ヘルパンギーナの感染者が増加しています

ページ番号1066756  更新日 令和5年7月21日

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ヘルパンギーナの感染者が増加しています

2023年の7月に入り全国的にヘルパンギーナの感染が増加しており、岩手県内でも7月10日から7月16日までの第28週の定点把握医療機関からの報告で18.50(警報レベルは6以上)となり、2010年1月以降の観測数値として最高値となっています。

県では改めてヘルパンギーナの特性と感染対策についてお知らせいたします。

 

 

グラフ
2023シーズン感染状況

ヘルパンギーナの特徴

  • 1歳から4歳くらいまで乳幼児がかかりやすい、夏かぜの代表的な病気(感染症)の一つです。
  • 38度から40度の発熱で発症し、同時に喉が痛む病気で、発熱が1日から3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。
  • 口内に現れる水疱性発疹を主症状とします。口内の発疹により水分を摂取しにくくなるので脱水に注意が必要です。
  • 一般的に時間とともに回復していき、後遺症は残らず、2日から3日以内に回復します。
  • 大人も感染し、喉の痛みが強い場合があります。
  • 日本では、毎年5 月頃から増加し始め、7月頃にピークに達し、8月頃から減少し始め、9~10月にかけてほとんど見られなくなる流行パターンです。

ヘルパンギーナの感染経路

  • ヘルパンギーナは、急性期には、のどからウイルスが排出されるため、咳をしたときのしぶきにより感染します。
  • 急性期から回復期(発症後4週間頃まで)には、便からウイルスが排出されます。

ヘルパンギーナの感染対策

  • 患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。また、マスク着用も効果的です。
  • 小さなお子様がいるご家庭ではおむつ交換など便を扱ったあとは手洗いをしっかりすること。

ヘルパンギーナの治療

  • 特別な治療方法(抗ウイルス薬)はなく、症状を少し楽にする対症療法がおこなわれます。
  • 発熱や頭痛、口の中の水疱の疼痛などに対して一般的な解熱・鎮痛剤を用いることがあります。
  • ヘルパンギーナの患者との接触があり、発熱やのどの痛みなどがある場合は、医療機関を受診しましょう。医療機関を受診の際には、出来るだけ平日・日中に受診していただき、事前に医療機関に電話で連絡してから受診することをお勧めします。

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 医療政策室 感染症担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5417 ファクス番号:019-626-0837
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