いわてグラフ10月号(第769号)テキスト版

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ページ番号1023797  更新日 令和1年10月1日

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表紙

いわてグラフ2019年10月号
第769号 令和元年10月1日発行(年5回発行)

表紙 田山和康さん

特集1 自然災害への備え

特集2 東日本大震災津波伝承館開館

2ページ

今月の表紙

田山和康(たやま かずやす)さん

紹介

1966年から盛岡藩の召し抱え釜師・第13代鈴木繁吉盛久(すずきはんきちもりひさ)氏に師事。2011年に独立し、滝沢市に「田山鐵瓶工房(たやまてつびんこうぼう)」を設立。紹介終わり

岩手を代表する伝統的工芸品「南部鉄器」。職人の束ね役として、南部鉄器伝統工芸士会の会長を務める田山和康さんが、この道に入ったのは16歳のとき。鋳物師として代々盛岡藩に仕えた鈴木家が継承する鈴木盛久工房に入り、第十三代・鈴木繁吉盛久氏に師事しました。
「工芸界で一目置かれていた師匠の元には、一流の文化人や客人が集いました。その傍らで見聞きしたことや、本物の工芸品に触れた経験は、私の大切な財産です」と、田山さん。技術の研さんだけでは得られない、感性や審美眼を磨くことができたと振り返ります。
定年退職を機に、自分の工房を立ち上げたのは、「もっと自由に作品づくりを極めたい」との思いから。見るもの全てがアイデアの源泉という田山さんは、果物など身近にあるものや訪れた先の風景からヒントを得て、鉄瓶をデザインします。
「南部鉄器が途絶えなかったのは、時代の変化に対応する柔軟性があったから。生活様式に合わせて、進化する努力を重ねてきたからです」と語ります。
新たな目標を問うと「次は若手の度肝を抜くような大作を作りたい」と目を輝かせます。若い職人たちを指導しながら、さらなる作品づくりに意欲を燃やしています。

写真が2枚あります。
1枚目 表紙写真。岩手県伝統工芸士会会長(南部鉄器職人)田山和康さん。白熱電球が灯る工房の作業場で、タオルを頭に巻いた田山さんが道具を持って座っています。田山さんの前には完成した鉄瓶が並んでいます。
2枚目 笑顔の田山さんです。写真終わり

わんこきょうだいの いわてのとっておき!

魅力わんこ盛りのいわてから、いいもの、面白いものをよりすぐり。 毎回わんこきょうだいがナビゲートします。

今月のテーマ 伝統と新しさが息づく岩手を着る!

わんこきょうだいのいわてのとっておき!
魅力わんこ盛りのいわてから、いいもの、面白いものをよりすぐり。  毎回わんこきょうだいがナビゲートします。

今月のテーマ 伝統と新しさが息づく岩手を着る!


(おもっち)
心をつなぐ”お祭り“ を普段から着てみよう!

(うにっち)
「お祭り」の意味を伝えるウエア 祭りは人々の心をつなぎ、地域の伝統や文化を受け継ぐもの。その祭りに光を当てた「ローカルウェアイワテ)」という新しいブランドが誕生したんだって。

(とふっち)
伝統技術とアウトドアのコラボ!? 作ったのは、一関市の「京屋染物店(きょうやそめものてん)」と日本のアウトドアブランド「スノーピーク」。岩手で育まれた染色や裂き織りの技術を生かし、祭り衣装を普段から着れるようデザインしたんだ。

(こくっち)
岩手の魅力を新しい感性で! 法被(はっぴ)や腹掛けなどの祭り衣装を普段着にデザインしたり、染め生地をコートなどの洋服に仕立てたりしてるんだって。このコラボから、生活の中に伝統工芸や郷土芸能が息づく岩手の魅力を発信できると素敵だね。

写真があります。
法被をコートにデザインした濃紺のコートに、ゆったりしたワイドパンツを身に着けた男性モデルが立っています。頭に白と紺でデザインされた手ぬぐいを巻いて、コートの中には、裂き織の法被ベストが見えています。 写真終わり。

「ローカルウェアイワテ」は、全国の伝統的工芸品が一堂に会する「こうげい えきすぽ いん いわて」に出展されます。詳しくは10ページをご覧ください。
[商品に関するお問い合せ]株式会社京屋染物店 一関市大手町(おおてまち)7の28
電話0191-23-5161

3ページ

みんなの力で復興スクラム!

