対してサービス提供する関係の中で、市や町の職員が資料を欲しいとか、いろいろ教えてほしいという、権力者の立場で何か命令でやったわけではなくて、制度的には一市民といいますか、普通の人として、要請というか、お願いをする際に、そういうハラスメントがあったということであれば、カスタマーハラスメントの面があるのかなとも思っているところでありまして、今、日本中でカスタマーハラスメントについて、そういうことがないようにしようと取り組んで、法律も整備され、そして、いろんな自治体とか、あと企業、団体、そういうところが、カスハラ防止のために力を振るって取り組んでいるところですので、そういうことであるとすれば、その事実関係を明らかにして、再発防止を追求していくというのは、非常に意義あることだと思いますので、そういう方向で問題が解決されることを期待します。
記者
私からは、3点ほどお伺いさせてください。一つ目が11月2日に防災庁が発足します。東日本大震災を経験し、その後の復旧、復興を進めてきた知事のお立場から、期待と注文をお伺いさせてください。
知事
自然災害の頻発化、激甚化が進んでいて、もう日本のどこかで常に自然災害が起きるか、あるいは起きそうになっているような、今年(令和8年)もそういう日々が続いていますので、防災庁というものが常設されるというのは、やはり意義があることだと思います。
そういう中で、日本のあちこちで起きる、さらに、海外で起きる災害も含めて、知見が蓄積されて、そして、新しい、より効果的な防災、減災が日本の中で行われて、いざ災害が起きたときも、適切な災害対策が講じられていくことを期待します。
記者
ありがとうございます。また、岩手県は防災局を誘致されていますけれども、改めて岩手県が果たせる役割と併せて、誘致の理由をお伺いさせてください。
知事
東日本大震災以外にも多くのいろんな災害を経験しているのですけれども、特に東日本大震災の経験というのが、オールジャパンで取り組むべき大規模災害の経験として、防災庁の仕事にも大いに役立つと思っております。ですから、まず事務の仕事の拠点としても、好適な場所と考えておりますし、また、学びの場としても、研究や教育の場としても、非常にいい場所だと思っております。
記者
ありがとうございます。また、決算(特別)委員会の継続審査について私もお伺いさせてください。まだ議会は1日ありますけれども、仮に次の議会で決算の審査を継続するとなった場合に、現在行われている、弁護士によるパワハラ関連の調査の報告書の提出時期を早めるよう求める声も、議会の方から上がっています。報告書の提出時期の前倒しをするお考えはあるかお聞かせください。
知事
弁護士さんに第三者として調査をしてもらうということを決めてやり始めて、基本的にそのやり方に、県当局が介入しないという基本姿勢でやっておりますので、県職員の命、健康、安全が脅かされているような場合に、何かそういう事実があるなら、それは早めに出してほしいとかいうことは有り得ると思いますけれども、何かそういうよほどの緊急性があれば、やり方について要請したりとかというのは有り得るかと思いますが、今現在の段階では、弁護士さんたちに対して何か注文とか、要請をするということは想定していないところです。
記者
ちょっと話題変わりますけれども、軽米町との医療不法投棄の問題で質問しますけれども、盛岡地(方)裁(判所)が和解を勧告しましたけれども、知事の受け止めと今後の県の対応、和解を受け入れるのかどうか、その辺をお聞かせください。
知事
盛岡地裁に事案を整理していただいて、そういう和解の提案があり、医療局では、事案発生当初から、撤去費用等について負担する考えがあることを軽米町に伝えていたという経緯もあり、裁判所の判断、示された和解の案を基に、医療局において検討し、解決に向けて進んでいくという、今、状況と見ているところです。
記者
プログラミング言語のPHP(ピーエイチピー)をめぐって脆弱性(ぜいじゃくせい)が指摘されて、県内の各企業でも大きな影響が出ております。実際に自治体では、安全情報のメールを停止するような影響が出ているところもあるかと思いますが、今後、県として、どのような各企業、団体のフォローをしていくのか、お考えありましたらお聞かせください。よろしくお願いします。
知事
まず、修正をするという、PHPそのままではハッキングされて情報も漏えいする、そういう危険性があるので、修正をしなければならないということで、そういう対応をまず広く求めておりますし、県自体も、県公式ホームページのお問合せフォームの部分の修正を管理している業者に依頼しているところです。県内市町村では、PHPの脆弱性の影響があるというのが20市町村で、うち、16市町村ではもう対応が完了していると。対応中の市町村が四つあるのですが、ホームページの閲覧については可能ということで、一部の機能が停止という状況になっています。
