知事からのメッセージ 令和2年3月

ページ番号1027971  更新日 令和2年3月24日

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令和2年3月11日

3月11日、釜石市で開催した「東日本大震災津波岩手県・釜石市合同追悼式」に出席しました。

東日本大震災津波から9年が経ちました。9年前の3月11日、我が国観測史上最大規模の巨大地震が生み出した凄まじい津波により、多くの方々の尊い命が奪われ、また、今もなお、多くの方々が行方不明となっています。

県民をあげて犠牲者を慰霊・追悼し、復興に向けた決意を新たにする機会として、被災地である釜石市と合同で追悼式を開催しました。

私たち、岩手県民は、犠牲になられた方々のふるさとへの思いを受け継いで、この東日本大震災津波の事実を踏まえた教訓や復興の姿を後世や国内外の人々に伝えながら、復興を進めていかなければなりません。

今、岩手の被災地では、平成28年台風第10号、令和元年台風第19号による災害も乗り越えながら、復旧・復興の歩みを進めています。また、東日本大震災津波の際に、諸外国が称賛するような危機対応の姿勢を、岩手を含めた日本の人たちが示したところであり、そのような経験を、今回の新型コロナウイルス感染症対策にも生かしていくことで、危機を克服していきます。

県では、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」を基本目標とする「いわて県民計画(2019~2028)」を令和元年4月にスタートさせました。

私たちは、個人の尊厳を基本的価値とし、誰一人として取り残さないという理念のもと、一人ひとりがお互いに支えあいながら幸福を守り育てるための取組を進め、「いのちを守り、海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を目指して復興を進めます。

追悼式・式辞の様子
追悼式・式辞

令和2年3月20日

3月20日、「三陸鉄道リアス線全線運行再開出発式」に出席しました。

平成31年3月のリアス線開業から約1年、令和元年10月に発生した台風第19号災害を乗り越え、本日、第2の開業とも言える全線運行再開を迎えることができました。

このように早期に全線運行再開を果たすことができたのは、関係者の皆様の御尽力のたまものであり、また、国土交通省及び復興庁にはひとかたならぬ御指導と御支援をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。

三陸鉄道は、三陸地域の悲願の鉄道として昭和59年4月に開業しました。

以来、東日本大震災津波による被害や今般の台風第19号災害など、幾多の苦難を受けながらも、その度に力強く立ち上がり、復興の牽引役を果たすその姿が、多くの人に深い感銘と希望を与える存在として、地域はもとより全国から愛される鉄道となっています。

三陸鉄道は再び、三陸沿岸163キロメートルを縦貫する全国最長の第三セクター鉄道として、その名を全国にとどろかせるとともに、震災や災害の教訓を未来に伝え、復興のその先の未来を描く三陸復興の原動力として、また、沿岸地域交通の大動脈として、重要な役割を果たしていきます。

テープカットの様子

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