草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成22年9月7日)懇談記録

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ページ番号1000987  更新日 平成31年2月20日

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  • 日時 平成22年9月7日 10時30分から11時40分
  • 場所 谷地下公民館(金ヶ崎町)
  • 訪問団体 谷地下自治会

開会

坂本課長
それでは予定の時間でございますので、ただいまから県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を開催いたします。
本日は、私どもの訪問を快く受け入れていただきまして、誠にありがとうございます。また、県議会の亀卦川先生にはご多忙のところお越しいただきまして、誠にありがとうございます。心から感謝を申し上げます。
私は、本日の進行役を務めます県南広域振興局の企画推進課、坂本でございます。ひとつよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:草の根地域訪問の様子1

坂本課長
それでは、開会に当たりまして知事から一言ごあいさつ申し上げます。

達増知事
皆さん、おはようございます。
「こんにちは知事です」という企画でありますけれども、県では元気なコミュニティ100選という、岩手に3,700ほどあると言われています自治会、町内会、さまざまなコミュニティ、その中から活動が活発であるところ、ほかのコミュニティの模範になるようなところ、元気なコミュニティ100選として選びまして、そこに私も直接伺って地域の声を伺うと、そういう企画であります。県政がうまくいっているかどうかは、やはり暮らしや仕事の現場で評価されなければならないと思っておりまして、そういう意味で大いに県政の参考にさせていただきたいのですけれども、またこの地域で頑張る皆さんを県がどういう形で応援、支援していくことができるかということにも参考にさせていただきたいと思います。
千田正知事さんの書が書いてありますけれども、私が物心ついたころ、岩手の知事さんは千田正さんでありましたし、今年は上海万博で岩手県も上海に乗り込んで大いにアピールをいたしましたら、千田正さんが戦前、上海の日本人会の中で非常に大事な役を果たしておられ、そうした先人の上海での活躍、努力、そうしたものの上にまたことし岩手が上海万博にも出展できたということで、大変、縁と恩を感じているところでありまして、そのような地域の力が岩手の力として世界にも羽ばたいていけるような、そういう県政を目指していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

坂本課長
ありがとうございました。
それでは、本日ご出席の皆様につきましては、次第の裏に出席者名簿がございます。出席者名簿をご覧ください。名簿でもってご紹介にかえさせていただきたいと思います。
それから、本日はご出席されている方のほか、この谷地下自治会の、後ろのほうに多くの住民の方にもご参加いただいております。それから、金ケ崎町の方々にもご出席いただいております。誠にありがとうございます。なお、ご存じのとおり、谷地下自治会様におきましては、当県におきまして平成19年度に創設しました元気なコミュニティ100選の団体として選定させていただいてございますことを申し添えさせていただきます。

懇談

写真:草の根地域訪問の様子2

坂本課長
それでは、早速懇談に入らせていただきたいと思います。まず初めに、谷地下自治会様の副会長様から、この自治会の活動内容の概要、あらましなどについてご説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

