知事からのメッセージ　令和7年6月

令和7年6月11日（水曜日）～6月14日（土曜日）

　令和7年6月11日から14日にかけて、中華人民共和国の遼寧省大連市と遼寧省瀋陽市を訪問しました。

　今回の訪問では、遼寧省や大連市との間で、友好協力関係の強化が図られたほか、ウインタースポーツや冬季観光分野における相互交流を具体的に進めるための民間団体同士の覚書を締結しました。

　遼寧省の省都・瀋陽市で開催された遼寧国際友好都市大会では、遼寧省のトップである郝鵬書記との合同面会の場で、大会に参加する国内外約100団体を代表して挨拶し、中国が国家的に力を入れている氷雪経済（ウインターリゾート経済）の振興に向けた相互連携について発言したほか、会場内に岩手ブースを出展し、本県の観光・物産をPRしました。

　また、王新偉遼寧省長及び陳紹旺大連市長とそれぞれ会見を行い、氷雪経済に関する相互交流のほか、文化観光や経済交流、人的交流の更なる促進について意見交換を行いました。

　さらに、冬季観光客の誘致を行う「いわてウインターリゾート協議会」と現地の冬季観光団体2団体との覚書締結式に知事として立ち会いました。

　今後も、遼寧省及び大連市との友好協力関係を継続し、観光・経済交流、職員等の人的交流、文化交流等の一層の促進を図るとともに、いわてウインターリゾート協議会が現地観光団体と締結した覚書に基づく相互誘客などの取組を継続的に支援していきます。

令和7年6月15日（日曜日）

　令和7年6月15日、「第73回全国ろうあ者大会inいわて」を開催しました。

　一般財団法人全日本ろうあ連盟、一般社団法人岩手県聴覚障害者協会を始めとする本大会関係者の皆様におかれては、日頃から聴覚に障がいのある方々の福祉の向上と社会参加のために御尽力いただいていることに敬意を表しますとともに、障がい者施策への御協力に厚く感謝申し上げます。

　岩手県では、「いわて県民計画（2019～2028）」において、県民一人ひとりがお互いに支え合いながら、幸福を追求していくことができる地域社会の実現を目指し、社会的に弱い立場にある方々の孤立を防ぐ、社会的包摂、ソーシャル・インクルージョンの観点に立った取組を進めています。

　また、令和6年4月に「岩手県手話言語条例（言語としての手話を使用しやすい環境の整備に関する条例）」が施行され、手話が言語であるとの認識の下、手話を使用しやすい環境の整備に関する施策を推進し、手話を必要とする人を含む全ての人が共生することのできる社会の実現に取り組んでいます。

　こうした中、聴覚に障がいのある方々と関係者の皆様が、岩手の地で一堂に会し、交流を深められますことは、大変意義深いものであり、実り多い成果が上げられるものと期待しています。