農業近代化資金

　農業近代化資金は、農業者の方々が、資本装備の高度化を図るための施設の取得等を行う場合に必要な中長期の設備資金等を融通する制度です。

1　借入対象者

1.  農業を営む者（認定農業者（※1）、認定新規就農者（※2）、主業農業者（※3）、集落営農組織、農業を営む任意団体など）
   ※1  認定農業者とは、農業経営基盤強化促進法に規定する農業経営改善計画を作成して市町村長の認定を受けた方をいいます。
   ※2  認定新規就農者とは、農業経営基盤強化促進法に規定する青年等就農計画を作成して市町村長の認定を受けた方をいいます。
   ※3　農業所得が総所得の過半（法人にあっては、総売上高の過半）を占めていること、又は農業粗収益が200万円（法人にあっては1,000万円以上）等
2. 農協、農協連合会
3. 1～2 又は地方公共団体が主たる構成員・出資者になっている団体又は基本財産の過半を拠出している法人

2　借入条件

1. 資金使途
   1. 畜舎、果樹棚、農機具など農産物の生産、流通又は加工に必要な施設の改良、造成、復旧又は取得
   2. 果樹その他の永年性植物の植栽又は育成、乳牛その他の家畜の購入又は育成
   3. 農地又は牧野の改良、造成又は復旧
   4. 長期運転資金
   5. 農村環境整備資金　など
2. 借入限度額
   農業を営む者　 個人18百万円、法人・団体2億円
   農協等　15億円（農林水産大臣が承認した場合はその承認額）
3.  借入金利
   「最新の貸付利率」を参照
4.  償還期限
   資金使途に応じ7～20年以内（据置2～7年以内）
5.  融資率
   原則80％以内

注　認定農業者に対する特例：実質金利の軽減、融資率100％以内が適用される。

• 最新の貸付利率

3　取扱融資機関

農協、信用農業協同組合連合会、農林中金、銀行、信用金庫