浄法寺漆認証制度について

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ページ番号1014954  更新日 平成31年2月20日

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国内で生産される漆の約7割を占める二戸市浄法寺町の「浄法寺漆」は、耐久性、色、透明度、光沢に優れており、その品質の高さから、全国の塗師や漆芸家の高い評価を得ており、これまで平泉・中尊寺金色堂や京都・鹿苑寺金閣などの修理修復に使用されてきました。

現在行われている、日光東照宮をはじめとする日光二社一寺の修理・修復にも浄法寺漆が使用されています。

しかし、残念ながら一般のかたがたには「浄法寺漆」は十分に認知されておらず、国内で使用されている漆の99%が中国産漆が使用されている中、浄法寺漆のブランド化を進め、歴史・文化的な観点から地域資源を活用するための戦略的な取り組みが不可欠となっていました。

岩手県二戸地方振興局(現県北広域振興局)と二戸市では、このため「浄法寺漆認証制度」を創設し、「浄法寺漆」として認証するための基準を設け、公平性の観点から第三者機関による認証を行っています。
(認証制度要綱は下記の添付ファイルをご覧ください)

認証の方法

漆掻き職人が認証申請書を浄法寺漆認証委員会に提出し、漆液と申請内容の審査を行い、基準に適合している場合は認証書と樽に貼付するラベルが交付されます。

認証は、漆掻き職人が取り扱った漆液(荒味漆(漆樹から採取したままの漆液)及び生漆(荒味漆からゴミをある程度取り除いたもの))に限られ、精製段階の漆には適用されません。

また、認証基準として定めておりませんが、漆の硬化(乾燥)時間をラベル中に記載する欄を設けました。

(注)認証漆については、実験的に乾燥時間の測定を行っており、その結果を踏まえ、今後、乾燥時間の公表についても検討する予定です。

  • 浄法寺漆認証マークの著作権は岩手県に帰属しています。著作権者の承諾なしに利用することは著作権法に違反します。
  • 浄法寺漆認証マークは、平成22年3月26日に商標登録を行いました。

お問い合わせ

  • 県北広域振興局二戸農林振興センター 林務室 林政企画担当
    電話:0195-23-9204
    ファクス:0195-25-5652
    電子メール:BL0004@pref.iwate.jp
  • 二戸市 うるし振興室
    電話:0195-38-2211

漆認証マーク発表会の写真

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このページに関するお問い合わせ

県北広域振興局農政部二戸農林振興センター  林務室林業振興課 林業振興チーム
〒028-6103 岩手県二戸市石切所字荷渡6-3
電話番号:0195-23-9204(内線番号:284) ファクス番号:0195-25-5652
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。