田野畑村漁業協同組合 浜岩泉浦(はまいわいずみうら)女性部

名物の鮭の中骨缶を復活。浜の女性たちの楽しみが村を元気にする力に。

田野畑村の特産品として30年以上前から親しまれてきた「鮭の中骨水煮缶詰」。田野畑村漁協浜岩泉浦(はまいわいずみうら)女性部が製造を手掛けてきましたが、東日本大震災で加工場が全壊し、生産中止に追い込まれました。
震災後も村のイベントなどで精力的に活動を続け、絆をつないできた女性たち。「地域の名物を絶やしたくない」という願いが通じ、製造再開の道が開けたのは2015年。三陸鉄道島越(しまのこし)駅前に再建されたコミュニティセンターの調理室に、缶詰製造設備が導入され、2018年6月から、本格的な再開に向けて、試験的に製造販売を行なっています。
現在は月に1から2回程度部員が集まり、中骨の切断から缶詰の密封、加熱殺菌までの作業を行います。1日に製造できる量は50缶ほど。「生産量は少ないですが、部員の住まいがばらばらになり、会うことが少なくなっていたので、顔を合わせる機会ができてうれしいです」と笑顔を見せる部長の早野(はやの)くみ子さん。浜の名物の復活が、地域の女性たちの心を一つにつないでいます。

写真があります。
「みんなで集まるのが楽しいです」と話す、浜岩泉浦女性部の皆さん。右から3人目が、部長の早野くみ子さん。お揃いの青いエプロンをした6人の女性たちが、島越駅を背景に立っています。にこやかにブイサインをしています。写真終わり

完全復活に向けて

宮古水産高校の先生が開発し、女性部の先輩たちが製品化した「鮭の中骨水煮缶詰」。村の施設やイベントでの通年販売を目指し、製造に励んでいます。
写真があります。
マスクと作業手袋をして、缶に中骨を詰めている様子です。写真終わり

村の魅力をデザイン

復活に合わせてラベルを再デザイン。以前からの太陽をモチーフにしたものに加え、村の景勝地・北山崎をはじめ、田野畑村の魅力をたっぷり描きました。
写真があります。
3種類のラベルが貼られた缶詰が並んでいます。写真終わり

交流と活動の拠点

2015年に完成した島越地区コミュニティセンター。地域住民の交流拠点として、集会や語らいの場、さまざまなグループ活動に利用されています。
写真があります。
島越地区コミュニティセンターの外観です。グレーの屋根の建物です。写真終わり

4ページから5ページ

特集1 自然災害への備え

日頃の備えがいのちを守る!

全国で多発する自然災害、万一のときに備えていますか

近年、大規模な自然災害が全国各地で発生しています。岩手では、東日本大震災や平成28年の台風第10号災害などが発生しており、全国でも、2018年だけで、北海道胆振東部(ほっかいどういぶりとうぶ)地震や大阪府北部(おおさかふほくぶ)地震、西日本を中心とした平成30年7月豪雨などが発生しています。
突然やってくる災害から命を守るために必要なのは、皆さん一人一人の知識と判断です。災害に備えるため、身の回りの災害リスクを知る方法や、持ち出し品、避難訓練などの普段からしておく準備、万一の場合に身を守るための判断材料となる情報収集などを紹介します。チェックしながら、自然災害に備えましょう。
写真があります。

平成28年の台風第10号豪雨災害に見舞われた岩泉町安家(あっか)地区の様子(2016年8月31日 主要地方道久慈岩泉線)。寸断された道路のすぐ下に氾濫した川が流れています。道路には、ヘルメットをかぶった作業員が立ち、交通を規制しています。道端には流れ着いた流木が積み上げられています。写真終わり

積極的に情報を確認して速やかに安全な行動を。
盛岡地方気象台  安斉良悦 (あんざい りょうえつ)台長

最近は、局地化・集中化・激甚化した大雨による、これまで経験したことのないような災害が発生しています。最近10年間(2008年から2017年)の全国統計を見ると、1時間の降水量が50ミリ以上(傘が全く役に立たないほどの強さ)に達した回数は、年間平均で約238回。統計を始めた当初の10年間(1976年から1985年)と比べると約1.4倍に増加しています。
災害時には、気象台から注意報・警報を適時的確に発表していますので、テレビやラジオ、インターネットなどで情報を確認してください。気象庁のホームページでは、お住まいの地域の土砂災害・浸水害・洪水など、危険度の高まりをリアルタイムで確認できる「危険度分布」をお知らせしています。また、大規模な災害が予測される場合には、県が招集する「風水害対策支援チーム」に参加し、市町村が避難勧告などの発令を判断するための情報提供や助言を行なっています。
気象庁の土砂災害・浸水害・洪水「危険度分布」のキューアールコードがあります。

