農業用廃プラスチック適正処理
農業用廃プラスチックは適正に処理しましょう
岩手県協議会では、農業生産に伴って発生した農業用廃プラスチックの適正処理を進めています。
農業用廃プラスチックには、使用済みのハウス用ビニール、マルチ、肥料袋、ラップフィルム、セルトレイ、農薬容器、育苗箱などが該当します。
農業生産に使用されたこれらのプラスチック類は産業廃棄物として扱われますので、野焼きや無許可の埋め立ては、たとえ自分の土地であっても違法行為となり、罰則が課せられます。
また、専門の業者によって適正に回収された使用済みのプラスチックは、床材や靴底の原料となるほか、燃料などにも再利用され新たな資源として有効活用されます。
豊かな自然環境を守り、人と環境にやさしい農業を進めていくためにも、農業用廃プラスチックは正しく処理することが大切です。
県内各地域でJAや市町村が中心となって回収処理を行っていますので、農家の皆さんは積極的に参加しましょう。
詳しい回収時期や回収場所については、お近くのJA、市町村、県地方振興局農政担当部にお問い合わせください。
本県における農業用廃プラスチックの排出量と処理の実態
排出量と回収処理量
- 平成17年度の総排出量は3,178トンで、前年より増加した。
- 排出量の内訳では、塩化ビニールフィルムが15%、ポリエチレン類フィルムが42%、その他プラスチック類が39%となっており、ポリエチレン類フィルムは減少したが、塩化ビニールフィルム、その他プラスチック類は増加した。
- 各地域協議会等の組織的な回収によって処理された量は、1,421トンで、排出量の45%となっており、回収処理量は年々増加していたが、平成17年度は若干減少した。
- 農家段階で保管されていると推定される農家保管量は1,581トンで、全体の50%を占め、依然として多い。
- 回収処理された廃プラスチックのうち再生利用向けとして処理された量は、1,321トンで、前年より増加し、排出量に対する再生利用率は42%と年々高くなってきている。
処理方法別実績
- 塩化ビニールの処理では、農家保管を除くとマテリアルリサイクルが46%と最も多く、次いで埋立・焼却処理となっている。
- ポリエチレン類の処理では、農家保管を除くとサーマルリサイクルが40%と最も多く、次いでマテリアルリサイクル、埋立・焼却処理となっている。
このページに関するお問い合わせ
農林水産部 農産園芸課 園芸特産担当
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