漁場関連用語集

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ページ番号1008588  更新日 平成31年2月20日

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育成礁(いくせいしょう)

機能的には定着林と同じであるが、ブロックを組み合わせることにより複雑性を持たせ棲み場条件をよくした施設。

育成堤(いくせいてい)

機能的には定着林と同じであるが、ブロックを連続的に設置することにより流れ藻を捕捉する施設。

磯焼け(いそやけ)

海底が石灰層群落に覆われ海藻類が生育せず一面に不毛の砂漠といった景観を呈する現象。
磯焼け漁場にはウニや小型の巻貝類などが多数生息しているが、餌料不足のため身入りも悪いので漁獲されず放置されたままになっている。

海中林(餌料供給施設)(かいちゅうりん・じりょうきょうきゅうしせつ)

対象生物の餌料藻類の供給を図る目的で、ロープ等、藻類の着生基盤を用いた養殖施設。延縄式、立て縄式がある。(造林装置)

囲い工(かこいこう)

波浪により石材が流出、飛散しないように石材の周囲を囲うようにブロックを設置する施設。

嵩上げ礁(かさあげしょう)

機能的には定着林と同じであるが、ブロックを組み合わせることにより複雑性を持たせ棲み場条件を改善する。また、嵩上げをすることにより海藻の生育を促進させる施設。

嵩上げ堤(かさあげてい)

機能的には定着林と同じであるが、ブロックを連続的に設置することにより流れ藻を捕捉する。(流れ藻滞留堤)また、嵩上げをすることにより光合成を積極的に図り、海藻を着生させる施設

魚礁群(ぎょしょうぐん)

単位魚礁が生物的に相互に関連する範囲内にまとまりを持って配置された漁場。それ自体が独立した漁場として機能するもの

魚礁帯(ぎょしょうたい)

一層の生産の増大、安定及び操業の効率化を図るために単位魚礁や魚礁群を対象地区の出漁範囲内に計画的に配置した広域的な漁場。

魚礁単体(ぎょしょうたんたい)

魚礁漁場造成に用いる1個の構造物。

空m3(略称:くうりゅうべい)

人工魚礁の事業規模を表す単位。(L×(かける)B×(かける)H)
例) 1メートル×(かける)1メートル×(かける)1メートル=(イコール)1.0空m3

種苗放流(しゅびょうほうりゅう)

人工または天然で生産された稚貝等を放流し、環境収容力の活用度を高める手法。

餌料供給施設(海中林)(じりょうきょうきゅうしせつ・かいちゅうりん)

餌料藻類の供給量を増加させる目的で、ロープ等、藻類の人工着生基質を用いた養殖施設。

人工魚礁(じんこうぎょしょう)

主として魚類の蝟集、発生及び育成を効率的に行うため、耐久性構造物を設置することにより、生産性の高い魚礁漁場を成し、漁船漁業の生産の増大を図るもの。

人工転石帯(じんこうてんせきたい)

底質が砂、砂櫟及び比較的平坦な岩盤で、アワビ等の棲み場に適さない場所に、天然石を敷き詰め、棲み場環境を改善するもの。(底質改良)
対象生物(アワビ等)の棲み場並びに餌料藻類の着生基盤を改善する目的で、天然石を敷き詰めるもの。

増殖溝(ぞうしょくこう)

天然の平岩盤(干潮時に露出するような平坦な岩盤地帯)に溝を掘り海水を導入し、かつ流れを発生させ好適な棲み場環境を形成するとともに海藻を積極的に着生させる施設。

単位魚礁(たんいぎょしょう)

漁業生産の場として安定した効果を発揮し得る最小規模(概ね400空m3)の魚礁漁場。

稚貝保護礁(ちがいほごしょう)

稚貝の減耗を軽減する目的で、石、石詰籠、細溝付コンクリートブロック等を用いて造成した礁。

着定基質(ちゃくていきしつ)

増殖対象生物にとって良好な餌料環境と好適な棲み場環境を形成するため石材や異形ブロックなどを餌料海藻類の着生基盤として設置するもの。

定着林(ていちゃくりん)

増殖用ブロックを単体で海底に設置し、餌料となる大型海藻の着生と棲み場を兼ねた施設。

流れ藻(寄り藻)(ながれも・よりも)

海藻類が時化や活死により脱落したもの。

流れ藻滞留堤(藻留め工)(ながれもたいりゅうてい・もとめこう)

低層の流れ藻を滞留させる目的で、コンクリートブロックまたは天然石を線状に投入して造成した潜堤。

離岸潜堤(循環流発生工)(りがんせんてい・じゅんかんりゅうはっせいこう)

波を潜堤上で砕波させ、流れに変え、循環流を発生させ過流域を造成し、アワビ、ウニの浮遊幼生や海藻の胞子(遊走子)の拡散、流出を抑え、滞留、着生を促進する施設。(循環流発生工)

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