そういう不自由さというのもあるのですけれども、事の本質は、それまでAIエージェントを使っているのであろうという、大規模で、かつ、ものすごくスピーディーなハッキング、情報漏えいというものの攻撃に対して、非常に脆弱であるということですから、そういうことをされないように修正を施すということなので、まずどんどん修正をしていただいて、そういう大きな被害が出ないようにしてもらえばということで、行政のみならず、民間のホームページ等についても、そのようにどんどん修正をしてほしいということで、県から発信しているところです。
記者
すみません。話題変わって、2点ほどお伺いします。まず、1点目です。先日、プロ野球のドラフト会議が行われまして、岩手からは富士大の角田(かくた)投手がドラフト1位指名、あとは育成で花巻東高校の佐々木投手と花巻東高校卒の田代旭(たしろあさひ)捕手がそれぞれ指名されています。まず、ここ最近というか、ドラフト指名のもはや定番となってきていますが、岩手の野球の盛り上がりについて、何か御所感があればお願いします。
知事
ドラフト1位というのは、ものすごいことでありますので、今年(令和8年)それがあったというのは大きな喜びであります。そして、育成にお二人(指名されて)いるというのも、将来楽しみなことでありまして、岩手県が野球について、競技力、非常に強く、そして、野球の世界での人材育成が、非常にうまくいっているということだと思います。
記者
ありがとうございます。すみません。話題変わって、先ほどカスタマーハラスメントの話題がありましたので、お伺いします。岩手県では、去年(令和7年)たしか8月でしたか、カスタマーハラスメントの対応ガイドライン作られて、もしあった場合はという対応を決められています。急に質問してあれなのですが、カスタマーハラスメントについて、何か実際に運用をかけた例であるとか、もし御存じでしたらお伺いできますでしょうか。
知事
知事まで報告が上がるような深刻な事例はないということかなと思っておりまして、それぞれ現場で適宜対応されていると理解しております。
記者
2点伺います。まず、福田康夫元首相が亡くなったという報道ございましたが、そのことについての受け止めと、あと知事としてお仕事など、関わりで印象に残ったことあれば教えてください。
知事
福田元総理、総理をされているときに、岩手・宮城内陸地震(が)、2008年(に)ですね、ありまして、それで地震発生時、私はブラジル等県人会訪問でブラジルの方にいて、すぐ飛行機(の)チケット(を)取って帰ってきたのですけれども、そして帰ってきて、私が現地入りした直後ぐらいのタイミングで、福田総理に現地入りしていただけるということもその間(に)決まって、それでヘリコプターで一関市に降り立ち、防災服(を)着て来られて、山崩れの状況、被害を受けた家屋の状況、避難している方々に直接接していただいて、大変心強かったことを覚えております。
記者
ありがとうございます。政治家としては、どのような方だったという印象を抱いていますか。
知事
自民党政治の中で、いろんなバランスをうまく取られて、特に現実の国民生活とか国民経済、そして、国際関係も、国と国との、政府間関係と別に、国民同士の草の根の交流とか、あと企業、ビジネスとかで盛んに、これは特に中国との関係なのですけれども、そういう国民の実態とか、経済の実態とか、そういったことをきちっと押さえて、政治がそこから離れていかないようにバランスを取るということをされていて、それは非常に大きな役割を果たされていたのではないかなというふうに思います。お父様の福田赳夫(たけお)元総理が世界の福田という感じで、OBサミット、世界の元総理や元大統領だった人たちのサミットをやるような、そういう世界を相手にした活動で印象的だったのに比べ、福田康夫元総理の方は、国内の、国民や国民経済の、そちらの実態の方に寄り添うような形でやっていらしたという印象があります。
記者
ありがとうございます。話題変わりまして、県議会の9月定例会について、一般質問ですとか決算特別委員会の中で、議員からは百条委員会の設置というような、するべきではないかという意見も出ていました。決算の継続審査というところも含めて、やはり議員の中では、県側の説明に納得がいっていないということの表れなのではないかと思うのですけれども、県としては9月定例会で議論は果たされたと考えていますでしょうか。
知事
私をはじめ、たくさんの質問に対し、たくさん答弁もしました。その中で、同じ質問が繰り返され、それに対して同じ答弁を繰り返すというような感じにもなってきて、主要な論点についてのやり取りというのは、今議会でかなりやることができたのかなというふうには思っております。そういう意味で、どういった論点が残っているのかということかと思いますけれども、企画理事の出張中の行動については、もうそれは許せることではなかったという認定を県当局はしているわけで、地方公務員法等の法令や出張にまつわる規則の、これはもう違反だと。どういう気持ちでそのときいたのかとか、それが出張として正しいものだったと考えていたのかとか、あとはどういう行動をそのとき取っていたのかという、そういった中でいろんな疑問があるというのは分かるのですけれども、そういった行動全体、そして、本人がどういう考えであったにせよ、やったことそのものは法令や規則に違反していることだと認定し、これは処分に値するということで、戒告という懲戒処分を行っているところでありまして、その部分に対する質問に対しては、まず答えてきたかなと思っているところです。