団体員
ただいま紹介いただきました谷地下自治会の副会長でございます。
自治会が発足して30年になるわけですが、一番長く役員やっているのはおまえだから、おまえ説明しろやと、こういうことを言われましたので、私の方からこの自治会活動の内容、10分間ということですので、細かくはご説明できませんけれども、資料に基づいて説明をしていきたいと思います。
それでは、表紙から1枚めくっていただきますが、まずこの谷地下地区はちょうど東北本線から西側に1.4キロ、そして南北に0.6キロという長方形型の地域になりますが、昔は本当にのどかな田園地帯でございました。ところが、国道4号線が金ケ崎バイパスとしてこの地区を通るようになりましてから、その4号線沿いに商業地域がどんどん建つようになりまして、そしてまたこの前にある、もともと町道でございましたけれども、県道に格上げになりまして舗装され、また小学校や図書館等公共施設が多く、非常に場所的には住みよい地域と、こういうことになってきたわけです。下の人口推移を見ていただくように、昭和54年というのは自治会が発足した年代でございます。そして、昨年の21年度までの推移を見ますと約3倍近くに人口が増え、世帯数も今410を超えております。その中には定住者ですね、うちを構えて住んでいるというのは180ちょっとなのです。したがいまして、残りはアパート関係ですので、非常にアパートの設置が多くなって、そのアパート住民が増えているという特徴のある地域でございます。70歳以上の人口は104人、小学生も105人ということで、70歳以上と小学生がちょうど同じぐらいということで、高齢化率も20年度調べで12.51というような非常に若返りのある地域でございます。
そういうために、子供からお年寄りまでやはり住みよい環境づくりをしていかなければならないということで、自治会活動も次の主な活動団体というのがありますが、この活動団体と手を合わせながらいろいろな事業活動をやってきたわけでございます。
その活動内容につきましては、次のページにありますが、目的というのは自治会発足当時に町民憲章というものを制定されまして、町民憲章を基本理念としながら住民の協働活動によって豊かな生活あるいは安全、安心、快適という住みよい地域の維持発展を図るということで、いわゆる自治会活動はミニ行政という形のもとで進めてまいりました。そして、その中に組織をつくってそれぞれ役割分担をして活動しております。そして、組織としては総務部、福祉部、保健部、文教部、体育部、女性部、青年部と7つの部があるわけですが、それぞれの各部の活動に対しましては、以下に書いてありますように、総務部としては新年交賀会とか町政座談会、それから自治会だより発行。これは、平成元年から谷地の友という形で一番最初に発行しまして、現在は自治会だよりと名称変更し、163号までなっております。それから、感謝祭の開催。これらにつきましては、また後でご説明をいたします。
それから、福祉部は主に防犯、防災、福祉関係事業として、地域のカーブミラーの清掃とか、防犯灯の修理、点検、敬老会の開催、それからゆいっこハウス。ゆいっこハウスも後で出てきますが、これは高齢者を対象にした事業でございます。それから、消防団との火災の、ほとんど夜回りになっておりますけれども、巡回ということでやっております。
それから、保健部は主に環境面ですね、ごみリサイクルの分別収集。金ケ崎は、分別については非常にうるさいところございまして、うるさいというよりも基本にのっとってやっているということで、一番苦労しているのではないかと思います、保健部の方々は。特にほかから転入してくるアパートの住人が多いわけでございますので、ほかの地域でやってきたことが金ケ崎に来れば通用しないということで、ごみの出し方が、ここに合った出し方ではなくて、結構部長さんは苦労していらっしゃるようでございます。
それから、文教部は公民館の管理とか、子供会育成会の支援、交通安全普及活動、こういうものをやっております。
それから、体育部は地域民の健康増進のためにスポーツ活動事業を展開しております。特に班対抗運動会、それから各種スポーツ大会の参加ということで、班対抗も隔年でやっております、これも後でまた説明します。
女性部は環境美化、それからいろんな行事の踊りに要請がございますので、それらに参加をしていただく。それから、何カ所か設けている花壇に対しての花植えとか美化運動をやっていただいております。それから、金ヶ崎町の夏祭りあるいは地区の盆踊りへの参加、女性教室の開催。
それから青年部、特に青年部の場合は、昔の青年部は今は年とってなかなか活動というのは新しい人たちにゆだねていると。そうすると、新しい人たちというのはなかなか顔つなぎが、昔からいるわけではないので、非常に若者交流というのがうまく運んでいないようなところもありますが、極力そういう若い人たちと一緒に行動できるような行事を通じての交流ですね。そこで、若者交流会とか盆踊り大会の開催、あるいは冬はボウリング大会の開催、こういうものを通じて若者の交流を図ると、こういう企画をしております。
それでは、次のページですね。このいろんな事業の中で、いずれ昔はスポーツ大会でも何でもどうしても限られている人しか事業に参加できなかったわけです。それで、やはり新しい人たちも増えてくる中でそういう人たちをどのようにして事業参加に結びつけるかということで考えられたのが平成元年に、当時の役員の方々で収穫祭をやろうではないかという発案のもとに企画したわけですが、当時の会長さんが体調を崩しまして入院されて、ちょうどそのときに亡くなってしまったのです。それで、開催というものがちょっと危ぶまれたわけですが、会長さんの生前の意志というのが非常にこれに熱意を入れていたわけでございまして、それを引き継いだ副会長さん初め、それではやろうということで開催されたのが平成元年でございます。本当は毎年やればいいですが、何しろこの時代は予算的にも非常に厳しい時代でございましたので、それでは班対抗運動会と1年起きに開催しようということで、奇数年度が感謝祭、それから偶数が運動会と、こういう形で隔年でやっております。最初は収穫祭という名前でやったわけですが、平成5年にこの辺も非常に冷害に襲われまして、収穫祭という祭りはできないので、どうしたらいいかという知恵を絞った結果、収穫するばかりがお祭りではない、それに携わる人たち、いわゆる地区民がみんなで交流できるような何かやろうということで、ふれあい感謝祭という名前のもとで、下にあるふれあい交歓会、これは皆さんでお酒を酌み交わしながら、地区民の踊りとか余興とか、そういうものを楽しむというふれあい交歓会。この交歓会には70歳以上の方々にはご招待をして、そして楽しく過ごしていただこうと、こういうことで初回からこの70歳以上の方々の敬老会というか、そういうものを一緒にやっております。
それから、創作展示会、この辺では書道教室なんかも開いているのがありまして、書道の達筆な方、あるいは絵画、さまざまそれぞれ自分の趣味、非常に多彩でございまして、それらの自分の力作を持ち寄って皆さんで見ていただくという創作展示会。
それから、農産物の展示即売、これは地区民が収穫したものをまず展示して、それを地区民の方に販売をする。これは展示したかと思うともうすぐに売り切れてしまって、本当はもっといっぱい展示していただければいいのですが、残念ながらこれ売れたものはすべて寄附していただくので、なかなかいっぱい寄附していただいても大変でございますので、展示できる範囲ということでやっております。
それから福祉バザー、当初収穫祭を開始したのが福祉センターを借りてやったのです。福祉センターを借りて飲んで騒いで、はいさようならでは何か申しわけないなという気持ちで、何か福祉に関して還元できるものはないかということで福祉バザー、いわゆる各家に贈答品、もらい物とか、いろいろ不要なものがあるのではないかと、それを持ち寄って格安で販売したらどうかということで始めたのが福祉バザーでございます。これらの売上金と農産物の売上金は、社会福祉協議会に全部寄附をさせていただくということで、ずっとこれを続けてやってまいりました。
それから、スポーツ交流会、これは子供からお年寄りまで参加できるスポーツ。当初スポーツといえば野球とかソフトとか、いわゆる限られた人しかできなかったのですけれども、このあたりではグラウンドゴルフとか、そういう小さい人でもできるようなスポーツが出てまいりましたので、最初はグラウンドゴルフなどをやっております。そして、表彰はふれあい交歓会の中でみんなの前で表彰しました。
それから、子供祭りは、昔は子供御輿というのをこの地域の方に製作していただいて寄附をしていただいたという経緯がございます。町の春の祭りなんかでは子供御輿を担いで参加していましたけれども、それも徐々になくなって、御輿も大分古くなりまして、今は使われない状態で、現在は子供祭りは、祭りというよりも子供たちをどのように楽しませるかということでゲームをやったり、もちつきの体験をさせたり、あるいは焼肉コーナーとか、そういうところで食べて、そして一緒にこの感謝祭に参加していただくと、こういう形でやっております。
それから、班対抗運動会は、先ほども述べたようにふれあい感謝祭と隔年でやっております。非常に人数が多くなって、昔は人が少なくて、最後のリレーなんかは60歳以上の人がリレーに出されたりして大変だったのですけれども、今は本当に若い人たちがたくさん出席してくれまして、非常に活気のある運動会になっております。
それから、盆踊り大会は、これは毎年やっております。特に踊りよりも、ここの地区の商店会たくさんありますので、ここに何か景品寄附していただけませんかということで、寄附をしていただいたものを地区民の皆さんに抽せんでと、そういうことでこれも非常に活気があっていい事業になってまいりました。
それから、高齢者対象事業ということでゆいっこハウス、これは社会福祉協議会が中心になってやってきたのですけれども、谷地下自治会も委員会をつくって高齢者の集いですか、主にミニ旅行でございますけれども、年に7回から8回ぐらいやっております。今年ももう2回ぐらいは実施しておりますね。
それから防災組織、本当はここら辺は災害は少ないほうで、火災を除けばほとんど自然災害はないと言ってもいいほど何もなかったわけですが、岩手・宮城内陸地震というのが起きてから、やはりこの辺もある程度の準備はしていかなければならないということで、町の指導を受けながら防災組織を結成しております。
以上、このような活動をしてやってまいりました。ご参考になればと。

