いわてグラフ3月号(第761号)テキスト版

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ページ番号1001281  更新日 平成30年3月1日

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表紙

いわてグラフ2018年3月号
第761号 平成30年3月1日発行(年5回発行)

表紙 空手選手 照井 心陽(こはる)さん

特集 震災から7年 復興の今とこれから

2ページ

cover story未来へはばたけ いわての挑戦者たち vol.10

空手選手 照井 心陽(こはる)さん

 プロフィール

釜石市立平田 (へいた)小学校1年。3歳の時、空手の4大流派の一つ、全日本空手道連盟和道会に所属する無心会に入会。平成29年7月に開催された第5回東北少年少女空手道選手権大会の小学1年生女子形(かた)で優勝し、東北ジュニア強化指定選手に認定される。

「希望に満ちた未来を、力強く歩んでほしい」 願いが込められた空手で、心と体を強くする。

 スピードとキレのある突き、鋭い視線で一点を見つめる表情、響き渡る気合の声。3歳から空手を始めた小学1年生の照井心陽(こはる)さんは、昨年8月に開催された第53回和道会全国空手道競技大会の小学1年男女形(かた)の部で優勝を果たしました。

 空手を始めたのは、父の真一さんが「空手で心も体も強くなってほしい」と勧めたのがきっかけ。今から7年前、東日本大震災の翌日、混乱の中危機を乗り越えて誕生した心陽(こはる)さんに、希望にあふれる未来を元気に歩んでほしい、と願う真一さんの想いが、そこに込められていました。

 稽古が始まると、それまでのあどけなさは消え、心陽(こはる)さんは小学1年生とは思えない気迫を見せます。指導する全日本空手道連盟和道会無心会の松永秀樹代表は「初めて道場へ来た時から落ち着きがあり、話をよく聞き理解できる子でした。強みは集中力と柔軟性です」と語ります。

 稽古は週4回。あいさつに始まり、空手の基本の動作を練習した後、その動作を一連で行う形練習、相手との攻防を競う実戦形式の組手練習が2時間以上続きます。心陽(こはる)さんは「突きが決まると気持ちいい。空手は楽しい」と笑顔で話し、休むことなく通っています。

 目標の一つは、空手の流派を超えて各学年の日本一を決める全日本少年少女空手道選手権大会での優勝。昨年は優勝した選手に2回戦で当たり、敗退しました。「悔しかった。次は絶対勝ちたい」と全国1位を心に誓う心陽(こはる)さん。震災の中で生まれた命は、空手を通じて、心も体も強く、大きく成長しています。

【写真が6枚あります】
1枚目 表紙写真。空手選手 照井心陽(こはる)さん。白の道着に緑色の帯を締めた照井心陽(こはる)さんが両手のこぶしを脇まで引きながら、右足を頭よりも高く蹴り上げています。
2枚目 笑顔で正面を向く照井心陽(こはる)さん。
3枚目 照井心陽(こはる)さんが、顔を正面に向けたまま、からだを横向きにして両手のこぶしを握っています。右のこぶしは顔のところまで上げています。
4枚目 大きな声で気合を入れながら、相手と向かい合う組手練習。相手をしっかり見て動きに反応します。
5枚目 照井心陽(こはる)さんのほかにふたりの児童が左のこぶしを突き出し、左の膝を上げて練習している風景です。
6枚目 無心会の松永秀樹代表(右)は、心陽(こはる)さんについて「のみ込みが早いし、教えたことをきちんと理解する力がある」と評します。父の真一さん(左)は「伸び伸びと空手に取り組んでほしい。そこに成績がついていけばいいと思っています」と稽古を見守ります。
【写真終わり】

3ページ

つながりで創る未来 さんりく復興最前線!

NPO法人SET(陸前高田市)

「やりたい」を「できた」に変えながら、みんなで地域を動かしていく!

 祭りの復活や名産品づくり、中高校生によるクリスマスプロジェクト…。陸前高田市広田町では今、県外からやってきた若者と地元住民が協力し、さまざまな活動に取り組んでいます。

 これらを企画するのは、NPO法人『SET』。復興支援に訪れた茨城県出身の三井俊介(みついしゅんすけ)さんを代表に、平成23年に設立し、平成25年に法人化。首都圏から広田町に移住した若者たちが、150名を超える県外メンバーと連携しながら活動しています。彼らの活動の特徴は、住民と一緒に「まちづくり」に挑戦していること。県外の大学生と住民が地域おこしに取り組む実践プログラムや、地元中高生の地域活動の支援、民泊修学旅行の受け入れなどを通して、地域の課題解決やにぎわいづくりを行っています。

