「秋のクマ被害防止取組強化月間」について
「秋のクマ被害防止取組強化月間」について
秋は、きのこ採りや登山などで、人がクマの生息地である山林に入る機会が増える時期です。また、令和7年度はクマのエサとなるブナ類の大凶作が予想されており、人里への出没の増加が懸念されるところです。
予期せずクマと遭遇することにより、被害に遭う危険性が高くなることから、人身被害を防止するため、岩手県では令和7年10月から11月までの間を「秋のクマ被害取組強化月間」とし、被害防止の取組を実施します。
クマによる人身被害を防ぎましょう
1. 山でクマに出会わないために
岩手県内の山林のほとんどがクマの生息地です。
きのこ採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。
- 山林はクマとの遭遇リスクが高いことから、山林に入る際はその必要性を改めて十分に吟味する。
- 事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認し、出没・被害がある地域には入山しない。
- 複数人で行動し、明け方、夕方の入山を避ける(入らない)。
- クマ鈴やラジオなど、音の鳴るグッズを常に鳴らして、クマに存在をアピールする。
- クマの糞や足跡を見たら引き返す。
- クマ忌避スプレーなど、撃退グッズを携帯する。
2.クマを人里に寄せ付けないために
令和7年度は、秋に入り人里での人身被害が多発しているほか、クマのエサとなるブナ類の大凶作が予想されており、クマの人里への出没が増加することが懸念されます。
今までクマが出没したことがない地域でも注意が必要ですので、以下の対策を講じるようお願いします。
- 生ごみや廃棄野菜を外に置かない。
- クリやカキなど、実のなる木は速やかに収穫する。
- 庭仕事や農地での作業時には、ラジオ等で音を出して人の存在をアピールする。
- クマが侵入しないよう、自宅や倉庫などの施錠を徹底する。
- やぶを刈払い、見通しの良い環境を整備する。
- 散歩時は藪などの茂みに不用意に近づかない。
- 農地には電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
3.もしクマに出会ってしまったら・・・
クマに出会ってしまったら
- 背を向けて走って逃げない。
- 目を離さずに静かにゆっくり後ずさりする
- 親子グマに注意する(子グマの近くに母グマがいます)。
クマが攻撃してきたら
- 両腕で顔や頭をカバーし、地面に伏せて防御する。
(顔を攻撃されることが多いため、とにかく顔と頭を守ります) - 風向きに注意して撃退スプレーを使う
被害対策の詳細については、以下のホームページ等をご覧ください。
- ツキノワグマの出没に関する警報について
- ツキノワグマによる人身被害状況・出没状況
- ツキノワグマ被害防止各種リーフレット
- 【動画】いわて!「わんこ広報室」【第9回】クマ出没注意!~クマによる人身被害を防止するために~(岩手県公式Youtubeチャンネルへのリンク)(外部リンク)
岩手大学ツキノワグマ研究会「クマ展」の開催について
岩手大学ツキノワグマ研究会のイベント「クマ展inイオンモール盛岡南」が以下のとおり開催されます。
ご家族、ご友人お誘いあわせのうえ、ぜひ、会場にお越しください!
1 日時
10月11日(土曜日)から10月13日(月曜日・祝日) 10時00分~17時00分
2 会場
イオンモール盛岡南 2階 喜久水庵前広場
3 展示内容
・ポスター展示
・標本展示
・写真展
このページに関するお問い合わせ
環境生活部 自然保護課 野生生物担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5371 ファクス番号:019-629-5379
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