早池峰ダム建設までのあらまし

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ページ番号1013839  更新日 平成31年2月20日

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稗貫川は過去に出水により氾濫が繰り返されてきました。
古くは、昭和22年9月のカスリン台風、昭和23年9月のアイオン台風の出水により甚大な被害を受けました。
特に昭和22年9月のカスリン台風では死者1名、流出家屋18戸、浸水農地230ヘクタール、被害総額30億円という大被害を受けました。
これに伴ない治水計画の見直しが進められました。
また、稗貫川は大迫町の他、石鳥谷町などの農業用の水源として広く利用されているが、昭和42年、昭和48年、昭和53年等夏季において深刻な水不足に見舞われているため不特定供給を行い、河川の正常な機能の維持と増進を図る必要性が考えられた。
その他大迫町では、近年水道用水の需要の増加が予想されている。
水道用水の受給計画では平成12年で取水可能量は限度に達し、新たな水源の確保が強く望まれている。
また岩手県企業局では北上工業団地に昭和53年5月から岩手中部工業用水道として給水しているが、近年工業の発展、特にIC産業の関連企業の進出がめざましく新たな水源の確保が強く望まれている。
このため大迫町並びに岩手県企業局ではダムに参加している。
一方石油の代替エネルギーとして水力発電が急務となっており、岩手県企業局が参加している。

このような経緯により早池峰ダムは建設されました。

平成13年3月発行「早池峰ダム工事誌」より抜粋

建設工事の経緯

昭和53年4月 『落合ダム』として花巻土木事務所で予備調査開始
昭和62年4月 建設採択のうえ落合ダム建設事務所に移行
平成1年5月11日 ダム名称を『早池峰ダム』に変更
平成1年10月 付替県道工事着手
平成2年4月 早池峰ダム建設事務所へ移行
平成5年3月10日 ダム本体工事発注
平成7年4月 『地域に開かれたダム』に指定される
平成7年6月16日 堤体コンクリート打設開始
平成8年3月 付替県道工事終了
平成8年6月24日 定礎式
平成9年10月16日 早池峰発電所定礎式
平成10年6月26日 道の駅『はやちね』開所
平成11年4月14日 本体基礎処理終了
平成11年5月26日 堤体コンクリート打設完了
平成11年11月1日 『うすゆき大橋』開通
平成12年1月7日 管理棟完成
平成12年1月12日 試験湛水開始
平成12年3月 付替町道工事終了
平成12年4月17日 試験湛水「サーチャージ水位」到達
平成12年5月21日 水位が常時満水位まで降下 試験湛水終了
平成12年10月12日 早池峰ダム・早池峰発電所竣工式
平成13年4月 花巻地方振興局土木部へ管理移行

このページに関するお問い合わせ

県南広域振興局土木部花巻土木センター 治水環境課 治水環境チーム
〒025-0075 岩手県花巻市花城町1-41
電話番号:0198-41-5409(内線番号:270) ファクス番号:0198-22-5929
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。