 「目指しているのは、アイデアをカタチにできるまちづくり。小さな達成感を積み重ねていくことで、住民にも若者にも自信が生まれ、人も地域も変わっていきます」と、三井さん。まちに関わる「外の人」と「中の人」を増やしながら、地域の未来に挑戦しています。

【活動紹介】
大学生向けメニュー「Change Maker Study Program」
全国の大学生が広田町の住民と、「やってみたい」ことを一緒に考え実行する、1週間の地域おこし実践プログラム。 平成25年3月のスタート以来、これまでに300名以上の県外の学生が参加。
[問い合わせ先]0192-47-5747(NPO法人SET)

【写真が4枚あります】
1枚目 NPO法人SETを運営する主要メンバーは、全員が首都圏から移住してきた若者たち。右から3番目が代表理事の三井俊介さん。海の見える高台に立つ、8人のメンバーです。小さな子供や赤ちゃんを抱いた若い男性、女性もいます。
2枚目 活動の拠点となっている、古民家オフィス「SET BASE」。他にも空き家を3軒借り、活動に利用しています。
3枚目 地元中高生と首都圏の大学生が、地域に役立つ企画を一緒に実践する「高田と僕らの未来開拓プロジェクト」。そこから生まれたクリスマスプロジェクトでは、地元中高生が住民に手づくりのプレゼントを届けました。
4枚目(一般社団法人)マルゴト陸前高田などと協働し、民泊修学旅行を受け入れています。平成28年からの2年間で、広田町には延べ1,138名の修学旅行生が訪れました。
【写真終わり】

4ページから9ページ

特集 震災から7年 復興の今とこれから  復興のその先へ、新たな未来を拓こう!

ビルド・バック・ベター、三陸のより良い復興を進める1年に

 3月11日、あの東日本大震災津波から7年が経ちます。犠牲になられたかたがたに、謹んで哀悼の意を捧げます。また、いまだ応急仮設住宅などで不自由な生活をされているかたがたをはじめ、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。そして、県の内外から復興を支援してくださっている大勢の皆さまに、深く感謝いたします。

 昨年は、岩手県で初めて全国知事会議が開催され、満場一致で採択された「岩手宣言」では、復興を成し遂げ、災害の教訓を次世代に継承し、あらゆる災害に負けない国を創り上げることを、力強く全国に発信することができました。

 平成30年度は、県の復興計画に沿いながら、災害に強い安全な多重防災型まちづくり、お互いに支え合い安心して心豊かに暮らせる生活環境の実現、地域のなりわいの再生と経済の回復を着実に進めます。

 また、来年のラグビーワールドカップ201(TM)の開催に向けて、東北横断自動車道釜石秋田線の全線開通、宮古港と室蘭港を結ぶ本県初のフェリー定期航路の開設、JR山田線宮古・釜石間の復旧と、その区間を含めた三陸鉄道の久慈・盛間の一貫運行の実現など、新たな交通ネットワークの整備も加速します。これらを活用し、地域産業の振興、「震災津波伝承施設(仮称)」の整備、震災を風化させず防災の教訓や復興の状況を発信する行事にも取り組んでまいります。

 地元の底力とさまざまなつながりの力を合わせて、ビルド・バック・ベター、三陸のより良い復興を進めましょう。

岩手県知事 達増 拓也

【写真が2枚あります】
1枚目 背広姿の達増知事です。
2枚目 新たに理容店をオープンし、再出発した陸前高田市の佐藤孝之さん。新しい店の扉を開け、笑顔で立つ佐藤孝之さんです。
【写真終わり】

安全の確保

復興まちづくりの基盤となる海岸保全施設の整備や土地区画整備の支援を通じて、安全なまちづくりを進めています。また、復興道路の整備など、災害に強い交通ネットワークの構築に取り組んでいます。

防災のまちづくり

平成29年6月には野田村で役場近くに宅地137区画、7カ所の公園、保健センターを整備するなど、新しい街並の形成が進んでいます。まちづくりのための宅地供給は、平成29年12月末現在で、予定数7,476区画のうち全区画が着工し、約69%にあたる5,194区画が完成しています。

防潮堤や水門などの海岸保全施設は、復旧・整備が必要な134カ所のうち、平成29年12月末現在で54カ所で工事が完了しています。また今年度から、宮古市と大船渡市で、津波注意報などを受信して自動的に水門などを閉鎖する「水門・陸こう自動閉鎖システム」の運用をスタート。今後、沿岸全域の約220基の水門などにシステムを導入する予定です。

