結核集団感染の発生について

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ページ番号1003210  更新日 平成31年2月20日

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県内で結核集団感染について、県民への注意喚起を図るため、注意事項等についてお知らせします。

本県における結核集団感染事例の発生について

結核集団感染の定義

 結核集団感染とは、同一の感染源で、2家族以上にまたがり、感染者が20 人に達した場合(初発患者は除く)をいいます。ただし、発病者1人は6人の感染者に相当するとして計算します。

※例:発病者2名、感染者10名の場合 発病者2名×6+感染者10名=22名(初発患者は除く)

本県での発生状況

 

厚生労働省報告日

発生場所

結核発病者数※
(人)

感染者数
(人)

1

平成18年4月27日

職場
(久慈保健所管内)

4

0

2

平成20年3月31日

職場
(中部保健所管内)

3

6

3

平成21年5月1日

高齢者施設
(一関保健所管内)

3

10

4

平成23年10月20日

高齢者施設
(宮古保健所管内)

2

34

5

平成23年11月17日

医療機関・障害者施設
(盛岡市保健所管内)

2

8

6

平成27年10月14日

医療機関
(県央保健所管内)

6

21

7

平成29年8月28日

通所介護事業所
(中部保健所管内)

1

20

8

平成30年1月31日

医療機関
(中部保健所管内)

3

6

※結核発病者には、初発患者は含まれない。

県民の皆様への注意喚起

 日本では、今でも毎年18,000人前後の方が新たに結核を発症し、結核は、我が国最大の感染症の一つです。岩手県内でも毎年130名前後の結核患者が発生しています。
 結核の感染・発病を防ぐため、次のことに注意してください。

  • 結核の初期症状は、かぜとよく似ています。2週間以上、咳や痰・発熱などの症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 新たに結核と診断される方のうち、60歳以上の方が70%を占めています。若い世代でも新たに感染する可能性がありますので、市町村で行っている住民健診や職場等の健康診断を受診しましょう。
  • 抵抗力の弱い乳幼児は、結核に感染すると重症になりやすいため、必ず生後1歳までに1回のBCG接種を受けましょう。

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 医療政策室 感染症担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5417 ファクス番号:019-626-0837
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。