草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年5月18日)懇談記録

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1000997  更新日 平成31年2月20日

印刷大きな文字で印刷

  • 日時 平成22年5月18日(火曜日)10時00分から11時40分
  • 場所 国分集会所
  • 訪問団体名 国分自治会

開会

中田局長
おはようございます。ただいまから県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催させていただきます。
今日は、お忙しいところをお時間とってお集まりいただきまして大変ありがとうございました。また、県議会の喜多先生もおいででございます。お忙しいところをありがとうございます。
私は、進行役をさせていただきます盛岡広域振興局の局長の中田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは早速、次第を配らせていただいておりますので、この順序に従って、次第ということで1から5ということのメモさせていただいております。こういう流れで皆様方の忌憚のないご意見、意見交換等をお願いしたいなというふうに思っております。

知事あいさつ

写真:草の根地域訪問の様子1

中田局長
それでは、最初に知事からごあいさつを申し上げます。よろしくお願いいたします。

達増知事
それでは、皆さんおはようございます。今日は岩手山がきれいで道々来る途中もどんどん岩手山が大きくなってくるのを見ながらこちらにお邪魔したところでありますけれども、「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」という企画でございますけれども、県政を進めていくに当たりまして、コミュニティというものが大事であると、この自治会でありますとか、市町村によっては町内会と呼んだりもするのですけれども、そうした暮らしや、あるいは仕事の現場がうまくいっているかどうかということで県政がうまくいっているかどうかというのもはかられなければならない。また、いろいろ県政を改革していくための方向性でありますとか、ヒントでありますとか、そういうのも暮らしや仕事の現場にあるという思いで、主なところ、各市町村から推薦をいただいて、元気なコミュニティ100選に選ばれたところにお邪魔をしましていろいろお話を伺い、県政の参考にするとともに、またコミュニティを振興していくために県として、また市町村と県が連携しながらどういうことができるかということを検討していくためにもいろんなお話し伺っているところですので、今日もどうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございます。

中田局長
ありがとうございました。

懇談

写真:草の根地域訪問の様子2

中田局長
それでは、早速懇談に入らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最初に、国分自治会の活動概要について会長さんのほうからご紹介お願いしたいと思います。