海岸保全施設の復旧・整備箇所数(平成29年12月末現在)
計画箇所数134ヵ所のうち完了は54ヵ所、全体の40%、整備中は全体の60%です。

【写真が2枚あります】
1枚目 野田村役場の東側12.9haに、宅地や公園などを整備。海の近くに整備された道路や宅地などが広がっています。
2枚目 大船渡市の合足(あったり)海岸に設置された「水門・陸こう自動閉鎖システム」。舗装された道路の先にシステムが整備された大きな水門が設置されています。
【写真終わり】

交通ネットワークの整備

平成29度は11月19日に三陸沿岸道路の「山田宮古道路」が開通し、平成30年3月21日には「宮古田老道路」と「田老岩泉道路」が開通します。 また、平成30年度には東北横断自動車道釜石秋田線の全線開通が見込まれるなど、復興道路の早期全線開通に向けて、かつてないスピードで整備が進められています。

【写真があります】
平成29年11月19日に行われた「山田宮古道路」の開通式の様子。くすだまが割られ、テープカットが行われています。
【写真終わり】

水門・陸こうの閉鎖を自動化し、人命とまちを守る!

 堤防に整備された水門・陸こうは、津波からまちを守る役目を果たします。しかし7年前の震災では、その閉鎖作業に駆けつけた多くの操作員が被害に遭いました。この反省と教訓から、県では沿岸全域の水門・陸こうのゲートを自動的に閉鎖するシステムを導入。全220カ所の設置を目指し、工事を進めています。

 この整備に携わっているのが、大阪府から派遣された川辺浩三(こうぞう)さん。平成28年4月に着任し、電気設備のプロとして、沿岸の復興を支えています。「従来の水門より高さも重量も3倍近くになり、設置には時間も労力もかかります。工事の他にも、設置後の定期的なメンテナンスも重要です」と話す川辺さん。文化も仕事の進め方も違う環境の中で、「少しでも岩手の力になれれば」と全力で日々の業務に取り組んでいます。

【写真があります】
「岩手は寒さと移動距離が半端ない」と笑う、大船渡土木センターの川辺浩三さん。大阪府から応援派遣されている。水色の上着を着て話す、川辺浩三さんです。
【写真終わり】

暮らしの再建

被災されたかたがたの住環境の再建を進めています。恒久的な住宅への移行を進め、コミュニティ形成の支援やこころと体のケアにも取り組んでいます。 また、医療施設や学校施設の復旧整備に取り組んでいます。

保健・医療・福祉

平成28年に開院した新大槌病院、新山田病院に続き、平成30年3月に新高田病院が開院しました。これにより被災した県立病院はすべて再建を果たし、地域医療の要として福祉や介護などとのさらなる連携が期待されます。

【イラストがあります】
陸前高田市の高田地区に再建された、新高田病院。駐車スペースも100台分ほど確保され、利用しやすくなりました。新高田病院とその周辺の様子のイラストです。山すその高台に鉄筋コンクリート造りの2階建ての建物があり、その周辺には広く駐車スペースが取られています。
【イラスト終わり】

教育

平成29年3月に釜石市立鵜住居小学校、釜石東中学校などの校舎が完成し、新しい学び舎で授業が行われています。被災した95校のうち約97%にあたる92校の復旧が完了しました。

【写真があります】
釜石市鵜住居地区の高台に建設された鵜住居小学校と釜石東中学校の新校舎。山すそに横に長い釜石東中学校の校舎と、そこから大きな階段で繋がった鵜住居小学校の校舎などがあります。
【写真終わり】

住宅の整備・再建

平成29年5月、陸前高田市の最後の災害公営住宅が完成したことにより、沿岸の8市町村で災害公営住宅の整備が完了しました。残る釜石市、山田町、大槌町の整備も着々と進んでいます。沿岸部の整備予定戸数5,569戸のうち、平成29年12月末現在で約91%にあたる5,052戸が完成しています。

沿岸部の災害公営住宅整備状況(平成29年12月末現在)
整備予定戸数5,569戸のうち 完成91%、工事中6%、未着工3%です。

他病院や介護との連携を強め、地域の医療を守っていく

 津波によって甚大な被害を受け、発災直後から仮設病院で地域医療を守り続けてきた県立高田病院。この3月1日、新たな場所に新病院を開院しました。新病院の診療科は変わらず88科で、病床数は60床。駐車スペースも広くなり、通院しやすい環境を整えています。

 「ようやく開院にこぎつけましたが、新病院ができて終わりではありません。少子高齢化が進行する中、医師不足も課題。限られた医療資源で継続的に地域を支えていかなければなりません。これまで以上に、基幹病院との機能分担や福祉・介護施設との連携が必要です。先を見越して、地域全体を支える体制を整えていきたいです」と、田畑潔院長は気を引き締めます。関係機関と協力し合いながら、地域に根ざした医療を展開していきます。

