岩手地鶏って?

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ページ番号1007734  更新日 平成31年2月20日

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岩手県内では、古く県北の山間部から県南部にかけて 「地鶏」 が農家の庭先でされ、その肉は、郷土料理に利用されており、大変美味しいと言われていました。

この地鶏は、一時絶滅したと思われましたが1975年(昭和50年)、65年ぶりに青森県田子町で発見され、その入手経路から岩手県二戸市で原種が確認され、当時の新聞に「幻の地鶏見つかる!」と評判になりました。

1976年(昭和51年)には岩手日本鶏研究会で「地鶏調査班」が結成され、探索調査をした結果、山形村でも銀笹タイプの地鶏(雄1・雌1)が確認され、山形村で保存増殖対策がたてられ人工孵化による増殖が開始されました。

(注)地鶏調査班:
日本鶏の繁殖改良、保存普及及び情報交換を目的として、昭和51年に岩手大学教授故菊池修二氏を会長として、日本家禽会、岩手県養鶏協会、盛岡軍鶏同志会、南部声良保存会、盛岡鶏友会等の有志により設立された組織。現在は活動を休止している。

1977年(昭和52年)には山形村が「岩手地鶏」 を天然記念物に指定し、1984年(昭和59年)には県が文化庁に「地鶏の生息地」としての指定を申請し、同年文化庁が「史跡名勝天然記念物指定目録」に掲載し認定されました。

日本鶏は30品種以上おりますが、その中で羽数が少ない尾長鶏、声良鶏、比内鶏などの17品種は「史跡名勝天然記念物」の指定を受けており、岩手地鶏はその中に含まれます。

日本が徳川時代の初期、海外との交流により「軍鶏」や「チャボ」が輸入されたことから、これらの外来鶏やその交雑種と区別して古代から飼養されてきた鶏のみに限り「地鶏」と呼ぶようになりました。
明治24年に「日本家禽協会」が「地鶏」を我が国の最も古い鶏の「品種名」に定め、同協会制定の「家禽審判法」にその基準を揚げています。

現在、「史跡名勝天然記念物」の指定を受けている「地鶏」は、岐阜県の「岐阜地」、高知県の「小地鶏」、三重県の「三重地鶏」、そして岩手県の「岩手地鶏」の4品種ですが、新潟県・山口県・鹿児島県などにも地鶏が生息していると思われています。

「岩手地鶏」は、羽装により「白笹」「赤笹」「銀笹」「碁石」 等の内種に分けられ多様な羽装を有しているのが特徴です。
羽装は、首の周辺や羽の一部が「赤若しくは白い笹状」の模様が入り、それ以外は青光りをした黒色です。
鶏冠は赤色ですが、脚の色は鉛色若しくは黄色です。
飛ぶ力が強く、雌雄共同で子育てをし、野生色が強いことも特徴です。

現在の飼養羽数は推定約400羽であり、「赤笹」と「白笹」が大半を占めており、当畜産研究所では「白笹」及び「赤笹」を約300羽飼養しています。
「岩手地鶏」は、小格であり、「赤笹」雄の21週齢体重で約1,500グラムしかありません。
また産卵率は20%程度しかありません。(畜産研究所データ)。

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 畜産課 振興・衛生担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5721 ファクス番号:019-623-0201
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。