団体員
会長でございます。今日はよろしくお願いします。また、過日コミュニティ100選に選定をいただき、心から御礼を申し上げます。
早速ですが、国分自治会、また国分自主防災会の活動紹介、スライドを見ながら紹介させていただきます。地図を見てもらうと南側に木賊川という川が、ちょうど画面では下のほうなのですけれども、あと北側に盛岡北高校、あと地域内にはみたけ学園、みたけ養護支援学校とかというのがございまして、あと東側に茨島土沢線、画面ではホーマック、ベルフ生協さんですが、そういう新しい道路ができて、非常にコンパクトな地域でございます。世帯が現在490世帯、人口にして約1,300人が居住されております。
この国分という名称ですが、住所地では滝沢村穴口という住所地なのですが、この地は民選で選ばれた国分県知事、民選の初代の県知事さんが住まわれていた、また農場を開かれていた地域で、国分という名を残しましょうということで、住所地にも何にもないのですが、国分という名前をつけたところでございます。
続いて、現在行われている自主防災会の発足、何で自主防災会をつくったのだろうかということなのですが、この地域、団地が造成、販売されたのが平成2年でございます。その当時、木賊川は、昔からあったのですが、地域住民が木賊川という暴れ川ということを実は知らなかった、建設、販売業者から説明を受けないでいたわけなのですが、南に位置するこの木賊川というのは、知事さんもご承知のとおり非常な暴れ川で、毎年なのですが、洪水というのが起こっております。また、特にも平成14年の大水害においては地域内の堤防がひび入ったり、溢水したりという、そういう事例がございます。また、地域から500メーターほど上に他の自治会があるわけですが、そこの自治会の中に、木賊川に牛橋という橋がかかっているのですが、そこが特にも毎回荒れるということがございます。
かつては遊水地事業が計画されていたわけなのですが、一時遊水地事業も頓挫しましたが、現在は幾分なりとも進んでいるようで、北高に接するところの木賊川分水路についても今工事再開中でございます。そういう中、また岩手山の噴火等が懸念されている当時もありました。また、その以後に阪神・淡路の地震だったり、新潟、能登半島、また近年では岩手・宮城の大きな地震があったり、そういう地震があったとき、また将来非常に宮城県沖の30年以内には絶対来るであろうという地震が懸念されているところなわけです。そういう地震、また自然災害が起きたときに行政、また県、また消防、警察が現地に到着するということは、一斉ですから非常な時間がかかる。時間がかかるところに黙って見ていていいのか。それよりも我々が自主防災を立ち上げて災害を、人命災害もちろんですが、軽減できるものは軽減したいという思いから自主防災を実は立ち上げたところでございます。
写真は、左が平常時の木賊川の写真ですが、災害時、これは19年の写真なのですが、同じ川が同じ場所からちょうど通っているのですが、左が県の防災カメラから撮っている写真でございますが、その位置から下の段になるのですが、同じ位置から撮って右手にホースが見えますが、あれで排水を、国交省の作業なのですが、排水作業をしている、これぐらい違ってくるというところでございます。
あと近年自主防災の避難訓練等々については、毎年やっているわけなのですが、全体的にやるというとマンネリ状態が実は現在起きております。そのマンネリ状態を解消するためには隔年で図上訓練をやったらいいのではないかということで、役員一同、また災害時どうやって動いたらいいかというのが本来わからないわけで、それを体で覚えるように図上訓練というのを役場サイドから支援をいただいてやっているところでございます。また、他の活動について主立ったもの、運動会とかそういうのは一般的には広くどこの地域でも行われているのですが、特徴的な国分自治会の活動的なものを紹介させてもらいます。一番特徴なのは地域で冬場除雪時、地域内に役場から2台の除雪機を借りて、災害というか豪雪時、費用の軽減、また苦情の軽減、苦情対策等々で5人ほどの方々が当たってもらっています。夜間から始まり、朝7時ごろまでには大体終わるようにする。きょうは除雪の方実は2人見えておりますので、ご紹介させてもらいます。ほかにあと3人、私を含めて5人でございますので、夜1時とかそういう時間帯から始まり、朝7時ごろまでには終わるというところでございます。
また、あと続いてスクールガードですが、地域内の防犯、滝沢村全体でやっているわけなのですけれども、地域内にスクールガードさんが4人ほどいらっしゃいまして、朝早くから子供たちの安全の見守り等々について活動させてもらっています、きょうはスクールガードさん1人お見えになっています。
続きまして、最も最近、昨年の12月、団地できてから私道がありまして、そこがどうしても舗装ができないというのが地域内の住民からありまして、滝沢村から70%補助をいただき、また地域が30%の予算で昨年12月舗装することができました。左の写真が舗装前、右が舗装した後の写真でございまして、おおよそ140万円ぐらいの予算でできてございます。また、この左の上のほうが、いったところが木賊川がございまして、そこにかかる橋の部分が4メーターほど河川になりましたので、県のほうに河川の工事承諾の許可をいただきまして、そのときに快く許可いただきました。また、知事さんにもその際には大変お世話になったことをまず御礼申し上げます。ありがとうございました。
あと災害時、先月実は地域内にも先月17日金曜日だったと思うのですが、地域内に火災が残念ながら発生しまして、1人の方が亡くなられたわけなのですけれども、そういう緊急時に消防団員、また消防署員、活動されている方々に後方支援として炊き出しをするわけですが、かつては婦人消防協力隊という名目だったのですが、消防協力隊は、今は廃止になりまして、防火クラブという名称で緊急時におにぎり、炊き出しなどやってもらいました。この写真は昨年、滝沢村の消防演習で炊き出し訓練しているところのこの集会所でつくっている様子でございます。その防火クラブの方々、きょうお見えになっていますので、防火クラブの方、ちょこっと立っていただけますか。この方々で、女性の方々でございます。
また、そういうときに要援護者という、文書には書いてないのですけれども、滝沢村でこういう災害時要援護者という名簿をつくって緊急時弱者対策に当たっております。この内容については独居老人とか、障害者の方々とか、そういう方々の名簿でございます。一人で動けないのだとか、それで援助が必要だという方々のために、これは自治会長1人だけが持っているので、災害時、私のうち、窓をぶっ壊してもいいから、私の机に入っているから持ち出せと、役員にはそういうふうに伝えてございます。
それで、この名簿つくった方々は民生児童委員さんでございまして、村内の民生児童委員二百何十人の方々が、民生委員さんきょうお見えになってございますので。弱者対策の関係のことも自主防災ではやってもらって、弱者対策にはこっちも、実はうちの女房なのですけれども、そういうのをやったりしてございます。大まかな国分自治会の最近の活動については大体以上で終わらせてもらいます。
あとは防災訓練を行いました写真がございますので、若干紹介させてもらいます。これが先ほど大きくした写真でございます。黄色になるというと消防団員、また役場関係が出動する、これは役場でもこの画面は見ているところです。私も災害時は画面ではこういうのは見て、それで出動してきますが。
これが先ほど言った右の白いのが国交省の水上げしているところです。左のかさかぶっている方のちょっと先がさっきの標識の橋のところの標識がついているところです。
これが自治会の自主防災の避難訓練の際に第1声で8時スタートという、避難してくださいという、この防災放送から流しているところでございます。
これは自治会対策本部の様子で、各作業に当たっているところでございます。
これは避難の様子で、避難所の第1避難、第2避難という、これは第2避難のほうの様子なのですが、黄色いオレンジのジャンパー着た方々、これ県内でも多分いないと思うのですが、災害時アマチュア無線クラブとして電話も通じない、連絡の手だてがないというので、こういう方々が出動していただいて、災害時活動、その連絡の活動をしてもらう方々でございます。かつて岩手県の内陸の南の地震のときに無線の方に非常に活躍してもらったのですが、大体そういう方々と同じような方々でございます。
これは、第1避難でちょうど各公園にこういうふうに集まってくる。前の写真は第2避難で動いているときのところでございましたので。
これは、第2避難で全体集まって、大体200から250人ぐらい、それと見学者とか、村内の自主防災避難訓練の見本というか、見学に来る方がかなりいらっしゃいますので、大体当日300からそのぐらいの人数の方々がいらっしゃいます。
これは、終わった後、避難の後に初期消火訓練、バケツリレーのところです。
年配の方でも、一番右端にいる方が70歳ぐらいの方でございますが、こうやってやれるのだよと、三角バケツも使い方があるので、こういうのをいろいろ訓練したりしています。
ちょうど同じ場面ですが、2度、3度と水がこれぐらいずつ出るわけでございます。
これは初期消火の消火器訓練なのですが、今までは粉消火器で訓練していたのですが、今は粉消火器というのは環境に非常によくないと。災害時はもちろん使わなければならないのですが、こういうときには住宅密集地ですので、今は水消火器というのを使用させてもらっています。
これは、多分この集会所に来るときに、前に赤いボックスを見たと思うのですが、あそこにはホースを5本ほど用意しています。5本というと約100メーターでございます。地域内11カ所の消火栓がございまして、100メーターあれば大体網羅できるではないかということで、役場から提供させてもらいました。地域住民が、これは初期消火の担当の係の方々なのですが、消火栓から水を出すところの様子を、方法を消防署員か、また消防団員から聞いているところの作業でございます。
これは、これから水を出すところなのですが、このものは日中男どもが皆会社に勤めに出ているわけでございまして、留守番隊、いわゆる年配の方、また女性の方々が非常に多うございます。そういうことで、女性でも扱えるのだということをここの訓練で見せているところでございます。
この方が女性でございます。実際に水を出しているところなのですが、ちょうど陰になっているのですが、補佐している陰が女性でございます。女性でも2人、3人いれば十分出せるのだと、ちょうど集会所に向けて出しているところなのですが、集会所を越えて隣まで水がいくくらいの勢いでございます。
その後は、心肺蘇生とかそういう訓練をやっているところでございます。まだこれでも200人ぐらいの人数が残っているところでございます。
これは別の機会なのですが、昨年の図上訓練の際の画面なのですが、そのときに始まる前に心肺蘇生の訓練の様子でございます。
図上訓練の実際の様子で、右側が役場職員で、私が左で、今一生懸命何かだべっている様子でございます。
大体それぐらいが自主防災会の国分自治会、また活動、また自主防災会の様子でございます。
以上、終わります。

