令和元年度第1回公共事業評価専門委員会の会議結果及び議事録

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ページ番号1021416  更新日 令和1年7月6日

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令和元年度第1回岩手県公共事業評価専門委員会

開催日時

令和元年6月11日(火曜日)  13時30分から16時30分

開催場所

エスポワールいわて 3階 特別ホール

出席者

山本清仁専門委員長、石川奈緒委員、小笠原敏記委員、清水真弘委員、平井寛委員(6人中5人出席)

議題及び報告事項

議事

ア 令和元年度専門委員会の開催スケジュール案について

  • 政策推進室から、令和元年度公共事業評価専門委員会の開催スケジュールを説明。

イ 公共事業の再評価について

林道整備事業(森林管理道鷹ノ巣・鰻沢線)〈諮問審議〉
  • 森林保全課から再評価内容について説明があり、その後、質疑等が行われた。
  • その結果、継続して審議を要する事項及び追加で説明が必要な事項はなしとなった。
専門委員からの主な質問、意見は次のとおり

(質疑):台風第10号災害の影響による入札不調等で計画期間が当初より延びているとのことであるが、入札に係る現状や今後の見込みはどうなっているか。
(回答):昨年度は応札がなかった。台風第10号災害による入札への影響はまだあるが、来年度以降改善見込みである。

(質疑):林業生産便益と災害等縮減便益が事業着手時より増えているのはなぜか。
(回答):林業生産便益の増加については、時間経過により事業着手時よりも整備する森林の蓄積等が増えたことによるもの。災害等縮減便益の増加については、主に算定因子となる防火帯の設置費用等が上昇したことによるものである。

(質疑):計画期間が長引くことによって、事業費への影響はどの程度あるのか。
(回答):事業着手時からの事業費の増額は開設単価の増額によるものが大きい。今後計画が長引いた場合、管理経費が増えることは予想されるが、開設単価の変化については、社会情勢に応じた労務単価や資材単価の増によるため、見込みを立てるのが難しい。
(意見):再評価時の時点でB/Cが1.08と厳しい状況である。計画が大きく長引いたり、事業費が大きく増えたりしないよう、慎重に進めていただきたい。

地域連携道路整備事業(地域密着型)(一般県道大川松草線)〈諮問審議〉
  • 道路建設課から再評価内容について説明があり、その後、質疑等が行われた。
  • その結果、継続して審議を要する事項及び追加で説明が必要な事項はなしとなった。
専門委員からの主な質問、意見は次のとおり

(質疑):事業費増額の内訳について、物価上昇等に係る増額と消費税増税に係る増額を分けて教えてほしい。(回答):物価上昇等による増額は約3億円、消費税増税による増額は約5000万円である。

(質疑):付近に小学校があるが、今回の工事区間に歩道はあるのか。
(回答):歩道は計画に含まれていない。スペースの制約上、路肩を広くし、歩行空間を創出する設計としている。

(質疑):子ども達が利用する通学路でもあるため、歩行空間については車が侵入しにくいような何らかの工夫をしていただきたい。
(回答):地域の方々と協議しながら、箇所によってはサイドラインの外側をカラー舗装とするな どしている。引き続き地域の方々の声を聞きながら事業を進めて参りたい。

(質疑):環境改善便益とはどういったものか。
(回答):大気汚染や騒音、温暖化に対して道路整備をすることによる効果を表すものである。

(質疑):マイナスが増えていることについてはどう考えればよいか。
(回答):現在価値化と、交通量などの算定因子の変化によるものである。
(意見):参考まで、算定についてのより詳しい内容を後日メール等で送っていただきたい。

通常砂防事業(二級河川普代川水系)〈諮問審議〉
  • 砂防災害課から再評価内容について説明があり、その後、質疑等が行われた。
  • その結果、継続して審議を要する事項及び追加で説明が必要な事項はなしとなった。
専門委員からの主な質問、意見は次のとおり

(質疑):計画期間どおりに事業を完了させる上で、懸念となる事項はあるか。
(回答):用地の契約に至っていない箇所があるが、事業に対しては協力いただける方向で進んでいるため、計画どおりに進む見込みである。

(質疑):代替地にすることによって、コストや計画期間、本来の目的である土砂災害に対する効果への影響はどの程度あるか。
(回答):コストや計画期間への影響は軽微なものと考えている。土砂災害に対する効果への影響もないと判断している。

(質疑):計画どおりに事業を進めるために、用地交渉はどれくらいの期間を想定しているか。
(回答):登記完了まで1年から1年半程度を想定している。

総合流域防災事業(地すべり)(一級河川北上川水系)〈諮問審議〉
  • 砂防災害課から再評価内容について説明があり、その後、質疑等が行われた。
  • その結果、継続して審議を要する事項及び追加で説明が必要な事項はなしとなった。
専門委員からの主な質問、意見は次のとおり

(質疑):集水井は維持管理費がかかるということだが、抑止杭工の場合はかからないのか。
(回答):かからない。効果の発現状況を見て、新たに杭工を作る必要が生じた場合は、維持管理費ではなく建設費に計上される。

(質疑):杭工を新たに作るよりも、集水井を維持管理する方が費用を抑えられるという判断か。
(回答):そのとおりである。

(質疑):維持管理費は再評価時から計上されているが、当初から見込めなかったか。
(回答):当該箇所の集水井は維持管理が必要なものであるため、当初から見込むべきものであった。今後同様の箇所があれば、着手時から維持管理費を見込んでいく。

都市計画道路整備事業(都市計画道路荒瀬上田面線)〈諮問審議〉
  • 都市計画課から再評価内容について説明があり、その後、質疑等が行われた。
  • その結果、継続して審議を要する事項及び追加で説明が必要な事項はなしとなった。
専門委員からの主な質問、意見は次のとおり

(質疑):仮設橋は詳細設計後に構造を変更し工事費が増額となったということだが、本体の橋を設計する時点で、仮設橋についてもある程度の想定はできなかったか。
(回答):予備設計の段階では、近接する既設の橋の資料を活用した。

(質疑):本体の橋の設計は変更がなかったか。
(回答):本体の橋については、当初の設計どおりである。

(質疑):仮設橋の部分の地盤が局所的に異なっていたということか。
(回答):そのとおりである。

(質疑):交通事故減少便益がゼロになるのはなぜか。
(回答):算定因子に「交差点の数」があるが、今回の事業によって交差点の数が変わらないためである。

ウ 第2回専門委員会(現地調査)について

行程案を再度検討し、後日決定することとなった。

議事録

傍聴者人数

一般 0人
報道 2社

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