写真があります。
メガネをかけ、半袖のワイシャツを着た、安斉さんです。写真終わり

自分の命を守るのは、あなた自身です。

岩泉町小川(こがわ)地区 自主防災協議会会長 岩手県地域防災サポーター
守田敏正(もりた としまさ)さん

平成28年の台風10号で被害に遭った岩泉町小川地区には、全戸に配布されている『土砂災害これさえあれば』というてびきがあります。これを作ったのは、県の地域防災サポーターで、地元の自主防災協議会会長でもある守田敏正さん。小川地区は地理的条件が一軒一軒違うため、守田さんは約1,000戸にも及ぶ全世帯を回り、個々の家で予想される災害リスクと対策をまとめました。
「まず必要なのは、自分の家の危険度をしっかり把握し、自分はどのレベルになったらどこに避難すれば良いか知っておくことです。災害の危険を回避するため、一時的に避難できる場所を知っておくことも必要です。むやみに逃げず、その場に留まった方が安全な場合もありますので、状況を見極める判断力を養うことが大切です」と、守田さん。
また、自主防災組織についても難しく考えないでほしいと話します。「隣近所で、自力で避難できない人をどのように助けるかを考えれば、やるべきことが明確になる」と 強調します。2018年、小川地区では、自力で避難できない人を隣近所で支援する訓練を実施。今災害が起こったら、何ができて、何ができないかを確認し合い、解決策を話し合ったといいます。最近では、地域の中で、普段から防災の話をするようになり、 防災意識の高まりを感じているそうです。

写真があります。
白いシャツに青の防災服の上着を着て、話をする守田さんです。写真終わり

身の回りの災害リスクを確認しよう!

災害時に危険な場所を知っておこう

皆さんが暮らしている地域では、災害が発生した際にどんな危険があるのか、あらかじめ把握しておくことが重要です。多くの市町村では、津波、水害、土砂災害などを想定した防災マップを作成しており、各市町村のホームページなどで見ることができます。自宅や学校、職場の周りにどんな災害リスクがあるかをチェックしておきましょう。
写真があります。
盛岡市防災マップ。盛岡版2018年度保存版の盛岡市防災マップです。避難場所・避難所一覧などの目次が記載されています。写真終わり

避難場所を確認しておこう

津波、水害、土砂災害など、災害の種類によって安全な避難場所は異なります。それぞれの災害が発生した場合をイメージして安全な場所を確認し、避難が必要であれば安全に移動できるルートを考えておきましょう。

6ページから7ページ

普段から災害に備えておこう!

持ち出し品を準備しておこう

  • 飲料水、食料品(ビスケット、カップ麺、缶詰、チョコレートなど)
  • 貴重品(現金、預金通帳、印鑑、健康保険証など)
  • 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
  • ヘルメット、防災頭巾、マスク、軍手
  • 懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器
  • 衣類、下着、毛布、タオル
  • 洗面用具、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、携帯トイレ、生理用品、紙おむつ、ミルク、哺乳瓶

これらは持ち出し品の一例です。家族の状況に合わせて用意しましょう。

安否確認の方法や集合場所も決めておこう

災害は、家族が別々の場所にいる時に起こる可能性もあります。万一の場合、どのように連絡を取るのか、誰に連絡するのか、家族で話し合っておきましょう。また、連絡が取れない場合に備え、「災害用伝言サービス」の利用方法を確認しておきましょう。

災害用伝言ダイヤル(いちなないち)

災害時に、固定電話や携帯電話などの番号に、安否情報などのメッセージを音声で登録すると、全国からその音声を再生して確認することができます。「いちなないち」をダイヤルし、ガイダンスに従ってメッセージの録音と再生を行ってください。

災害用伝言板

携帯電話などからインターネットに接続し、メッセージを文字で登録すると、携帯電話などの番号をもとに全国からメッセージを確認することができます。災害時、通信サービスを行う各社では、公式サイトのトップ画面で案内を表示します。

防災訓練に積極的に参加しよう

災害時に慌てず、落ち着いて避難するためには、訓練が必要です。日頃から地域の避難訓練などに積極的に参加して、避難の手順などを確認しておきましょう。

避難情報が出たときは、速やかに避難しましょう!

