岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成22年7月8日)

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ページ番号1000909  更新日 平成31年2月20日

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懇談記録の概要版です。詳細は以下のページをご覧ください。

写真:懇談会の様子1

  • 対象地域:県南広域振興局圏
  • 日時:平成22年7月8日
  • 場所:北上地区合同庁舎
  • 出席者
    宇津野 泉(社会福祉法人花泉保育園)
    小田島 裕樹(成和建設株式会社)
    後藤 大助(合資会社後藤屋)
    高橋 憲司(西和賀森林組合)
    千葉 俊哉(有限会社乙女屋)
    馬場 一輝(農業)
    (県側)
    達増知事
    藤尾県南広域振興局長
    坂本県南広域振興局経営企画部企画推進課長

「地域でいきいきと働き、安心してくらし、楽しく学べるためにはどのようなことが大切だと思いますか」をテーマに県南地域で、農林業、商業、建設業、保育などさまざまな分野で活躍されている青年層の方々と懇談しました。

出席された方々の主な発言内容

写真:懇談会の様子2

宇津野 泉さん(社会福祉法人花泉保育園)

保育関係の仕事をしている。
岩手は、子育て環境には恵まれている。
自然が豊かで子供を遊ばせるにもよいし、安くておいしいものも多い、待機児童も都会に比べ少ない。
仕事さえあれば、岩手に住んで子育てしたいという東京の方もいる。
地方にいてもできる、IT関係などの雇用を増やすとよいのでは。

小田島 裕樹さん(成和建設株式会社)

建設業をしている。
経済状況が厳しい中でも、リサイクルや農業など、新規事業にも挑戦している。
また、川の清掃や災害ボランティアを行っているが、地域で助けあうことが大切と考えている。

後藤 大助さん(合資会社後藤屋)

菓子の製造販売をしている。
東京にいた時に、地元に、誇れるものは何があるのか、どういう所かと聞かれて「これだ」というものが少なかった。なんとかしたい。
知らない人にいかに知ってもらうかが大事だと思う。
県外の人が、岩手に足を運びたくなるような魅力を、地域全体で作りたい。
最近、南部鉄器が注目されており、自分の店でも展示させてもらったりしているが、市内で鉄器を見られる所が少ない。
県も、商店などを活用するなどして、地域によいものがあること広めてほしい。

高橋 憲司さん(西和賀森林組合)

工場をやめて林業へ転職した。
森を見ていると、「これも仕事になるのでは」と思うことが多いが、お金がかかるため実現が難しい。
林業は「職人」の世界。高齢化しているため、技を引き継ぐことが大事なので高齢者が働き続けられる環境を作ることも必要と考える。

千葉 俊哉さん(有限会社乙女屋)

販売業をしている。
中心市街地活性化などの課題で行政とも話したりするなかで、スピード感がないのではと感じる。
また、この問題は、人口を増やすことで解決できることが多いと思う。
賃金が都市より低いことは、雇用する人にはメリットになるので、企業誘致できるのではないか。
また物価も安いが、日本で一番安く住めるとなれば、外国の人も来てくれるのではないか。

馬場 一輝さん(農業)

農業をしている。
こうしたら良くなる、儲かるという魅力ある農業のしくみを作りたい。
今は50代以上の人が農業を支えており、仕事を引き継いでいくことが必要だが、意見が合わない時に、仲間となる若い世代が少なく「みんなでやってみよう」となりにくい。
また、農業から、観光や販売などまで繋げてやっていくのであれば、まず若い人の意識を変えていくことからだと思う。

知事より

  • それぞれが働くフィールドで頼もしく働いていると思う。その中で地域のあり方、県のあり方を変えていかなければならない事に気が付いているのがすばらしい。それを実現する地力があると感じた。
  • 「岩手県って(一言で表すと)何の県だろう?パッと出ない。」というよい質問があったが、一言で説明できない多様性が岩手の特徴。文化も県央、県北、県南、沿岸とそれぞれ違った特徴があるので、県は岩手を4つの広域振興圏にわけて、それぞれの特徴を打ち出す作戦。
  • わんこそば、南部せんべい、岩手山という盛岡的なものだけでは岩手全体を象徴できない。県南なら「平泉」とか県南的なもので説明するのがわかりやすい。
  • 岩手は、おばけが出る雰囲気は日本一だと思う(人と自然が一体となっている)。
  • 人口流出について、岩手は働ける場所さえあれば戻ってきたい人が多いことが統計的に証明されている。また、中心市街地活性化に成果を上げている商店街は、実は周りにマンションを増やして人を増やしていることもある。人口政策、住宅政策などセットで考えないとならない。
  • 問題点の所在が明らかになり、それぞれが将来に向けてできることの手がかりが出てきたと思う。引き続きツイッターなど色々な形でやりとりして作戦を考えていきましょう。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
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