令和3年度第2回岩手県人工知能ビジネス研究会を開催しました。

ページ番号1049069  更新日 令和6年3月13日

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人口減少・労働力不足などの課題解決に活用が期待されている人工知能(AI)について、県内の中小企業での利活用を促進し、企業の生産性向上や業務改善につながる取組を推進します。

令和3年度第2回岩手県人工知能ビジネス研究会

県内企業における人工知能の利活用を進めるため、下記のとおり研究会を開催しました。

【開催概要】(参加申込は終了しています。)

1 日時

 令和4年1月31日(月曜)15時00分~17時00分(オンライン・Zoom)

2 プログラム

 時間  内容
15時00分~15時05分 開会
15時05分~15時35分 

基調講演

 「デジタル変革による価値創出のための共創的アプローチ

  ~AI技術を活用する上での考え方、プロジェクトの進め方」

  講師:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 

     主席研究員/人工知能技術コンソーシアム会長 本村陽一 様

15時35分~15時55分  質疑応答、意見交換
16時00分~16時30分 

事例紹介

 「機械加工現場にイノベーションを起こす」

  講師:株式会社山本金属製作所 代表取締役社長 山本憲吾 様

16時30分~16時50分 質疑応答、意見交換

 注)講演詳細は以下に記載しています。

3 参加対象

 AI活用に関心がある企業、商工団体、産業支援機関、高等教育機関、金融機関、市町村・県等の担当者(先着80名)(岩手県内の企業・団体に所属する方に限ります。)

4 参加費

 無料

【基調講演】デジタル変革(DX)による価値創出のための共創的アプローチ ~AI技術を活用する上での考え方、プロジェクトの進め方~

講師写真1
【講師】
 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター
 主席研究員/人工知能技術コンソーシアム会長 本村 陽一 様
 

【講演概要】

 AI技術を使いデジタル変革を進める取組が進んでいますが、価値を創出するためには、適切な目的変数の設定や、価値を向上させるための制御変数を含めたデータから、現象をモデル化し、それを人や組織も学習して進化する必要があります。

 本講演では、そのための考え方、プロジェクトの進め方、多様なメンバーによる共創的アプローチについて紹介します。

【講師略歴】

 1993年通産省(現経済産業省)工業技術院電子技術総合研究所入所、2001年より産業技術総合研究所主任研究員。サービス工学研究センター大規模データモデリング研究チーム長、同副研究センター長などを経て、2015年人工知能研究センター副研究センター長および人工知能技術コンソーシアム会長、2016年より首席研究員兼確率モデリング研究チーム長。東京工業大学大学院特定教授、神戸大学客員教授を兼務。

【人工知能技術コンソーシアムとは】

 2015年5月1日、国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センターの設立と同時に設置され、人工知能技術の社会実装、異業種の共創的価値創出による成功事例を持続的に生む仕組みづくりを目指している。

 現在、200名近い会員の課題や強みを共有し、22のワーキンググループ(WG)が連携して、共有基盤を整備・活用してDX実証プロジェクトを効果的に推進している。

【事例紹介】機械加工現場にイノベーションを起こす (株式会社山本金属製作所(大阪府))

講師写真2
【講師】
 株式会社山本金属製作所 代表取締役社長 山本 憲吾 様
 

【講演概要】

 当社は、創業以来様々な産業分野における精密加工に取組んできました。近年では「機械加工現場にイノベーションを起こし、ものづくりを次世代につなぐ」ことを企業ミッションとし、ICT/IoT、ロボットシステムといった最新テクノロジーを取り入れた事業を行っています。データを活用した新たな機械加工の取組み事例についてご紹介します。

【講師略歴】

1996年 株式会社山本金属製作所に入社

2009年 株式会社山本金属製作所代表取締役社長に就任

2012年 岡山研究開発センターを設立、同センター長を兼務

2020年 Yamamoto Metal Precision Vietnam Co.,Ltd.を設立、同GENERAL DIRECTORを兼務

【株式会社山本金属製作所】

代表者:山本憲吾

所在地:大阪市平野区背戸口2丁目4―7

設立:1965年創業、1989年設立

従業員:260名(グループ全体)

事業内容:精密加工品の製造及び精密計測機器の開発・製造

HP:https://yama-kin.co.jp/

 創業以来培ってきた精密加工技術を生かし、エネルギーインフラ・航空宇宙・輸送機・医療といった、成長性の高い先端産業を重点分野として積極的な事業展開に取り組んでいる。

 また、加工現象のデータ化により、熟練技能者の経験や勘、いわゆるノウハウを“見える化”し、未来を見据えた機械加工の実現に挑戦している。

このページに関するお問い合わせ

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