気象情報や被害情報を収集しよう

気象庁が発表している注意報や警報、今後の気象情報をテレビやラジオ、スマートフォンなどで確認しましょう。また、ほかの地域で被害が発生していないか確認しておきましょう。

岩手県の河川情のチェック方法

河川の水位、雨量などをリアルタイムで確認できます

写真があります。
岩手県河川情報システムウェブサイト。「岩手県河川情報システムウェブサイト」のトップ画面です。画面には、岩手県全域の地図があり、避難判断水位、各警報などの情報が地区ごとに検索できるようになっています。写真終わり

岩手県河川情報システム

監視カメラによる画像で、46カ所(36河川)の河川の状況を確認することができます。また、2019年5月からは、これまで水位計が設置されていなかった325カ所(260河川)で、洪水の危険が高まっているときに水位を観測する機能に特化した「危機管理型水位計」の運用を開始しました。
岩手県河川情報システムはスマートフォンやパソコンから利用できます。キューアールコードがあります。

河川水位のメール配信サービス(無料)

防災・災害情報を電子メールで配信するサービスです。県ホームページから登録が必要です。登録した地区の河川については、避難準備が必要な水位などに達した場合に、メールが配信されます。
登録に関するキューアールコードがあります。

避難のタイミングを正しく知ろう

避難情報は5段階の警戒レベルで提供されます。市町村から避難情報が出されたときは、警戒レベルを確認し、避難の対象となった方は速やかに安全な場所に移動しましょう。避難は、「明るいうちに」「早めに」行うことを心掛けましょう。
戸別受信機のイラストがあります。

警戒レベルごとに避難行動、避難情報がまとめられています。警戒レベル、避難行動、避難情報などの順に読みます。

  1. 警戒レベル1 災害への心構えを高めましょう。 早期注意情報(気象庁が発表)
  2. 警戒レベル2 避難に備え、ハザードマップなどにより、自らの避難行動を確認しましょう。洪水注意報・大雨注意報など(気象庁が発表)
  3. 警戒レベル3 高齢者などは避難 避難に時間を要する人(高齢の方や障がいのある方、乳幼児など)とその支援者は、避難をしましょう。そのほかの人は、避難の準備を整えましょう。避難準備・高齢者等避難開始(市町村が発令)
  4. 警戒レベル4 全員避難 速やかに避難先へ避難しましょう。公的な避難場所までの移動が危険と思われる場合は、近くの安全な場所や自宅内のより安全な場所に避難しましょう。避難勧告・避難指示(緊急) 地域の状況に応じて緊急的または重ねて避難を促す場合に発令(市町村が発令)
  5. 警戒レベル5 命を守る 既に災害が発生している状況です。命を守るための最善の行動をとりましょう。災害発生情報 災害が実際に発生していることを把握した場合に、可能な範囲で発令(市町村が発令)

各種の情報は、警戒レベル1からの順番で発表されるとは限りません。また、状況が急変することもあります。

8ページから9ページ

特集2 東日本大震災津波伝承館開館

震災の経験と教訓を未来へ!

かつて多くの市民や観光客に愛された高田松原があった地区に、国、県、陸前高田市が連携して、令和3年度の全面オープンを目指し、「高田松原津波復興祈念公園」の整備を進めています。復興祈念公園は、東日本大震災津波の犠牲者を追悼し、震災の経験や教訓を次世代に継承しながら、地域のにぎわいを再生することを目的としています。9月22日、公園内に「東日本大震災津波伝承館」(愛称「いわて つなみ メモリアル」)と道の駅「高田松原」、国営追悼・祈念施設の一部がオープンしました。
伝承館では、来館者に震災の事実を知り、教訓を学んでもらうため、被災した気仙大橋の一部と消防車をはじめとする展示などについて解説員が案内しています。そのほか、企業・団体、小中学生向けのプログラムによる防災・復興教育や普及活動の役割を担っているほか、大学や国内外の伝承館と連携し、ネットワークや交流の拡大にも取り組んでいきます。

