令和5年度正しい交通ルールを守る県民運動

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• 令和5年度正しい交通ルールを守る県民運動実施要綱 （PDF 1.3MB）

趣旨

　本県民運動は、人命尊重の理念の下、交通事故の撲滅を目指して、全ての県民が交通安全思想の高揚に努め、正しい交通ルールの遵守と交通マナーの実践を通じて、安全で快適な交通社会を築くため、県を始めとする関係機関・団体及び地域住民が一体となって、県民総参加による交通安全運動を強力に推進するものである。

期間

令和5年4月1日から令和6年3月31日までの1年間

年間スローガン

「無事故の輪　みんなでつくる　岩手県」

運動の基本

　県内では、交通事故死者の約6割を高齢者が占めており、全事故に占める高齢者が関係した事故の割合も高い状況にあるほか、被災地及び被災地への幹線道路においては、復興の進展に伴う道路環境の変化による交通事故の発生が懸念されることから、これらの交通事故情勢に対処するとともに、次代を担う子どもを輪禍から守るため、「高齢者と子どもの交通事故防止」「被災地等の交通事故防止」を運動の基本とする。

重点項目

ライトの早め点灯・反射材用品等の着用

　夕暮れ時・夜間の歩行者が関係する事故は、発見の遅れが要因の一つであり、特に9月以降、 日没後の重大事故が多発することから、相互に気付き気付かせる「ライトの早め点灯」「反射材・LEDライトの着用」等の「3（サン）ライト運動」を推進する。

運転者の歩行者保護意識の醸成と道路横断者の交通マナーの向上

　道路横断中における歩行者の事故を防止するため、運転者による横断者の有無の確認と横断歩道における歩行者優先の徹底、歩行者の横断時における「止まる-見る-待つ」の交通安全行動の遵守と、運転者と歩行者の双方による、手を使った意思表示「ハンド・コミュニケーション」の実践を推進する。

スピードダウンの徹底

　スピードの出し過ぎは、運転者の視野を狭くし、危険の発見や緊急時の判断を遅らせるほか、 交通事故時の衝撃が大きくなるなど、重大な交通事故をもたらすことから、制限速度を守ることはもちろん、交通環境や道路状況に応じた安全な走行速度の実践を推進する。

飲酒運転の根絶

　少しのアルコールでも運転に影響を与え、また、事故当事者の人生にも多大な影響を与える重大な犯罪である飲酒運転の根絶を目指す。

自転車の安全利用の推進

　「自転車は車両である」ことを自覚し、車道の左側通行の原則、整備不良車運転の禁止、全ての自転車利用者によるヘルメット着用等の交通ルールの遵守、周囲の安全を思いやる交通マナーの実践、適切な点検・整備の実施、自転車損害賠償責任保険又は共済（以下「自転車損害賠償責任保険等」という。）への加入により、安全な自転車利用を推進する。

季節運動

新入学期の交通事故防止推進期間

4月6日（木曜日）から4月15 日（土曜日）までの10 日間

　1.運転者の歩行者保護意識の醸成と道路横断者の交通マナーの向上
　2.自転車の安全利用の推進
　3全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
　

スローガン「あげた手は　いのちをしらせる　警報機」
 

春の全国交通安全運動

5月11日（木曜日）から5月20日（土曜日）までの10 日間

交通対策本部長決定に準ずる

スローガン「運転は　ゆとりとマナーの　二刀流」

交通事故死ゼロを目指す日
5月20日（土曜日）
「春の全国交通安全運動」の趣旨、重点等を周知し、交通安全行動を促す。

自転車の安全利用推進期間

5月1日（月曜日）から5月31日（水曜日）までの一か月間

　1.自転車の交通ルールの遵守
　2.歩行者等に配慮した安全利用と全ての自転車利用者によるヘルメット着用の推進
　3.飲酒運転、二人乗り、並進、傘さし、携帯電話使用、ヘッドホン使用等の危険な行為の禁止

スローガン「自転車に　乗るなら必ず　ヘルメット」

夏の交通事故防止県民運動

7月15 日（土曜日）から7月24 日（月曜日）までの10 日間

　1.暑さなどによる過労運転の防止
　2.高齢者と夏休み中の子どもの交通事故防止
　3.全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
　4.飲酒運転の根絶

スローガン「もちましょう　心の余裕と　車間距離」

秋の全国交通安全運動

9月21 日（木曜日）から9月30 日（土曜日）までの10 日間

交通対策本部決定に準ずる。

スローガン「夕暮れの　ライトは迷わず　早めから」

交通事故死ゼロを目指す日
9月30日（土曜日）
「秋の全国交通安全運動」の趣旨、重点等を周知し、交通安全行動を促す。

冬の交通事故防止県民運動

12 月15 日（金曜日）から12 月24 日（日曜日）までの10 日間
　
　  1.冬道用タイヤ装着の徹底
　  2.高齢者と冬休み中の子どもの交通事故防止
　  3.スピードダウンの徹底
　  4.飲酒運転の根絶

スローガン「「なにで来た？」乾杯前の　合言葉」

交通安全活動の日

　特定の日を設けて交通安全の意識付けを図り、安全行動の実践を促進することを目的とした交通安全活動の日は、以下のとおりであり、趣旨や推進事項を念頭に取り組むものとする。

岩手県交通安全の日（毎月1日）

　月の初めに交通安全意識を新たにし、一日無事故及び月間無事故を誓い、県民総ぐるみで交通事故防止を推進することを目的とする。

岩手県自転車安全指導の日（毎月8日）

自転車による交通事故及び歩行者の被害を防止するため、適正な利用の指導を推進することを目的とする。

岩手県シルバー交通安全指導の日（毎月17日）

　高齢者の交通事故防止と高齢者が安全に住める交通環境を確保するための諸対策について、総合的に推進することを目的とする。