中田局長
大変ありがとうございました。いろいろ活動状況を詳しくご報告いただきありがとうございました。
それでは、早速ですね、懇談を進めてまいりたいと思います。まず最初に、皆様方のほうから自己紹介を順次お願いしたいと思いますけれども、今ご報告いただきました会長さんのほうから一つ、二、三分でお願いできればありがたいです。

団体員
滝沢村ではここからおよそ1キロ、2キロぐらいのところなのでしょうか、角掛神社というのがあるのですが、その周辺で生まれたものでございます。屋号が祢宜屋敷と、バス停も祢宜屋敷と、テレビに出たことあるのですが、地名が屋号になってございます。屋号が地名になったのか、どっちがどっちなのかということで……

達増知事
神官、神職の祢宜という意味の祢宜ですよね。

団体員
そうですね、先人はそういう話でございます。岩手山を登ったり、馬を連ねていったようなことでございます。
そういうわけで、ここに来たのは昭和52年ごろの話でございますが、当時地域内は37世帯ぐらいの地域だったと思っております。それが今490というのはえらい発展だったと思います。また、先ほども言いましたが、うちの女房で、子供が2人いるわけですが、子供たちは今は東京方面に行って、出稼ぎではないのですけれども、向こうで仕事をしている、2人で新婚生活を味わっている最中でございます。
以上、自己紹介ということでございますので、その先は先ほど言ったとおりでございますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。

中田局長
ありがとうございました。副会長さん、自己紹介プラス活動についてのご苦労等もお願いできればと思います。

団体員
私は、この団地には平成4年にお世話になっております。ですから、ことしでちょうど18年目に入りました。
今会長のほうから国分自治会の活動についてるる説明ありましたけれども、私は非常災害時におきまして、現地対策の代理の責任者と、それから2区の区長を仰せつかっております。現地対策部といたしましては、区の各班長さんとともに区の住民を避難誘導させまして、避難の状況を確認いたしまして第2避難所……。第2避難所はここの公園なのですが、この公園に避難をさせまして、先ほど会長からもありましたけれども、訓練あるいは救命蘇生等、住民とともに参加をいたしまして勉強しております。
また、区長といたしましては区の住民の意見を聞いて、自治会のほうに申し入れまして、先ほど会長のほうからもありましたけれども、たまたま去年2区のほうで、私どもの区で未舗装の部分がありまして、おかげさまで立派に舗装していただきまして、本当に感謝しております。また、区が、自治会のほうは国分団地は4区までございますけれども、各区に避難公園がございまして、区の活動といたしましては、各公園の環境整備とか、それから花壇の手入れとか、あるいは区自体で年間に1回定期総会ございます、総会の席上からいろんな意見を聞いて、それを自治会のほうに申し上げて対処しておるところでございます。
活動といたしましては、大体そんなところでございます。

中田局長
ありがとうございます。では、副会長さんお願いします。

団体員
副会長兼1区の区長をしております。ことし2期目に入ったところでございます。
平成6年にこのまちに住みましてちょうど16年になります。平成19年3月に盛岡にあります公営のホテルを退職しましてから3年目に入ったところでございます。長年お世話になっておりました自治会に何かお手伝いをしなければと思いまして、現在役員とスクールガードを引き受けているところでございます。
日ごろは、退職したときに村内に原野を280坪ほど買いまして、畑にして家庭菜園も楽しんでいるところでございます。
さて、自主防災では、私自身の仕事は第1現地対策部長としまして、1区10班142世帯の現況の状況を確認して、本部にお話しをして、指示を求め、それを実行、行動するところでございます。
スクールガードに関しましては、朝6時45分に町の中の角地に立ちまして、子供たちの行く姿をお送りしております。「おはようございます」、「行ってらっしゃい」と。返事のない子供さんには、何々君、おはようと声かけますと、まず皆さん「おはようございます」と声かけてまいります。
町から学校まで約3キロほどございまして、子供たちは7時20分になりますとほとんど学校に行ってしまいます。初めは厳しいなとは思いましたが、現在は朝も楽しみの一つになっております。よろしくお願いいたします。

