「秋のクマ被害防止取組強化月間」について

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ページ番号1078014  更新日 令和7年10月10日

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「秋のクマ被害防止取組強化月間」について

 秋は、きのこ採りや登山などで、人がクマの生息地である山林に入る機会が増える時期です。また、令和7年度はクマのエサとなるブナ類の大凶作が予想されており、人里への出没の増加が懸念されるところです。
 予期せずクマと遭遇することにより、被害に遭う危険性が高くなることから、人身被害を防止するため、岩手県では令和7年10月から11月までの間を「秋のクマ被害取組強化月間」とし、被害防止の取組を実施します。

クマによる人身被害を防ぎましょう

1. 山でクマに出会わないために

 岩手県内の山林のほとんどがクマの生息地です
 
きのこ採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。

  • 山林はクマとの遭遇リスクが高いことから、山林に入る際はその必要性を改めて十分に吟味する
  • 事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認し、出没・被害がある地域には入山しない。
  • 複数人で行動し、明け方、夕方の入山を避ける(入らない)。
  • クマ鈴やラジオなど、音の鳴るグッズを常に鳴らして、クマに存在をアピールする。
  • クマの糞や足跡を見たら引き返す。
  • クマ忌避スプレーなど、撃退グッズを携帯する。

2.クマを人里に寄せ付けないために

 令和7年度は、秋に入り人里での人身被害が多発しているほか、クマのエサとなるブナ類の大凶作が予想されており、クマの人里への出没が増加することが懸念されます。
 今までクマが出没したことがない地域でも注意が必要ですので、以下の対策を講じるようお願いします。

  • 生ごみや廃棄野菜を外に置かない。
  • クリやカキなど、実のなる木は速やかに収穫する。
  • 庭仕事や農地での作業時には、ラジオ等で音を出して人の存在をアピールする。
  • クマが侵入しないよう、自宅や倉庫などの施錠を徹底する
  • やぶを刈払い、見通しの良い環境を整備する。
  • 散歩時は藪などの茂みに不用意に近づかない。
  • 農地には電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。

3.もしクマに出会ってしまったら・・・

 クマに出会ってしまったら

  • 背を向けて走って逃げない。
  • 目を離さずに静かにゆっくり後ずさりする
  • 親子グマに注意する(子グマの近くに母グマがいます)。

 クマが攻撃してきたら

  • 両腕で顔や頭をカバーし、地面に伏せて防御する。
    (顔を攻撃されることが多いため、とにかく顔と頭を守ります)
  • 風向きに注意して撃退スプレーを使う

被害対策の詳細については、以下のホームページ等をご覧ください。

クマに注意リーフレット

クマに注意リーフレット

岩手大学ツキノワグマ研究会「クマ展」の開催について

 岩手大学ツキノワグマ研究会のイベント「クマ展inイオンモール盛岡南」が以下のとおり開催されます。
 ご家族、ご友人お誘いあわせのうえ、ぜひ、会場にお越しください!

  1 日時
   10月11日(土曜日)から10月13日(月曜日・祝日) 10時00分~17時00分
  2 会場
   イオンモール盛岡南 2階 喜久水庵前広場
  3 展示内容
   ・ポスター展示
   ・標本展示
   ・写真展

クマ展開催チラシ

このページに関するお問い合わせ

環境生活部 自然保護課 野生生物担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5371 ファクス番号:019-629-5379
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。