写真があります。
東日本大震災津波伝承館の解説員の皆さん。震災の事実と教訓、復興への思いを発信していきます。「旧道の駅高田松原 たぴっく よんじゅうご」の震災遺構を背景に男性4人、女性4人の解説員の皆さんが並んで立っています。写真終わり

解説員インタビュー

震災の教訓を世界中に伝えていきたい
東日本大震災津波伝承館解説員 ザカリ・キャセルマンさん

伝承館では、世界中から集まる来館者に対応するため、英語と中国語を担当する解説員が見学をサポートします。その一人であるザカリ・キャセルマンさんは、アメリカ出身。これまで各地の被災現場を訪れて、地域の人々から震災や復興を学び、開館に向け準備してきました。「震災の事実だけでなく、震災から得た教訓や防災の取り組みは、とても価値があることです。例えば“ 津波てんでんこ” という教えを、外国の人は知りません。こうした教訓を世界の人々に役立ててもらうことができるように、来館者や海外メディアに伝えていきたいですね」とキャセルマンさん。言葉の壁を乗り越えて会得した学びを、世界と共有したいと奮闘しています。
写真があります。
話をしている、キャセルマンさんです。写真終わり

イラストがあります。
高田松原津波復興祈念公園イメージ図です。
道の駅「高田松原」「東日本大震災津波伝承館」「国営追悼・祈念施設」「震災遺構タピック45」「奇跡の一本松」「震災遺構のユースホステル」の場所が示されています。イラスト終わり

いわてつなみメモリアル(東日本大震災津波伝承館)

展示テーマ 命を守り、海と大地と共に生きる 二度と東日本大震災津波の悲しみをくり返さないために

写真があります。
東日本大震災津波伝承館が入っている道の駅「高田松原」。白いモダンなフラット屋根の外観です。写真終わり。

エントランス

来館者を最初に迎えるインフォメーションゾーン。公園、陸前高田市の市街地、三陸沿岸地域の震災伝承関連施設や観光情報のほか、全国・世界の災害伝承施設の情報を提供します。

ゾーン1 歴史をひもとく

津波災害を歴史的・科学的視点からひもときます。古来から育まれてきた知恵や技術、文化を見つめ直し、自然と共に暮らすということを改めて考えます。

ゾーン2 事実を知る

東日本大震災津波の事実をありのままに伝え、津波の脅威と被害の事実、命が失われることの重さを、一人一人の心に刻みます。また、津波で失われてしまった故郷の風景を記憶 ・継承します。

ゾーン3 教訓を学ぶ

災害から命を守るために、これからどうしたらよいか考えます。知恵と技術で災害に備え、「逃げる」ことへの意識と行動を変えれば多くの命を守ることができるということを伝えます。

ゾーン4 復興を共に進める

東日本大震災津波からの復興の歩みを進める地域の姿を、国内外からいただいている多くの支援に対する感謝と共に伝えます。

地図があります。
三陸沿岸道路の陸前高田インターチェンジから東日本大震災津波伝承館までの案内図です。通行止めになっている国道340号の一部区間が示されています。地図終わり

  • 開館時間 9時から17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日 12月29日から1月3日、施設メンテナンスを行う日(年4日程度)
  • 入館料 無料
  • 無料駐車場 180台

問い合わせ先 電話0192-47-4455
キューアールコードがあります。

10ページから11ページ

岩手県からのお知らせ

ご存じですか?

旧優生保護法一時金支給に関する相談窓口を開設しています 

電話(開庁時間受付)019-624-6015

ファクス・メール(24時間受付)

ファクス 019-629-5464
メール AD0007@pref.iwate.jp
次の機関でも、電話・来所による相談を受け付けています。
県庁9階 子ども子育て支援課
各保健所(県央、奥州、中部、一関、釜石、宮古、大船渡、久慈、二戸の9カ所)     
県サイト内ページ番号検索1019987
問い合わせ先 県庁子ども子育て支援課 電話019-629-5456

水産加工業の職場環境整備を女性が働きやすくなるよう支援します

水産加工業の現場で、女性従業員がより働きやすくなるよう、事業者が職場環境を整備する場合、県と市町村が共同で補助します。
補助対象 工事費と備品購入費(トイレ、更衣室、休憩室、シャワー室、ロッカー、仮眠室、ベビールームなどの整備)
補助率 にぶんのいち(上限額200万円)
県サイト内ページ番号検索 1002572
問い合わせ先 県庁まちづくり・産業再生課 電話019-629-6931