中田局長
ありがとうございました。では、次の方お願いします。

団体員
老人クラブシニア国分会長です。私の場合は、自治会の副会長を2年やりまして、次の方にバトンタッチしまして、内心は一段落というかほっとしておったのですが、そうしたらば老人クラブの会長にという声がありまして、引き受けた次第です。
老人クラブの活動といいますのは、毎週火曜日ですね、午前10時から午後1時までおおむね3時間ですね、この集会所を利用してさまざまな活動を行っております。具体的にどのような活動をしているのかというと、そんなにほかの地区とも変わりはないと思うのですけれども、一つは去年の5月からいきいきサロン国分を行っております。いきいきサロンは毎週火曜日、週に1回、いずれ先ほども話したように毎週火曜日ということでいきいきサロンを開設していますし、あとはもちろんいきいきクラブということで、介護予防教室ですね、これは偶数月なのですけれども、これも実施されています。
ふだんの活動といいますのは、カラオケの機械がありますので、みんなで歌は何といっても元気の源なそうですから、そういったカラオケで楽しむとか、あとは俳句とか、手芸など、そういった趣味の交流ですね。そういったところでお互いの人間関係も深めていきましょうということで、そういった心理の交流も大事ではないかなと思っております。
あとは女性部のほうでは、施設に寄附します雑巾づくりですか、これやっていまして、あとそのほかには1円玉募金ということで、社会福祉のためということなそうですが、老人クラブで1円玉募金をして、年末にそれを社会福祉協議会のほうに差し出すというようなこともやっております。一般的な活動のほかには、何か皆さんが楽しむものもないとだめだなということで、目玉的な行事としまして、ない知恵を絞って演芸会とか、あるいは敬老会とか、それから今は高齢者の事故が多いというので、高齢者の交通安全教室というのを今年度の計画に企画してやりたいなと考えております。活動の中身は大体そのようなところです。
去年からいきいきサロンをやっているわけなのですけれども、私は4月から会長になりましたけれども、ずっと休んでいたひとり暮らしの高齢の方がおりまして、久しぶりに、4月から結構顔出してきたのです。そのときにふだんの生活をちょっと聞いてみたのですけれども、「毎日なじょな生活しているの」と聞いたらば、「毎日テレビと向き合う生活だよ」と話しておったのです。いきいきサロンに来るようになってから、ほかの女の人たちと雑巾づくりなんかに加わって、見ておると本当に楽しそうですし、会話もしているわけなのです。うちにいるとテレビと話はできませんので、いきいきサロンというのはこういうところで大事なのだなというところは感じております。
この前、地区の民生委員さんともいろいろ協力はもらっているのですけれども、この前民生委員さんの方が来られまして、雑巾づくりのときに来られまして、タオルの提供があったのです。これを使ってくださいと、雑巾づくりに使わせてもらいますということで受け取りましたけれども、やはりそういった地域の皆さんからの支援がないと老人クラブもやっていくというのはなかなか難しい面がありますので、本当にそういった面ではありがたいなと思っております。
一応こんな具合です。

中田局長
ありがとうございました。それでは、部長さんお願いします。

団体員
ことしから2年間の任期ということで女性部長を仰せつかりました。
先ほど会長さんも言いましたように、私がここに来たのは昭和41年なのです。その当時の自治会というのは本当の少ない人数で、運動会があったり、そのときはお弁当を持って行ったり、和気あいあいとやったのだけれども、こういうふうに大きくなるとなかなかそういうことができなくて、そして若いお母さん方もふえましたし、女性部もなかなかコミュニケーションというのはとれないのです。それで、何回となく料理教室やお花の教室を開いたりして図っていきたいなとは考えているのですけれども、何せ私は古株なもので、若いお母さんたちにいろんな意見を聞いて、これからもかた苦しくなく和気あいあいとやっていきたいと思っております。
活動といいましても、会長さんのほうからもお話あったのですけれども、防災訓練のときの炊き出しや、それから毎年夏祭りがあるわけですけれども、それに定番であるおでんづくりなんかを手伝ったり、それから先ほど言った教室をやってみたり、それから新年会あるときにはお手伝いなどして、とにかく気楽にやっていけたらなと思っているところです。
以上です。

中田局長
ありがとうございました。では、次の方よろしくお願いします。

団体員
私は、何だかここにいっぱい書いていまして、それこそ自主防災対策部、この間何年か前にそこの木賊川ですか、氾濫したときに弱者の人たちが何人かここに来て、それを面倒見たり、氾濫したから、その家の人たちがそこにいればちょっとまずいなということで、ここに来てもらって、役場さんたちも来てそういう対策をしました。
それとまた、保健推進員のほうなのですけれども、平成元年から名前だけかしてちょうだいと言われて、「はい」と言って19年間やりまして、それも皆さんの健康が第一だなと思ったりして、今でもそういうのはやっていますけれども、19年間で卒業させてはいただいたのですけれども、その間に15年表彰で県から表彰を受けさせていただきました。みんなそれぞれ一人一人が健康でいつでもいれば、またこれから検診の時期にも入ってきています。それもやっぱり声をかけて一人ずついきたいなと思っています。
あとは環境衛生指導員なのですけれども、これは清掃センターを各県へ行って回って歩いて、この間天ぷら油でガソリンをつくるというのを拝見させていただきまして、エンジンかけたときはちょっと天ぷら油の香りがしたのですよね、においがして、そしてかけているうちにそれが消えてくるということもあったし、あとペットボトルで作業服をつくっているところもあったし、またペットボトルでアスファルトにチップにしてまぜて研究、使いたいということで研究しているセンターもありました。それはそれでいいですね。
あとはまた地区担当員にいきます。行政連絡地区担当員なのですけれども、これは滝沢村から滝沢広報が来ます。それを班長さんが、33軒ありますけれども、それを1軒1軒回って歩いて、皆さん班長さんの顔は見たいのだけれども、なかなか見れない部分もありますし、いればそれこそ声かけたりして、地域のぐるっと見回りみたいな感じもして歩いているところです。こんなことでよろしくお願いします。

