令和8年7月23日知事会見記録
開催日時
令和8年7月23日10時30分から11時14分まで
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表が3件あります。それでは、知事お願いします。
知事
まず、夏の行楽シーズンに向けまして、クマの注意喚起をしたいと思います。本格的な夏の行楽シーズンやお盆の季節を迎えます。改めてクマに注意するよう、県民の皆さんや本県を訪れる皆様に呼びかけたいと思います。
現在、ツキノワグマの出没に関する警報を発表しています。県民の皆様には、クマとの遭遇リスクを避ける行動をお願いしていますが、今年(令和8年)は、ツキノワグマの出没が例年の約2倍近くとなっています。人里の近く、そして、市街地への出没も続いています。
夏の行楽シーズンやお盆の季節は、山登り、キャンプ、渓流釣りを楽しんだり、夏休み中の子供たちが屋外で過ごす機会が増えます。観光や帰省などで、県外からも多くの皆様が本県を訪れます。皆様におかれましては、クマとの遭遇リスクを避ける行動をし、安全、安心を最優先に過ごされるようお願いしたいと思います。
また、夏休み中の子供たちがクマの被害に遭わないよう、学校や御家族におかれましては、子供に注意を促すようお願いします。特に、山登りや渓流釣りで行楽に行かれる方々や、キャンプなど屋外で過ごされる方々は、複数人で行動し、食べ残しや生ごみなど、クマの餌となるものを放置しないようにしてください。
また、クマと遭遇しないよう、音の鳴るグッズを常に鳴らすことも効果的です。万が一遭遇した場合には、絶対に大声を出したり、物を投げたり、急に走って逃げたりせず、目を離さず、静かにゆっくり遠ざかりましょう。
県では、クマ出没情報共有アプリ「Bears(ベアーズ)」をリリースしています。このアプリを活用したり、市町村で発信している情報にも注意し、ツキノワグマとの遭遇リスクを避け、安全を最優先に行動していただきたいと思います。クマによる被害を防止して、夏の行楽シーズンを安全に過ごしていきましょう。
2番目の記者発表事項は、「岩手国際イノベーションコンベンション」の登壇者についてです。10月29日木曜日、30日金曜日に盛岡グランドホテルで行われる「岩手国際イノベーションコンベンション」でありますけれども、内容は、基調講演、ファイヤーサイドチャット、そして、分科会を予定しています。分科会のテーマは、農林水産業、医療・ヘルステック、AIの3分野を予定しています。
そして、コンベンションの登壇者ですけれども、シンガポールを拠点とするベンチャーキャピタル、リブライトパートナーズ(株式会社)代表取締役の蛯原健(えびはらたけし)さんです。蛯原さんは、盛岡市出身で、2008年に、東南アジアとインドのスタートアップに特化したベンチャーキャピタル、リブライトパートナーズを創業し、現在はシンガポールを中心に活躍されています。
そして、県内で活躍する起業家として、株式会社雨風太陽の高橋博之(たかはしひろゆき)代表取締役社長、株式会社ヘラルボニー、松田文登(まつだふみと)代表取締役Co-CEO(シーオー-シーイーオー:共同最高経営責任者)、株式会社北三陸ファクトリー、下苧坪之典(したうつぼゆきのり)代表取締役CEO(シーイーオー:最高経営責任者)に登壇いただく予定です。
さらに、本コンベンションの共催であります、インシグニア・ベンチャーズ・パートナーズから、創業者兼代表者のタン・インラン氏、そして、戦略開発・オペレーション担当副代表のチュン・アレン氏が登壇する予定です。
現在、このほかにも、県外や海外の著名な登壇者をお迎えするよう調整中です。
そして、本コンベンションの参加申込みは、8月上旬をめどに受付開始の予定です。
本コンベンションを契機としまして、国境や県境を超えて、起業家や投資家が岩手に集い、世界的なネットワークと結びつくことで、スタートアップの育成や成長の好循環を創出する、世界に開かれたスタートアップエコシステムを構築していきたいと思います。