【写真があります】
「関係機関との連携が大切」と語る県立高田病院の田畑潔院長。眼鏡をかけ、白衣を着て話す、田畑潔院長です。
【写真終わり】

なりわいの再生

沿岸の基幹産業である漁業と流通業・加工業の一体的な再生を進めています。  また、三陸の多様な資源を生かした起業の支援、中心市街地におけるにぎわいの創出、三陸DMOセンターと連携した観光地づくりなどに取り組んでいます。

商工業の復旧・復興

平成28年11月に山田町の「オール」、平成29年4月に陸前高田市の「アバッセたかた」と大船渡市の「キャッセン大船渡」など、中心市街地に新たな商業施設が相次いで開業しました。地域の交流・観光の拠点ができたことで、施設周辺にも個店の再建が進むなど、まちに新たなにぎわいが生まれつつあります。

【写真があります】
「キャッセン大船渡」の隣に平成29年11月にオープンした、さいとう製菓株式会社の工場併設型旗艦店「かもめテラス」。周辺には個店の出店も進み、中心市街地ににぎわいが生まれています。こげ茶色の三角屋根に煙突があるデザインの一階建ての建物です。建物の下半分が吹き抜けになっており、その柱の内側に一回り小さいガラス張りの店があります。
【写真終わり】

水産業の復旧・復興

県管理の31漁港をはじめ、魚市場や製氷・貯水施設といった共同利用施設の復旧・整備は全て完了し、漁船や養殖施設などの整備も完了しました。水産業の復旧に伴い生産者と消費者との交流が広がっており、アンテナショップの開設やファンクラブの発足など、消費者に魅力を伝える取り組みが進んでいます。

【写真があります】
平成29年3月に完成した釜石魚市場の荷さばき施設。鉄骨造り2階建ての建物で、海に面して複数のシャッターが付いています。
【写真終わり】

起業・新事業の支援

新たなビジネスの立ち上げにチャレンジしようとする若者や女性などを対象に、事業計画の策定から初期費用、資金調達や販路開拓までトータルに支援する「さんりくチャレンジ推進事業」を実施。スイーツ専門店、ネイルサロン、フィットネスクラブの開設など、さまざまなビジネスが始まっています。

起業・新事業活動の初期費用補助活用状況(平成25から29年度実績)
採択事業者:114業者中 若者・女性が57事業者で50%、その他が57事業者で50%です。

新たなまちなかにバリアフリーの理容店を!

 いま陸前高田市では、「アバッセたかた」を核とした中心市街地のまちづくりが進んでおり、周辺にはさまざまな個店が建ち並び始めています。そこにいち早く理容店を開いたのが、「barber-shop solest(バーバーショップ ソレスト)」の佐藤孝之さん。津波により、当時働いていた理容店は流失。仮設店舗で営業を行っていましたが、閉店が決まったため佐藤さんは独立を決意しました。

 新店の建築費用は自己資金でまかない、備品の購入に県の「さんりくチャレンジ推進事業」を活用。「バリアフリーな店を作りたかったんです。車椅子からでも移動しやすい理容椅子や、角度が変えられる洗面台などを設置して、体の不自由な人にも利用しやすい店にしました」と、佐藤さん。店には休憩スペースも用意して、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に立ち寄れる、まちのサロンのような店を目指しています。

【写真があります】
今年の1月に理容店「barber-shop solest(バーバーショップ ソレスト)」をオープンした、佐藤孝之さん。青いジャンパーを着て話す、佐藤孝之さんです。
【写真終わり】

三陸創造プロジェクト

釜石港外貿定期コンテナ航路

釜石港からダイレクトに海外へ、国際コンテナ港として新スタート!
 平成29年11月、釜石港と中国(寧波(ねいは)・上海(しゃんはい))や韓国(釜山(ぷさん))を結ぶ外貿定期コンテナ航路が開設されました。週1回、大型コンテナ船が釜石港に寄港。水産加工品や紙パルプ、工業製品の輸出入などの利便性が高まっています。震災以降、釜石港ではコンテナの取扱量が増加しており、平成29年は過去最多を記録。岩手と海外をダイレクトに結ぶ定期航路の開設によって、輸出入がさらに活発になり、復興の加速化や地域経済の発展が期待されます。

【写真があります】
平成29年11月17日に行われた釜石港外貿定期コンテナ航路開設の記念式典の様子。
10人の出席者がテープカットをしています。
【写真終わり】

宮古・室蘭フェリー航路

岩手初のフェリー航路の開設で、新たな交流・物流が広がる!
 北海道の室蘭港と宮古港を結ぶ、岩手初のフェリー航路が今年6月に開設されます。1日1往復で、就航する船は、定員600名の「シルバークィーン」。展望浴場やレストランなどを備え、船旅をゆっくり満喫できるフェリーです。鉄のまちとして知られ、景勝地ややきとりなどのご当地グルメもある室蘭。札幌まで約2時間で移動できる便利な立地でもあります。観光を中心とした新たな交流や、物流ネットワークの創出が期待されています。

【写真があります】
宮古、室蘭間を往復する「シルバークィーン」。ゆっくり快適な船旅が楽しめます。全体が白く、船体の側面には青いラインが船尾まで引かれ、船尾に2本の赤い煙突を備えたフェリーが海に浮かんでいます。
【写真終わり】

フェリー運航で新たな交流を創出!