中田局長
ありがとうございました。自己紹介兼ねて、皆さんから活動状況をお話しいただきました。
ここで一区切りとして、知事のほうからこれまで地区概要等、あるいは皆様方のご活躍を踏まえてコメントを頂戴したいと思います。よろしくお願いします。

達増知事
大変きちっとした自主防災会を組織され、そして本格的な訓練をされていて、大変すばらしいと思います。
先ほどの写真を拝見してもいろんな新しいことにも挑戦、新しいことをどんどん取り入れて訓練されて、大変すばらしいと思いますが、そういった自主防災会の活動を支えているのが自治会としての普段からの、また長年にわたる活動なのだなということも感じました。除雪、スクールガード、それから消防団とあと防火クラブですよね、またシニアの会や女性部、そうしたふだんからの活動が防災に対する取り組みにもまとまりの良さとして出ているのだなということを強く感じました。
あとは弱者対策をしっかりやっていらっしゃるのは大変いいことだなと思いました。これ対象になるのは何人あるいは何世帯ぐらいあるのでしょうか。

団体員
現在27人、28人くらいの方々がいらっしゃいます。これは村からはがきで名簿に載せていいですかと、取り扱ってよろしいですかというものを出して、その回答を得たのが28人ぐらいで、実際はもっといらっしゃると思われます。名簿上知らなくても、我々が活動上会う車いすの方とか、独居老人の方とか、まだまだいらっしゃいますから、その方々も一応頭に、視野に置きながら弱者に当たってございます。

達増知事
そういうのが顔と顔、顔がわかる、顔が見える関係の中で把握されているというのがやっぱりいいですよね。

団体員
ええ、そうですね。

中田局長
ありがとうございました。
それでは、またこれから自由懇談に入らせていただきたいと思いますが、その前に飲み物ですね、これは自治会さんのほうからいただきましたので、お飲み物も飲みながら。

達増知事
スイカの形をした……

中田局長
こちらはスイカまんじゅうという地元の有名なお菓子……。

団体員
村と業者さんが共同開発した、このほかにもリンゴまんじゅうという有名なのがありますが。

中田局長
それでは、自由な意見交換ということでございますが、あと30分ぐらいでございますけれども、よろしくお願いしたいと思います。どなかといってもなかなかあれでしょうから、まず会長さんのほうから口火を切っていただいて。

団体員
口火を切らしてもらって、非常にきょうは緊張しながら進めさせてもらっているのですが、一、二、三まだもうちょっと紹介したいというのが実はありまして、滝沢村防災ラジオというものでございます。村では、ことし800個用意しまして、村内27自治会に各11個ずつ、また役場幹部さんの方々に提供しているものです。今現在建物は二重サッシとか非常に音が入らないような密封状態の家屋が非常に多うございまして、防災無線で流してもなかなか聞こえないというので、こういうのを用意していただきました。これで火災が、私自身消防団員なのですけれども、火災が起きた、知らなかったという表現は、今後は多分なくなるのかなと、非常に足かせをかけられたような感じも実はしています。
この和室の奥なのですが、上に額が、国分初代県知事さんの額がございまして、書がございまして、共存共栄というともに栄えましょうというのがありますので、帰りにでもちょっとのぞいていただければありがたいのかなと思っています。
自治会で非常に苦労するところ、これはどの自治会もそうだと思うのですが、各種委員、今そちらにいるのは代表委員さんというか、お願いしている方なのですが、健康推進員さんとか、今日2人お見えになっているのですが、民生児童委員さんとか、何とか委員と、各自治会長非常に頭を悩めて、いつも村には文句言っているのですが、何でこんなに多いのだという話にしているのですが。
自主防災会に戻りますと、村内27自治会のうち、今19回の自治会が自主防災の組織を立ち上げまして、活動しているところです。その模範的なのはもちろん国分自治会なのですが、国分自治会もコミュニティ100選でインターネットに載せてもらっている関係上、年間2回ほどの視察がございまして、来月も17日でしたか、北海道から60人ほどの視察対応が……。

達増知事
いいですね。

団体員
いいですねと知事さんはおっしゃるのですが、こちらはドキドキで対応させてもらっています。県下でも、県内の方々もたくさん視察に来る状況になっていまして、その模範となっている自治会ですので、気を引き締めながら、いざ災害に遭ったとき「何だじゃ」と言われないように頑張っている昨今でございます。
以上でございます。

中田局長
ありがとうございます。副会長さんはブロックの代表をされていると。私も松園で区長を1年やったのですけれども、その次の人に渡すときに自分で選んで決めてから渡せと言われて、次の人を探すのに物すごい苦労をした思いがあるのですけれども、いろいろとご苦労がおありだそうですけれども、いろいろよろしくお願いします。

