中国 ・ 雲南省 の紹介

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ページ番号1006926  更新日 平成31年2月20日

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1.雲南省との交流経緯

岩手県は中国雲南省と上海万博の共同出展などをきっかけに、2013年11月13日に岩手県と雲南省との間で「友好交流協力協定」を結びました。

2.雲南省について

歴史

雲南省は類人猿の発祥地であり、アジアで発見された170万年前の最古の類人猿が生息していたと言われています。古代、テンの国の境目に属したことから、現在も略称が"テン"となっています。唐の時代には剣南道となり、五代の時代の頃、独立国家大理国が成立。宋の時代には雲南行中書省が置かれ、明の時代には雲南布政使司が置かれ、清の時代に雲南省として制定されました。

位置

雲南省は中華人民共和国の最西南部に位置し、東は広西チワン族自治区貴州省、北は金沙江(きんさこう)を境とした四川省、北西はチベット自治区、西部はミャンマー、南部・南東部はそれぞれラオスやベトナムと隣接。

面積

39.4万平方キロメートル(中国で第八位の面積)

気候

写真:雲南気候

温帯、亜熱帯、熱帯の3つの気候帯に属し、雨季と乾季に分かれています。
年間を通して気温の差は小さいが、1日の気温差は大きい。
北部と南部では年間平均気温の差が19度もあります。
夏は雨が多く、平均気温は19度から22度。
冬は晴天が多く、平均気温は6度から8度。
冬と春の時期は1日の温度差が12度から20度もあります。

人口

約4,659万人(2013年)
漢民族は人口の67%。その他、ペー、ハニ、チワン、タイ、ミャオ、回、ラフ、ワー、ナシ、ヤオ、チベット、ジンポー、プーラン、プミ、ヌー、アチャン、ドアン、蒙古、トールン、ジノーなど25の少数民族が住んでいます。

省都

写真:昆明

昆明 (こんめい)
人口は726.3万人(2012年)。雲南省の政治、経済、文化、交通の中心地で、また1400年の歴史を有する国家歴史文化名城でもある。
四季を通じて春のような気候で、「春城」の異名で有名。

概要

写真1
(ユリの花の栽培地)

雲南省の省名は雲嶺(四川省との境の山地)の南にあることから名付けられました。
地勢は北が高く南が低く、標高の差は大きいです。最も標高が高い地帯である梅里雪山(メイリーシュエシャン)のカワカブ峰の標高は6740メートル。東部は雲南貴州高原であり、地形は東に向かうにつれ平坦になっていき、最も低い地帯の標高は76.4メートルです。
豊富な自然資源に恵まれ、植物の種類が豊富で分布がはっきりしており、「植物の王国」、「動物の王国」、「非鉄金属の王国」、「漢方薬材の里」という美名があります。省内には怒江(ぬこう)(※ミャンマー:サルウィン川)、瀾滄江(らんそうこう)(※ミャンマー、ラオス:メコン川)、金沙江(きんさこう)(※長江の上流部)などの河が流れ、水力エネルギー資源は中国で第二位です。
山間の盆地を中心に農業が発達し、主要な農産物は米、サツマイモ、茶、煙草、ゴム、バナナ、パイナップル、漢方薬など。ユリ、バラなどの花卉育成、栽培、保鮮、加工が盛んです。プーアル茶や雲烟(高級巻きたばこ)は有名な特産品です。

観光スポット

写真2
(麗江市の古い町並み)

雲南省は豊富で多彩な観光資源に恵まれ、心地よい気候、詩と絵のような自然の景観や多彩な民族が感動的な美しい絵巻物を構成しています。
主な観光スポットは世界遺産の三江併流(金沙江(きんさこう)、怒江(ぬこう)、瀾滄江(らんそうこう:メコン川)の三つの川が流れている地域)、石林(せきりん:約2億7千万年前の海底が隆起し、長い年月の間に浸食、風化されたもの)、古い町並みで有名な大理市と麗江市。
その他に自然風景豊かなシャングリラー地域やシーサンパンナ地域などがあります。

※本文で使用の写真は中国雲南省政府公式ホームページ(http://www.yn.gov.cn/)より。

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