岩手県DXアドバイザーが一戸町内の中学生、高校生に向けて講演(令和7年9月11日、12日)

ページ番号1091323  更新日 令和7年10月22日

印刷大きな文字で印刷

岩手県DXアドバイザーとは

岩手県DXアドバイザー 村上雅人 先生

 岩手県DXアドバイザーは、県内におけるDXの推進やSociety5.0の実現に向け、今後の社会のデジタル化の推進、科学技術の社会実装、人材育成などの諸課題に対応し、広く政策形成過程や実践段階での助言及び指導を行うため、県が令和3年度より設置しているものです。

 このアドバイザーには、本県出身の工学博士、芝浦工業大学の前学長、現在は大学共同利用法人情報・システム研究機構の監事である村上 雅人 氏に就任していただいています。

一戸町内の中学生、高校生へメッセージ

 令和7年9月11日(木曜)に岩手県立北桜高等学校(総合校舎)、12日(金曜)に一戸町立奥中山中学校にて、岩手県DXアドバイザー・村上先生による講演会を開催しました。

 この講演会は、生徒のキャリア意識の醸成やデジタル人材の育成に寄与するため、岩手県と一戸町、両校が協力して開催したもので、北桜高等学校では総合学科の1年生87名が、奥中山中学校では3年生17名が参加しました。

 北桜高等学校では「人間と科学とAI」、奥中山中学校では「AIは人間を超えるか?」と題し、村上先生自身の研究や経験、AIと人間の関係性、科学技術の進展がもたらす社会の変化、AIとの共生のあり方等をわかりやすく説明され、「AIは人間の代わりになるものではなく、互いの良さを引き出し合う協力関係が理想」と締めくくられました。

 質疑応答では、生徒たちから多様な質問が寄せられました。北桜高等学校では、「高校生でも安全にAIを活用するには?」「海外に行けないとき、AIで多様性を学ぶには?」といった問いに対し、村上先生は「まずは使ってみることが大切。使う側の倫理観が重要」と回答されました。

 また、奥中山中学校では、「スポーツの審判がAIになる可能性」「AIと協力した医療で平均寿命は延びるか」といった多様な質問が寄せられ、村上先生は科学の限界や人間とAIの能力の違いについてわかりやすく丁寧に回答されました。

北桜高等学校での講演の様子
岩手県立北桜高等学校での講演の様子
奥中山中学校での講演の様子
一戸町立奥中山中学校での講演の様子

このページに関するお問い合わせ

ふるさと振興部 科学・情報政策室 デジタル推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5313 ファクス:019-629-5766
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。