JICA海外協力隊:奥寺 信行さん(スリランカ派遣)

ページ番号1062343  更新日 令和5年3月2日

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  • おくでら のぶゆきさん
  • 青年海外協力隊(環境教育)
  • スリランカ(2022年2月から)

あなた自身について教えてください。

・現在どのような活動、または取り組みをされていますか。

 現在私はスリランカのクリヤピティヤ町で、JICA海外協力隊の環境教育隊員として日々活動しています。廃棄物処理の効率化や地域住民へのゴミ分別の啓発活動、幼稚園や小学校でのワークショップの実施などが主な活動内容です。今後はクリヤピティヤ町内にある複数の学校で学校菜園を始める予定で、より子供たちを巻き込んだ活動にしていきたいと思っています。

お住まいの地域の正月について教えてください。

・あなたの住んでいる地域ではどのように新年を迎え、どのように正月を過ごしますか。

 日本では1月1日に新年を迎えますが、スリランカではシンハラ・タミル正月といって4月13日または14日に新年を迎えます。そのため12月下旬でもソワソワした様子はなく、1月1日の0時を過ぎてもちらほらと爆竹が鳴るくらいで、変わりないいつも通りの生活を送っている姿が印象的でした。その分シンハラ・タミル正月への本気度は桁違いで、前後二週間はみんな仕事のことなど頭にありません。毎年占星術師が年明け時刻を決め、その時刻に合わせて各家庭で新年を迎える準備をします。年明け時刻を迎えると町中に爆竹が鳴り響き、それはそれは爆音で、そのとき赴任したばかりだった私はその壮大さに圧倒されてしまいました。

・あなたの住んでいる地域の正月行事や料理などはありますか。

 シンハラ・タミル正月では年が明けると、ココナッツミルクで炊いたキリバットというお米やルヌミリスという玉ねぎを唐辛子などで和えたものなど、お正月ならではの料理が食卓を彩ります。他にも伝統的なお菓子などが数種類用意され、どれも美味しく日本人の口にも合うと思います。またスリランカ版正月遊びも存在します。二人が向かい合いように丸太にまたがり、枕でお互いを叩き落すゲームや土でできた壺を木の棒で叩き割るゲームなど、少々バイオレンスな遊びのためビビッて参加できませんでしたが、2024年こそは参加して勝利をもぎ取りたいと思います。

岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。

 まだまだ寒い日が続くと思うので、我慢できなくなったらぜひスリランカへお越しください。

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