三つ目、「いわて・移住PR集中月間」についてです。8月を「いわて・移住PR集中月間」として、三つの事業を行います。「いわておかえりキャンペーン」、県主催移住フェア「THEいわてDAY2026(ニーマルニーロク)」、そして、YouTube(ユーチューブ)チャンネル「いわてへ踏み出せ」プレゼントキャンペーンです。「いわておかえりキャンペーン」は、8月1日から9月30日まで、(岩手に)帰省する方を対象に、Uターンを働きかけ、キャンペーン参加者には、「いわて牛」などの県産品を抽選でプレゼントします。8月10日から13日までの四日間は、イオンモール盛岡南に「UターンPRブース」を設置し、県公式の就職マッチングサイト「シゴトバクラシバいわて」の新規登録を促します。県主催移住フェア「THEいわてDAY2026」は、8月30日に東京都内で「岩手県U・Iターン就職フェア」と同時開催で行います。市町村や企業等のPRブースが出展し、移住や就職の相談に対応するほか、本年度(令和8年度)は初めて、岩手県宅地建物取引業協会が住まい探しの相談ブースを設置します。
そして、YouTubeチャンネル「いわてへ踏み出せ」プレゼントキャンペーンは、県が、県内全33市町村の移住PR動画を順次制作し、このチャンネルで公開していますが、この度、「いわて・移住PR集中月間」ということで、X(エックス)、旧Twitter(ツイッター)を活用した、プレゼントキャンペーンを行います。動画を引用投稿した方の中から、抽選で5名の方に岩手のお米をプレゼントします。これらを通じて、本県へのU・Iターンを増やしていきたいと思います。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
それでは、まずは先ほどの発表事項3件について、各社から御質問があればよろしくお願いいたします。
記者
まず、「岩手国際イノベーションコンベンション」について伺います。県内でも、上場を目指されているスタートアップ、複数あるかなと思いますけれども、今回の登壇者には、現在、実際に活躍されていらっしゃる起業家であったり、あとは、シンガポールのインシグニア社のタンさんもいらっしゃるということで、豪華布陣かなと思いますけれども、この登壇者を迎えて開催される意義と、県内にスタートアップを育成する上での期待についてお願いいたします。
知事
既に岩手県から全国的、さらに、国際的なスタートアップをやっている、会社や経営者の例を共有し、さらに、シンガポールベースで国際的にスタートアップを展開している人たちの例も共有することで、岩手から全国に広がり、さらに、海外にも広がっていく、世界に開かれたスタートアップエコシステムというものを頭で理解し、また、体で実感できるということを期待しております。
記者
ありがとうございます。今回、分科会の中のテーマを、農林水産業、医療・ヘルステック、AIと3分野ありますけれども、この3分野を選定された狙いについてもお願いいたします。
知事
農林水産業と医療・ヘルステックは、岩手県の自然環境や産業の歴史の中で、今、世界から見ても有望な分野として選ばれております。AIは、万国共通、今、世界で注目すべき分野ということでAIが選ばれています。
記者
ありがとうございます。最後に、クマの注意喚起について伺います。期間は、本日(7月23日)から当面の間ということですけれども、例えば、具体的な県民への呼びかけの手段について、先ほどの御説明以外のものでお考えのものがございましたら、お願いいたします。
知事
様々な媒体を活用して、県民の皆さんや岩手に来る方々に伝えていきたいと思っております。
記者
例えば、チラシを配布されるとか、具体的な行動の面で何かございましたらお願いできればと思います。
知事
そうですね、いろんな手段で伝えていきたいと思います。
記者
ちょっと登壇者の顔ぶれを拝見しまして、大体全体で、登壇者は今後何人ぐらいになる予定なのでしょうか。
知事
基調講演、ファイヤーサイドチャットは、今日(7月23日)発表したメンバーで足りているところがあるのですけれども、これでももういいのですけれども、もうちょっとアクセントというか、サプライズというのもやっぱりあったほうがいいだろうという感じで、これで終わりではありませんよというふうにしています。
記者
分かりました。そして、今、拝見すると、全員男性でいらっしゃるかなと思いまして、国際会議ということもありまして、ジェンダーバランスのところとかも、今後、女性の登壇者も積極的に見つけていきたいなみたいな方針があれば。
知事
今、そう思いました。女性の登壇者も確保しましょう。
幹事社
では、発表事項についてはないようですので、続きましては発表事項以外についてになります。本日は、記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社質問がございましたらば、よろしくお願いいたします。
