岩手県の火山活動に関する検討会

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ページ番号1004211  更新日 令和5年1月12日

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 岩手県では、県内の常時観測火山(岩手山、秋田駒ヶ岳、栗駒山)の火山活動状況を適切に把握するとともに、火山の活動状況に関し有識者から助言を得るため、「岩手県の火山活動に関する検討会」を設置しています。

 検討会は、年2回(6月と12月)定期的に開催し、必要があれば臨時として随時、開催しています。

 最新の検討会がとりまとめた見解は次のとおりです。(令和4年12月16日開催)

第67回岩手県の火山活動に関する検討会における評価について

1  岩手山

 火山性地震の回数は月10回程度と少ない状態で推移しており、地殻変動も観測されていない。表面現象も特段の変化もなく、火山活動は平穏な状態で推移している。

 

2  秋田駒ヶ岳

 やや地震の回数が多い状態が続いており、女岳における地温の高いエリアについては顕著な拡大はみられないが、縮小傾向ではなく高止まりの状態であることから、引き続き火山活動の推移について注視する必要がある。

 

3  栗駒山

 火山性地震の回数は少なく地殻変動も観測されていない。噴気活動も特に変化がなく火山活動は平穏な状態で推移している。

  令和元年度から昭和湖付近で高濃度火山ガス(硫化水素)発生のため登山道の規制を実施している。令和4年度は火山ガス濃度の低下が確認されたが、これまでの調査の結果から、再び濃度が高くなることもあり得るため、恒久的な安全対策の検討を進めていく必要がある。

このページに関するお問い合わせ

復興防災部 防災課 防災危機管理担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5155(内線5155) ファクス番号:019-629-5174
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。