県の機関の休日 

「即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)」が行われる10月22日(火曜日)は、県庁、県の各地区合同庁舎、警察の運転免許関係業務などは休みとなります。詳しくは、ご利用になる各機関にお問い合わせください。 

2018年度の主要施策の成果を公表します

県では、「いわて県民計画・第3期アクションプラン(政策編)(平成27年から平成30年)」の最終年となる平成30年度目標値の達成状況などを公表しています。10月上旬から、県ホームページや行政情報センター、図書館などでご覧いただくことができます。
県サイト内ページ番号検索1011477
問い合わせ先 県庁政策推進室 電話019-629-5181

小児慢性特定疾病医療費助成制度

子どもたちの健全な育成を図る目的で、家庭の医療費負担を軽減するため、特定の疾病について医療費の一部を助成しています。対象となる疾病は、2019年7月から762疾病に拡大しています。詳しくは各保健所にご相談ください。
県サイト内ページ番号検索1003347
問い合わせ先 県庁子ども子育て支援課 電話019-629-5456

難病医療費助成制度の対象疾病が拡大されました

国が定める指定難病を患っている方は、病状が一定程度以上または高額な医療費を継続して負担している場合、申請により自己負担が軽減されます。2019年7月、対象となる疾病が2つ拡大され、333疾病となりました。申請手続きは、お住まいの地域の保健所にお問い合わせください。
県サイト内ページ番号検索1003042
問い合わせ先 県庁健康国保課 電話019-629-5471 

不動産取得税の災害特例措置

不動産取得税は、家屋を新築・増改築により取得したときや土地、家屋を売却・交換・贈与などで取得したときに一度だけ課税される税です。次のような場合には、税額が軽減または免除される可能性があります。具体的な手続きについては、最寄りの広域振興局の県税窓口へお問い合わせください。

  • 災害により滅失または損壊した不動産に代わるものと認められる不動産を取得した場合
  • 取得した不動産が取得直後に災害により滅失または損壊した場合
  • 東日本大震災津波による被災家屋またはその敷地に代わるものを取得した場合                 

県サイト内ページ番号検索1011200
問い合わせ先 県庁税務課 電話019-629-5146

職場のトラブル解決に向けて支援します

県労働委員会では、解雇や賃金の未払い、労働条件、パワーハラスメントなど、職場での労働者と使用者とのトラブルについて、解決に向けたサポートをしています。労働者個人や労働組合、使用者など、どなたでもお気軽にご相談ください。
県サイト内ページ番号検索1015703
問い合わせ先 県労働委員会事務局 電話0120-610-797(通話無料) 

ご利用ください

「岩手」が分かる2020年版岩手県民手帳

岩手県能率手帳 週間タイプの日記欄のほか、別冊で県・市町村の主な統計や官公庁一覧、暮らしの相談窓口、救急医療施設などの情報を掲載しています。10月15日(火曜日)から、県庁生協や県内の主な書店、市町村の担当窓口(盛岡市と遠野市を除く)でお求めいただけます。

県民手帳 

定価 700円(税込)
サイズ 14×8.5センチ 
表紙色 キャメル(予定表は2021年3月まで使用可能)

能率手帳

定価 800円(税込)
サイズ 14.4×9.5センチ 
表紙色 黒

県サイト内ページ番号検索1012202
問い合わせ先 岩手県統計協会事務局 電話019-629-5299または各市町村統計担当窓口

現金を使わずに買い物ができる総務省の統一キューアールコード「ジェイピーキューアール」

総務省が主導し、各社のキューアールコードを一つにまとめた「ジェイピーキューアール」という統一コードを使えるようにする実証実験が、2019年8月から岩手で始まりました。一つのキューアールコードで最大7社の決済サービスが利用できます。
県サイト内ページ番号検索1009148
問い合わせ先 県庁経営支援課 電話019-629-5545 

お出かけください

紅子と省三 絵かき夫婦の70年

盛岡市出身の洋画家・深澤省三と紅子夫妻の作品を紹介する企画展を開催します。紅子による女性像や野の花をテーマとした作品、児童雑誌「赤い鳥」に寄せた省三の童画、省三が戦中に滞在したモンゴルでの貴重なスケッチなど約160点を展示します。
期間 11月10日(日曜日)まで(休館日 月曜日〈10月14日と11月4日を除く〉)
写真があります。
深澤省三《自画像》1923年 東京藝術大学蔵
豊かな髪の毛が特徴的で、耳の下まで伸びています。全体的に静かな色調の自画像です。写真終わり
問い合わせ先 県立美術館 電話019-658-1711