 6月から開設する宮古・室蘭フェリーの運航に向けて、宮古港にはフェリーターミナルビルが建設されるなど、準備が急ピッチで進められています。航路をつなぐフェリーを運航するのは、川崎近海汽船株式会社。宮古市出身の岡崎海帆(おかざきみほ)さんは新規航路の開設を見据えて採用された一人。現在は八戸支店で乗船窓口などを担当していますが、今春から宮古への異動が決まっています。

 「海から眺める景色やゆったりくつろげるスペースなど、車や列車とは違うフェリーならではの楽しみ方がいろいろあります。運航をきっかけに宮古に新たな活気が生まれるように、多くのお客さまに船旅の楽しさや岩手の魅力をお伝えしていきたいです」と意気込みます。新たな交流が盛んになり、観光・物流の両面でフェリー運航の効果が期待されます。

【写真があります】
この春から宮古港でフェリー業務に携わる岡崎海帆さん。黒の上着にネクタイのように結んだモダンなデザインのスカーフをした絵顔の岡崎海帆さんです。
【写真終わり】

子どもたちの未来のためにご協力ください いわての学び希望基金

 震災によって親を失った県内の被災孤児・被災遺児は、583人(発災当時18歳未満)。厳しい経済状況に置かれた子どもたちを支援するために、県では平成23年6月から「いわての学び希望基金」を設置しています。基金は国内外の皆さまからの温かい寄附によって成り立っています。これまで寄せられた寄附金は、平成29年12月末現在で21,204件、総額約92億3,900万円。被災孤児・被災遺児の暮らしと学びを支える奨学金のほか、被災した子どもたちの教科書の購入費や部活動の運営費などに活用されています。被災した子どもたちの希望と未来を育んでいくために、引き続きご支援をよろしくお願いします。

詳しくは 岩手県学びの希望基金 で 検索

問い合わせ先]県庁復興推進課 電話019-629-6922

岩手大学4年 山崎悠輔(やまざきゆうすけ)さん(山田町出身)

 震災で父を亡くし、私は2歳違いの弟とともに「いわての学び希望基金」にご支援をいただき、高校を卒業することができました。今春から岩手大学の大学院総合科学研究科に進学し、現在取り組んでいる固体触媒の研究をさらに極めていきたいと思っています。多くの方々の励ましやご支援のおかげで好きな勉強を続けてくることができましたが、大変な思いをし、頑張っている子どもたちはまだたくさんいます。誰もが自分の望む道を歩んでいけるように、これからも基金が活用されていけばとてもうれしいです。

【写真があります】
笑顔で話す山崎悠輔さんです。
【写真終わり】

20万点を超える震災資料を掲載! いわて震災津波アーカイブ 希望

 県では、震災からの復旧・復興の状況を後世に残し、今後の防災活動や教育などに生かすため、20万点を超える震災資料を検索・閲覧できる「いわて震災津波アーカイブ 希望」を公開しています。このアーカイブは、膨大な資料を6つのテーマに分類し、テーマごとに伝えたい経験や教訓を整理。他にも岩手日報社制作の「犠牲者の行動記録」をはじめ、新聞記事を閲覧できたり、教育、防災活動などの目的に合わせたコンテンツを活用できるようになっています。パソコンやタブレット、スマートフォンからも気軽にアクセスできますので、ぜひご活用ください。

いわて震災津波アーカイブ 希望 で 検索

【写真があります】
いわて震災津波アーカイブ〜希望〜のサイトのホーム画面です。画面には、テーマ別の検索バナーなどが表示されています。
【写真終わり】

10ページから11ページ

岩手県からのお知らせ

ご存じですか?

いわて希望チャンネル放送中!