記者
すみません、再度の質問になります。私も先ほどの決算(特別)委員会の継続審査の関係について、ちょっとお伺いさせていただきます。知事も先ほど、既に懲戒処分はなされているというふうにお話しされていたかと思うのですけれども、特に大阪府茨木市への出張について、懲戒処分の土台となっている事実認定の根拠が、本人や随行者の証言であるというふうに認識しています。しかし、今回の決算(特別)委員会では、本人の証言が客観的な合理性に欠け、不明瞭であって、決算を認定するかどうかの判断の材料がそろっていないことが、今回の継続審査というふうになった根底にあるというふうに認識しております。知事御本人は、10月の企画理事の、大阪府茨木市への出張について、視察先には遅れて行って視察したとの、本人の証言の客観的な合理性について、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
知事
本人の証言から、それが(地方)公務員法上の職務専念義務違反に当たるものであるという認定はできるとして、そういうふうな認定をしておりますし、出張関係の規則にも違反していると認定できるというふうに判断したところであります。
そして、実際には行っていないのではないかという論点があるとすれば、それは議会で虚偽の答弁をしたのではないかという問題提起でもありますので、議会で虚偽の答弁をするというのは、これは出張問題とは別の次元の大問題でありまして、もしそうだとしたら、それは絶対あってはならないことですから、やはり虚偽の答弁だというのであれば、虚偽の答弁である証拠、同じ時間に別のどこかに行ったことが確認されているとか、それがあれば虚偽答弁問題として追及しなければならないくらいの大問題だと思いますけれども、出張のときの行為という面からは、いずれ法令や規則に違反していたという認定はできると判断し、そう結論しているところで、処分もしたところです。
記者
おととい(10月25日)雫石町長選(挙)が行われまして、元県議(会議員)のハクセル美穂子さんが当選を果たして、県内初の女性首長ということになると思いますが、この点に関して知事の所感をお願いいたします。
知事
ハクセル元県議には、町長当選おめでとうございますとお祝いを申し上げたいと思います。そして、ハクセル新町長誕生ということで、女性だからといって選挙に出ることをちゅうちょするとか、女性だからといって政治参画をちゅうちょするとか、そういうことはあってはならないという、そういうジェンダーギャップ解消的な、世の中を変えていくということにも大いに貢献する、今回の当選だったと思っておりまして、そういう意味でも良かったというふうに思っています。
記者
ありがとうございます。すみません、もう一点、先日、鳥取県の平井知事が6選に出馬しないということを表明されました。知事と同じ2007年の知事選で初当選されて、全国知事会なんかでも関わりがあったかと思いますが、この点に関しての御所感もお願いいたします。
知事
まず、長く一緒に仕事をしてきたという親近感で、非常に喪失感を、寂しい思いを感じているところであります。岩手にも何度も来ていただいていて、国(民)体(育大会)とか全国知事会とか、そういう行事もありましたが、それ以外にも、県のいわての森林(もり)の感謝祭、植樹祭に、鳥取県において苗を育てていた、それを岩手で使うというようなこともあって、わざわざ来賓として参加してくださったという、岩手まで駆けつけてくださったということもありますし、そういう復興への個別の支援が大変ありがたかったです。
あとは、いわゆる妖怪サミットです。「怪」という雑誌が事務局になって世界怪遺産という企画をやり、それに選ばれた市が存在する鳥取県と徳島県と岩手県の3県で、8年間ですか、それぞれの県で2回ずつと、東京と京都で1回ずつ、3知事が集まって妖怪で地域振興を図るということも一緒にやっていましたので、本当に寂しい思いが募っているところです。
鳥取県という人口が一番少ない県でも、県勢発展というのを力強く進めることができ、そこから全国知事会会長も出せるということを示されたのは、地方全体にとっての希望でありましたし、そのレガシーというのは今後も残り続けるものと思います。
記者
ありがとうございます。この表明を受けて、何か平井知事にお伝えされたこととかというのはありますでしょうか。
知事
簡単な情報通信技術を使ったメッセージとして、喪失感マックスという言葉を送りました。
広聴広報課
以上をもちまして記者会見を終わります。
次回記者会見
次の定例記者会見は11月6日(金曜日)の予定です。
このページに関するお問い合わせ
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