環境放射能測定結果の信頼性を確保する仕組みをご紹介します(岩手県環境保健研究センター)

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ページ番号1002135  更新日 平成31年2月20日

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公表データの信頼性を確保する仕組みをご紹介します。

岩手県では、環境放射能公表データの信頼性を確保するため、測定機器についての精度管理、放射能測定担当者の技術の確保、等の仕組み構築し、放射能測定業務を行っています。

放射線測定装置の信頼性・校正状況について

放射線の測定装置は、大きく分けて、1空間線量率を測定する機械、2固体や液体等の詳細核種測定を行う機械に分けられます。

  1. 空間線量率を測定する機械
    岩手県では、モニタリングポスト(固定式)及びシンチレーション式サーベイメータ(簡易測定器)により、空間線量率の測定を行っています。
  2. 固体や液体等の詳細各種測定を行う機械
    岩手県では、ゲルマニウム半導体検出器により、固体や液体等の詳細核種測定を行っています。

それぞれの測定機器について、下記のとおり信頼性を確保できる機器を購入し、定期的な保守点検を行うとともに、必要に応じて校正を行っております。

  • 購入時に、「誤差の範囲」、「測定可能な外気温度」等、詳細に仕様を検討し発注しているほか、「成績証明書」又は、「校正証明書」等の証明書の添付を求め、信頼性を確保した上で機器の購入を行っています。
  • 測定機器の保守点検や校正をを定期的に行うことにより、信頼性の確保に努めております。

放射能測定担当者の技術を確保する仕組みについて

  • 研修について
    放射能分析担当者について、文部科学省の定める「放射能測定法シリーズ」に準拠した研修に毎年度参加し、「基礎」から「各種応用」についての知識・測定技術を習得しています。
  • 測定精度等の確保について
    各都道府県等を対象とした、国が全国一斉に実施する調査に毎年度参加し、・サンプルの取扱い方法、・機器の使用方法、・データの読み取り方法、などについて正確に行うことができるかを他都道府県と比較検討することにより、データの精度を確保しています。
    なお、当調査に参加することにより、分析機器の精度についても管理することができます。

詳細の測定結果は、岩手県公式ホームページ、「環境放射能のモニタリング状況」に掲載しています。

各都道府県の放射線モニタリングデータページは下記をごらんください。

「月刊 知ってた?!環保研聞録」(メールマガジン)の会員募集ページは下記をごらんください。

写真:ゲルマニウム半導体検出器

写真:地上1メートル付近を簡易測定器で測定する職員

このページに関するお問い合わせ

岩手県環境保健研究センター 企画情報部
〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡1-11-16
電話番号:019-656-5666 ファクス番号:019-656-5667
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。