記者
大きく2点伺います。まずは、スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手なのですが、アメリカ大リーグのマーリンズへの入団を表明いたしました。県内から菊池雄星投手であったり、大谷翔平選手、佐々木朗希投手に続く挑戦になるかなと思いますけれども、まずはこの入団表明についての知事の御所感と、活躍への御期待をお願いいたします。
知事
やはり想像を超えた、思いつかないような進路を選んでいるなというふうに思います。なかなか日本からの前例はないのではないでしょうか。ですから、今後どういうふうになっていくのかというのは、もう予想がつかないところがあるのですけれども、そういう道を思い切って選んだということは、本当にすごいことだと思いますので、佐々木麟太郎さんには、そういう想像を超えた、特に上の世代の思いもつかなかった、やってこなかったようなことをどんどんやりながら、野球選手としてどんどん成長してほしいということと、プラス、若い世代の代表として、未来を切り開いていってほしいなというふうに期待します。
記者
ありがとうございます。大リーグでの県人の活躍、今後増えてくるかなと思いますけれども、次の世代のメジャーリーガーを目指す子供たちも出てくるかなと、期待感もあるかなと思いますけれども、県として、その次の世代の選手育成を、どう支えていきたいとお考えでしょうか。
知事
まず、大変ありがたいことに、大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希のお三方の活躍や、どういうことを考えながらやっているのかというようなことは、いろんな報道ですとか、特集ですとかで知ることができますし、菊池雄星さんは本を書いて出していて、それがまず非常に参考になると思います。子供たちもそういう報道や特集や本に触れながら、上の世代では想像もつかなかったような、メジャーリーグのことをよく知り、そこで活躍するというのはこういうことなのだなというのが、あらかじめかなり分かるようになっているというのは、非常にありがたいことだと思います。
そのためにどうしていけばいいのかというのは、今回の佐々木麟太郎さんのように、また、今まで誰もやったことがないような、想像を絶するようなやり方もあるので、これからの若い人たちは、そういうことをどんどんやっていくのだろうなと思いつつ、指導の現場とか、あとは県としての競技力向上という視点からいきますと、やり方はどんどん科学的になってきていますし、そして、それは選手一人一人、選手になろうとする子供を含め、それらをリスペクトすることを通じて、上達してもらうというような、やり方としてどんどん発達していますので、そういう指導の仕方がどんどん進歩する中で、裾野を広くしながら、より高みを目指すアスリート育成という形で、野球についても進んでいけばいいのではないかなと思います。
記者
ありがとうございます。話題変わりまして、皇室典範について伺います。改正皇室典範が(7月)17日の参(議)院本会議で賛成多数で可決成立いたしました。養子の子孫が男性なら皇位継承権を付与するというのと、女性・女系天皇は容認しないと、そういう内容でしたけれども、専門家の間で、国民の意識と乖離しているのではないかという批判もあります。今回の成立を受けて、知事の御所感をまずお願いいたします。
知事
国民的な議論がまだ足りないと思いますし、また、国民的な議論の前提になるための、専門家の意見というのも、十分表に出ていないところもあると思いますので、今回の国会の議決は国会の議決としつつも、きちんとした国民的議論をしていく、きっかけにはなるのだと思いますので、これからではないかなと思っております。
記者
ありがとうございます。審議時間については数時間と、極めて少ないという指摘も出ておりますけれども、そうした中で成立に至ったということについては、知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
終盤になってからの国会、7月に入ってからの国会は、どうも私の理解を超えたところがありまして、何のために何をどうやっているのかよく分からないところがあって、よく分からないなというところです。
記者