坂本課長
ありがとうございました。住民の行動を中心に大変活発な活動を展開しているとお見受けいたしました。今日もまた蒸し暑いですので、皆さんお茶でのどを潤しながらご歓談をいただければと思います。
それでは、この後の懇談の進め方でございますけれども、ご出席の皆様方のほうから自己紹介を兼ねまして、普段の自治会での活動内容だとか、あるいは活動に当たってこういったところを工夫しているとか、そのような話をご出席されている皆さんから順にお話を伺えればというふうに思っております。順番につきましては、この名簿の順番で、自治会長さんのほうからお願いいたします。目安として、大体3分程度でお願いします。

団体員
まず本日は、県知事さんをはじめ、たくさんの皆様にお越しをいただきまして、地元地区民といたしまして本当に光栄に思っているところでございます。一生に一度限りかなというふうに思っているところです。それでは、自己紹介させていただきます。
私は、谷地下自治会長になりましてから今年で4年目、ちょうど2期の最後の年でございます。あと半年でございます。頑張ってやりたいと思ってございます。
それから、金ケ崎町の農業委員にもさせていただいておりまして、1期3年の今年は最後の年でございます。これもさまざま農地法の改正があったり、戸別所得補償の関係があったりして、いずれいる間は頑張って勉強して、地元のためにと、そういうふうに思っているところでございます。
先ほど副会長のほうから話がございましたけれども、私のほうからあえて申し上げるならば、そこの冊子にも載っておりますが、5年前にこの優勝旗がございました。それが5年前によそに持っていかれまして、そしてそこにまた自宅に帰ってきましたというふうに書いているとおり、5年ぶりにまた戻ってきた。それで、これもやはり何らかそれなりに体育部長さんを初めとして、非常に支持した結果がこういうふうに実りあるものになったのかなと。11種目のうち7つが優勝。それから2位が1つ、3位が1つ、それから参加賞が1つというようなところで、非常に思ったよりもすばらしい成績を上げました。何が原因かといいますれば、私なりに思うには、私はジャイアンツファンでございまして、ジャイアンツヘルメットにはたしか「GIANTS PRIDE」と書いていると思います。要するに、練習は、これは確かにいいと思いますけれども、私は部長のほうには一回でも多くミーティングを開けと、そういうことが恐らく実ったなと思っていました。よそでは余り聞いていませんが、私のほうでは正直言って5回やっております。なぜかということは、これは隣の地区との連合で一緒でやるものですから、非常にコミュニケーションがとりづらい。ですから、そういったよその自治会さんと一緒に四、五回やったと。体育部長は恐らく泣きながらやったと思います。ただ、それがこういうふうに実った。やはり谷地下のプライドというものが生きたのかなと、私はそういう自信と誇りを持って次の時代、世代に引き継いでいかなければならないのかなと、そういうふうに思っておるところでございます。
それから、もう一つですけれども、何度も町の関係とか、それからお願いしているわけですけれども、農道が町道に格上げになりまして、そしてそれが簡易舗装等になっておるわけなので、その簡易舗装がすっかりのり面が崩れまして、3メーターが2メーターというような形で、よってU字溝でも何でもいいから入れてくれと、中古品のU字溝でもいいから入れてくれないかということで再三話しておりますが、これは町の関係であるとか、建設課だとか、これは土地改良区の関係だとか、みんな責任逃れのような、そういう形で、どこにどうしたらいいかなというようなことで戸惑いがあります。先ほど言ったとおり、人口が増えてきております。本当に自転車ですれ違うことができない状態で、よくぞ事故起こさないなと。これは、そういった学童のサポーターとか、そういう人たち努力のせいかなと、そういうふうに思っておるところです。
それから、消火栓です。今ここに大きな川が流れていますが、堰と言って小さな水路は水が全然来ておりません。最近は毎日のように、この近くに消防署があるわけですからサイレンが鳴ります。ほとんど今はその他火災、つまり草焼きしておりますので、その関係。先ころの県営アパートの一番屋上で何かやっておって、焼けて、それがボヤということになりましたけれども、そういうこともございまして、いずれにせよ、消火器がが少ないです、人口の多い割には。ということで、この点も予防しているわけですけれども、なかなかその辺もずっとその状態であるということで、要するに何もない。また、それがためにも防火訓練とかやっているからですけれども、何かある場合には大変なことだなと、その辺も私らは自治会役員としてやっていかなければならないところでございます。終わります。