県では、ニコニコ生放送というインターネットツールを活用して、知事が生出演し復興状況や岩手の魅力を発信する番組「いわて希望チャンネル」を月に1回程度放送しています。岩手の旬な情報をお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
いわて希望チャンネル で 検索
[問い合わせ先]県庁広聴広報課 電話019-629-5283

県立療育センター移転のお知らせ

県立療育センターは、隣接する県立盛岡となん支援学校と共に、1月から矢巾町へ移転しました。療育センターでは、障がいのある児童への診療のほか、心身に障がいのある方への通所、入所による支援、発達障がいの方や支援者への相談支援などを行っています。障がいがある児童への診療は原則予約制です。診療、相談については療育センターへお問い合わせください。
【住所】郵便番号028-3602 岩手県紫波郡矢巾町藤沢2-29-1
[問い合わせ先]県立療育センター 電話019-601-2777(代表)

県立宮古高校に通信制課程を設置します

県教育委員会では、県立宮古高校に、平成30年度から通信制課程を新たに設置します。県立杜陵高校宮古分室(通信制)の生徒は、県立宮古高校の生徒として引き続き学ぶことになります。県立杜陵高校宮古分室(通信制)の在籍者で、受講登録をしていないかたは、下記へ連絡をお願いします。
[問い合わせ先]
県教育委員会事務局学校調整課 電話019-629-6205
県立杜陵高校宮古分室 電話0193-63-7428

お申し込みください

ラグビーワールドカップ2019(TM)観戦チケット岩手県民先行抽選販売開始!

岩手県民を対象とした、釜石会場の観戦チケットの先行抽選申込受付は、3月19日(月曜日)から4月12日(木曜日)までです。大会公式チケットサイトにて事前にID登録(無料)の上、期間中にお申し込みください。 
【イラストがあります】
月桂樹の葉の中に岩手県の形が緑色で描かれ、その中にラガーマンの格好をしたそばっちがボールを持って立っています。下には、アルファベットでIWATE-KAMAISHI(いわてかまいし)と書かれています。
【イラスト終わり】
ラグビーワールドカップ チケット で   検索
[問い合わせ先]チケットカスタマーセンター 電話0570-09-2019 (営業時間 午前10時から午後6時まで)

ご協力ください

郷土資料・震災関連資料を収集しています

県立図書館では、本県在住者または出身者の著作物や、岩手県の歴史・文化に関する資料、東日本大震災津波に関する資料(記録集、写真集、報告書、手記など)を広く集めています。収集した資料は保存し、県民の皆さまに活用いただいています。提供いただける資料がありましたら、ご協力くださるようお願いします。
[問い合わせ先]県立図書館 電話019-606-1730

ご利用ください

東日本大震災津波による被災事業者支援のご案内

東日本大震災津波によって被災した県内事業者の事業再生を支援するため、資金繰りや事業計画の策定など幅広い相談に対応します。また、二重債務問題解決のため、金融機関からの債権買取などを通じて財務改善を支援しています。相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。
[問い合わせ先]
東日本大震災事業者再生支援機構 電話022-393-8550
岩手県産業復興相談センター 電話019-681-0812
または沿岸地域の商工会議所・商工会

「介護サービス情報公表システム」利用案内

利用者が介護サービスや事業所・施設を比較・検討して適切に選ぶことができるようにするため、都道府県が必要な情報を提供しています。インターネットでいつでも情報を入手することができます。お気軽にご利用ください。
介護事業所検索 岩手 で 検索
[問い合わせ先]県庁長寿社会課 電話019-629-5435

募集しています

いわて幸福メッセージ募集中!

つくろう!いわての総合計画
県では、「幸福」をキーワードに岩手の将来像を描く次の県の総合計画の策定に向けて、多くの皆さんから「幸福メッセージ」を募集しています。岩手で暮らしているときに感じる「幸福」や、「幸福」のために普段心がけていることなど、多くの「幸福メッセージ」をお待ちしています。
つくろう!いわての総合計画 で 検索
[問い合わせ先]県庁政策推進室 電話019-629-5509

消防団員・消防団応援の店募集中!

消防団は市町村に設置されている消防機関で、団員は非常勤特別職の地方公務員です。災害発生時などの非常時はもとより、日常的に火災予防広報など地域に密着した活動を行っています。地域の安心・安全を守る重要な役割を担う消防団員として、大切な人や地域を守る一員になりませんか。また、県では、消防団員への割引や優待などのサービスを提供して消防団を応援する「いわて消防団応援の店」を募集しています。事業者の皆さまの積極的な応募をお待ちしています。
[問い合わせ先]市町村の消防団担当、消防署または県庁総合防災室 電話019-629-5151

お出かけください

県立美術館常設展「あかをみる」

第4期の常設展では、絵画、写真、立体の所蔵作品から、赤色が印象的なものを選び、ご紹介しています。赤にまつわる約300色の色見本と比較しながら、作品の中に表れるさまざまな赤の表情をお楽しみください。
【写真があります】
鶴岡政男(つるおかまさお)夜の祭典 1963年。絵の写真です。キャンバス全体が赤で塗られ、その中に人の鼻や口が描かれています。
【写真終わり】
【期間】4月22日(日曜日)まで
【開館】午前9時30分から午後6時まで 入館は午後5時30分まで
【休館日】月曜日
【料金】一般410円、学生310円、高校生以下無料
[問い合わせ先]県立美術館 電話019-658-1711