県教(育)委(員会)がこの度、新しく不祥事対策の骨子をまとめました。教職員の服務規律保持というのは、教育委員会の所管事務でありますが、県行政のトップである知事の目から見て、この教職員の不祥事が続いていることに対する所感と、今回まとめた対策についての御所感をいただけますか。
知事
一つ一つの不祥事の内容についても、大変異常な不祥事でありますとか、かつてなかったような、問題の多い不祥事が含まれていて、かつ、全体として不祥事の数が多いと、連続しているということは、異常な事態なのだと思います。これに対して、心理学の専門家ですか、今までやったことがないような対策の検討ということを教育委員会もやっていて、今までなかったような異常な事態に対して、今までやったことがないような手段も取りながら対策を講じているのだと思います。これをすれば直るというような処方箋が、なかなかないのだと思いますけれども、今までやったことがないようなこともやりながら、問題の解決に取り組んでいくこと自体、教育という営みの一環でもあるなと思っておりまして、教育委員会においては、今の真面目な姿勢を崩さずに、真剣に取り組んでほしいと思います。
あとは、知事部局的にも、学校の問題というのを学校の中だけとか、職員の間だけの問題として捉えるのではなくて、学校を取り巻く経済とか社会とか、そういったところが、やはり今厳しい経済情勢とか、それから昔なかったような犯罪がどんどん行われるような、そういう社会の問題の深刻さというのも学校を取り巻いておりますので、そういう経済や社会の悪化から学校を守るという視点を、知事部局の方でも持ちながら、経済関係の対策や社会関係の対策、県民経済を向上させ、そして、県民の福祉も増進させて、広く犯罪が起こりにくいようにしていくというようなことは、県全体として取り組んでいかなければと思っております。
記者
クマの話題になるのですけれども、7月に入ってから、雫石でクマが家に入って食料を荒らすなどの被害が相次ぎました。先ほど知事からも発表の中で、夏の行楽シーズンの注意喚起というお話ありましたが、夏のシーズンということで一くくりにすると、暑くて窓やドアを開けたままにしてしまったりというようなおそれもあると思います。県として、自宅周辺だったり、身近な環境での注意喚起というのも併せてお願いできればと思います。
知事
そうですね、雫石での事例は、その家の方は大変怖かったと思いますし、改めてお見舞いを申し上げたいと思います。
これも今までなかったようなことが起きておりますけれども、県からも専門職員が現場に赴きまして、雫石町の皆さんと一緒に対策を講じて、今も警戒を続けているところです。こうしたクマ対策の経験も含めた情報は、まずはその地域ごとに共有されておりますので、町内会とか自治会とか、まずそういう地域ごとにしっかり取り組んでいただいて、クマ出没情報があったときの警戒というのは、やっぱり地域ごとに行われますから、ごみの出し方を気をつけようとか、クマが隠れるような場所がないようにしようとかというのは、地域ごとに行われますので、まず地域で取り組んでほしいということ、あとは分野ごとに、農業は農業で、農業被害対策という形で、専門的な電気柵のつけ方とか、電気柵の維持管理でありますとか、そういった固有の対策を軸にしながら、情報を共有して取り組みますし、観光という分野もやはり情報を共有しながら、こういうところ気をつけよう、そして、お客さんにはこういうふうに情報を伝えようというふうにやりますし、商店街も商店街として、自動ドアを自動ではないようにしておこうとか、そういう情報を共有できますので、そういう一つには地域ごと、もう一つは分野ごとの連携というのが、対策の大きな軸になるので、そういうふうに取り組んでほしいと思います。やはり、危機管理をしなければならない状況ですので、危機管理というのは一人ではできませんので、助け合う姿勢が必要ですので、是非そういう地域的な協力、そして、分野ごとの協力という中で、孤立しないようにしてやっていれば、悪いようにはならないというところがありますので、そういうふうにしてほしいと思います。
記者
今週(7月)20日の月曜日に高市総理が旧Twitter、Xの方に投稿した、総理就任後の睡眠時間が、ゼロ時間から3時間が常態化しているという投稿を受けて、一部野党から危機管理の在り方、トップを担う総理としての姿勢を疑問視する声ですとか、あと、お隣の宮城県の村井知事からは、心配をするような声も出ています。東日本大震災の発災時から陣頭指揮を取っていた知事から見ても、この点をどのように考えているのかという御意見をお伺いしたいのと、あと、併せて8月から、県の方では家事代行のモニター事業も始まりますので、そういった点も踏まえてお考えを聞かせてもらえればと思います。お願いします。