坂本課長
ありがとうございました。それでは、次の方よろしくお願いします。

団体員
谷地下自治会の副会長です。そのほかに金ケ崎町の納税貯蓄組合連合会の会長もしております。昨年は県の納税表彰式のときに達増知事より表彰を受けました。改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
課題としては、私は常に人口の増加、特にもアパートの関係ですね。今高齢者の行方不明ということでいろんな報道がされていますけれども、やはりこの地域が都会化になってはならないと。隣の人は何する人ぞというように全然わからないような状況ではうまくない。たとえアパートであっても、やはり何らかの顔合わせとか、あるいはさまざまなことで交流をやっていかなければならない。現在はアパート関係では、ほとんど事業には参加してないというのが実態なわけです。
そこで、子供のいる家庭なんかでは、やはり参加したいという声も聞こえてくるのが実態なわけです。しかし、参加するのになかなか顔を知らないと思い切って飛び込んでこない。そういうことで、いかにアパートの住人を自治会事業に参加をさせるか、そういったものがこれからは課題になっていくかなと。
それから、もう一つはアパートの住民でございますが、住民登録をしていれば大体どこにだれが入っているかというのがわかるわけですけれども、住民登録されてない方が住んでいるのが実態です。これは、町としても何回も話し合っているわけですけれども、なかなか解決策が見つからない。ちょこっといるだけだからとかなんとか言われるようですけれども、しかしやっぱり地域民としては、どこのだれだかわからない人がいるということ自体がやはり不安材料にもなりかねないので、こういったようないわゆる潜り系の住民がいないような地域にしたいのです。これらの課題をどのようにすれば解決できるのか大変難しいかもしれませんが、これはここに限ったことではないと思いますので、県としてもどのような対策がいいのか、もしそういうのがあれば教えていただきたい。

坂本課長
ありがとうございました。それでは、続きまして次の方よろしくお願いします。

団体員
私は、現在事務局を担当しておりまして、自治会事業の総括みたいな格好でやっておりますが、そのほかに南方地区ということで、谷地下を含め7自治会、あと1行政区が加入している南方地区の生涯教育センターの所長をやっておりますが、この地区が2つの大きな流れに向かっていまして、新興住宅を持つ地域と従来の農業だけを中心にした地域と2つに分かれている地域でございます。当然私もその農業をやっておりまして、一番大きい流れの中で、この谷地下地区には農業団体が2つ一応登録しておりますが、お互いどの団体も高齢化が進んできており、担い手というところで非常にこれからどうしようかという状況を考えております。あと10年すると、今の人たちがまだ10歳高齢になっていくわけでして、もうちょっと若い世代が農業参入してこないことにはこれからの農業がちょっと活発になってこないなと。これは、この地域だけではなくて、金ケ崎町全体でも同じことが言えると思いますけれども、その辺もちょっと考えながら、地域の活性化、南方地区の活性化ということについて何か、今までやってきたことだけではなくて、新たなことでも皆さんに声をかけながらいろんな行事を進めていきたいと思っています。ただ、進めるにも、最近は町の予算というのも数限られておりまして、予算のかからない事業とか、そういうものを一生懸命考えなければならなくて、そういう事業だとなかなか人が集まらないということもございまして、なるべく子供からおじいちゃん、おばあちゃんまでみんなが集まれるような事業をもっともっと組んでいきたいなと思っています。

坂本課長
ありがとうございました。続きまして次の方よろしくお願いします。

団体員
ここにちょっとした経歴が載っていて、このとおりでございますが、谷地下自治会顧問、そして元自治会長ということになっております。これは、先ほど副会長の説明にもありましたとおり、ここのコミュニティ指定になるまでの自治会運営の最初の成り立ちと申しますか、私は5代目の自治会長となっております。4代目が、先ほど言われましたように病弱で倒れたと。それを引き継いでの自治会形成をやって今に来ておるわけでございます。その関係でちょこっとそのことにも後に触れたいと思います。あとちょっと町議会にも顔出しておりました。そして、統計調査員もやっております。あと奥州食品衛生協会の監査監事ということで、今度知事さんにお会いできるのが県大会がございますので、またお会いできるのかなと思っております。そういう形の中で、さまざまな、非常に活発化している今の現役員の方々の発表で活発化しておるのに対しまして、非常に喜んでおるわけでございます。
年齢はもうすぐ後期高齢者になります。ちょっとした商業、菓子製造業を現在も老夫婦でやっております。

