海外自治体研修員 李 経緯さん
あなた自身について教えて下さい。
日本で研修、仕事をしようと思ったきっかけは何ですか。
2024年、佐々木副知事が遼寧省に来訪された際に、遼寧省と岩手県公務員短期交流研修覚書を締結しました。この覚書に基づいて、遼寧省の第一号の交流職員として岩手県に研修に来ることができました。
現在どのような仕事をされていますか。
今は遼寧省で対外交流の仕事をさせていただいています。
現在お住まいの地域について、文化・伝統・習慣など教えてください。
遼寧省とその省都・瀋陽市は、中国東北地方の中心的な地域であり、多民族の歴史・工業文明・北方の民俗文化が融合した独特の魅力を持っています。瀋陽故宮(世界遺産)は北京故宮に次ぐ規模で、満民族と漢民族の建築様式が融合しています。清朝の太祖・ヌルハチや太宗ホンタイジがここを拠点としました。瀋陽は「重厚な歴史」と「生き生きとした市井の文化」が共存する街です。
岩手に関することについて教えて下さい。
岩手で生活をされて印象に残っている場所、食べ物はありますか。
中尊寺は一番印象深かったです。世界遺産の金色堂が見れて良かったです。中国語の説明の音声もあって、理解しやすかったです。中尊寺も綺麗で、今度は秋に行って、ぜひ中尊寺の紅葉を見てみたいと思います。印象に残った食べ物はわんこそばです。観光・プロモーション室の皆さんに手配していただき、挑戦してみて、70杯を食べました。皆さんと一緒に挑戦できたのはすごく楽しかったです。
岩手での忘れられない出来事はありますか。
取材できたぎんボールパークに行ったことです。2022年からセンバツと夏甲子園の試合を見るようになり、高校野球を好きになりました。きたぎんボールパークに行って、アルプススタンドや三塁側にも入らせていただいて、すごく楽しかったです。今度ぜひ一度現場で野球観戦をしたいと思います。
岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。
岩手県が日本の東北地方にあるように、遼寧省も中国地方の東北地方にあります。遼寧省もまた四季にそれぞれ違う顔があり、美しいところです。日本の方が中国に観光に来るためにビザが必要ではなくなったので、ぜひ遼寧省に遊びに来てください!
また、遼寧省と岩手県とは似ているところがたくさんあり、ぜひ両省県の相互理解を深めていただきたいので、青少年交流を含めた各分野の交流を一緒に進めていきたいと思います。
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