りんご(いわてお国自慢)
このページでは、岩手県が日本一、日本初あるいは唯一無二であるなど、全国に誇るべき岩手のお国自慢をご紹介します。
今回は「りんご」!
岩手県は、生産量(令和4年)が全国第3位のりんご生産県です。また、品質の向上(糖度、色合いなど)によるブランド化にも力を入れており、毎年皇室にも献上しています。
- 第1位 青森県:全国シェア59.6%(439,000t)
- 第2位 長野県:全国シェア18.0%(132,600t)
- 第3位 岩手県:全国シェア 6.5%(47,900t)
岩手産りんごがおいしい理由は、岩手の土壌と気候がりんご栽培に適していること、そして、長い歳月をかけ、研究者や生産者が知恵を出し合って作られた品種を大切に育ててきたため。もともと冷涼な気候に適した果物であるりんごは、明治以降に北海道や東北を中心に本格的な栽培が広まり、岩手出身の童話作家・宮沢賢治の大好物だったとも言われています。
岩手産りんごは、りんごの木を低く仕立てることで太陽の光が樹全体に行きわたるような「わい化栽培」や、収穫時期を遅らせ樹に実らせたまま完熟させる「樹上完熟」などにより、甘みと酸味の絶妙なバランスやシャキッとした食感を生み出しています。県南部の奥州(おうしゅう)市産の江刺りんご「サンふじ」が、平成30年(2018年)の初競りで1箱28個入りが130万円(1個あたり約4万6000円)で落札されたことからも、岩手産りんごが高品質であることがうかがえます。
生産者の取り組み
生産者の取り組みの中で、多岐に渡って積極的な活動を行っているのが、花巻(はなまき)市の若手りんご生産者グループ「The ringo STAr(ザ・リンゴ・スター)」。
花巻農業協同組合果樹部会に所属している20代から40代のりんご農家で結成され、地域の小中学校での食育活動や、県内外への花巻産りんごのプロモーション活動を通して、子どもたちや消費者がりんご栽培をはじめとした農業に関心を持つきっかけをつくっています。
(「The ringo STAr」は、多くの人に名前を覚えてもらうため印象に残るものを、とつけられたもの。PR画像もグループ名にちなんだ目に留まるデザインになっています。)
いわてのプレミアムりんご「冬恋」
岩手県で誕生した品種の「はるか」。その中でも糖度や蜜入りにすぐれているものは「冬恋(ふゆこい)」というブランド名がつき、高値で取引されています。
豆知識
【りんご(林檎)】
- 有名な品種「ふじ」の原木は盛岡市にあり、世界中の「ふじ」は、この原木の枝を接ぎ木して増やされたもの。
- 皇室へのりんごの献上は1940年から始まった。戦争の影響で一時中断したが、1949年に再開されてからは毎年行われている。
関連情報
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〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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