坂本課長
ありがとうございました。続きまして次の方よろしくお願いします。

団体員
私は昭和6年生まれで79歳であります。勤めをやめましてからもう18年、最近は物忘れといいますか、痴呆がかっておりますし、目が白内障に、つい最近盛岡の眼科で手術してきました。
老人クラブの事業の内容等について若干申し上げたいと思いますが、会員は69人、男性が35名、女性が34名でございます。大きいのは、私ども健康保持、日常のできる仕事や運動を勧めるというのが大きな問題であります。
昨年このような立派な公民館を作っていただいたものですから、老人クラブとしてはスマイルボウリング、それから輪投げを備品として要望しまして、備えていただきました。昨年の忘年会から今年の新年会あるいは総会、年祝い、そうした集まりには前段にスマイルボウリングと輪投げをしましてから会合というようなことで、会員の出席率といいますか、大変多くなったと。そして、みんな喜んでおられたという状況でございます。
なお、具体的な研修等の振興ということでは、老人クラブでは昔からさなぶり大会といいますか、俗にこの辺では「まがあれ」といいますが、特定のというのは時間的に余裕のある人、あるいは健康体である方に限られて温泉に2泊あるいは1泊というようなことをしてきたわけですが、今年はせっかくこのように立派な公民館を建てたのだからということで前段にスマイルボウリング、輪投げをして汗を流し、懇親会の場では女性部の方々や調理師経験者に昔の料理をつくっていただいて、備えてあるカラオケを利用して盛大に懇親したところでございます。
それから、2つ目に小さな親切といいますか、あるいは社会奉仕といいますか、地域のたんぽぽ保育園の園児の運動会であるとか、七夕であるとか、虫取りであるとか、そういう行事に参加しておりますし、社会奉仕では、南方地区生涯教育センターのグラウンドあるいは近くにあります金ケ崎小学校の校庭のふれあい除草、草刈りというものを実施しておるわけでございます。
それから、グループ活動ではゲートボール、あるいは体育部等がございます。ほうきづくりあるいはこだまグループの活動。ゲートボールにつきましては毎週月水金と練習し、昨年は町大会12回だったのですが、優勝は2回、準優勝が2回、3位が2回と、町で勝率第1位ということに輝いたと、こういうことでございます。体育部では、町のスマイルボウリング大会、あるいはグラウンドゴルフに参加し、上位の成績です。
ほうきづくりにつきましては15名で、講師は会員の方から指導いただいて創作をしておるというところです。
こだまグループの活動につきましては、生ごみ処理による昔石けんづくり、あるいはEM活性液で近くの河川の浄化をしておりますし、近くの介護施設であるゆうあい交流センターでデイサービスに参加しまして情報交換あるいは手芸でお互いに作品を持ち寄って楽しんだところでございます。
最後に、今年度金ケ崎町では元気100歳プロジェクトを立ち上げました。目的は、健康寿命の創造ということもそうでございますが、平成23年から27年までこの5年間で初回の要介護認定免許を85歳にするということのようでございます。それには今度の10月1日から町民会議もって具体的な話し合いをすることになっておるようでございます。そこで、私たちは積極的にこれに取り組んで健康保持に努めたいと、こう思っております。

坂本課長
ありがとうございました。それでは、次の方よろしくお願いします。

団体員
谷地下講中というのがありまして、その長と、それからJA岩手ふるさと農協の経営管理もしております。また、地元の営農組合の事務局をしておりますので、その点で考えていることを二、三お話をしたいと思います。
1つは、まず谷地下講中の関係ですけれども、これは秋葉山信仰を中心として、相互扶助する共存共栄を目的とした地域連帯の組織ですが、これには大体100名ほど入っております。先ほどの副会長のほうから説明ありましたが、昔は100世帯ぐらいだったのですが、今は400ぐらいいるということで、いわゆる旧世帯と新しく住居を構えた世帯の混住地域になりますが、新しく入ったほうがどんどん増えてきているということで、古いずっと以前から入っている人たちが少なくなってきているということがわかります。
そんな中で、地域の共同、連帯ということに対しても感覚の相違があるということで、これらをできるだけなくするために先ほどの自治会活動などを通じながらやっているということです。その中で、今一番地域で気にしているのは、この前9月4日に岩手県のCO225%削減目標という新聞記事が出まして、岩手県の環境をよくしていくということについて出たわけですが、今日は天気が曇りで、雨も降っているからあれですが、昨日は天気もよかったので、畦畔の草焼きをしているわけです。そうすると、丸っきり煙にこの辺がガスみたいになるくらいになっているということなのですが、先ほど県の方にお伺いしたら、草を焼却するのはCO2の削減とはプラス・マイナス・ゼロだということで、削減には結びつかない格好なのですが、環境という点からすれば煙はやはり何とかしなければならないのではないかというふうに考えているわけです。例えば、朝の天気がいいときにぱっと窓をあけたときには、もう農家の人たちは草を焼いていて煙が入ってくる。それから、夕方になれば夕方で、また煙で悩まされるというような地域もありますので、この煙はどこの地域でもやっていますが、特にもここは都市計画用途区域でもありますから、配慮してあげなければならない地域ではないかというふうに思っております。金ケ崎全域でも燃やしているところがあるのですけれども、この燃やさない方法を何かいい方法があればご教示いただければ大変いいのではないかというふうに思っておりますし、特にも以前は各農家では牛等を飼っておったわけですが、今はもう牛を飼っているところは1世帯しかないと。そんなこともあって、草は余計なものになっていますけれども、有効活用も含めて何かいい方法はないかということをもし県内どこかで事例があれば教えていただければ幸いです。
それから、次にもう一つは、営農組合の事務局ということで、営農関係から、これもお願いになるのですが、用途区域ということもありまして、農業の助成制度の区域から外れるということになっているわけです。しかし、この地域といえども高齢化社会であり、担い手が少ないというようなこともあれば、どうしても今後の方向性とすれば共同なり作業の受委託はもちろんですが、法人化の中で進めていかなければならないというふうに考えているわけです。一概に用途が宅地化するわけではありませんので、あるうちはみんなでこの農地を、貴重な農地を利用していく必要があるということで、その場合にやっぱり自己資金だけではどうしようもならない部分があるものですから、用途区域といえども制度資金等の恩恵を受けるとか、利子補給とか、何かそんな中の、ここで農業する人たちの力になるような方策も打ち出していただければ大変幸いだというふうに思います。
以上、簡単ですが、私のほうからはこの2点をお話を申し上げました。