よろい・かぶと・かたなの世界

武家の力を示すものとして現代に伝えられる甲冑、刀剣、刀装具(とうそうぐ)などを紹介します。県立博物館所蔵の盛岡南部氏旧蔵の資料を中心に、工芸品としての側面や、製作技法の変遷などの技術的な側面と共に、武家同士の関わりを示す歴史資料としての側面も紹介します。
写真があります。
鯰尾兜(なまずおのかぶと)。燕尾形(えんびなり)とも呼ばれるツバメの尾のように大きく二股に分かれ、伸びやかに高くそびえたようなデザインです。漆で塗られ光沢があります。写真終わり。
期間 11月24日(日曜日)まで(休館日 月曜日)
問い合わせ先 県立博物館 電話019-661-2831

こうげい えきすぽ いん いわて

南部鉄器・岩谷堂箪笥(たんす)・浄法寺塗・秀衡塗をはじめ、全国の伝統的工芸品が一堂に会する「こうげい えきすぽ いん いわて」を開催します。工芸品の展示販売や、職人による製作実演、製作体験のほか、屋外展示場では県内の食をお楽しみいただけるイベントもあります。
期間 11月3日(日曜日)から5日(火曜日)
場所 岩手産業文化センター(アピオ)盛岡駅と会場を結ぶシャトルバスを無料で運行しています。
県サイト内ページ番号検索1008992
問い合わせ先 県庁産業経済交流課 電話019-629-5535

震災からの歩み(主なもの)2019年7月から

7月
16日 釜石警察署新庁舎で業務開始
20日 宮古市の小港海水浴場と女遊戸(おなつペ)水浴場、大船渡市の綾里海水浴場、釜石市の根浜海水浴場で震災後初の海開き
27日 釜石鵜住居復興スタジアムで日本代表対フィジー代表の試合実施

8月
7日 「三陸防災復興プロジェクト2019(にせんじゅうきゅう)」クロージングセレモニー開催。6月1日から68日間にわたり開催した復興の今と三陸の魅力を発信する22事業が終了。

被害状況 8月31日現在 

死者5,143人(震災関連死469人を含む)
行方不明者1,113(うち死亡届の受理件数1,104件)

放射線影響対策のお知らせ No.34

生活空間の放射線量

県では、平成23年6月から県内の公園や庁舎など55地点の放射線量(空間線量率)を定期的に測定しています。測定値は、平成25年6月以降、全ての地点で国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を下回り、低値で安定しています。汚染状況重点調査地域に指定されている一関市、奥州市、平泉町でも、低減傾向から横ばい傾向に移行しています。

グラフがあります。
一関市、奥州市、平泉町の28地点の空間線量率の平均(地上1メートル地点)
平成23年6月 国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を越えた毎時0.24マイクロシーベルトでした。
平成24年7月 毎時0.16マイクロシーベルト
平成25年7月 毎時0.12マイクロシーベルト
平成26年7月 毎時0.09マイクロシーベルト
平成27年7月 毎時0.08マイクロシーベルト
平成28年7月 毎時0.07マイクロシーベルト
と低減傾向になり、
平成29年7月 毎時0.06マイクロシーベルト
平成30年7月 毎時0.06マイクロシーベルト
令和元年7月 毎時0.06マイクロシーベルト
と横ばい傾向に移行しています。グラフ終わり

問い合わせ先 
生活空間の放射線量 県庁環境保全課 電話019-629-5356
全般 県庁環境生活企画室 電話019-629-6815

広聴広報ガイド

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県政テレビ番組「いわて!わんこ広報室」毎週 放送中!!見てね!