団体員
そうですね、私も長年サラリーマンやっていましたけれども、会社勤め終わりまして、会長のほうから遊んでいるから、ぜひ何かやれというようなことでお引き受けしたのですけれども、やってみて地域の方々の顔をまず覚えられたということは一番ですね。サラリーマン時代は、隣近所余りわからなかったですけれども、これが自治会の活動に入って、いろんな方と接触して、これがよかったなと思っています。
それと先ほど会長のほうから、自治会が発足して大分たっているとありましたけれども、早い人で20年ですね、私は18年ですから。そろそろ高齢者もふえてきていますね。入った当時は若い人が多かったのですけれども、そういった面で先ほど災害時の避難訓練の際、300名前後の参加、出席率というようなことありましたけれども、総人口1,300ということですと、もう少し避難訓練等において参加するように自治会としても、また区としても頑張って出席率を高めていきたいなと思っています。
それともう一つ、ここ最近この国分団地の周辺が大きなショッピングセンターとかホームセンターが出まして、交通量が非常に多くなりまして、団地に入るのには東と西が2カ所あるのですけれども、特にも新しくできました茨島土沢線ですか、この交通量が大分多くなりまして、団地から向こうに出るのにちょっと出づらくなったのです。それで、自治会の総会ででも信号機の設置を要望しておりましたけれども、これは事故起きてからでは遅いので、起きる前に早目にひとつ手を打っておかないとちょっとまずいのではないかなと日ごろ感じております。
それと北高校生が盛岡のほうから高校に行くときにちょうど下り坂なものですから、かなりのスピードでもって自転車で行くのです。そういった面もありまして、信号機の設置は一日も早くお願いしたいなと思っております。そんなところです。

中田局長
わかりました。今のお話は、私どもも滝沢村さんのほうとも相談をして、また検討させていただければと思います。

団体員
よろしくお願いします。

中田局長
きょうは副村長さんもおいでですので、しっかりと耳に入ったと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、次の方、スクールガードでいろいろご苦労されておるようですけれども、いろいろ課題等。

団体員
昨年の10月8日、台風18号のときに実際に自主防災がここに、14時半、2時半ごろに立ち上げられまして、タッグを組んでいろいろやりましたけれども、やはり各班長さん方に電話を入れ、本部のほうに連絡をお願いしましたのですが、やはりいないところも結構あるわけです。現地に行って確認していくということになります。働いている方々は、平日ですと出てこれないということもありますから、数少ない人数で対応しなければならない。訓練だけではない、実地というのは大変勉強になると思っております。
以上でございます。

中田局長
確かに昼に人がいないという苦しさは……。

団体員
そうですね、やはり若い方は働いていますからね。

中田局長
サラリーマンの方々が多いということですね。

団体員
ええ、そうです。でも、夜勤の方は案外まず集まっていただいていまして、みんなそろいました。すばらしかったです。5時に本部を閉鎖しました。

中田局長
ありがとうございました。次の方、いろいろ老人クラブ、多彩な活動をされておられるようですけれども、何か課題とか、今後の方向というのがあれば。

団体員
私自身そんなに長くやってきたわけではないのですが、いきいきサロンとか、いきいきクラブのときには、皆さん健康が大事ですので、関心を強く持っているわけですから、いっぱい集まってくるのです、参加するのですけれどもね。ただ、そのほかの曜日になると、できる人とできない人とが色々さまざまありますので、何でもかんでもこういうのをやりなさいとかというのはちょっと無理かなと思っていましたけれども、いずれそういった中で、毎週火曜日はここで必ず何かやっていますよと。ですから、お一人で暮らしている方でも何か、家族はもちろんあってなかなか外に行けないという場合でも、遠慮している高齢者の人もいると思うのですよね、家族にね。そういうときに息抜きみたいな感じで、ここに来てもらって、ここで火曜日は何かやっているよと、その時間は自由にだれにも気兼ねなく、遠慮なく楽しんで、そういう時間を過ごしてほしいというようなところを何とか私なりに何かいろいろ工夫しながらやっていきたいなとは思っていましたけれども、老人クラブも年とってくると皆さん頑固な方もおりまして、なかなか人間関係も正直言って難しいところありますけれども、その辺は何とか私よりもベテランの人もおりますので、そういったことも補助していただきながら、いずれ楽しくやっていきたいなと思っております。

中田局長
失礼ですけれども、会長さんはお若いですよね。いろんな町内会の会長さんとイメージが違ってびっくりしましたけれども、結構ここはお若いのですか、高齢者と言っても、新興住宅として始まったので。

団体員
そうでもないです。会員数49いるのですけれども、85歳以上の方が多いのです。あとはその中間、65から70の方が多くて、私ももう少しで高齢者の仲間入りになりますけれども、いずれなかなか私も分からないところがいっぱいありますけれども、少しずつ覚えていきたいなと思います。

達増知事
介護予防のいろんな体操とか運動とかいろいろ新しいのがどんどん出てくるのです
けれども、やっぱりそういうのは効きますか。

団体員
ここでは一生懸命やりますよね。ただ、うちに帰ってそれを実践しているかというと、私もちょっとその辺はわかりませんけれども、いずれ看護師さんのほうからは、ぜひ少しでもうちでできるやつをちょこっとしたことでもいいから、そういうのは教わっておりまして、こういったちょっとした椅子を使って、ちょっこっとやるような感じとか、その人に合わせたやつを指導されていますので、そういう面ではとてもいいと思います。

中田局長
ありがとうございます。次の方、先ほど若い女性の皆さんをどう取り込むかみたいなことでご苦労されているということですが。

団体員
やっぱりなかなか道で会ってもだれだか全然わからないです、若い人がいっぱいで。私たちも古いほうなので、奥さん方とコミュニケーション図るのが一番気にしているところなのですけれども、やっぱりそうなると講習会とか、先ほど言ったように料理教室とか、そういう教室でしかないのですよね、顔を合わせる機会というのは。夏祭りは当然みんな会わせますけれども。そういうところを相談しながら余り多く行事やってもなんだかなと思うのですけれども、そっちのほうでコミュニケーション図りたいなと思っています。
私も無理無理押しつけられてしまって。一応家で商売もやっていますし、できないと言ったのだけれども、名前だけということだったのですが、名前だけどころではないなと思って。

