「第1回上手な医療のかかり方アワード」の受賞

「県民みんなで支える岩手の地域医療推進会議」の取組が「自治体部門優秀賞」を受賞しました！

　本県では、県民総参加型の地域医療体制づくりに向けて、平成20年度から、「県民みんなで支える岩手の地域医療推進会議」を立上げ、医療機関の適正受診、自分の健康は自分自身で守ることの重要性などの普及啓発について、取組を進めてきたところです。

　今般、厚生労働省が開催した「第1回 上手な医療のかかり方アワード」において、本県民会議の取組が、「厚生労働省医政局長賞 自治体部門優秀賞」を受賞しましたのでお知らせします。

　今回の受賞は、国に先駆けて、官民一体となって取組を進めてきたことが高く評価されたものと考えており、県民の皆様及び本会議を構成する皆様に厚く御礼申し上げます。

　本県を取り巻く医療環境は、依然として厳しい状況にありますが、これまで、約11年間の取組により、「大病院と開業医（かかりつけ医）の役割分担の認知度」が47.5%（H20）から58.6%（H30）に向上するなど、県民の受療行動に対する意識の変化など、着実に成果が出ています。

　「県民全体で地域医療を支えていく」という理念の下、引き続き、県民運動に取り組んでいきますので、一層の御協力をお願いします。

 

表彰式の様子

令和2年3月2日（月曜）に、厚生労働省で表彰式が行われました。

表彰状は吉田学医政局長、トロフィーはデーモン閣下からそれぞれ贈呈いただきました。

【参考】受賞の状況

厚生労働大臣賞　最優秀賞	ブラザー工業株式会社
厚生労働省医政局長賞 　保険者部門　優秀賞	ダスキン健康保険組合 全国土木建築国民健康保険組合
〃 　医療関係者部門　優秀賞	飯塚病院 横須賀市立うわまち病院
〃 　企業部門　優秀賞	株式会社　タニタハウジングウェア 日本航空株式会社
〃 　民間団体部門　優秀賞	たかはま地域医療サポーターの会 NPO法人　VPDを知って、子供を守ろうの会
〃 　自治体部門　優秀賞	宮崎県延岡市 県民みんなで支える岩手の地域医療推進会議
〃 　チラシ部門　特別賞	パナソニック健康保険組合 練馬区医療環境整備課

【参考】上手な医療のかかり方アワード

　厚生労働省では、平成30年度に開催した「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」において、医師等の医療従事者の長時間労働など、深刻な医療現場の状況を踏まえ、医療を守るために、国、自治体、医療提供者、民間企業、市民社会など、全ての人が参加・行動すべき国民的プロジェクトとして、『「いのちを守り、医療を守る」国民的プロジェクト宣言！』を発出し、下記の5つの方策に取り組むこととしています。　

（1） 患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること （2） 医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること （3） 緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること （4） 信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること （5） チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立すること

　上記プロジェクトの推進に当たり、上手な医療のかかり方の啓発など、優れた取組を表彰する「上手な医療のかかり方アワード」が設立されたもので、今回が初開催となります。

• 厚生労働省リリース記事（外部リンク）
• 上手な医療のかかり方.jp（厚生労働省）（外部リンク）