坂本課長
ありがとうございました。ご参加の皆様から新住民と、また古くからの農村地帯の住民といろいろ融合で努力をされているお話ですとか、あるいは細かい活動の状況のお話をいただきました。
ここまでの話につきまして、知事と県南広域振興局長からそれぞれコメントをお願いいたします。
まず、知事からお願いいたします。

達増知事
多くの自治会や町内会は、岩手においては人口減に悩まされているのですけれども、こちらはむしろ人口が増えているということで、それは一面、活力につながっていて大変いいのだと思うのですけれども、同時に人口増加、新しい住民の流入ということで、やはり独自の課題を抱えているということがよくわかりました。そういう中で、活力を生かしつつ問題を解決していこうという体制がしっかりできて、自治会の活動も大変豊かな活動をされていると思います。ふれあい感謝祭は、先人の皆さんの思いや努力を生かしながら地区民総参加の事業として行われていて大変すばらしいと思います。
さっきも行方不明高齢者の問題が出ましたけれども、全国生きているのか、そうでないのかわからないお年寄りがいるということが、岩手ではそうしたことは起きてないのですけれども、それはそれぞれの自治会、地域の中でお年寄りを大切にして、お年寄りの皆さんと地域の皆さんがいろんな活動を一緒にやる中で守られているのだと思いますけれども、谷地下自治会ではそうしたことが特にしっかり行われているのだなという印象を受けました。
いろんな具体的な課題、またご質問も出ましたけれども、どんどん県のほうにも、町のほうでもいいのですけれども、県のほうでもどんどん質問等々相談していただければと思います。そういうのにどんどん相談に乗りながら問題の解決と活力の向上に県も支援していきたいと思います。

坂本課長
ありがとうございます。それでは、局長から。

藤尾局長
コミュニティ100選に選ばれていらっしゃるということでございまして、活動内容をお聞きしまして、すごく感服いたしたところでございます。
非常に特徴的な点として、私もいろいろなコミュニティを勉強させていただいておりますけれども、すごく人を大事にするという視点と、それから感謝する気持ちといったようなもので地域が一つにまとまっているということだと思います。
それから、もう一つは先頭に立ってやられる方々がそういう気持ちを、今申し上げました人を大事にする、感謝の気持ちといったようなものを掲げつつ、先頭に立ってさまざま仕掛けをし、工夫をされているというところにすごく私は谷地下地区の大きな特徴があるのかなというふうに感じました。こういったお取り組みはほかのコミュニティの、あるいは集落の物すごくいい参考事例として今後紹介させていただきたいなと、そのように存じました。

坂本課長
それでは、今日は大体11時40分ぐらいまでに終了予定でございますので、まだ時間がございますので、今までの意見交換を踏まえて、いろんなご質問もございましたし、先ほどお話をいただいて、まだ言い足りないことがあったら、あるいはもう少し各課題についてご説明いただきたい、あるいはこういったところをまだ紹介し残していたというようなことがございましたらぜひおっしゃっていただいて、それを踏まえて自由な形で意見交換をさせていただきたいと思います。特に順番は無いなのでございますけれども、ご発言をいただければと思います。

団体員
私ごとは町行政に関心を持ち、見てきている限りでは、歴代の町長は当地域の公共施設を集積して行政の中心にするのだということを何回か聞いておるわけでございます。そして、現在そのとおり福祉センターなり、体育館なり、町民運動場、中央生涯センター、図書館、統合小学校が集積、建設されておるわけでございます。
30周年来の生涯教育のまちづくりスタートで地域自治会が生まれたわけでございますが、公共施設集積は当然のように都市化、宅地化は進行し、特にも東北随一の工業団地を控えた金ケ崎町は、住宅が増えることにより既存の住民対新興住宅、新興アパートの増加で、どこの地域よりも速急に人間関係なり、人間交流なりの良好なる関係の構築が緊急な課題となるわけでございまして、歴代会長も気にしていたと思います。4代目会長と私は意気投合しまして、細かな具体的な内容となると非常に強力な強引さを伴う思い切った事業、施策には非常に勇気と時間がかかることでありましたが、先ほど自治会副会長も申し上げましたとおり、4代目会長は病を押しての私と意気投合の計画、命がけの事業施策と思うとき、なりふり構わずにその方向性ではあったが、強力に打ち出して、定着させることのみを私は考えたわけでございます。今は新旧の人間交流は時間はかかりますが、県政に注目される地域になったことに歴代自治会長、谷地下地域民の皆様、そして方々に心から感謝あるのみでございます。しかしながら、今まで自治会役員ら、何からいろいろありましたとおり、これが人間交流の事業展開をする場合、やはり限界が感じられます。というのは、若者同士の事業には若者が参加しますが、全事業を通じまして若者の参加が非常に少ない。こういうことに対する先進事例がありましたならばちょっとお聞かせいただきたいなと思うわけでございます。
2つ目なのですが、私は国勢調査ということで、これも国の指令でありますが、県政に言っていいかどうか、まず話題提供のつもりで申し上げたいと思うのですが、国勢調査の年で10月実施であります。私は4回か5回国勢調査をやっておりますが、最近非常にプライバシー尊重ということで封書入りの回収が多くなり、大きな様変わりを感じております。今までどおりの調査員対面で審査チェックするのと、そのほかに封書入りで調査員に渡す方法、そして今年から今度は調査員でなく郵送に役場に送ると、この2通りの封書入りの提示の仕方があったので、何が違うのですかと私は役場の係に申し上げたわけなのですが、私もいろいろな立場で統計調査員も地域づくりの意味で、一人でも地域の人間を知りたいなという気持ちでやってきておるわけでございますが、最近のこのプライバシー尊重は、地域交流連携事業に大きな弊害を与えているような気がしてならないわけでございます。私、余計なことを考えなければ、統計のことだけ考えればどうってことない問題でございますが、いろいろこの地域づくりを考える中でプライバシー尊重というのは非常に弊害があることが多いと、そういうことを感じておりますので、余計なことでございますが、何かお聞かせ願いたいなと、そう思います。
以上であります。