県職員の給与等のあらまし

県職員の給与は、県議会での予算や給与条例の審議、県人事委員会の給与勧告などを通じて明らかにされていますが、県民の皆さまに、より一層ご理解をいただくため、そのあらましをお知らせします。

1 給与費の状況  (平成29年度普通会計予算)

職員数A 20,250人
給与費の中の 給料864億4,099万5千円、職員手当493億1,788万2千円 計B1,357億5,887万7千円
一人当たり給与費A分のB 670万4千円
注1 知事・議員などの特別職の職員や非常勤の職員に支払われる給与、共済組合、公務災害補償の負担金などは給与費には含まれていません。
注2 職員手当には、退職手当および児童手当は含まれていません。

2 給与 (平成29年4月1日現在)
一般行政職の初任給、平均給料月額および平均年齢の状況

区分 大卒初任給180,800円 高卒初任給148,400円
平均給料月額326,749円
平均年齢43.7歳
注 初任給は、平成29年度の改定後の額です。

特別職の給料等の状況

区分 給料月額 知事1,230,000円(1,168,500円)
副知事950,000円(921,500円)
注 平成29年4月1日現在、知事は5%、副知事は3%給料の減額を行っています。カッコ内の額は減額後の額です。
期末手当6月期 1.625月分 12月期 1.625月分 計 3.25月分

 3 職員定数
部門別職員数の状況と主な増減理由(各年4月1日)

部門 一般行政 平成29年4,350人、平成28年4,312人、増減数38人増
主な増減理由 文化スポーツ推進体制の強化による増など

部門 特別行政 平成29年14,336人、平成28年14,546人、増減数210人減
主な増減理由 児童、生徒数の減少による減など

部門 公営企業等 平成29年5,132人、平成28年5,071人、増減数61人増
主な増減理由 看護体制の維持および診療体制の強化による増など

合計 平成29年23,818人、平成28年23,929人、増減数111人減

詳細は県ホームページの「人事課」のページをご覧ください。
[問い合わせ先]県庁人事課 電話019-629-5079

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手紙・はがき 郵便番号020-8570(住所不要)
岩手県広聴広報課 電子メール   koucho@pref.iwate.jp
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ファクス 019-651-4865[24時間受付]

岩手県広聴広報課

県政テレビ番組「いわて!わんこ広報室」毎週放送中!!

  • テレビ岩手 月曜日 午後6時54分から午後7時 (再放送)土曜日 午後9時54分から午後10時
  • 岩手めんこいテレビ 水曜日 午後9時54分から午後10時
  • 岩手朝日テレビ 水曜日 午後11時10分から午後11時15分
  • IBC岩手放送 木曜日 午後6時55分から午後7時

都合により放送時間が変更になることがあります。(4月以降は変更になる可能性があります。)

震災からの歩み(主なもの)

平成29年10月下旬〜

10月28日 宮古市鍬ヶ崎(くわがさき)・光岸地(こうがんじ)地区でまちびらき式開催
11月19日 三陸沿岸道路「山田宮古道路」開通
12月5日 吉浜釜石道路の唐丹第3トンネル完成
12月8日 釜石市民ホール「TETTO(テット)」開館
12月9日 いわて三陸復興フォーラムin 東京開催
12月18日 宮古警察署の新庁舎運用開始
1月26日から27日 いわて三陸復興フォーラム開催

【被害状況】1月31日現在

  • 死者5,138人(震災関連死466人を含む)
  • 行方不明者1,121人(うち死亡届の受理件数1,111件)

放射線影響対策のお知らせ  No.24

県産食材などの放射性物質濃度検査

県では、食の安全安心を重視し、県産農林水産物や流通食品などの放射性物質濃度検査を実施しています。平成28年度までに136,651件の検査を実施した結果、一部地域の野生の山菜・きのこや鳥獣肉などのわずかな品目を除き、国の基準値(一般食品の場合は100ベクレル/キログラム)を超える放射性物質は検出されておらず、県産食材などの安全性を確認しています。また、検査の結果、国の基準値を超えた場合には、出荷制限や販売者による自主回収などを行っています。

【グラフがあります】
県産食材などの放射性物質濃度検査結果(平成23から平成28年度計)
放射性物質濃度検査を行った136,651件のうち基準値以下と基準値超過の割合を示した円グラフです。
基準値以下136,307件、基準値超過344件。基準値以下の割合は99.75%です。
【グラフ終わり】

