令和5年度ツキノワグマの出没に関する警報について
「ツキノワグマの出没に関する警報」の発表について
県では、令和5年度のツキノワグマの人身被害が多発していることを踏まえ、出没に対する注意喚起を強化し被害の未然防止を図るため、岩手県全域に「ツキノワグマの出没に関する警報」を発表します。
ツキノワグマの人身被害については、令和5年4月18日付けで「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表し、注意喚起しているところですが、ツキノワグマによる人身被害が5月23日現在で7件、8名発生しており、近年の同時期と比較して非常に多くなっています。特に、6名の方が山菜採りの際に被害に遭われています。
山菜採りやレジャー等で山林に入る際は、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が常にあることを意識していただき、入山するかどうか十分に検討するとともに、入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。
また、令和5年度も人里への出没が報告されています。クマを寄せ付けない対策を積極的に行い、被害を未然に防ぎましょう。
山林内(クマの生息域)における対策
- 山林はクマとの遭遇リスクが高いことから、山林に立ち入る際はその必要性を改めて十分に吟味する。
- 事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認し、出没・被害がある地域には入山しない。
- 複数人で行動し、鈴やラジオ等の音の出るものを携行する。
- 明け方、夕方の入山を避ける。
- 撃退グッズ(忌避スプレー、鉈等)を携帯する。
- クマの糞や足跡を見たら引き返す。
- 山菜採りや釣り等の際は、下や前だけを見ないで周囲の状況を確認する。
人里における対策
- 廃棄野菜や生ごみ、コンポストの管理を適切に行う。
- 農地周辺のやぶを刈り払い、見通しの良い環境を整備する。
- 電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
- 庭先果樹は適期が来たらなるべく速やかに収穫する。
- 屋外やクマが侵入できる納屋に果物、穀物、ペットフード等を保管しない。
クマに遭遇した場合の対策
- 持ち物(リュック等)を静かに置いて、目を離さず静かにゆっくり後退する。
- クマとの間に木や岩を挟むようにする。
- 風向きに注意して忌避スプレーを使う。
- 至近距離でクマと突発的に遭遇した場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつぶせになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめる。
添付ファイル
ツキノワグマの出没に関する警報
クマの生態やクマに出会った際の対処法
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このページに関するお問い合わせ
環境生活部 自然保護課 野生生物担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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