岩手フロンティア・フレッシュトーク(平成22年7月30日)

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ページ番号1000907  更新日 平成31年2月20日

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懇談記録の概要版です。
懇談の詳細については、以下のリンク先をご覧ください。

写真:懇談会の様子1

  • 対象地域:県北広域振興局圏
  • 日時:平成22年7月30日
  • 場所:久慈地区合同庁舎
  • 出席者
    小保内 文彦(社会福祉法人いつつ星会)
    北田 晴子(野田村観光協議会)
    熊谷 次朗(普代村商工会青年部)
    見年代 瞳(NPOやませデザイン会議)
    小滝 義信(浄安森林組合)
    中里 敬(カシオペア農村青年クラブ)
    (県側)
    達増知事
    東大野県北広域振興局長
    桐田県北広域振興局経営企画部長

「私たちが思い描く地域の未来」をテーマに県南地域で、農林業、商業、介護、観光、NPOなどのさまざまな分野で活躍されている青年層の方々と懇談しました。

出席された方々の主な発言内容

写真:懇談会の様子2

小保内 文彦さん(社会福祉法人いつつ星会)

介護の仕事をしている。
ある施設の入所者に、機能改善のための栄養、運動等の働きかけを続け、2週間後からその方の外出意欲を出すことができた。そのことが他の職員にも影響を与えた。
介護する人の「やっても無理、この人はもう何もできない」という意識を改革していきたい。施設だけでははく、ご家族や地域とともにやっていくことが目標。

北田 晴子さん(野田村観光協議会)

体験観光のコーディネーターをしており、全国に地元の良い所を広めることにやりがいを感じているが、まだ地元の受け入れ態勢が整っていない。
漁業、農業の方たちなどを大きく引っ張るリーダーシップが足りないと思う。
野田のマリンローズは、とても縁起のよいパワーストーンで、立派な観光資源だが、まだPR不足。

熊谷 次朗さん(普代村商工会青年部)

普代村の商工会青年部で、やませデザイン会議と村と協力して、普代駅前で海産物を出して「やませ朝市」をやっている。
地域の人や子供たちの憩いの場になればと思う。
商工会の三陸連携の会議で普代村だけ「これが特産物」といったものが出なく、地元に帰り考えついたのが「昆布」。他のものに比べシャキシャキ感のある力強いもの。
商工会と村の「昆布プロジェクト」で、昆布うどんを作ったり、すき昆布焼うどん、昆布ソフトなどにも挑戦している。

見年代 瞳さん(NPOやませデザイン会議)

「地域づくりは人づくり」を合言葉に、NPOの多種多様な活動をしている。
普代村商工会青年部との活動「やませ朝市」や、地元の「おやじ」の方々と、おやじと子供の絆を深めるイベントを行っている。
中間支援という活動で、企画や活動のノウハウが分からない方々と一緒に活動し、徐々に思いを形にして、支援していた団体だけで事業ができるようにしている。
皆さんの思いを形にするような、岩手の未来であってほしい。

小滝 義信さん(浄安森林組合)

林業の仕事をしている。
山の手入れをしてもらって、良かったと言われるのが嬉しい。
山の所有者が高齢化しているが、自分と同じ若い世代は「山のことって何?」という興味のうすい方が多い。
後継者にいかに興味を持たせるかが課題。
今まで専門用語の多い説明しかしてこなかったが、初めての人にも分かる説明をするとか、小さなことから興味を持たせていきたい。

中里 敬(カシオペア農村青年クラブ)

リンゴとブルーベリーがメインの農家をしている。
観光と農業体験の畑を開園し、県の内外のオーナーによる収穫のほか、畑の管理も体験してもらっている。
お客さんの喜ぶ反応をみるのがやりがいになる。
ブルーベリーファームを地元の雇用の場にしたいし、地区の象徴、誇りになるようにしていきたい。

知事から

  • どこかで聞いた言葉だが「思った通り」にはならないが「やったとおり」にはなる。アクションの積み重ね、繋げていくことが大切。
  • 地域のPR不足について、地域の資源が「世の中にどう扱われているか」を知ることが大切。自分たちが大した事ないと思っていても、外の人は「いい!」と思っていることがある。情報の入手がすごく大事であり、情報収集の中に情報発信のチャンスがある。
  • 昆布は色々な可能性があり、意外なところからブレイクするのでは。「本州最高、東日本最強」と名乗るなど、色々宣伝のしかたがあると思う。
  • やませデザイン会議と普代商工会青年部のように、他の人と一緒にやってみることは良いと思う。一緒にやって新たに分かることがある。
  • 森林について、県民の財産である意識を高めたい。森の手入れの体験などの機会を作るとよいと思う。
  • 農業の後継者は貴重な存在。岩手の農業はその方たちにかかっている。県民がその方たちの事を知るチャンスを増やしたい。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
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