ツキノワグマ対策基本方針
概要
クマ被害対策を効果的に推進するため、策定したツキワグマ対策の基本方針です。
現状と課題を踏まえ、県が取り組む具体的な推進方策に関して
- これまでの取組
- 早急に行うべき対策
- 中長期的な対応
に分けて記載しています。
はじめに(方針から抜粋)
全国的にツキノワグマ(以下「クマ」という。)の出没件数や人身被害が増加傾向の中、国では令和6年4月に四国を除くクマの個体群を指定管理鳥獣に追加するとともに、クマ被害対策施策パッケージをとりまとめました。
さらに、令和7年4月には市街地での銃使用の規制緩和を柱とする「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律」を公布し、9月に施行しました。
本県では、令和4年3月に第5次ツキノワグマ管理計画を策定し、生息数の推定結果を踏まえ、科学的知見に基づいた個体数管理や被害防除対策を市町村とも連携しながら取り組んできたことに加え、国が示す対策方針も踏まえながら、クマの被害防止に向けた各種対策を強化してきたところです。
特に令和7年10月以降、住宅街や学校等の人の生活圏におけるクマの出没が相次ぎ、県民の命を脅かす状況が現実のものとなる中、地域住民等の安全を確保するためには、人とクマとのあつれきを軽減していくことが重要であり、個体数管理、被害防除などの総合的な対策をこれまで以上に推し進めることが必要です。
そこで本県では、クマ被害対策として、次の5つの柱で構成する取組を効果的に推進するため、「ツキノワグマ対策の基本方針」を定め、国の追加的な対策パッケージの動向も踏まえ必要な見直しも行いながら、総合的な対策の強化を図ります。
【5つの柱】
- 人の生活圏への出没防止
- 出没時の緊急対応
- クマ類個体群管理の強化
- 人材の育成・確保
- 対策の実効性を高める体制の整備等
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このページに関するお問い合わせ
環境生活部 自然保護課 野生生物担当
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