達増知事
料理教室の先生はだれがやるのですか。

団体員
それなりに知っている方がいまして、班の方が去年もフラワー教室がすごく評判がよくて40人ぐらい集まりました。

達増知事
では、もう専門の人に教えてもらうのですね。

団体員
そうなのです。何年か前は韓国のキムチづくりも韓国の先生というか、あったらしくてそういうのも呼んでやったらしいですけれども、いいなと思っていますけれども。今年はなじょしたらいいかなと思って思案中です。

達増知事
それぞれどういう料理を教わっているのですか。私も今年からやったのでわからないのですけれども……。

団体員
希望をとりながらやれたらなと思っておりますけれども。

団体員
災害の際の炊き出し、料理で磨いた腕をというわけでも……

団体員
おにぎり程度だそうですので。この前に火事あったときも知らなかったのです、実は。さっぱり役に立たなかったなと思うのだけれども、なるべくそういうのにも顔を出して声をかけてやっていきたいなと思っております。

中田局長
会長さんも消防団員されているようですけれども、団員はどうなのですか。

団体員
団員数充足には至ってないようです。一つ私が所属している分団では、定員数が50人ぐらいなのですが、現在36名の団員で動いています。実際は、今なり手が若い方々がいなくなったせいもあると思います。また、それぞれに職業を持っていらっしゃるから、そういう意味で非常になり手がいなくなってきているところです。地域内からは3名の団員が出て活動してはいるのですが。

中田局長
ありがとうございます。次の方、保健推進員とか、さまざまなご活躍されているようですけれども、いろいろな課題もあると思いますが、どうでしょうか。

団体員
それこそ皆さんの役に立っていければいいかなとは思っているのですが、保健推進員は、それこそ村の健康診断で、ここの自治会員の中でなのですけれども、乳がんが見つかりましたよというのと、あと肝臓がんが見つかりましたよというので、だからそういうので検診はいいですよと、皆さんに教えてと言われたのですが、その方は申しわけないけれども、一昨年お亡くなりになっていきましたけれども。村でこうして検診受けてくれるというのがありがたいですと。やっぱりみんなで検診して、嫌だと言わないで健康診断に行って、そして自分の体は自分で守っていかなければいけないよと。がんでも早期発見ですよと言われて、「井上さん、皆さんに教えて」と言われて、皆さんには教えるのだけれども、行かない人たちも多いもので、まだ会社でやっているかたもいるでしょうし、私はたまたま自営業ですので、だんなと一緒に引っ張って「行こうよ」と、胃の検診も今からありますし、そういうので行っています。それは一人一人の自己管理かなと思ったりもしております。

達増知事
痛くはなってないけれども、病が進行しているというのががんを初めありますからね。県のほうでもなかなか検診率が上がらないという悩みがあるのですけれども、いろいろ県の広報紙に載せたりとかはあるのですが、やっぱり知っている人に声をかけてもらうというのが一番効くのではないかなと思いますね。

団体員
そうですね。私は19年でやめましたけれども、19年では、村ではちょっと人数が上がってきましたよと、受ける人たちが上がってきましたよと保健師さんが言ってくれました。

達増知事
それはいいですよね。

団体員
そうですね。保健推進員はやめたのだけれども、年に1回ここで健康祭りというのをやっているのです。それも前は役場からと保健推進員の提携で病院の先生をそれこそ1年に1回呼んでいろいろ内科の先生、歯科の先生なり、がんの先生なりとかといろいろ毎年変わって10年間役場からのお願いと保健推進員とでずっとやってきたのです。それで、今はここで健康祭りと題して1年に1回秋あたりに保健推進員さんたちがやってくれているのですけれども、料理教室しながら体脂肪と体重と血圧とはかって、午後からは栄養士さんが来て健康に対しての塩分の少ない料理というのをお昼つくって食べて、その後滝沢村の滝沢音頭というのがあって、それでタオル体操をして、最後終わっております、今のところは。

達増知事
すごい健康的な。

団体員
そうですね。保健推進員のほうはちょっと私のほうが長いもので。あとは地区担当員の効果もあるし、ぐるっと回るのだけれども、ぐるっと回ると6キロぐらいあるのです、車で歩くと。あっち行って、こっち行ってというと、それでも皆さんのために会えればいいかなと思ったりして、地域の中も見れる。その間にごみステーションの網のかかっているところはそこで見て歩いているわけ。あと子供たちも公園にいるかな、どうかなとか、そういう感じでみんな一回に全部やってしまおうと思ったりして歩いています。

中田局長
ありがとうございます。いろいろ多彩な活動をみんなそれぞれの分野で一生懸命されているなというふうに感じましたけれども、あともう少し時間ございますので、皆さん方また。
はい。

傍聴者
せっかく知事さんも来ておられますので、私の要望といたしまして人口密度が大変ふえましたので、幼稚園、小、中、高、大学は、全国にも村に2校というのはちょっとないかもしれません。ということで、防犯について、何か犯罪が起きてからでは遅いもので、ぜひ交番をこの地域に1つ欲しいなと思っていましたので、どこかこれ検討していただきたいなと思っています。どうでしょうか、会長。

団体員
そういう運動は今してございました。

傍聴者
そういうことです。私からは。

中田局長
ありがとうございます。

団体員
平成2年から販売になって入居なされているのですが、入居されている方は大体同じレベルの年代でございます。将来的に、局長さんは松園のようですが、松園の現状は今高齢者が非常に多いです。将来的に国分、滝沢村内もそういう状況がいずれ出てくるわけでございます。若い方がいれないということは、職場がないということなのでしょうか、県南、花北方面にはいろいろ誘致企業なり大きな企業がどんどん張りつくのですが、県北、盛岡以北にはそういうような働く場所がない。結局学校を卒業して他県なり、他地方に出ていかなければならない状況が今少子化や高齢化の問題ではないかと思っています。そういうことを解消するためにもぜひ子供たちが地域にとどまって職業にありつけるようにご配慮というかご助力をお願いできればなと思ってございますので、一つよろしくお願いいたします。

