令和6年度岩手県三陸海域研究論文知事表彰事業の募集について

ページ番号1072909  更新日 令和6年4月25日

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若手研究者の育成と三陸海域における海洋研究の活性化を促進する目的で、三陸海域をフィールドとした研究論文を募集します。

令和6年度岩手県三陸海域研究論文知事表彰募集開始しました

1 目的

 三陸海域は、寒流と暖流の潮境であり、栄養塩が豊富で水環境も良好なことから、生物の生産性が高く、多様性にも富み、また、深海の日本海溝が近海にあるなど、海洋及び水産の研究フィールドとしての好条件を備えている。そのため、本県沿岸には海洋研究機関が集積し、全国から多くの研究者が集まり、様々な海洋及び水産研究が行われている。
 そこで、各研究機関の相互連携のもと、三陸海域で研究を実施している若手海洋研究者に発表の機会を設けることにより、研究者の育成と更なる研究活動を奨励し、将来に向けた海洋研究拠点形成の礎を築くとともに、交流人口の増加を通じた地域振興を図ることを目的とする。

2 対象研究等

(1) 対象とする研究は、次のア及びイに該当する研究とする。

ア 三陸海域青森県八戸市から宮城県石巻市まで、内水面及び陸域を含む。)を含む地域を調査、研究したもので、本県の水産振興に資すると認められるもの。
イ 海洋生物、海洋環境など、広く海洋に関するものであること。または、水産資源の増養殖や加工、漁業経営及び水産史など、文理問わず広く水産振興に関するものであること。

  対象分野例:海洋物理学、海洋化学、海洋生物学、海洋地質学、海洋工学、漁業学、水産資源学、海洋環境学、水産史、水産経営学、水産経済学など

(2) 応募する論文は、未発表、既発表のいずれも可能とする。

3 部門及び賞の種類

「学生の部」及び「一般の部」の2部門を設け、次の賞を授与する。

(1) 岩手県知事賞
  優れた内容と認められる研究に対して、両部門合わせて2名以内に授与する(賞状及び副賞)。

(2) 特別賞
  今後の研究継続により、さらなる成果が見込まれる研究又は独創性が高いと認められる研究に対して授与する(賞状及び副賞)。

4 応募資格等

(1) 対象者は、以下のア、イのとおりとする。

 ア 学生の部
   日本国内の大学等または高等専門学校の4~5年次に在学する学生、大学院生。
 イ 一般の部
   日本国内の研究機関等(大学、公設試験研究機関等)に所属(非常勤、臨時職員を含む)する45歳以下(令和6年4月1日現在)の研究者。

(2) 国籍は問わないこと。

(3) 共同研究である場合は、応募者が主体的に研究したものであること。また、応募に当たっては共同研究者の了解を得ること。

(4) 応募できる研究は1人1題とすること。

(5) 賞を授与した後であっても、応募資格等がこの要領に定める要件を満たさないことが判明した場合は、賞を取消すことがあること。

5 選考

 選考は、有識者による選考委員会が行う。

(1) 第一次選考(論文審査)

 ア 応募者から提出された論文をもとに審査し、両部門合わせて10件程度を選考する。
 イ 実施時期は令和6年10月頃とする。
 ウ 選考基準は次の(ア)~(エ)のとおりとする。
  (ア) 研究目的が明確な問題意識に基づく適切なものか
  (イ) 研究方法の実証性が担保されているか
  (ウ) 三陸海域の海洋特性や生態系の理解促進、三陸海域の諸問題の解決に資するか
  (エ) 学術的に高い水準が確保されているか

(2) 第二次選考(口頭発表審査)

 ア 第一次選考通過者による口頭発表をもとに審査し、第一次選考の審査結果と合わせて各賞の受賞者を選考する。この場合の交通費等は、県が支給する。
 イ 実施時期は、令和6年11月頃とする。
 ウ 口頭発表の時間は1人あたり30分(発表20分、質疑10分)とする。
 エ 選考基準は次の(ア)~(オ)のとおりとする。
  (ア) 論文の学術的水準
  (イ) 論旨の明確さ
  (ウ) 質疑応答の的確さ
  (エ) プレゼンテーション資料の完成度
  (オ) 研究の拡張性・発展性

6 応募

(1) 募集期間
  令和6年4月~8月末まで

(2) 応募方法
  応募書類は別紙のとおりとし、郵送又は電子メール等にて事務局へ送付すること(締切日必着)。

(3) その他
  応募書類は返却しない。

(4) 問い合わせ・提出先(事務局)
  岩手県 ふるさと振興部 科学・情報政策室内
  (令和6年度岩手県三陸海域研究論文募集係)
  住所:〒020-8570 盛岡市内丸10-1
  電話:019-629-5252  電子メール:marine-con@pref.iwate.jp

7 受賞者の公表等

(1) 受賞者の氏名、所属及び論文の内容は、マスコミ等を通じて公表する。

(2) 受賞者には、12月に開催予定の表彰式またはいわて海洋研究コンソーシアム連携会議において発表を要請することがある。この場合の交通費等は、県が支給する。

8 その他

(1) 実施主体等が応募書類を目的以外に使用することはない。

(2) この要領に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。

 

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このページに関するお問い合わせ

ふるさと振興部 科学・情報政策室 科学技術担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5251 ファクス番号:019-629-5766
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。