野鳥の鳥インフルエンザ検査成績と今後の検査の進め方

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ページ番号1007999  更新日 平成31年2月20日

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平成20年4月18日から5月8日にかけて、十和田湖畔と北海道の道東地域で死亡したオオハクチョウから高病原性鳥インフルエンザウイルスが分離されたことから、同地域の他の野鳥へのウイルス伝播の有無を環境省および東北・北海道で調査しています。現在までのところ、同ウイルスは十和田湖畔と北海道で採取した1,000検体以上の糞材料を含めて、いずれの野鳥からも分離されていません。これらの事実は、少なくとも他の野鳥への大規模な感染はなかったことを示すと考えられます。
岩手県内の3家畜保健衛生所においても、下の一覧に示すように、平成20年4月以来県内各地で死亡した23羽のウイルス分離検査を行い、全ての検体で陰性の結果を得ています。
以上の検査経過を踏まえて県の農林水産部および環境生活部が協議し、今後の野鳥からのウイルス分離検査は、下記のとおり、分離される可能性の高い野鳥を対象に行うことになりました。引き続き御協力願います。
なお、韓国では現在も本病が流行しています。各養鶏場では季節に関わりなく、また野鳥の検査成績に関わりなく、通年体制で侵入防止策を講じる必要があります。

高病原性鳥インフルエンザウイルスの分離検査を行う野鳥

複数(2羽以上)が同時に死亡していた際の死亡野鳥

県内で死亡した野鳥からのウイルス分離成績(全例が陰性)

4月10日

  • 発生地:岩泉町
  • 品種:スズメ
  • 羽数:3羽
  • ウイルス分離:陰性

5月2日

  • 発生地:北上市
  • 品種:オオハクチョウ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月5日

  • 発生地:盛岡市
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月7日

  • 発生地:北上市
  • 品種:オオハクチョウ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月9日

  • 発生地:滝沢村
  • 品種:ハシボソカラス
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月9日

  • 発生地:盛岡市
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月12日

  • 発生地:滝沢村
  • 品種:ハシブトカラス
  • 羽数:3羽
  • ウイルス分離:陰性

5月13日

  • 発生地:花巻市
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月15日

  • 発生地:普代村
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月15日

  • 発生地:矢巾町
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月16日

  • 発生地:盛岡市
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月17日

  • 発生地:盛岡市
  • 品種:カルガモ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月19日

  • 発生地:北上市
  • 品種:オオハクチョウ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月19日

  • 発生地:矢巾町
  • 品種:ハシブトカラス
  • 羽数:3羽
  • ウイルス分離:陰性

5月22日

  • 発生地:大船渡市
  • 品種:ウミネコ
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

5月22日

  • 発生地:大船渡市
  • 品種:ウグイス
  • 羽数:1羽
  • ウイルス分離:陰性

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このページに関するお問い合わせ

岩手県中央家畜保健衛生所 中小家畜課
〒020-0605 岩手県滝沢市砂込390-5
電話番号:019-688-4111 ファクス番号:019-688-4012
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