 [問い合わせ先]
【県産農林水産物の検査】県庁農林水産企画室 電話019-629-5622
【流通食品の検査】県庁県民くらしの安全課 電話019-629-5322
【全般】県庁総務室 電話019-629-6815

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純菜セレクト★いわてコレクション

盛岡市出身のTBSアナウンサー・山形純菜さんが、わんこきょうだいと一緒に、岩手の新しい魅力をご紹介していきます。

ナビゲーター 山形純菜さんの紹介
盛岡市出身。
2016ミス・インターナショナル日本代表。 2017年4月、TBSテレビに入社、「希望郷いわて文化大使」に就任。
紹介終わり

今月のテーマ vol.5 大槌町生まれの刺し子が海外でも注目の的!

うにっち
無印良品と大槌町の刺し子が共同製作! 大槌町の女性が作る「大槌刺し子」と「無印良品」が共同製作したオリジナル商品が2013年から販売されているんだよ。

山形純菜さん
刺し子で伝える手仕事のぬくもり 復興支援から始まった「大槌刺し子」は、伝統的な技法を現代的にアレンジした商品づくりが特徴。地元の女性が、ひと針ひと針心を込めて縫い上げているんですって。

うにっち
商品をきっかけに世界の人々と交流! 無印良品と共同製作した商品は、2016年からはヨーロッパでも販売。その時は大槌町のつくり手さんも渡欧して、ワークショップをやったんだ。刺し子が世界をつなぐって素敵だね。

山形純菜さん
伝統の刺し子を仕事と生きがいに! 今回の「海」をテーマにしたポーチやバッグも好評だったみたい。伝統の刺し子をなりわいとして、女性たちが生き生きと働くことで、町がもっと元気になっていくといいですね。

山形純菜さん
波や網をモチーフにした刺し子は海外でも人気です!

【写真が2組あります】
1組目 「しお」「なみ」「あみ」をイメージした、海がテーマのデザインです。三種類の商品があります。ポーチ全体に細かな縫い目がある、ベージュ色の三角ミニポーチ。下の方に波のようなデザインの縫い目があるブルーの舟形ミニポーチ。上の方に網の目のような縫い目のあるチャコールグレーの舟形ミニバックです。
2組目 ひと針ずつ丁寧に作業をしているつくり手の手もとが写っています。
【写真終わり】

アンケート&プレゼント

質問
  1. 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)  
    (1)非常に分かりやすい  (2)分かりやすい  (3)普通  (4)分かりにくい (5)非常に分かりにくい  
    (注1)(4)または(5)のかたは、どのような点が分かりにくかったかお書きください。
  2. 今回の企画で興味を持ったものは何ですか?
  3. 身の回りで知りたい分野は何ですか?(番号で回答・複数回答可)
    (1)産業  (2)医療・福祉  (3)防災  (4)教育  (5)環境  (6)社会資本整備  (7)その他 
    (注2)(7)その他のかたは、関心のあるものをお書きください。
  4. 本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計8名様にプレゼント。

プレゼント

A いわての大地と海の恵み麺(軽米町)3名様
のだ塩を加えた南部小麦うどんとイサダを練り込んだそうめんの詰め合せ。平成29年度「いわての物産展等実行委員会会長賞」受賞。
[問い合わせ先]古舘製麺所 電話0195-46-2301

B はな椿(大船渡市)5名様
バター風味たっぷりのサブレ生地を香ばしい最中の皮に詰めて焼き上げました。第27回全国菓子大博覧会「金菓賞」受賞。
[問い合わせ先]壷屋田耕 電話0192-26-2289

住所・氏名・年齢・性別・職業・電話番号・ご希望のプレゼントのアルファベット記号(AまたはB)をお書きの上、はがき、ファクス、 電子メールからご応募ください。
送り先

  • はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課 「いわてグラフ3月号・読者アンケート」係
  • ファクス 019-651-4865
  • 電子メール kouhou@pref.iwate.jp

応募締切 平成30年3月26日(月曜日)当日消印有効

当選発表 商品の発送(4月上旬頃)をもって代えさせていただきます。

ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理のもとで取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

つたわるフォントを使用しています
VEGETABLE OIL INK
R100 古紙パルプ配合率100%再生紙を使用

いわてグラフは岩手県が制作する広報誌です。518,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約19円です。

奥付
いわてグラフ2018年3月号
第761号  平成30年3月1日発行(年5回 6月・8月・10月・12月・3月発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課 岩手県盛岡市内丸10番1号
電話 019-629-5283

編集・印刷 株式会社 東北博報堂 盛岡支社 
奥付終わり

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。