知事
そうですね、家事代行はお勧めしたいと思います。そして、政府としても家事代行をどんどん広めようという、そういう政策のはずでありますので、まず、自らやっていただくというのはありかと思います。私も、料理は一定程度自分でやったりとか、その後の食器洗いとか、あとは家の掃除とか自分でやったりしますし、ごみ出しとかも自分でやったり、あとはボタン付けは小学生の頃から好きだったので、家庭科でやったときからボタン付けというのは結構好きなので、今でも自分でボタン付けをやったりするのですけれども、そういうのはそういうものとして、一方で、知事公舎の掃除を、やっぱり業者さんにやってもらったりしていますし、お盆が近いのですけれども、お墓洗いを業者さんにやってもらったこともありますし、それによって得られる時間的ゆとりというのは、非常に心と体が助かり、仕事でありますとか、あとは家族と過ごすことに役に立つというところがありますので、家事代行の利用というのをお勧めしたいと思います。
記者
ちなみに、知事は普段どれぐらいの睡眠時間が望ましいというふうに考えていらっしゃるのか。特に危機管理といいますか、大規模災害の際には陣頭指揮に立たなければいけない立場だと思いますので、そこら辺の御自身の経験といいますか、そういったことも踏まえてお聞かせ願いたいと思います。
知事
そうですね、ではこの際だから話してしまいますと、8時間睡眠を理想としています。なかなか8時間は取れないのですけれども、大谷翔平さんは10時間ですか、という話ですし、あと変わった例ですけれども、いわゆるホリエモン(堀江貴文)さんも10時間ぐらい寝ると聞いたことがあるのですけれども、いざというときに集中力を集中させて、そこでもう一世一代の勝負みたいなことを、いつでもやれるようにしておくためには、かなり長時間睡眠というのを心がけた方がいいのではないかと思っております。
それは、災害対策のときもそうです。東日本大震災のときに徹夜をしたりとか、全然寝なかったりもありましたし、2、3時間しか寝ないという日もあったのですけれども、やはりそれは体の動きも鈍くなりますし、軽いぎっくり腰をやったりすることにつながったりもしましたし、判断力とか頭の回転も、やはり鈍ったなという自覚がありますので、睡眠時間というのは、私は長ければ長い方がいいぐらいの感じで見ております。
記者
クマに戻ってしまって大変恐縮なのですけれども、来週末からさんさ踊りが(盛岡市)中心部で始まりますけれども、主として盛岡市さんの方が積極的に動く形になるかと思うのですけれども、先ほどの夏のクマの注意喚起のところも含めて、例えば盛岡市さんと連携して、クマ対策、何か具体的に取り組んでいくとか、その辺のお考えはいかがでしょうか。
知事
そうですね、絆まつりを無事に成功させた経験もあり、それほど心配していないところはあるのですけれども、県は、ちゃんと内丸のここに事業所を持つ主体として、内丸の近所の盛岡市とか、あとは会社と共同してクマ対策を行うという、そういう地域としてのクマ対策というのに取り組んでおりますので、それをやっている部署が、盛岡市始め、近所のそういう部署とまずは連携して、基本的な、地域としてのクマ対策というのを、特にその期間はこういうことに留意して、というふうに取り組んでいくことになると思います。
記者
(7月)27日に、新たな副知事が就任されると思います。これまでも公の場でお話はあったと思うのですけれども、改めて選任の理由と畑山新副知事にどんな役割や取組を期待したいかをお伺いできますでしょうか。
知事
選任の理由は、総合的な判断でということで、適材適所で選びましたということなのですけれども、背景的には東日本大震災津波、そこからの復興、また、コロナパンデミック、そうした中で、岩手県と総務省を始めとする中央省庁との連携、協力ということが、非常にレベルが高まり、関係も深まったというところがあると思います。
岩手県は、クマ対策もそうですし、大規模林野火災からの森林再生もそうですし、あとは、広く地方創生、人口問題対策関係など、各省庁とのすり合わせを特にしっかりやらなければならないという行政課題に、多く直面しているというところもありますので、岩手県初の、総務省からの副知事という、畑山副知事が政策的にも、そして、いろんな事業を遂行していくに当たっても、大いに活躍できるような状況にあると思っております。