坂本課長
ありがとうございます。

藤尾局長
若者は若者同士の行事にはよく参加される。ただ、全事業を通じれば、やっぱりもっと参加してほしいなという、そういう課題意識がおありになるということですが、ほかの地域と比較すれば、若者だけの行事であっても参加するということはほかの地域にはないことだと思うのです。若者がいるということ、これはすごく大きい力だと思うのです。その若者を全事業通じていろいろ参加を促すということのためには、やっぱりその若者に当事者意識を持ってもらうことが必要だと思います。では、当事者意識を持ってもらうにはどうするかというと、やっぱり若者の知恵を生かすような場面というものを増やしていくということなのかなと。そうすると若者の知恵を生かすことによって、若者の当事者意識も高まってきて、これまでよりは参加する場面というのは増えてくるのかなという、そういうふうに思っています。いずれ若者も将来は高齢者になるわけですので、できるだけ多く一緒になって汗を流したり、あるいは楽しんだりという、そういうことをできるだけ多く持つということは本当に必要なことだと思います。まずは、その知恵を生かすような、若者の知恵を生かすような、そういう仕掛けをつくるところから始まるのかなというふうに思います。
あと国勢調査の例を出されていましたが、いずれプライバシーの尊重という、個人情報保護法とか、そういったようなのがございまして、何事もすぐプライバシーの問題にされて、交流もいろいろと阻害されるといったような場面もあろうかと思います。個人の情報保護というのは、それはそれとして大事なことなのですけれども、交流するということはまた大きい意義があるわけですから、そこのところは、言うなればプライバシーを阻害しない限りにおける何か交流のほうの工夫が必要なのだろうなというふうには思います。この法律も自治体によって解釈がかなり固く考えるところと軽く考えるところがあるような、そういう混乱の……、混乱というのはちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、そういう状況の中にあっては、本当に難しい問題があるなと思います。ただ交流と個人の情報、プライバシーを保護するということは別な問題として考えていかなければならないのかなというふうに思っています。
あともう一つは、今言ったような課題というのはほかのコミュニティでもございますので、いろいろ我々としても3,700、さっき知事のごあいさつにありましたけれども、いろんな自治体があって、さまざまなこういう課題に悩んでいるコミュニティがございますので、それはやっぱりお互いの交流、情報交換の中でいい知恵を見つけ出すという、そういうことが必要かと思いますので、我々としてもできるだけほかのコミュニティとの交流ができるような、そういう機会を創っていきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

坂本課長
それでは、そろそろ予定の時間でございます。最後にどなたかお一人。

団体員
よく危険地域というか、いろんなことがあったときに町で対応できるものは町でやっていただけるわけですが、例えば県道に関する問題とか、いわゆる県が絡んでいる場合に、町のほうに要望してもなかなか、やってくれているのだけれども、いつどのようにというか、即答みたいなものはないわけですよね。例に出すと、ここの教員住宅はずっと昔から空き家になっているわけですが、これに対しても再三申し上げて、町でも空き家対策ということでやっておるわけですが、やはり空き家があるということはあまり好ましくないですね。何年も使われてない、草もぼうぼう生えたりですね。災害のときに使うのだという返事は来るのだけれども、何か知らないうちに今は公売にかかっている。地区民が要望を出しているにもかかわらず、それもわからないうちにそういう状態になっている。
あるいは県道の歩道の側溝ですか、蓋がなくなって夜に歩くとちょうどそこから草が出て、歩くとそこの中に落ちてしまうというような危険な箇所があったわけですが、それも何回か町に言っても一向に直らない。しかし、その間に、いつやったのだかわからないけれども、直っているというか。
実際にあと今回要望した事項もあるのですよね。ここを出ていきますとそこに水路があって、歩道があるのですけれども、あそこでちょっと転んだりなんかすると側溝に落ちてしまう。そういったような陳情というか、要望したときに町を通してやるわけですけれども、素早い回答というか、その地区にですね、おりてくるような仕組みがないのかなというところでございます。

