知事からのメッセージ 令和8年6月
令和8年6月14日(日曜日)
令和8年6月14日、「第29回全国闘牛サミットin久慈大会」が開催されました。
本大会が、大勢の御来賓、関係各位、そして全国の闘牛ファンにお集まりいただき、盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。
本県は、広大な土地と豊かな自然を活かし、古くから牛と共に歩んできました。江戸時代には、南部牛が塩などの物資を運ぶ役畜として重宝され、人々のくらしを支えてきました。高村光太郎は、「岩手の人」という詩の中で、岩手県民の忍耐強く実直な気質を「牛のごとし」とたとえています。
近現代になって、いわて短角牛、黒毛のいわて牛、そして、いわての酪農は、岩手の農業の重要な柱となって発展し、今日に至っております。その中で久慈市山形町が、畜産が盛んであるのみならず、闘牛という文化を脈々と伝承され、全国の闘牛文化地域と結びついていることは、誠に喜ばしく、長年にわたる関係者の御尽力に深く敬意を表します。
今年は、東日本大震災津波から15年を迎えています。これまで全国の方々から大きな御支援と御協力をいただいておりますことに、改めて御礼申し上げます。
また、今年は岩手県政150周年、旧久慈市と旧山形村が合併し新たな久慈市が誕生して20周年という節目の年でもあります。
その記念すべき年に、久慈地域と岩手県に根ざした闘牛を通じ、歴史や文化、食など、久慈地域の魅力を全国に発信するとともに、震災からの復興の姿を示し、いただいた御支援に対する感謝を伝えることは、大変大きな意義があります。
闘牛に御参加の皆様におかれましては、日頃の研さんの成果を存分に発揮されますとともに、今後とも闘牛文化の継承と発展、そして地域の振興に、活躍されることを期待いたします。

令和8年6月21日(日曜日)
令和8年6月21日、「一関遊水地供用開始記念式典」を開催しました。
一関遊水地は、昭和22年のカスリン台風、23年のアイオン台風で大きな洪水被害を受けた北上川沿川において、国が半世紀にわたり事業を進めてきた、北上川の治水の根幹をなす一大プロジェクトであり、このたび供用開始を迎えられましたことは、北上川沿川住民をはじめ、県民全体の大きな喜びであります。
本県の治水事業の重要性を御理解いただき、先祖伝来の貴重な土地を御提供いただきました地権者の皆様の御理解と御協力や、地域住民の方々、国土交通省を始めとする関係の皆様の格別なる御尽力のたまものであり、深く感謝申し上げます。
近年、全国各地で毎年のように大規模な豪雨災害が発生しております。本県の北上川においても平成14年や平成19年の洪水により被害が発生しており、治水対策の重要性が再認識させられました。
このたびの一関遊水地の供用開始により、北上川沿川の治水対策に大きな効果が発現され、安全で快適な郷土の創造と当地域の更なる飛躍に大きく貢献するものと確信しております。
県では、近年の激甚化する豪雨災害に対して、国を始め関係機関が一体となって、ハード対策とソフト施策を組み合わせた防災、減災対策に取り組んできたところであり、今後、更に流域のあらゆる関係者が協働して治水に取り組む「流域治水」を進めてまいりますので、関係各位の一層の御支援と御協力をいただきますようお願いいたします。

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