達増知事
そうですね、岩手にとって一番大事な問題の一つだと思いますので、実際に1998年とか99年とか、岩手のほうも比較的景気がよかったころには人口流出というのは1年に1,000人ぐらいしかなかったのです。その後、景気が悪くなって、一方で東京周辺とか中央のほうが景気よくて差がついてきたら、たちまち毎年の人口流出が2,000、3,000、4,000、5,000とふえて、ピーク時6,800ぐらいまでふえてしまったのです。ただ、岩手のほうで何ぽか景気の悪化に歯どめがかかってきて、東京とか日本全体景気が悪くなって、差が最近縮んできているものですから6,800までふえたのが6,500、6,000何百だったかな、若干縮む方向には来ているのですけれども、景気がよくて働けるのであれば1,000人ぐらいしか出ていかなかったという統計も証明していますので、働けるのであれば、やっぱり地元で働きたいという、それが若い人たちの希望でしょうから、ちゃんとそれにこたえるようにしていかなければと思います。

中田局長
松園のお話がちょっと出ましたけれども、県のほうで県土整備部、住宅のセクションで松園についてどういうふうに、空き家とか、あるいは2居住といいますか、東京でも住んで、松園のほうも利用していただけないかというようなことをことし、今年度そういう検討する研究会みたいな事業も立ち上げておりますので、後々参考にされればなと思います。
どうぞ。

団体員
国分自治会のいいところは、東側にも南側にも大きな道路があって、中のほうには用のない方の車は入ってこない。それから、東側にも大きなスーパーがあり、南側にもジョイスとか、あるいは北側にはビッグハウスという大きな商店があります。ですから、歩いて買い物に行ける範囲。それから、この団地内には坂道がない、全く平らな道路ですから、老人にとっては本当に易しい町だと思うのです。ただ、あとは人と人との交流に、ことしの4月に自治会で隣の緊急電話番号というのをやっておりまして、何かあったときにはどこに電話すればいいかというのをみんな各家に配布したところでございます。

中田局長
隣の緊急電話番号というのは、例えば私が出かけるときにはどこかに連絡先を……

団体員
皆わからないので、道路で転んでけがされて、だれも連絡先がわからなかったということもこの団地内でもありました。それで緊急連絡というものを作り、配りました。

団体員
今お話しされているのはこれなのです。緊急時、火災とか救急車呼ぶときにどまづくというか、慌ててどこに電話したらいいかというのがわからなくなる。番号を突っ込んだり、目標値を突っ込んだり、あと隣のうちはどこなのだろうと。日中年寄りだけで、留守家庭が多いわけで、年寄りの方が留守番しているときに、そのうちのご主人はどこに働きに行っていらっしゃるのだろうと、家族に連絡しないと何ともならないというので、家族、親戚の連絡先とかつくって、これもことし1月に路上で老人の方々で倒れて亡くなられた方が実はいらして、そのときに道を歩いていた方が対応するのに非常に困りましたと、そういうのをもとに緊急に作ったものでございまして、これが皆さんふだんは思っているのですけれども、こういうのを体で覚えないとということで、白黒だと全くポイッとごみに入ってしまうのが非常に多いので、思い切りお金をかけてカラーにしました。これにファイルに突っ込んで各世帯に。

達増知事
目立ちますよね。

団体員
目立つように渡してございます。

中田局長
ありがとうございます。老人クラブの関係、これからこうありたいというような方向性というか。

団体員
別なことで、ここの国分地区は県内、県外さまざまな人が入り組んで入っているようです、聞きますと。コミュニティ活動が活発なところはさまざまな問題が少ないのではないかなとは思っているのですけれども、ほかの地区なんかはどうかわかりませんけれども、いずれここに住んで良かったなというような実感が持てるような、そういう地域になってもらえばいいのかなと思うのです。
例えば仮にコミュニティ活動のところが非常に手狭なところは地区の人が何か問題起きてもだれに相談を……コミュニティがないと、だれに解決してくれるのだろうというようなことで、あとは何も言わなくなってしまって、もうそういう状態に陥ってしまうというと町全体が何だべなという感じでなってしまうと思うのです。ここは、国分地区はコミュニティは結構あると思うのですけれども、私も入ったころは、ここは隣の人は何しているのかさっぱりわからなくて、近所づき合いも余りなくて、そういったこと感じましたけれども、でも今はだんだんコミュニティ活動も活発化になってきましたけれども、そういったことで昔なんかはたしか地域の問題があっても町内会長さんとか班長さんに、困った、こういうのも問題あるのだけれどもなといえば、地区の人がいろいろ解決してくれたものですが、今、私なんか区長やったりなんかしても余り相談もありませんし、言うのもやっぱり話にくいとか、そこは近所づき合いが浅い関係で、そういったのも結構あるのではないかなと思っていますけれども、いずれこの地区に住んで、何かよかったという、そういう地域にしていただければなと思いますけれども。

中田局長
ありがとうございました。

知事所感

中田局長
それでは、時間になりましたので、最後に知事からまとめのお話をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

達増知事
大変力強い地域力というものを感じました。役員の皆さんのご尽力、そしてそれを中心にしっかりまとまっている地域の力が防災を初めいろんな所に出ていると思いますので、ぜひこの調子で進んでいってほしいと思います。今日はどうもありがとうございました。

閉会

中田局長
それでは、今日は貴重なご意見ありがとうございました。
以上をもちまして県政懇談会終了させていただきます。ありがとうございます。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。