岩手県希少野生動植物の保護に関する条例に基づく指定希少野生動植物一覧

ページ番号1068647  更新日 令和5年12月5日

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岩手県希少野生動植物の保護に関する条例に基づいて、保護を図る必要があるとして指定している「指定希少野生動植物」の一覧です。

名称の列は、それぞれ対応するいわてレッドデータブックWeb版の項目にリンクしています。

指定希少野生動植物一覧
分類 名称 形態
植物 高さ10~20cmになる多年草。地下茎は硬く横に這い、茎を叢生する。根出葉は線状倒披針形で、中部の葉は上に向き、線状披針形、鋭頭となる。葉の裏面と茎には灰白色の綿毛を密生する。7~8月、4~8個の頭状花を茎頂に密につける。星形の苞葉群は5~15枚の苞葉からなり、白綿毛を密生する。
植物 高さ15~30cmになる多年草。根茎は太く短く、しばしば曲がる。茎は直立し、根出葉は有柄で、数個つく。葉は厚く、卵状楕円形で、先端は鈍形、基部は円形、表面は深緑色で光沢があり、裏面は緑白色となる。8月、短い円筒形の総状花序を出し、淡紅色の花を密につけ、一方向に傾く。萼片は5裂し、雄しべは10本ある。
植物 高さ30~60cmになる多年草。根茎は太く、葉は羽状複葉を根生する。茎や羽軸に赤褐色の縮れた毛がある。小葉は13~17個で、小葉柄はほとんどない。8~9月、円柱状の穂状花序を出し、先端は垂れ下がる。花は淡紅色で、上方から開花する。雄ずいは4本で、葯は乾くと黄褐色になる。
植物 高さ3~5cmの小型の多年草。茎は細く短く、よく分枝し、小型の葉を輪生状につける。葉は倒披針形または倒卵形で、全縁、白色の長毛がまばらにはえる。7~8月、群生する葉の間から白色の長毛で被われた花茎を伸ばし、その先端に2~4個の白色の花をつける。花冠は高杯形で、先端は広く開く。苞や萼には白色の軟毛がやや密につける。
植物 高さ10cmほどの小型の多年草。根茎は短く、葉を根生する。葉は広卵形または卵円形で、先端は尖り、下部で急に狭まって葉柄となる。若い葉は白い粉をつけるが、後でなくなる。6月、葉の間から花茎を伸ばし、1~4個の花を散形につける。萼は筒形で1/3~1/2の深さに5裂する。花冠は白色で、花喉部は黄白色となる。
植物 高さ20cmほどになる多年草。全体に星状毛がある。茎は下部から分枝し、数枚の葉をつける。葉は広い倒針形で、全縁または粗鋸歯、先端は鋭形、基部はしだいに細くなる。6~8月、有毛で、後にやや伸長する花序をつける。花弁は黄色、広倒卵形で、先端は凹形となる。短角果は両面が無毛から短毛がある。
植物 高さ5~10cmになる常緑広葉小低木。細い茎はよく分枝し、地面を匍匐するように広がり、細かい葉を密につける。葉は互生し、楕円形で厚く、裏面は中軸の両面に毛が密生し、光沢がある。7~8月、枝先に総状花序を伸ばし、淡紅色の花を2~10個つける。花は4数性、つぼみは濃色で、よく目立つ。
植物 高さ10~25cmの常緑性小低木。茎は地上を這い、茎上部は斜上し、若枝に微毛が生じる。葉は密に互生し、線形、中脈の裏面に白毛のはえる条がある。7~8月、枝先に紅紫色の卵形の壷形をした花を2~7個つける。花柄は細く、微毛と腺毛がはえ、萼片の背面の基部にも腺毛が密生する。花柱がしばしば花冠の外へ伸びる。
植物 高さ5~15cmの小型の多年草。根茎は横に這い、よく分枝する。根出葉は束生し、表面は光沢があり、縁と裏面の主脈に長毛が散生し、縁に波状の小さな鈍鋸歯がある。7~8月、茎頂に花を横向きにつける。花冠は鐘形で、青紫色、先端は5裂し、裂片の縁と内面に白色の長毛がある。
植物 樹高1~2mになる夏緑広葉低木。若枝に短毛があるが、やがて無毛となる。葉は楕円形で、先端は尖るか円く、基部は鋭形、葉身の表面はあらい毛が散生し、裏面はやや白みを帯び、脈上に麟片状の毛が生える。6~7月、短い花序の軸に3~6個の花を束生状につけ、下向きに開花する。花冠は筒状、下側は黄緑色、上側は紅色、先端は浅く4裂する。花柄、萼、花冠内面、花糸の下部には長い軟毛、腺毛、短毛などが密生からやや密生する。
植物 高さ8cmほどの精細な多年草。地下茎は糸状で細く、節の上には褐色の托葉が残る。葉は少数がまばらにつき、腎円形で薄く、基部は深く幅狭く湾入し、先端は円い。表面には白色の細毛がまばらに生える。5~6月、細い花柄を出し、白色の花をつける。花弁は長楕円状倒卵形、側弁は無毛、唇弁に紫条がある。
植物 高さ10~30cmの弱々しい多年草。地下茎は短く、走出枝を出す。葉は根生し、細長く、やわらかい。7~8月、花茎を出し、小型の花を少数つける。葯隔付属突起に雄ずいは包まれる。心皮は6個からなり、上部の3個だけに稔性があり、下部の3個は不稔性で、果軸に合着する。
植物 高さ10~30cmになる繊細な夏緑性シダ。根茎は短く、斜上してやや大きい株となる。葉は栄養葉と胞子葉(実葉)の二型からなり、胞子葉は大型となる。葉身は3回羽状に分裂し、裂片は披針形で、ふさふさして軟らかい。胞子嚢群は裂片の辺縁に近くつき、反転した葉縁が薄い祇包膜となる。
植物 高さ15~25cになる小型の多年草。地下茎は短く、根出葉は線形から線形鎌形になることもある。6~7月、花茎には1~2個の苞葉をつけ、やや疎らな総状花序を先端につける。花はあまり点頭しない。花柄と雄ずいは花被片より少し長いという特徴となる。
昆虫 開張40mm位。雄の翅表は灰青色で外縁は黒褐色で光沢は少ない。前翅の中室端に細い黒線がある、その外側に黒点列がある。雌の翅表は黒褐色。裏面は雄淡灰褐色、雌濃い褐色。前翅に2列の黒紋列、後翅に3列の黒小紋列の他に黒紋が散在する。個体変異が多い。
昆虫 体長12~15mm。黒色でかすかな金属光沢を帯びる。前体部が細く後体部が強く拡がり、上翅は著しく凸隆し、粗く不規則で互いに合着する隆起で被われる。前胸背は密に粗く皺状に点刻される。原名亜種とは細形で前胸の幅が狭く上翅肩部の発達が悪いことなどによって区別される。

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