  • テレビ岩手 月曜日  午後6時54分から午後7時 (再放送)土曜日 午後9時54分から午後10時
  • 岩手めんこいテレビ 水曜日 午後9時54分から午後10時
  •  岩手朝日テレビ 水曜日 午後11時15分から午後11時20分
  •  IBC岩手放送 木曜日 午後6時55分から午後7時

都合により放送時間が変更になることがあります。

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暮らしに役立つ情報や県の取り組みをご紹介! いわてハッピーライフ

漫画 田中美菜子
漫画家 田中美菜子さんの紹介
盛岡市在住。「エレガンスイブ」やウェブなどで作品を多数発表。代表作は『レモネード』『ピースを探せ』など。岩手の魅力を発信する『コミックいわて』にも漫画を執筆。紹介終わり。

Vol.8 予防接種どこでもオーケー!の巻

5コマの漫画です

1 赤ちゃんを抱いた子育て中のママとお腹の大きな女性が楽しそうに話しています。
へー里帰り出産するんだ と子育てママ
うん と 笑顔で話す女性

2 でも生まれた子の予防接種って住んでる市町村でやるんでしょ?
実家県南なんだけど盛岡に戻ってこないとダメなの?と心配そうな女性

3 大丈夫!岩手県にはこれがあるから!と岩手県広域接種パスポートを指さす、子育てママ
岩手県広域接種パスポート?なにそれ と女性

4 県内どこでも子どもの予防接種が受けられるパスポートなの
くわしくは住民票がある市町村に問いあわせてね とにこやかに話す子育てママ
わー 助かるー と 女性

5 接種当日は3点セットを忘れずにネ
予診票 母子手帳 広域接種パスポート と 抱っこされていた赤ちゃんがしっかり説明しています。
動いた とお腹に手をやる女性。子育てママも あ とお腹を指さしています。漫画終わり

県内なら住所地以外でも定期予防接種が受けられます!
岩手県広域接種パスポート

対象
かかりつけの医者または主治医が住所地以外の県内市町村にある子ども、里帰り出産などで住所地外の県内市町村に長期滞在している子どもなど

手続き
住所地の市町村に電話などでお申し込みください。パスポートが交付されたら受診を希望する医療機関に申し込みます。

高齢者広域接種受診票

対象の予防接種
インフルエンザ、肺炎球菌感染症

手続き
市町村から「高齢者広域接種受診票」が届いたら、受診を希望する医療機関に申し込みます。(受診票を受け取るため、申し込みが必要な場合があります。詳しくは市町村に確認してください。)

キューアールコードがあります。
お問い合わせ先
県庁医療政策室 電話019-629-5472

アンケート&プレゼント

質問

  1. 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
    (1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通 (4)分かりにくい (5)非常に分かりにくい
    (4)または(5)のかたは、どのような点が分かりにくかったかお書きください。
  2. 今回の企画で興味を持ったものは何ですか?
  3. 身の回りで知りたい分野は何ですか?(番号で回答・複数回答可)
    (1)産業 (2)医療・福祉 (3)防災 (4)教育・文化 (5)環境 (6)社会資本整備 (7)その他
    (7)その他のかたは、関心のあるものをお書きください。
  4. 本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

プレゼント

A 館ヶ森高原 昔たまごたっぷりのカステラ(一関市)3名様

牧場で放し飼いにして育てた鶏の有精卵「昔たまご」と、自社栽培有機ジャス小麦を使用。甘さの中に卵と小麦の味わいが引き立つカステラです。
問い合わせ先 館ヶ森アーク牧場 電話0191-63-5100

B 海だけの炊き込みごはんの素(宮古市)3名様

魚介類のだしをベースに、ホタテやホヤ、アカモク、すき昆布など三陸の海産物をたっぷり楽しめる炊き込みご飯の素です。
問い合わせ先 三陸鉄道株式会社 電話0193-63-7738

アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計6名様にプレゼント

住所・氏名・年齢・性別・職業・電話番号・ご希望のプレゼントのアルファベット記号(AまたはB)をお書きの上、はがき、ファクス、 電子メール、または右の二次元バーコードを読み込んで、応募フォームからご応募ください。

送り先
  • はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課 「いわてグラフ6月号・読者アンケート」係 
  • ファクス 019-651-4865
  • 電子メール kouhou@pref.iwate.jp 
応募締切

2019年11月8日(金曜日)当日消印有効 

当選発表 

商品の発送(12月上旬ごろ)をもって代えさせていただきます。

ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理の下で取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

つたわるフォントを使用しています VEGETABLE OIL INK R70古紙パルプ配合率70%再生紙を使用

いわてグラフは岩手県が制作する広報誌です。517,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約18円です。

奥付
いわてグラフ2019年10月号 第769号  令和元年10月1日発行
(年5回 6月、8月、10月、12月、3月発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課 岩手県盛岡市内丸10番1号 電話 019-629-5283  
編集・印刷 株式会社 東北博報堂 盛岡支社 奥付終わり

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。