いわての気候の将来予測

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ページ番号1067603  更新日 令和5年12月15日

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  このまま人為的な温室効果ガスの排出が続いた場合に起こる将来の気候の変化について、モデル(コンピュータのプログラム)を用いた予測計算が世界各国で行われています。

  2℃上昇シナリオ、4℃上昇シナリオに基づく気象庁の予測結果によると、岩手県では21世紀末(2076~2095年平均)において、20世紀末(1980(昭和55)~1999(平成11)年平均)と比較して次のような変化が予測されています。

(1)気温の変化

気温予測

   岩手県の年平均気温は、4℃上昇シナリオで約4.6℃、2℃上昇シナリオでは約1.4℃上昇し、その程度は冬に大きくなっています。

 猛暑日、真夏日、夏日、熱帯夜はいずれも増加し、冬日、真冬日は減少します。夏日は4℃上昇シナリオでは約58日、2℃上昇シナリオでは約16日増加します。また、冬日は4℃上昇シナリオでは約69日、2℃上昇シナリオでは約21日の減少となっています。

(2)降水量等の変化

降雨の予測

 1時間30ミリメートル以上の激しい雨、1時間50mm以上の非常に激しい雨の年間発生数がいずれも増加し、増加率は4℃上昇シナリオの方が2℃上昇シナリオより大きくなると予測されています。

 また、気象庁による予測では、4℃上昇シナリオの場合、21 世紀末における無降水日(日降水量が1.0mm未満の日)の日数は、20世紀末と比較して全国的に増加することが予測されています。

(3)近海の表面水温の変化

海面水温の推移

世界の平均海面水温は、ほぼ確実に21世紀中に上昇すると見られています。

日本近海の平均海面水温も、21世紀中に上昇すると予測されており、三陸沖については、2℃上昇シナリオでは有意な長期変化傾向は見られませんが、4℃上昇シナリオでは21世紀末における平均海面水温は20世紀末と比較して約4.91℃上昇すると推定されています。

このページに関するお問い合わせ

環境生活部 環境生活企画室 グリーン社会推進担当
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