いわて花巻空港の沿革 その3

ページ番号1047139  更新日 令和3年10月22日

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平成元年~平成14年

5 開港25年~開港31年(平成元年~平成7年)

(開港29年)平成5年11月8日

岩手県空港利用促進協議会の設立総会が、11月8日に開かれました。

協議会は県や市町村、一般企業など官民70余りの団体で構成され、国の空港整備計画に、2,500m滑走路を早期に盛り込むための利用促進に取り組むこととなりました。

 

(注)平成5年 サッカーJリーグ開幕

 

(開港30年)平成6年9月4日

花巻~関西国際空港線が関西国際空港の開港に際して開設されました。

日本エアシステム(JAS)にて、関西空港8時40分の第一便MD-81(163席)が乗客134人を乗せて10時20分に到着、折り返しの花巻発第一便は11時3分に乗客117人を乗せて出発しました。

花巻~大阪間は3便体制(関空1便、伊丹2便)となりました。

 

(開港31年)平成7年3月25日

中型機就航時の乗降客の増加に対応するため、旅客ターミナルビルの増改築工事が完成しました。

 

平成7年4月

中型機就航に向けて平成4年度から行っていた2,000m滑走路の嵩上げ、中型機用エプロンの増設、誘導路の改良などの工事が完成し、中型ジェット機対応空港として供用開始しました。

4月25日、花巻~大阪線にA-300(298席)が正式に就航しました。

 

(注)豆知識

中型機

航空管制で定める基準では航空機の種類は最大離陸重量がもとになっています。最大離陸重量とは機体そのものの重さ、積める乗客や荷物及び燃料を合計した重さのことです。航空管制用語はすべて英語で表現され、最大離陸重量1万5,500ポンド/7t~30万ポンド/136t未満を中型機と称します。なかなかピンとこないですね。

座席数での基準はないが、おおよそ180席以上~350席程度が中型機クラスと考えられます。近年は多様な新型機が生産されており、明確に決められていません。

機種別ではB737、A320、G550等が挙げられます。

6 開港32年~開港38年(平成8年~平成14年)

(開港32年)平成8年6月1日

花巻~福岡線が開設されました。日本エアシステム(JAS)にて、花巻からの第一便MD-81型機が九州観光に向かうツアー客ら163人で満席でした。

本県と九州を2時間で結び、火・木・土運航で九州が身近になりました。

ちなみに当時の増田知事も同便で福岡に向かい、同夜福岡ドームで行われた「岩手路ナイター」福岡ダイエー対日本ハム戦の始球式に臨み、岩手をアピールしました。

 

平成8年8月1日

岩手県防災航空センター設置(ベル412EP型ヘリ 1基定置)されました。

 

平成8年12月13日

県が要望していた花巻空港滑走路2,500m延長整備計画が、国の7次空港整備五箇年計画に地方空港整備事業として採択されました。

官民一体となった熱意が実を結び、遅れていた本県の空港行政は新たな一歩を踏み出したのです。

ちなみに滑走路延長により500人乗りの大型ジェット機の乗り入れも可能となり、海外便の直行範囲もタイ、モスクワ、アメリカ西海岸、ニュージーランドまで拡大しました。

 

(開港33年)平成9年11月1日

花巻~沖縄線が開設されました。日本エアシステム(JAS)にて、花巻初の第一便MD-90型機(166人乗)が満席の沖縄観光ツアー客を乗せて離陸しました。同路線は11月から5月まで週3往復の運航予定でした。

 

平成9年12月27日

花巻~新潟線が開設されました。ジェイエア(JAIR)にて、JS-31型機、初のコミューター路線となりました。毎週日~金にて運航。

 

(開港36年)平成12年4月19日

台湾からの国際チャーター便が就航しました。

中華航空
中華航空の国際チャーター便

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