記者
教職員の不祥事に戻ってしまって大変恐縮です。不祥事が相次いでいることを受けて、異常な事態だというふうにおっしゃっていましたけれども、今、教員になる人が減っている中、更に岩手県で教員を目指すという人が、もしかしたら減ってしまうのではないか、そういう不安ですとか、危惧されていることがありましたら、その考えている対策なども含め、教えてください。
知事
そうですね、逆に自分が頑張らなければという思いで、かえってやる気を持つ志望者が出てくる可能性もあるかと思いますけれども、自分が頑張って、岩手の子供たちのために教育をしっかりやるという人たちが出てくること、増えることを希望するところもありますけれども、職場環境の不安ということに対しては、今、正に教育現場は、働き方改革、残業時間を減らすとか、今までは青天井的だった残業とか、家への持ち帰りとかというのを、きちんと数値化して、それを一定以下にするというふうに働き方改革を進めているところですので、そういうところをどんどん情報発信して、もともとの教育ということ、子供と向き合うということのやりがい、プラス職場の働き方についても、どんどん改革が進んでいるというところを発信できればと思います。
記者
追加ですみません。これから夏休みの時期に入りますけれども、県として、特に教育現場に何か対策を講じるようなことがあれば教えてください。
知事
そうですね、学校の中、先生とか生徒とか、そういう固有のことは教育委員会でやるわけですけれども、学校を孤立化させては駄目だと思っておりまして、さっきも言ったように、学校は、経済の悪化とか社会の悪化に脅かされていますから、そこで外から学校を守るという、そういう協力も大事なことで、県としては、やっぱりクマ対策を始め、安全の確保ということです。天気も昔と違う天気のパターンということがあって、災害もまたいろいろありますので、水の事故がないようにとか、山の事故もないようにとか、そういうことを、県としてはやはり取り組んでいかなければと思いますし、あとは、子供たちが有意義な夏休みを過ごせるように、経済状況や社会状況を少しでも良くしていくようにしていきたいと思います。
記者
高校野球のシーズンですけれども、隣の宮城県では、宮城県高野連が、試合中の「刺す」、「殺す」などといった、野球用語の見直しをする検討委員会を設置する方向というのを発表しております。知事としては、こういった野球ならではの野球用語の見直しについてどのように見ていらっしゃるのか、御見解を教えてください。
知事
そうですね、指導する側が、より選手や選手になりたいと思う人たちをリスペクトして、そうやって指導していくという基本的な流れがありますので、特に岩手のいわゆる「岩手モデル」という、クラブ活動の指導で、子供が自ら命を絶つということがないようにということで、特に取り組んでいるところもありますので、そういう流れからすれば、競技をしているときの言葉の使い方についても、競技者をリスペクトすることが、表に出るような流れということが基本的にはあると思います。
ただ、スポーツはどうしても、闘志と闘志のぶつかり合いということで、人間が持っている最大限の攻撃性のようなものが、瞬間バッと出たりすることがあって、反則にならなければオーケーみたいなところもあるのですけれども、現代でもいろんな競技で、諸外国の例を見ていても、ものすごい言葉で罵ったりとか、すごい言葉を使ったりということが飛び出ることもあるので、あらかじめそれを全て封印ということに、力を入れるのはどうかなというところも感じるのですけれども、それが反則になっては駄目ですけれども、暴力のような、言葉の暴力というのもあるので、暴力になるような発言はレッドカードで、それは反則扱いなのですけれども、つい反則にならない程度の言葉を発したときに、それをその周りの人がどう受け止めて、その後どうやっていくかというのは、いい教育材料になると思いますので、そういう教育の効果も含めて見ていけばいいのではないかなと思います。
広聴広報課
以上をもちまして記者会見を終わります。
次回記者会見
次の定例記者会見は8月7日(金曜日)の予定です。
このページに関するお問い合わせ
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