藤尾局長
非常に重要なご指摘だと思います。これまでもいろいろ県の関係は役場さんから上がってきて、そして県のほうで答えて、そしておろしていくというシステムでしたけれども、今度は新しく広域局も再編しました。これは、県は県、町は町ということよりも、県と町が力を合わせて、そういった今のような要望に速やかに対応していくという、そういうねらいのもとで再編したものでございまして、具体的にどういうふうになっているかということですけれども、役場さんと意見交換とか、あるいは先だってもやりましたが、政策協議という、そういう場をこれまで以上に増やして、そして町さんを通じて上がってきた要望だとか、そういったようなものに対しては我々も具体的に町長さんのほうにきっちりお答え申し上げまして、そして結果的には地域の方々にも伝わるようにやろうではないかということでやってきております。今、例として挙がったようなことも、いずれ真剣に役場さんと一緒に協議をしている、そういうつもりでございますので、もうちょっとその改善結果が伝わるまでは少しぐらい時間がかかるかもしれませんが、いずれ非常に大事なことです。役場さんを通じて要望しても、県に要望しても地域住民の方にとっては、いずれその目的が遂げられるということが第一に考えなければならないことだと思いますので、新しい広域局体制で役場さんと一致連携してやってまいりますので、よろしくお願いします。

団体員
せっかく知事さんもお見えですし、道路の問題が出ましたですが、国道4号線ですね、金ケ崎イオンの商店街の前。この4車線の要望を町長さんも要望されたと思いますが、私ども住民はあそこは渋滞して時間かかるから、山手といいますか、いわゆる西側の道路を利用して北上なり花巻に行っているというのが実態なのです。かなりの渋滞、それも土曜日、日曜日、祭日はですね。この際ひとつ、何とか渋滞が解消されますように、4車線にですね、県のほうから国のほうにも要望していただきたい。

藤尾局長
この件につきましては、去年も、その前からも町長さんを通じて、知事も去年直接伺いましたし、今年も総決起大会を開催したり、あるいはまた改めて要望もいただいております。私どもも国のほうにいろいろと強く働きかけをしております。我が県南広域局でも重点的な施策要望だというふうに、知事にも後押ししてもらいまして、国交省のほうへも働きかけを重ねておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

坂本課長
それでは、まだまだ言い足りないことあろうと思いますけれども、そろそろ予定の時間でございます。

知事所感

坂本課長
最後に、知事のほうから総括的なコメントをお願い申し上げます。

達増知事
4号線の件は、昨日も町長さんと会う機会がありまして、それぞれ国交省の政務三役のほうへの陳情要望をこの夏もやっているところで、改めて段取りの確認とかしているところで、県としても国への要望の重点事項の中に入れているところなので、まずぐいぐいと押していきたいと思っております。
それから、住民の要望をいただいて県が仕事をするというのは、それなりに早くやれるようにもなってきているかなとも思っているのですけれども、それを早目にお知らせするというところがやっぱりまだ工夫の余地があるなと、コミュニケーションの問題が大きいと思っております。ちょっと前も新聞に要望したのになしのつぶて、全然うんともすんとも言ってこない、けしからんという投書が新聞に載り、でも載ったときにはもうできていたのですよ、その道路改修か何かが。ただ、その道路改修わかりました、すぐやります、始めましたというのが全然伝わってなかったので、いつまでたっても役所が動かないというような理解でいたので、そういうコミュニケーションをちゃんと工夫していくことが大事だなと思っております。
あとプライバシーの問題とか、そもそも新住民の皆さんの地域活動への参加の問題、これ日本全体として、さらには世界全体なのですが、個人主義、アメリカ流の個人主義、自由主義ですね、まず個人を中心に考えたり、行動したりというのが少し強く広まり過ぎていたのだと思います。これはアメリカでも最近その反省が進んでいまして、マイケル・サンデル教授という、ハーバード大学のサンデル教授という人の授業が今日本でもNHKで放映されてすごいはやっていて、世界中ではやっているのですけれども、そのアメリカのハーバード大学の教授が、人間もっと自分の役割というのを考えて行動するようにしなければだめではないかということを言っていて、それが今アメリカを初め世界中で評判になっています。自分が何かするとき、自分の好き勝手で行動すればいいというものではなく、今住んでいる場所とか、生まれ育った場所とか、そこでの役割というのをちゃんと考えて行動しないと世の中うまくいかないだろうと。
リーマンショックで世界経済がめちゃくちゃになりましたけれども、あれはやっぱりそれぞれ要所要所でみんながわがまま勝手に振る舞ったがゆえにそんなことになったので、もとはそういう自由がいいんだ、自由がいいんだと言っていたアメリカの中でもそういうものではなかろうという見直しが進んでいるのです。そういう住んでいる場所とか、生まれ育った場所での役割というのをちゃんと考えてみんなで行動していこうというのは、地方自治にとっては大変ありがたい考え方でありまして、まさに地方自治を立て直す、地方自治をしっかりやっていくことで世界秩序も立て直すような今局面にあると思っておりまして、ですから私も県職員にも普段から盛んにそういうことを言っていますし、いろんな法律の解釈とか、あといろんな事業への取り組み、要所要所でやっぱりそれぞれの地域で人が役割を果たしていくということが地方自治の本旨にもかなうことでありましょうから、自治体としてはそういうところをしっかり踏まえていろいろやっていこうというふうにいきたいと思います。
現場でも行事の運営からごみの捨て方に至るまで本当に大変だと思いますけれども、それをしっかりやることが、ひいては世界秩序を正すことにもつながるような今の世の中でありますので、そういった現場の皆さんの努力を県もしっかり理解して応援をしていきたいと思いますので、頑張ってまいりましょう。今日は私も大変参考になりました。ありがとうございました。

閉会

坂本課長
皆さん、本日は大変貴重なご意見ありがとうございました。これをもちまして、県政懇談会「草の根地域訪問『こんにちは知事です』」を終了いたします。本日はありがとうございました。

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